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今、知っておくべき注目のトレンドを、ネットメディアを発信する内側の人物、現代の情報のプロフェッショナルたちが日替わりで解説します。

21.01.21

日本の出版社『Shueisha』が世界中でトレンド入り
nullいま知っておくべき注目のトレンドをネットメディアを発信する内側の人物、現代の情報のプロフェッショナルたちが日替わりで解説します!!

今日は、いま気になる・人に話したい旬のネタをお届けするネットニュースサイト『ねとらぼ』の編集長・加藤亘さんにお話を伺いました。そして、加藤さんが取り上げたニュースはこちらです。


日本の出版社『Shueisha(しゅうえいしゃ)』が世界中でトレンド入り

集英社は日本時間の15日、Twitter上などで相次いでいた「集英社名義の著作権侵害による削除申請」について、第三者によるものだったとする声明を出しました。この件については、海外のアカウントを中心に削除申請が広く行われ、アルファベットで「Shueisha」という言葉が世界中のトレンドワードで上位を記録するなど大きな騒ぎになっていました。


鈴村:僕も「Shueisha」というワードがトレンド入りしているのを見たんですが、加藤さん、これは何が起こっていたんですか?


加藤さん:→今月8日頃から、主に欧米圏のTwitterアカウントに対して、「DMCA=デジタルミレニアム著作権法」に基づく「削除申請」が日本の集英社の名義で行われました。
狙われたのは「ドラゴンボール」や「ワンピース」などの漫画・アニメを扱った投稿で、本編の一部を抜き出した投稿はもちろん、二次創作イラストやコスプレ写真なども削除対象として申請されました。
これら全てが「集英社」の名義で行われていたため、例えばフランスのTwitterでトレンド1位に「Shueisha」が入るなど、世界で大騒動になりました。


鈴村:海外の人たちの反応はどんなものだったんでしょうか。


加藤さん:「これでは安心して作品を楽しめなくなる」という声が多数ありました。ほかにも「集英社が大量のTwitterアカウントを脅かしている」「彼らにとって我々はどうでもいい存在なのか?」など、世界中で大きな反発が起こりました。
さらに海外では、日本で今年から海賊版の漫画や同人誌のダウンロードを違法化したことを受けて「集英社が強権(強制的な権力)を発動したのではないか」といった臆測まで広まる事態となってしまいました。


鈴村:かなりの非難が集まっていたわけですね。でも実際は、日本の集英社がやっているわけではなかった…と。


加藤さん:集英社は15日に、海外向けの漫画サービス「MANGA Plus」の中で「集英社名義の著作権侵害による削除申請は第三者によるものです!」と声明を発表しています。
ここで改めて「DMCA」について説明しますと、こちらはデジタルデータに関する著作権を保護するためのアメリカの法律で、サンフランシスコに本社を置くTwitter社も、著作権に関してはこの「DMCA」に基づくというポリシーを持っているんですね。なので、皆さん「関係ないや」と思っているかもしれませんが、著作権を侵害するコンテンツが含まれるツイートに対して著作権者から申し立てがあった場合、該当するツイートの削除であったり、警告としてアカウントがロックされたり、改善が見られない場合は凍結されたりすることもあるんですね。なので、著作権侵害に対しては、当然必要な法律ではあるんですが、この「DMCA」に基づく削除申請は、一定の要件を満たしてしまうと比較的簡単に申請が出来てしまうので、いわゆる“虚偽”の申請に悪用される事例も非常に多いんです。


鈴村:今回は集英社が申請していた訳ではなかったということで、その後の集英社側の対応は?


加藤さん:現在、複数のSNSプラットフォームと協議してこの問題の対応策を検討中、とのことでした。



そして、今日の #スズコメ はこちら。





過去の #スズコメ #シゲコメ を音声でCHECK!!

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