24.10.22
首都圏で相次ぐ強盗事件

ネットニュースの内側にいるプロフェッショナルが、注目のニュースを読み解きます。
今日は、ダイヤモンド・ライフ副編集長の神庭亮介さんにお話を伺いました。
神庭さんが注目した話題はこちらです。
「首都圏で相次ぐ強盗事件」
吉田:首都圏で相次ぐ強盗事件を受けて、警視庁と埼玉・千葉・神奈川の3つの県警が18日、合同捜査本部を設置しました。SNSなどを通じて集められた「闇バイト」が実行役を担っているとみられています。神庭さん、今回の強盗事件、怖いですね。被害はどれくらい広がっているのでしょうか?
神庭さん:読売新聞によると、8月下旬から東京、埼玉、神奈川、千葉、栃木、北海道の6都道県で、闇バイト強盗との関連が疑われる19の事件が起きています。強盗致傷や監禁容疑などの容疑で30人以上の実行役が逮捕されているということです。被害に遭われた方には、40代や50代もいますが、全体としては60〜80代の高齢者の被害が目立っています。
ユージ:本当残念なニュースだなと思います。規模も大きくていったいどういう手口でしょうか?
神庭さん:これが相当手荒です。横浜市青葉区では75歳の男性が粘着テープで手足を縛られ、殺害されて20万円を奪われる強盗殺人事件が起きています。強盗殺人容疑で逮捕された22歳の男は、「3人で実行した」「アプリで指示を受けた」などと供述しているそうです。報道によれば、一連の闇バイト事件では、秘匿性の高い通信アプリが使われていて、指示役は「織田信長」「明智光秀」「夏目漱石」「ジョジョ」「赤西」などのアカウント名を名乗っていたということです。面白半分なのか義賊気取りなのか分かりませんが、腹の立つ話です。ネットやSNSを通じて、面識のない人間を集めて犯罪を繰り返す「匿名・流動型犯罪グループ」の特徴が見て取れると思います。
吉田:犯罪の形が本当に怖いですね。私たちにできる対策はあるのでしょうか?
神庭さん:「業者」を自称する怪しい人間に気をつけていただきたいです。一連の強盗事件が起きる以前から近隣周辺では、「屋根が浮いている」とか「水漏れしている」とかリフォーム業者や水道業者、不用品の回収業者を装って、家に何とかして上がり込もうとする不審な人物が確認されています。名前や会社名も名乗らないなど、あまりにも不審です。飛び込み営業を装った怪しい人間を、絶対に家に上げない。これが1つの対策になります。いったん家に上げてしまえば、家族構成や資産状況など多くの情報が筒抜けになります。強盗からしたら格好のターゲットであり、犯行の下見にもなります。壊れてもいない屋根を「壊れている」と偽って高額な修理費用をせしめるリフォーム詐欺や点検商法が、ここ数年で増加しています。こうした悪質業者から名簿や個人情報が流れて、強盗に悪用されている。使われている可能性がないか、警察にはしっかり捜査して欲しいと思います。
ユージ:他にはどんな対策が重要になってきますか?
神庭さん:基本のキですが、タンス預金の額なども含めて、資産の状況とかを安易に周囲に漏らさないということ。それから5分以内に侵入できない場合、侵入者の7割が侵入を諦めると言われています。5分の時間を稼げるために強化ガラスにすることやガラスに防犯フィルムを貼る、補助鍵をつけるなどの対応を検討してください。それでも強盗に入られてしまったらどうするか?防犯カメラでは止められない“無敵の強盗”、侵入を防ぐ「備え」と命を守る「初動」とは?というダイヤモンド・オンラインの記事が参考になります。セキュリティコンサルタントの松丸俊彦さんによると「鉄則は、相手を刺激しないこと」。《相手が覆面しているかどうかを問わず、絶対に目を見ないでください。目を直視すると、「顔を見られた→捕まる→殺さなければ」という強盗犯の思考も引き起こしかねません》と指摘しています。鍵のかかる部屋を「パニック・ルーム」として、そこに逃げ込むのも有効だそうです。
吉田:今回の闇バイト強盗について、神庭さんは何を感じましたか?
神庭さん:闇バイトと言われているのですが、バイトでも何でもない凶悪犯罪です。強盗殺人なら死刑もあり得る重罪なわけです。一生を棒に振る犯罪で、普通に考えたら、全く割に合いません。詐欺などの迷惑メールは、判断力の低い人を効果的に釣り上げるために、あえて不自然な日本語を混ぜてあると言われます。闇バイト問題でも、似た構図があるんじゃないかな?と思います。判断力にハンデを抱える人間、あるいはお金に困って見境がなくなっている人間をターゲットにして免許証を出せといって個人情報を握って脅迫して、使い捨てのコマとして強盗をさせるということが行われているような気がします。警察庁は実行役の人間に向けて「勇気を持って抜け出し、すぐに警察に相談を」「警察は相談を受けたあなたや、ご家族を確実に保護します」と異例の呼びかけを動画でしています。大前提として、被害者を苦しめる強盗犯に同情の余地はないと思います。ただし、表面的な防犯対策だけでなく、若者の雇用や福祉・教育も含めて、社会全体で考えていかないと、こうした犯罪を元から断つことはできないんじゃないかなと思います。
#リポビタンD TREND NET #ユジコメ①
— TOKYOFM/JFN『ONE MORNING』 (@ONEMORNING_1) October 22, 2024
『首都圏で相次ぐ強盗事件』について
最近だとよく闇バイトと言われていますが、現状各地で多発していて、金銭の被害や、怪我をするケース、最悪の場合、人の命が亡くなってしまうケースもあります。#ワンモ
#ユジコメ ②
— TOKYOFM/JFN『ONE MORNING』 (@ONEMORNING_1) October 22, 2024
どうにか止めていかなければいけないのですが、実行役とは別に指示役という大元がいて、そこまでなかなか辿り着かないのが現状で、実行役の若い人たちが闇バイトのアルバイト募集に参加をして脅され、抜けれなくなってしまうケースが多々あります。#ワンモ
#ユジコメ ③…
— TOKYOFM/JFN『ONE MORNING』 (@ONEMORNING_1) October 22, 2024