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今、知っておくべき注目のトレンドを、ネットメディアを発信する内側の人物、現代の情報のプロフェッショナルたちが日替わりで解説します。

20.08.18

トランプ政権に目を付けられたTikTok
null今知っておくべき注目のトレンドをネットメディアを発信する内側の人物、現代の情報のプロフェッショナルたちが日替わりで解説します!!

今日、お話を伺うのは、ジャーナリストでメディアコラボ代表の古田大輔さんです。
古田さんが取り上げた話題はこちら!


『トランプ政権に目を付けられたTikTok』

アメリカのウォール・ストリート・ジャーナル電子版が11日、中国企業のByteDanceが運営するアプリ『TikTok』が、Googleの基本ソフト『Android』を搭載したモバイル端末の識別番号を利用者に無断で収集していたと報じました。識別番号はスマートフォンなどインターネットに接続できる機器に割り当てられているものでTikTokは、去年11月に停止するまで、少なくとも15カ月間収集。他の端末データとともに運営会社のByteDanceに送信していたとしています。



鈴村:TikTokへの警戒は、トランプ政権と中国政府の対立のあおりというか、そういう部分がメインかと思ったんですけど、情報端末から識別番号を収集しているとなったら、そういう話でもないってことになってくるんでしょうかね?


古田さん:今回のモバイル端末の識別番号というのはMACアドレスといいます。それを収集していたのは、間違いないんですよね。TikTokとしては、そのことに突っ込まれたときに、「いや、中国政府には渡していない」というふうには言っているんですけど、少なくとも、“収集をしていたというのは間違いない”というのが現状です。TikTokと中国政府が絡んでいるという陰謀説みたいなのがあって、それが本当なのか?というところはまだはっきりとはわかってないわけですよね、ただ、大袈裟か?と言われると、皆さんに思い出してほしいのが『スノーデン事件』ですよね。2013年、PRISMという全世界でCIAが情報を収集していたということをスノーデンが告発したと。あの時、それがどれだけすごい話だったかというと、GoogleとかFacebook、Microsoft、Yahooなど名だたるIT企業がみんなそこから情報が抜かれるような状況になっていたというわけですよね。その時に、みんなひっくり返ったわけですよね。こんなことやっているんだ?こんなことやっていたんだ!?と。そういうことを考えると、アメリカが中国とかTikTokを警戒するのもわかる気がしますよね。なぜなら、“あなたたち、やってたもんね!”と…。


鈴村:自分たちもできたことだから、他もできるだろうと想像するというのは、そうだなというふうに感じますよね。


古田さん:これでいうと、HUAWEIの5Gの時もアメリカが、HUAWEIの機器を使うな!と世界中の政府にもどんどん圧力をかけていったときに、いやさすがにやりすぎなんじゃないの?という声も広がったんですけどね。あと、今年の2月に出た記事でこれもびっくりしたんですけど、ウォール・ストリート・ジャーナルの特ダネで、戦後、世界中の政府が使っていた暗号機器を売っている会社があったんですね、スイスの会社なんですけどね。その会社をですね、CIAがこっそりと買収していたんですよ。


鈴村:えぇ~!!


古田さん:それで、暗号を裏から抜ける状況になっていたと。ということもあったんですよね。歴史的にアメリカの諜報戦略というのは、ものすごいことをやっていたわけで、となると、アメリカが中国に警戒をするのは当然だよなと。なぜなら、自分たちもやっていたからと。


鈴村:やっていたからと。そうかぁ、なんかすごい話ですね。でも、実際になんとなく想像するじゃないですか?そういうふうに情報を抜いたりとか、そういうことをやっていてウェブは全てが監視されているんじゃないか?みたいな。そう勝手に想像していましたけど、リアルにそうだと考えていいわけですよね、こうなってくるとね。


古田さん:そこで恐ろしいのは、インターネット上はデジタルなので情報の紐づけがされることなんですよね。スノーデンのことを描いた『シチズンフォー』というドキュメンタリー映画があって、皆さんに是非見てほしいなと思うんですけれども、何が恐ろしいかというと、テロの疑いをかけられた人というのを検索するとその人とやり取りをした人の情報も全部がバーンっと繋がっちゃう。そうすると、その人の情報も全部検索できちゃうと。


鈴村:なるほど、そういうことか…。


古田さん:今回、MACアドレスをTikTokが収集していたと、MACアドレスってすべてのスマホとかパソコンとかに固有の番号として割り当てられているわけですよ。ということは、MACアドレスを収集していおけば、そのMACアドレスが世界中のインターネットのどこに足跡を残しているのかとういうのを紐づけてずーっと追跡できてしまうというのが恐ろしいところなんですよね。便利でもあり、逆にいうと、恐ろしいところですね。


鈴村:なるほどねぇ。TikTokを僕らが使うとしたら、それってやっぱりもう何か抜かれる可能性があるという話になるんですか?


古田さん:逆にいうと、全てのツールがそうなわけですよね。だから、なんで追跡されるのか?と、それによって便利なところもあるわけですよね。よく言われるのが広告利用であったり、そこからのデータ収集であったり、さらにそこからパーソナライズとか色々な技術にも紐づいているんですよね、だから、非常に難しいところでもあるんですよね。


鈴村:僕も犬のことばっかりをTikTokで見ていると、犬の情報しか来なくなりましたから(笑)。誰かに見られているなと思いながらも犬を見てますもんね。でも、やっぱりそういうもんか、でも、こうやって警戒していくというのは当たり前かもしれないって話ですよね。でも、今後どうなっていくかというのはまだ結論でていませんからね、そこは注目しておかなければいけませんよね。


そして、今日の #スズコメ はこちら。






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