network
リポビタンD TREND NET

今、知っておくべき注目のトレンドを、ネットメディアを発信する内側の人物、現代の情報のプロフェッショナルたちが日替わりで解説します。

21.02.18

鹿児島県警、ゲーム障害の注意喚起ツイートへの批判を受けて謝罪
nullいま知っておくべき注目のトレンドをネットメディアを発信する内側の人物、現代の情報のプロフェッショナルたちが日替わりで解説します!!

今日は、いま気になる・人に話したい旬のネタをお届けするネットニュースサイト『ねとらぼ』の編集長・加藤亘さんにお話を伺いました。そして、加藤さんが取り上げたニュースはこちらです。


鹿児島県警、ゲーム障害の注意喚起ツイートへの批判を受けて謝罪

今月12日、鹿児島県警察本部サイバー犯罪対策課は、ゲーム依存への注意喚起として投稿したツイートについて「不愉快な思いをされた方については誠に申し訳ありませんでした。」と謝罪し、該当ツイートを削除しました。問題となったツイートには、「ゲーム障害の国内診断基準は決まっていません」など、批判の声が多く寄せられていました。


鈴村:加藤さん、この批判を浴びたというツイートはどのようなものだったんですか?


加藤さん:鹿児島県警察本部サイバー犯罪対策課が、ゲーム障害への注意喚起として今月10日に投稿したもので、

「スマホでゲームをする時間を、自分でコントロールできますか?日常生活より、ゲームを優先していませんか?社会生活に問題が生じているのに、ゲームを続けていませんか?それは『ゲーム障害』という精神疾患です。大切な人間関係、仕事、人生を失う前に、ゲームを止めましょう。」

という内容でした。こちらのツイートがされた後、すぐに「厚生労働省すら決めていないゲーム障害の診断基準を、何故あなた方が独断で定義できたのか」というものや、「犯罪でもない個人の私生活に介入すると言う意思表明ですか?」といった批判が殺到しまして、当該ツイートを削除の上謝罪、という事態になりました。
ゲーム障害については、まだ国内でも判断基準が定まっておらず、もちろん県警がその診断を下すことも出来ません。そうした背景もあって、今回のツイートが問題視された訳です。


鈴村:「ゲーム障害」については色々な疑問が挙げられていますが、そもそも「ゲーム障害」とはどういったものなんでしょう。


加藤さん:2019年に世界保健機関(WHO)によって疾病と分類されまして、注目を集めました。しかし加盟国の一部からは、ゲームと依存の因果関係を証明するのは難しく、疾病認定は時期尚早だという慎重論も出ていたり、適切な予防法や療法が確立されたものでもないとしています。
こうした状況にありながらも、この認定を背景に香川県では「ゲームは平日60分まで」といった、一律にゲーム時間に規制をかける条例を可決・施行させるなど、そういった意味でも物議をかもしていました。しかし、WHOでは詳細はまだ研究中で、疾病の運用は2022年を予定しています。


鈴村:現在は「ゲーム障害」をめぐって、どういった動きがあるんですか?


加藤さん:国内のコンピュータエンタテインメント協会(=CESA)など4団体が調査・研究を行なっていまして、ゲーム障害への科学的な調査研究に基づいた効果的な対策を模索しているところです。調査結果については、公正中立で専門性を持つ外部有識者による研究会に、調査研究の企画や取りまとめを委託していて、今後調査結果を公表する予定だという事です。一連の“ゲーム規制議論”の中で、ゲームメーカー側が立場を表明するのは初めてのことで、「一律で規制するのではなく、保護者と相談して、未成年者が主体的にルールを作ることを推奨している」と発表しています。


鈴村:「ゲーム障害」という疾病が認定されると、ゲームに熱中することが、イコール依存症、のように語られるのでしょうか?


加藤さん:そういうことではないですね。「ゲーム障害」については、ゲームをすることを抑制できずに、日常生活よりもゲームを優先して、個人・家庭・社会・教育・仕事などに深刻な支障が起きる状態、といった説明がなされています。要は「起きている間はゲームだけをしている、といった状態が何か月も続いている」そういうのを想像して頂ければ分かりやすいかと思いますね。


鈴村:「ゲームをやると、みんなそうなる」みたいなことになってはいけないですよね。


加藤さん:熱中すること自体は悪いことではないですからね。ゲーム面白いですし。



そして、今日の #スズコメ はこちら。






過去の #スズコメ #シゲコメ を音声でCHECK!!

  • X
  • Facebook
  • LINE
Top