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今、知っておくべき注目のトレンドを、ネットメディアを発信する内側の人物、現代の情報のプロフェッショナルたちが日替わりで解説します。

20.11.26

Apple が小規模事業者の App Store 手数料率を緩和
nullいま知っておくべき注目のトレンドをネットメディアを発信する内側の人物、現代の情報のプロフェッショナルたちが日替わりで解説します!!

今日は、いま気になる・人に話したい旬のネタをお届けするネットニュースサイト『ねとらぼ』の編集長・加藤亘さんにお話を伺いました。そして、加藤さんが取り上げたニュースはこちらです。


Apple が小規模事業者の App Store 手数料率を緩和

ザベス:Appleが11月18日に小規模なアプリ事業者向けの「App Store スモール・ビジネス・プログラム」を発表しました。これは、前年の収益が100万ドル以内の事業者に対し、App Storeでのアプリ内課金にかかる手数料率を、従来の30%から15%に引き下げる、というものです。


鈴村:加藤さん、Appleが新しいプログラムを発表したということですが、どういったものなんですか?


加藤さん:「App Store スモール・ビジネス・プログラム」という、App Storeでの有料アプリとApp内課金に対する手数料率を従来の30%から15%に引き下げる、というものです。このプログラムの詳細は来月に改めて発表するそうなんですが、実施は来年1月1日からで、2020年の収益が合計100万ドル以内の事業者、および新規にアプリ配信を計画している事業者が手数料の引き下げ対象となります。


鈴村:以前も取り上げましたが、App Storeの手数料率をめぐっては、Appleと開発者が争っていますよね?


加藤さん:世界的な人気ゲームである「フォートナイト」の開発会社、エピックゲームズとの法廷闘争ですね。エピックゲームズは以前から、App Store内の手数料30%に対して、これはApp Store以外にストアを選べず、アップルの決済サービスしか選べない状況を背景にした暴利である!「独占禁止法違反」の不当な規約だと、不服を言っていました。
そうした背景から、エピックゲームズが「フォートナイト」をアプリ内から独自ストアへと誘導する規約違反を行ったとして、「フォートナイト」が App Storeから削除される事態に発展していました。今回のニュースは、その続報になります。


鈴村:エピックゲームズは、どのような反応なのでしょうか?


加藤さん:エピックゲームズのCEO ティム・スウィーニー氏は、このAppleの新しいプログラムに対して、「小規模な開発者にとってはすばらしいことだ。」と、ある程度は評価しつつも、「App Storeにおける収益の5%程度の事業者にだけに特別な条件を与えつつ、市場独占を維持しようと巧みに計算している。」と批判を続けています。
というのも、調査会社「センサータワー」のデータによると、今回の手数料の削減はApp Storeのアプリ全体の98%が対象となりますが、これらのアプリは、2019年のストア内収益全体の5%しか占めていないということなんです。つまり、App Store内での取り引きの95%は、プログラムの対象にならない大企業が作ったアプリによるものということで、95%の取り引きにおける手数料は30%のままであり、その負担は消費者へ向かうことになるから、消費者にとっていいことだとは言えない、と語っています。


鈴村:なるほど!これはすごい話だなぁ…。ほかの開発会社はどんな反応なんですか?


加藤さん:例えば、Spotifyは「いい加減で気まぐれなもの」と声明で述べています。
Spotifyは昨年3月に、高い手数料でアプリの価格を引き上げさせておきながら、競合サービスであるApple Musicを立ち上げたのは反競争的だとして、独占禁止法違反の申し立てを行っています。
一方、Appleは24日にプレスリリースで「アプリ開発者らの喜びの声」を紹介。手数料率の引き下げがビジネスにプラスに働き、より良いアプリの開発につながるといった感謝の声もあります。


鈴村:それはあるでしょうね。これから参入するといった人たちにはすごく良いニュースですし、Appleの狙いがどこにあるのかはこのニュースだけでは定かではありませんが、若い人たちがどんどん大きくなって欲しい、という思いは感じるんですけれどね。ただ、売り上げだけで見るとそう見えますね、確かに。



そして、今日の #スズコメ はこちら。






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