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今、知っておくべき注目のトレンドを、ネットメディアを発信する内側の人物、現代の情報のプロフェッショナルたちが日替わりで解説します。

21.01.19

映画『ホーム・アローン2』、トランプ大統領出演シーンを削除!?
null今知っておくべき注目のトレンドをネットメディアを発信する内側の人物、現代の情報のプロフェッショナルたちが日替わりで解説します!!

今日、お話を伺うのは、BuzzFeed Japan News 副編集長、神庭亮介さんです。
神庭さんに取り上げていただく話題はこちら!


『映画『ホーム・アローン』で、トランプ大統領が出演するシーンを巡り、削除を求める動きがSNSで広がっている…』


鈴村:神庭さん、まず概要を教えて下さい。


神庭さん:問題になっているのは『ホーム・アローン 2 ロスト・イン・ニューヨーク』で、マコーレー・カルキンさん演じる主人公の男の子が、当時、トランプさんが持っていたホテルでロビーへの道順をトランプさんに尋ねるというシーンで、トランプさんがカメオ出演しているんですね。いわれると、ああ、あんなシーン、そんなシーンあったな!という感じなんですけど、最近、そのトランプさんが連邦議会議事堂での暴動を呼びかけ問題だったり、ツイッターのアカウントが永久停止になったりしてまして、批判の声が大きくなっていると。そんな中で、「ホーム・アローンの登場シーンも消すべきだ!」という意見がSNSで出ていて、しかも、あるSNSユーザーが問題のシーンのトランプさんが出ているところを、「今、40歳のマコーレー・カルキンさん本人と置き換えたらどうか?」みたいな請願を発信したら、カルキンさんが「乗った!」と、「いいね!」と反応したことが話題になって、さらに、別のユーザーがトランプさんを透明にした加工動画をツイートしたら、カルキンさんが、「ブラボー」とコメントしたことも一緒に話題になっているということですね。


鈴村:マコーレー・カルキンさんが子どもの頃に出演していた映画で、今、40歳になって、子どもの頃と大人とで共演してはどうか?という話ですよね。カルキンさんが40歳になっているというところに、“時は流れたな…”と思いますけども、神庭さんはトランプさんの登場シーンをカットすべきだと思いますか?


神庭さん:僕は、それをカットするというのはさすがに行き過ぎだろうと思いますね。まず大前提として、カットしたほうがいいんじゃない?というSNSの声に対して、いち出演者であるカルキンさんが「いいね!」と軽くいったというだけなことで、実際の映画関係者が消すと決めたという話では全然ないんですけど、仮にでも、こういう話が出てくること自体がちょっとどうなんだろう?と。確かに、トランプさんはいろいろと問題が多かったですし、先日の暴動を扇動したんじゃないかという話もちょっとどうなんだ?と思いますけれども、だからといって、全然、今のトランプさんとは関係ないのシーンを過去にさかのぼって消すべきなのか?と、それってすごい怖い発想だなと思うんですよね。


鈴村:トランプさんは、まだ、罪に問われているわけではないんですけど、日本でも最近、似たようなことがありますよね。出演していた映画の公開が延期や中止になったりとか、キャストを入れ替えて…とか、そういう話が出ますけど、そういうことでいうとアーティストとかもそうですけど、“自粛”というようなかたちがあると思います。一方で、「曲や映画などの作品には罪がないんじゃないか?」というふうにもいわれていたりしますよね、これはどう思われますか?


神庭さん:僕も基本的には、作品とその人の人格とは切り離すべきだろうと思いますね。その作品に関わった人がこれまでに何もなかったのか?裏方のスタッフも含めて、事件や事故も起こしてないのか?とそれを言い出したら、多分、ありとあらゆる作品が何かしらのことで引っかかってしまうので、いち出演者が何かやらかしたということと、作品自体とは切り離したほうがいいんじゃないかと思いますね。もちろん、相手がいて、例えば、殺人を犯してしまったとか、ひどい犯罪を犯してしまって、被害者の方が今の苦しんでいるという状況であれば考えるべきことがあると思うんですけど、例えば、薬物事案であったり、今回のトランプさんのようなことだったりで過去をさかのぼってやるとかというのは、おかしいんじゃないかなと。あとは、誰もが見るテレビで流すか、有料メディア、お金を払っていくような映画で流すとかというのでも線引きがあってもいいんじゃないかなと思います。


鈴村:あとは、ジェンダー的な問題だったり、そういうものも多いと思うんですけど、実は、僕も自分の企画でですね、出演してくれたキャストの方が、本当に他意はなかったんですが、自分を陰の存在という設定にしてですね、顔を黒く塗って出演したんですね。これが、いわゆる、ブラックフェイスにあたるということで、販売自粛したという動きがありました。これは、僕の完全なる監督ミスというか、こういうことが起こるだろうということを想定して動かなかったというところのミスではあるんですけど、本当に全く他意はなく、黒人の方にどうこうということは全く思わなかったんですけど、日本と海外のイメージの差というのが如実に出て、僕の勉強不足が出てしまったなと思うんですけど、これはやっぱり、思いがそういうところになくても、こういうことを自粛するという動きが出てきているというのはどう思われますか?


神庭さん:時代によって価値観がアップデートされていく、していかなきゃいけない部分があると思うんですけれども、それを過去にまでさかのぼって適応するのかというは、分けたほうがいいかと。過去にまでさかのぼって、それをやめるべきだというのは、それは消すことはできないので、今の価値観をアップデートしていけばいいんじゃないかと思いますね。



そして、今日の #スズコメ はこちら。






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