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今、知っておくべき注目のトレンドを、ネットメディアを発信する内側の人物、現代の情報のプロフェッショナルたちが日替わりで解説します。

21.02.09

「男女交際で退学」は不当だとして元生徒が起こした裁判について
null今知っておくべき注目のトレンドをネットメディアを発信する内側の人物、現代の情報のプロフェッショナルたちが日替わりで解説します!!

今日、お話を伺うのは、BuzzFeed Japan News 副編集長、神庭亮介さんです。
神庭さんに取り上げていただく話題はこちら!


『「男女交際で退学」は不当だとして堀越高校の元生徒が起こした裁判」』


鈴木:男女交際を禁ずる校則に反したという理由で自主退学を勧告されたのは不当だとして、堀越高校の元生徒の女性が、堀越高校を運営する学校法人「堀越学園」におよそ370万円の損害賠償を求める訴訟を東京地裁に起こしました。今月3日に第1回 口頭弁論があり、学校側は争う姿勢を示しました。


鈴村:訴状によりますと、堀越高校は校則で『特定の男女間の交際は、生徒の本分と照らし合わせ、禁止』と規定しています。2019年11月20日、教員が当時3年生だった女性と男子生徒の交際で面談。女性が交際を認めると、校長は「自主退学するように」と勧告。女性は納得しなかったが退学を余儀なくされたとしています。こういうのは少し珍しい裁判かもしれないですね。裁判はどうなりますかね?


神庭さん:裁判でどうなるかという部分でいうと、“自主退学”、自分から退学したんだよということになっているということと、あとは、私立ということで、“私学の裁量”といいますか、自由という部分でそこはちょっと生徒側にとって厳しいというか、不利なふうに判断されてしまう可能性があるというふうには思います。ただ一方で、法廷闘争の見通しというのと、そもそも、“校則としてそれってどうなの?”という話は切り分けて考えるべきだと思っていて、僕個人の感想を言えば、学校が恋愛という生徒の内心にまで踏み込んでくるということには、ちょっと違和感を覚えますね。


鈴村:そうですね。でも、「生徒はそういう校則があるのがわかっていて入ったんだから仕方ないんじゃないの?」みたいな見方をする人はいるのかなと、「ルールはルールなんだよ」という人がいるにはいると思います、それはそうだとも思いますが、そのあたりはどうなんでしょうね?


神庭さん:もちろん、今回の件でもですね、「それを知っていて入学した生徒のほうが悪いんじゃないの?」という論調もあるにはあるんですけれども、やっぱり、15歳の子供が本当にちゃんと知っていたのか?知っていたとしても、その恋愛禁止という重みをどれだけ自分事として認識していたのか?という点については、ちょっと疑問も残るかなというふうに思いますね。あとは、明らかになっていないんですけど、相手側の男子生徒はどういう処分になったんだろう?というのは、ちょっと気になるところですね。もうひとつは、「堀越は芸能人が多いから特別だから仕方ない」という意見もあるんですよね。芸能事務所とかスポンサーさんが芸能人との契約の中でプライベートに一定の制約を課すというのは、行き過ぎはよくないと思うんですけど、契約だし、商売の話だし理解はできる。一方で、学校は芸能事務所ではなく、あくまでも、教育機関、学び舎ですから、学業と関係のない部分まで踏み込むのはどうなのかな?と、慎重であるべきではないのかなと思いますね。


鈴村:「古い!」、「現代の価値観とあってない!」なんてことで学校の校則はよく話題にあがりますけど、笑えるものもありますよね、例えば、前に番組でも紹介したんですけど「握りこぶし台のキーホルダーは付けてはいけない」というのを校則見たときに、いつの時代だ?とか思って、あとは、「たのきんトリオをポスターを貼ってはいけない」という校則がまだある学校があるとか…。(笑)


神庭さん:えっ?たのきんトリオ???(笑)


鈴村:それくらいアップデートされていないんですよね。


神庭さん:ツーブロック禁止とかもありましたよね。


鈴村:そうですね、ツーブロックも問題になりましたね。“古い”といわれているところもあると思いますけど、どうですか?


神庭さん:一般論として、親世代としては、“学校側に厳しい校則を期待している”といいますか、“きちんと管理しています”、“不良にはさせません”みたいなことで、そこをアピールポイントとしている学校もあるにはあると思うんですよね。それを期待しちゃう親御さんの気持ちも理解はできるんですけども、ただ、そうした場合に、「わかりました、安心ですね」と保護者が理解しているだけでいいかというと、やっぱり、実際に学校に通うのは子供ですから、当の子供自身が、今回の件もそうですけど、本当にルールをきちんと認識していて、「こういう校則なんだね、わかったよ」と納得した上で通っているのかというが、実は一番大事なんじゃないかなというふうに思うんですよね。


鈴村:そうですよね。このルールっているの?っていうのがいっぱいあると思うんですけど、その髪型とか、髪の色・長さとか、お化粧禁止とか、『ブラック校則』といわれつつありますけど、そういうものって、僕は、個性を消してしまうのではないかなと…。社会に出たら、ある日からやっていいわけじゃないですか?だから、今のうちに準備する時間にしてあげたほうがいいんじゃないかなと思うんですけど、どうなんですかね。


神庭さん:ブラック校則という言葉がこれだけ広まったこと自体が、“おかしいよね?”ということの認識の広まりだと思うので、10年、20年経っていくと、むしろ、校則が自由だということがアピールポイントになっていくような時代にどんどんなっていくのではないかなというふうに思いますね。



そして、今日の #スズコメ はこちら。






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