21.02.08
接触確認アプリ COCOA に障害
今日は、報道ベンチャーの株式会社「JX通信社」代表取締役・米重克洋さんにお話を伺いました。米重さんが注目したネットの話題はこちらです。
「接触確認アプリ COCOA に障害」
このニュースのあらましは…
厚生労働省は、Android 版接触確認アプリ「COCOA」の障害について、条件に該当する接触があっても、接触として検知・通知を行っていないことが判明したと発表しました。
鈴村:こちらネットの反応はいかがでしたか?
米重さん:「何のためにこのアプリを入れていたんだっけ?」という反応が非常に多いです。アプリの開発にはアップデートがつきもので、保守運用があるというのが大前提なんですが、「そういう意識が政府になかったのではないか?」という、もっともな意見がアプリ開発者と思われる方からもありました。私も会社として大きなアプリを運用していますので、これはもう全く同感で、非常に基本的なところでつまづいていることに対する驚きもありますね。
鈴村:うーん…作って終わりだったのではないか?という話になりますよね。アプリは普通、常にメンテナンスをしているイメージですからね、今は。
では、改めてなんですけれど、「COCOA」本来の機能を教えていただけますか。
米重さん:コロナウイルス陽性者との接触の有無を確認できるのがこの「COCOA」というアプリなんですが、その仕組みとしては「Bluetooth」というワイヤレスイヤホンなどでおなじみの通信の仕組みを使って、近くにある「COCOA」がインストールされたスマホを持っている人を検知すると接触履歴が溜まっていくんですね。で、「接触」とされる目安が「1メートル以内」で「15分以上」ということなので、後にそのスマホの持ち主が陽性だったと判明し登録された場合、そのスマホの接触履歴をもとに持ち主に通知が届く…というシステムになっています。
鈴村:この通知がAndroid版では行われていなかった、ということなんですが、原因は何だったのでしょう?
米重さん:かいつまんでお話しますと、接触の履歴を正しく判定して通知を出すための仕組みが、昨年9月末のアップデート以降機能していなかったということなんです。こういうバグや不具合自体はアプリ開発にはつきものなんですけれど、リリースする前に実機でテストしていれば気づけたはずなんです。ところが今回は、動作をシミュレーションする環境でしか確認をしていなかったようで、実機での確認を怠ったために4ヶ月も放置することになってしまったようですね。
鈴村:9月のバージョンアップで起きた不具合が今になって判明したのは、どういう訳なんでしょう?
米重さん:はい。これは本当に「どういうことなんだ?」と思われるかと思いますけれど、実は11月くらいには、開発者のコミュニティ内でこの不具合について指摘されていたんですね。「ここのコードはおかしいので、たぶんこれはちゃんと動いていないよ。」といった指摘が11月にはされていて、私もそれを見た記憶があるんですが、そのときには当然厚生労働省などもすぐに気づいて対応するだろうと思って、特に気にも留めていなかったんですが、最近になってこの件が報道されて非常に驚いた…というのが正直なところですね。
鈴村:この障害は、どういう方に影響が出たのでしょうか?
米重さん:はい。Androidの端末でCOCOAをインストールしている方、ということになるんですが、こちらはだいたいユーザーの3割くらいで、人数にして770万人くらいだと言われています。で、この不具合自体はいまも続いているので、Androidをお使いでCOCOAを入れている方は、今もまだその影響を受けているということになります。
そして、今日の #スズコメ はこちら。
"リポビタンD TREND NET” #スズコメ ① #ワンモ
— TOKYOFM/JFN『ONE MORNING』 (@ONEMORNING_1) February 8, 2021
今朝は【接触確認アプリCOCOAに障害】について。
イベント運営でCOCOAを指針として、信じてやってきたのに、これは残念ながらお粗末としか言いようがない。正直ショックでした。国が運営しているという話なのですが、今のデジタル環境に対しての…
#スズコメ ③ #ワンモ
— TOKYOFM/JFN『ONE MORNING』 (@ONEMORNING_1) February 8, 2021
と思いますが、実際のところどうなんでしょうか。こうやって起きてしまったこと、これを今後起こさないようにすることがまず大事だと思います。今後うまく運営できることを、ひたすらに祈るというところかもしれません。