世界遺産や大自然の絶景など、日本が誇る南国リゾート、沖縄県。目の前に広がる、青く美しい海に白い砂浜……。夏はシュノーケリングやマリンスポーツ、オフシーズンの冬はダイビングやホエールウォッチングを楽しめます。1年を通して比較的温暖で過ごしやすいのも人気のポイントです。
人気エリア、沖縄県を紹介してくれるのは、エフエム沖縄の長寿番組「ハッピーアイランド」の水曜から金曜を担当している、エフエム沖縄アナウンサーの伊藝梓（いげいあずさ）さんです。 平日の昼11時半からスタートする「ハッピーアイランド」は、番組開始以来36年間続いている、長寿番組！ 沖縄のお昼を元気にするハッピーネタやリクエストをオンエアしています。伊藝さんも、長年、番組の顔である多喜ひろみさんと2人で、沖縄のお昼の声として人気を博しています。
沖縄を知り尽くした伊藝さんがすすめてくれる沖縄のスポットとは？

413はまひが HOTEL&CAFÉ

人気観光地の沖縄。せっかくなら、観光客が知らないような、地元の人がおすすめするスポットを知りたいですよね。そんな沖縄の知られざる素敵スポットを探しているなら、「413はまひが HOTEL&CAFÉ」はいかがでしょうか。

沖縄本島のリゾートと言えば西海岸がよく知られていますが、近年、地元で話題なのが東海岸の隠れ家リゾートです。まだまだ、観光地化されていない手つかずの自然が残り、快適でおしゃれなリゾート気分をリーズナブルに味わえるのが、うるま市の浜比嘉島にある「413はまひが HOTEL&CAFÉ」です。週末リゾートを楽しむのにイチオシです。オーナーの棚原竜也さんにお話をうかがいました。

2013年のオープンから８年目を迎えました。僕はこのホテルの2代目オーナーなのですが、前オーナーがいろいろな土地を探しているなかで、導かれるようにこの場所を見つけたそうです。浜比嘉島は琉球の始まりの地といわれ、その祖神アマミキヨとシネリキヨが住んだ場所としても知られています。神聖な島として、大切にされてきた場所です。現在では、本島から海中道路を使って、車で渡ることができます。

「413はまひが HOTEL&CAFÉ」は、浜比嘉島の西側に位置するホテルで、カフェも併設しています。プライベート感溢れるお部屋は、２棟6部屋あり、ベッドから波打ち際まで1分という夢のようなロケーションです。東海岸にありながら、建物が西向きなので極上のサンセットも崇めますよ。全てのお部屋にレコードプレーヤを設置してあります。僕は30年間、沖縄でのレゲエシーンで活動し、県内外だけでなく、本場ジャマイカやNYなどでもプレイしてきました。僕がセレクトしたアナログレコードを最高なシチュエーションで聴く、特別な時間を味わっていただけたらうれしいです。

ホテルは島の行き止まりにあり、目の前には人の少ないビーチがあります。遠浅で穏やかな海では、シュノーケルやサップ、カヤック、ジェットスキーなどのアクティビティができ、無人島までも20分ほど。何もかも並ぶこともなく、ストレスフリーで過ごせます。

また、併設するカフェでは、海を眺めながら食事やドリンクを楽しめます。朝は島ごはん風朝食と天然酵母ベーグルプレートを日ごとでチョイスでき、ランチはスパイスたっぷりな特製カレーや沖縄ソバの麺を使用した特製混ぜ麺やケーキやタルトなどを提供しています。

ベストシーズンは、ゴールデンウィーク前、3～4月のうりずんの季節。気温も安定して風が心地よい時期です。また、６月の梅雨明けから９月末までは夏真っ盛り。10月から年末までの期間もリピーターが多い季節ですね。年明けから３月までは、本土より暖かく、毎年この時期を狙って長期滞在される方もいます。

最近は「何もしない」贅沢な時間を過ごす方が増えています。2、3日、テレビもネットもスマホもオフして、デジタルデトックスするのもおすすめの過ごし方です。

浜比嘉島に渡る海中道路は、沖縄でも人気のドライブコースです。約5キロ、両サイドに海が見える素晴らしいコースで、平安座島、浜比嘉島、宮城島、伊計島の4つの離島に行くことができます。開発されていない手つかずの自然やうるまブルーと呼ばれる遠浅の砂地の海は、その時々でグラデーションが変わります。美しい自然が心を癒してくれること間違いありません。