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今、知っておくべき注目のトレンドを、ネットメディアを発信する内側の人物、現代の情報のプロフェッショナルたちが日替わりで解説します。

20.08.20

冷房によるガラスの「熱割れ」
nullいま知っておくべき注目のトレンドをネットメディアを発信する内側の人物、現代の情報のプロフェッショナルたちが日替わりで解説します!!

今日は、いま気になる・人に話したい旬のネタをお届けするネットニュースサイト『ねとらぼ』の編集長・加藤亘さんにお話を伺いました。そして、加藤さんが取り上げたニュースはこちらです。


冷房によるガラスの「熱割れ」

ザベス:現在、インターネット上では「猛暑日に室温を18度まで下げたところ、窓ガラスに大きなヒビが入った」というツイートが注目を集めるなど、“熱割れ”に関する情報が拡散されています。


鈴村:加藤さん、今ネット上では「熱割れ」が話題になっているんですか?


加藤さん:最近は猛暑が続いてますから、エアコンの効いた部屋で過ごす方が多いですよね。そんな中「気温35度、冷房を18度にしたら部屋の窓が割れた」と、ひび割れの入った窓ガラスの画像とともに投稿されたツイートが、11万以上の「いいね」と4万以上もリツイートされるなど注目を浴びました。
その後「これって今話題の熱割れですか?」とか、「うちの窓ガラスも熱割れしてた」「これが噂の熱割れか」などなど、熱割れに関するツイートが目立ち始めたんです。そういったツイートやコメントの中には、「猛暑日に部屋の冷房を下げる=熱割れを起こす」と捉えられている方が大勢いる印象なのですが…本当にそうなのか?
今回ねとらぼ編集部は、ガラスメーカーの「AGC」に取材してみました。


加藤さん:まず、ガラスの「熱割れ」とは、表面の温度差が原因でガラスにひび割れが入ってしまう現象です。しかし、AGCの担当者によると「屋内外の気温差程度でガラスが割れる可能性は低い」とのことでした。では一体「熱割れ」とは、どういったメカニズムで発生するのか、詳しくご説明します。
AGCによれば、「熱割れ」の原因はそう単純ではないとのことで、夏の「熱割れ」の原因として多いのは、局所的に冷たくなったり、熱くなったりといった、「ガラス内での温度差」が発生するケース、とのことでした。これはどういうことかというと…
ガラスも含めたほとんどの物質は、温まると膨張し、冷やされると収縮します。
局所的に熱い部分、あるいは冷たい部分が生まれると、ガラスの内部で「縮まろうとする力」と「引っ張ろうとする力」の反発が起こって破損につながることがあります。
例えば、Twitterで話題を呼んだ「気温35度で冷房を18度にすると、部屋の窓が割れた」という人の場合、画像をよく見ると、窓のすぐ近くにエアコンの「室外機」が設置されていて、室外機の熱風がガラスの一部分だけを温め続けていた可能性があります。あるいは、窓の正面にエアコンが取り付けられていて、冷たい風が直接ガラスに当たっていたのかもしれません。


鈴村:冷房の温度を下げたのが直接の原因ではないんですね。


加藤さん:また、「ガラスの種類」によっても割れにくさが異なるそうです。熱や紫外線を吸収してくれるタイプのガラスや網入りのガラスは、熱割れに対する強度が比較的低くなりやすい、とのことでした。
ガラスは決して熱に弱い素材ではなくて、エアコンによって屋内外の気温差が大きくなったとしても、それだけで「熱割れ」が起こるとは考えにくい。ということですので、猛暑の中、エアコンの使用を控えるなどは危険なのでおやめください。それよりも、室外機の位置やエアコンの風がガラスの一部分だけに当たってないか、などに注意した方がよさそうです。


鈴村:「熱割れ」はこの時期に多いんですか?


加藤さん:こちらは夏よりも冬の方が発生しやすいそうです。なぜならガラスが外気で冷たくなっている中で、窓に当たる日光が木や雲の影で遮られて、一部分だけが温まることで割れてしまうケースがあるそうです。


加藤さん:そのほか、エアコンの調子が良くなるアイデアとして「室外機をぬれタオルで冷やす」という方法が同時期にTwitterで拡散されていたんですが、こちらも実際に効果があるのかをダイキンに聞いてみたところ、結論としては、実際に検証したことがないため具体的な効果は分からないが「理論的には効き目が良くなる可能性はあります。」とのこと。ただし!「室外機の上に物を置くことや、吸引口をタオルが塞いでしまう可能性がある行為なので、おすすめは致しません。」という回答でした。


そして、今日の #スズコメ はこちら。





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