Yuming Chord
松任谷由実
2022.01.21.O.A
♪Onair Digest♪

大寒も過ぎて、「正真正銘、今が寒さの底に居るんだな〜」という覚悟を決めて、こんな時は寒〜い地域の暮らしを見習って過ごしてみてはどうでしょう?
今日のコードは「ヒュッゲ(Hygge)な冬のNordic Sounds」です。


■今週のChordは“ヒュッゲ(Hygge)な冬のNordic Sounds”

m1 Heathens
AURORA

お送りしているのは、AURORAの最新アルバム、まさに今日、およそ2年半ぶりにリリースされた『The Gods We Can Touch』から「Heathens」です。

ノルウェーの港湾都市スタヴァンゲル出身、25歳のシンガーソングライター、AURORA。
昨年開催されたSUPERSONIC 2021にも出演して注目を集めました。

『The Gods We Can Touch』は、ギリシャ神話の物語のプリズムを通して、恥、欲望、道徳などをテーマにした、美しくも、刺激的な作品。
全15曲がそれぞれ持つ、異なる神々をモチーフにしたストーリーに触れるという設定。
オーロラがギリシャの神々に興味を持ったきっかけは、完璧に不完全で、自分たちの手の届くところにいるからだったとか。

オアシスが彼女の曲をカバーしたり、ケイティ・ペリーが彼女の曲をシェアしたりして、またたく間にYouTubeの再生回数1,000万回越えを記録。
ポップアートとエレクトロポップから大きな影響を受けたというオーロラのサウンドは、「ポップサウンドの革命」と多くの音楽メディアに評価され、ビリー・アイリッシュや、トロイ・シヴァン、ショーン・メンデスといった同世代のアーティストたちからの支持も厚い。

ちなみに、ディズニー映画『アナと雪の女王2』の主題歌、「Into the Unknown」もパフォーマンスして話題になっていたオーロラ。
なぜなら、彼女は物語の舞台になった場所の出身だったので!

お送りしたのはオーロラで「ヒーザンズ」でした。

そんな1曲でスタートした『Yuming Chord』。
大寒も過ぎて、「正真正銘、今が寒さの底に居るんだな〜」という覚悟を決めて、こんな時は寒〜い地域の暮らしを見習って過ごしてみてはどうでしょう?
と、いうわけで今日のコードは「ヒュッゲ(Hygge)な冬のNordic Sounds」です。

まず!基礎知識からおさらいすると、ノルディック・北欧というのは、デンマーク・フィンランド・アイスランド・ノルウェー・スウェーデンの5か国に、デンマーク王国グリーンランドとデンマーク王国フェロー諸島、そしてフィンランド領オーランド諸島の3地域を含めた地域を指します。

そして、コードに出てくる「ヒュッゲ」というのはデンマーク語で、人々がとても大切にしている時間の過ごし方や心の持ちようを表す言葉。
日本語でハマる言葉を探すのは難しいそうなんですが、ざっくり言うと、「くつろげる心地よい時間」や、「そんな時間を作り出すことで生まれる幸福感や充実感」のことを意味しているんだそうです。

北欧の「ヒュッゲ」な暮らしに欠かせないのは、「自然を身近に感じる」こと。
彼らは冬も散歩に出かけますし、サウナからの寒中水泳も大好き。
短い夏を120%楽しむため、サウナつきのサマーコテージを持ってもいます。

散歩といえば・・・彼らは食べ物を取りに出かけたりもするそうなんですが、フィンランドの場合、ベリーとキノコは採り放題!お金も払う必要、ナシ。
「自然の恵みはみんなのもの」という認識で、ベリーとキノコに関しては「自然享受権」という権利が与えられているそうです。
太っ腹というか、大らかというか・・・。

さて!今日のコードは、そんな人たちがつむぎ出す音楽の特集、「ヒュッゲ(Hygge)な冬のNordic Sounds」。
続いて選んだ曲はスウェーデン出身の世界的に有名なデュオ、Roxetteの「It Must Have Been Love」。邦題は「愛のぬくもり」。

この曲は1990年のアメリカ映画『プリティ・ウーマン』のサントラに使われて大ヒットしました。

ロクセットは1986年、スウェーデンでペール・ゲッスル(g)とマリー・フレデリクソン(vo)による男女混合ポップ・デュオとして結成されました。88年発表の2ndアルバム『ルック・シャープ』が本国でまず大ヒットを記録し、翌89年にデトロイトのラジオ局から火がついたシングル、「THE LOOK」が全米第1位となって世界的ポップ・デュオとなりました。

では、「ヒュッゲ(Hygge)な冬のNordic Sounds」というコードで選んだ1曲を。
スゥエーデンのデュオ、ロクセットで「It Must Have Been Love」。


m2 It Must Have Been Love
Roxette

映画『プリティ・ウーマン』に出演していたのはリチャード・ギアとジュリア・ロバーツ。
でも、実はジュリア・ロバーツが演じた高級娼婦の役の候補には、サンドラ・ブロック、メグ・ライアン、マドンナ、サラ・ジェシカ・パーカー、ドリュー・バリモアといった名前が挙がっていたとか。
そして、リチャード・ギアが演じた実業家の役も、ジョン・トラボルタがオーディションを受けていたという噂で、シルヴェスター・スタローンはオファーを断った・・・とか。

『Yuming Chord』、お送りしたのはロクセットで「It Must Have Been Love」でした。

今日のコードは「ヒュッゲ(Hygge)な冬のNordic Sounds」。
続いてお送りするのは、デンマーク出身の、ちょっと変わった名前のバンド、Michael Learns To Rockのヒット曲で「That's Why(You Go Away)」。


m3 That's Why(You Go Away)
Michael Learns to Rock

1988年に結成されたバンド「Michael Learns To Rock」。
出身地、デンマークでもデビューアルバムがそこそこ売れたんですが、インドネシアのFM局がラジオでオンエアしたがきっかけで、アジア圏で大ヒット。
アジア地域では1200万枚を売り上げたそうです。
ちなみに不思議なバンド名は、急遽、つけなくてはならなかったため、「RELAX」のヒットでおなじみのバンド、「Frankie Goes to Hollywood」の“ノリ”でつけてしまったそうです。

お送りしたのは、1995年リリースの3枚目のアルバム、『Played on Pepper』からMichael Learns To Rock、「That's Why(You Go Away)」でした。

もうしばらく、日本でも寒さが続きますし、まだ、STAY HOMEな日々を意識していきたいご時世でもあります。
地に足をつけて、すこやかに暮らしながらも、遊び心や小さなときめきを失わずに、冬を越えていきたいものですね。

では、今日のコード「ヒュッゲ(Hygge)な冬のNordic Sounds」にちなんだ、私の曲を。


m4 Northern Lights
松任谷 由実

お送りしたのはアルバム『Wings of Winter, Shades of Summer』から、「Northern Lights」でした。

今日は、「ヒュッゲ(Hygge)な冬のNordic Sounds」というコードで選んだ、新旧の北欧サウンドをお届けしてきました。

改めて、また、海外へ旅に出られるようになったら、北欧の「ヒュッゲ」な暮らしぶり・・・体験してみたくなりました。
それまでもう少し、音楽で、旅気分を味わうしかないかな。
でも、ワクチンもパスポートもいらない、自由な旅もまた、いいものですよね!

そして、私は来月、感染対策をしっかりとしながら、『SURF & SNOW in Naeba VOL.42』のステージへ向かいます。
苗場の山にしばらくこもって暮らすことになるので、北欧暮らしの知恵、とりいれてみたいと思います!

さらに、3月からは再び、『松任谷由実コンサーツアー 深海の街』へ。
最新アルバム『深海の街』からのナンバーを中心に、過去や未来を自在に旅しながら、「今」を生きることを全肯定できるような、そんなセットリストをお届けしていきます。
チケットの一般発売に関しては、随時、情報をアップデートしていますので、今後の日程やチケット購入の方法は、私の公式ホームページをご確認ください。

そのほか、私の最新情報や近況は、私の公式ホームページツイッターインスタグラムなどでお知らせしています。
ぜひ、チェックしてみてくださいね。



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