22.09.22
基準地価3年ぶりに上昇

ネットニュースの内側にいるプロフェッショナルがニュースを読み解きます。
情報社会学がご専門の学習院大学 非常勤講師、塚越健司さんにお話を伺います。
塚越さんに取り上げていただく話題はこちら!
『基準地価3年ぶりに上昇』
吉田:『国土交通省』は、20日、今年7月1日時点の『基準地価』が、住宅地や商業地を含む全用途の全国平均として前の年に比べて0.3%のプラスとなり、3年ぶりに上昇に転じたと発表しました。住宅地はバブル景気が終わった1991年以来、31年ぶりの上昇です。
ユージ:まず『基準地価』とは何なのか? 塚越さん、教えていただけますか。
塚越さん:『基準地価』とはですね、都道府県が毎年7月1日時点の調査地の価格を調査して公表するもので、調査地数は2万1444と非常に多くあります。なので、この『基準地価』は、一般の土地取引の目安になる以外にも、地方公共団体とか企業の土地取引の目安にもなっているというものなんですね。
ユージ:“土地”と言っても、色んな場所があると思うんですけど、例えば、どこがどのくらい上昇したんでしょうか?
塚越さん:主に3つ、『住宅地』『商業地』『工業地』とあり、まず、『住宅地』なんですが、全国平均0.1%上昇しまして、上昇したのは、1991年以来31年ぶりということなんですね。特に東京・大阪・名古屋の3大都市の上昇率が、だいたい1.0%ということで、コロナで郊外にも非常に関心が高まっているんですけれども、都市部の住宅も関心が高まっていてですね、マンションとか戸建てが順調に売れたということです。地方はマイナス0.2%になっているんですけれども、それでも、前年からですね、下落幅が0.5ポイント縮小したということなので、減ってはいるけど減り幅が少ないということで、特に、札幌・仙台・広島・福岡の4都市は、プラス6.6%と大きく上昇しておりまして、中でも、再開発が進む札幌は11.8%の上昇していて、全国の住宅地の上昇率トップ100のうち82地点が北海道になっているということなんですよね。
次にですね、『商業地』なんですけれども、こちらは、全国平均で0.5%上昇。前年は0.5%下げてますので大幅に改善していまして、3年ぶりにプラスになっています。コロナの行動制限の緩和があったりとか、あるいは、個人消費が増えますし、国内観光も回復しつつあるということですし、この辺が要因かなと思います。今後は、インバウンドが拡大すると考えられていますので、さらに上昇が期待できます。こちらも3大都市は上昇傾向にあって、東京23区全体ではプラス2.2%ということなんですね。先ほど申し上げた『住宅地』とともに『商業地』でも上昇率トップだったのは、北海道 北広島市にある調査地点なんですね。こちらはですね、来年3月にプロ野球の新球場も含めた複合施設の開業が予定されていまして、なんと!24.8%上昇ということです。北海道の北広島市というところなんですけれども、札幌市に隣接していまして、非常に利便性が高いところなんですよね。
そしてですね、最後に『工業地』になるんですけれども、1.7%上昇していまして5年連続のプラスになっています。例えば、ネット販売とか様々、日本でも順調なんですけれども、ネット販売などは物流施設が必要なので、こういったところの大型物流施設などの用地需要がありまして、交通の便が良い地域で上昇率が拡大しています。特にですね、半導体生産で世界最大手の台湾企業の『TSMC』が熊本県の菊陽町に工場を建設しております、その熊本県の菊陽町の工業地はですね、なんと!昨年比31.6%上昇ということで、こちらは全用途で最大の上昇率になっているという感じなんですよね。
ユージ:上がっているところは、かなり上がっていますね!この『基準地価』が上がると、どういうことが言えるんでしょうか?
塚越さん:地価が上昇しますとですね、不動産価格が上昇になりますので、やっぱり、“不動産が高く売れます!”ということになります。また、“持っている不動産を担保に金融機関からお金を借りられる”ということもありますよね。デメリットとしては、“『固定資産税』や『相続税』が増えたり”、不動産価格が上がるので“購入するのが難しくなります”。そう考えると、個人とかビジネスとか、地価の上昇をどの立場で見るのかによってメリット・デメリットがいろいろあると思うんですけれども、例えば、企業になりますと、積極的なビジネス活動の原資にもなるので、“経済の活性化”という意味でメリットになりますし、上がりすぎは問題ですけれども、やっぱり、バブル崩壊後の停滞を考えると、上がるということは喜ばしい部分なのかなと思いますよね。
ユージ:地価の上昇について、塚越さんご自身はどう感じていますか?
塚越さん:上がってはいるんですけれども、コロナの影響で地価が下がってからの上昇となっているので、上昇というよりは『回復』のという部分が大きいかなということには注意が必要ですし、上昇は一時的な見方という指摘もあります。あとは、都市部とか地方の中核都市とその周辺は伸びていて、東京ではマンションの価格の上昇しているなどのニュースはあるんですけれども、一方で、今回の調査ですと、四国や東北は、結構、厳しいという状況もあってですね、都市と地方、また、都市間でも『二極化』が進んでしまっているかなと思いますので、土地の売買は人生の大きなイベントなので、いろいろ考えている方はですね、こういうニュースも大事ですけれども、長期的な目線でいろいろ見ていって、ずっと上がるということはどうかな?ということも含めてですね、ちょっと複合的に考えていただければいいかなというふうに思います。
そして、今日の #ユジコメ はこちら。
#リポビタンD TREND NET #ユジコメ ①
— TOKYOFM/JFN『ONE MORNING』 (@ONEMORNING_1) September 22, 2022
『基準地価3年ぶりに上昇。住宅地は31年ぶりにプラス』について
1991年から、31年ぶりに土地の値段が日本全体で上がっているという事で嬉しいニュースだと思いました。
#ワンモ
#リポビタンD TREND NET #ユジコメ ②
— TOKYOFM/JFN『ONE MORNING』 (@ONEMORNING_1) September 22, 2022
でも、色んな物の値段が上がっているのに給料は上がっていない人もいます。
その中で土地の価値が上がるとその土地を買おうとしてる人は困ります。
#ワンモ
#リポビタンD TREND NET #ユジコメ ③
— TOKYOFM/JFN『ONE MORNING』 (@ONEMORNING_1) September 22, 2022
この地価の上昇は続くのか?一時的なものなのか?
もしかすると今日が一番安いのかもしれない。
でも、この後そこまで地価は上がらない。
というこで、欲しい時に買うのが一番だと思いました。
#ワンモ