Yuming Chord
松任谷由実
2022.07.29.O.A
♪Onair Digest♪

簡単に作れて、食欲がなくてもつるっとイケる「アレ」の出番が増えそうです。
今日のコードは「Noodles in Summer」です。


■今週のChordは“Noodles in Summer”

m1 The Tide Is High
Blondie

涼し気でゆるゆるなサウンドが心地いい1980年の全米no.1ソング。
邦題は「夢みるNo.1」でした。

お送りしたのは、Blondieで「The Tide Is High」。

そんな1曲でスタートした、『Yuming Chord』。
ツアーを終えて、SKYEのライブも終えて、久しぶりに自宅で過ごす今日この頃、ようやく落ち着きを取り戻しつつありますが、みなさんはいかがお過ごしでしょうか?

子どもたちは夏休み真っ只中で、再びリモートワークも増えてきた昨今、日々のお食事作り、頭を悩ませている方、多いかも。
簡単に作れて、食欲がなくてもつるっとイケる「アレ」の出番が増えそうです。
と、いうわけで、今日のコードは「Noodles in Summer」です。

我が家の食卓にも、この時期は冷たい麺が並びます。
アレンジがきくし、工夫次第で完全栄養食にもなって、涼を運んでくれる一品ですよね。
実際のところは、茹でるのも、薬味や具を刻むのも、案外大変だったりするんですけど!

2年前の夏、インスタにあげてちょっとした話題になったのが私の力作「冷やし中華」。

中華圏では冷たい麺はほとんど食べないため「冷やし中華」は日本発祥のモノ。
その発祥と言われているのが、東京の神田神保町にある老舗の中華料理店、『揚子江菜館』の“冷やし中華”です。
昭和8年、2代目のご主人が近所の日本蕎麦屋「神田まつや」のもりそばをヒントに、200回以上の試作を繰り返して完成させたといいます。
特徴は美しい具の盛り付け。富士山をイメージして、白い糸かんてんで「雪」を、黒いチャーシューで「春の大地」を、上に乗せた錦糸卵で「空にたなびく雲」を表現。
10種の具材を使った、目にもおいしく美しい、元祖・冷やし中華です。

そのほか、夏によく作るのは「そうめん」という方も多いですよね。
我が家でも、何より、そうめんは茹で時間が短いのが便利です。

手延べそうめんの三大産地は奈良の三輪そうめん、兵庫の播州そうめん、香川の小豆島そうめん。最も古いのは奈良県桜井市の三輪だそうで、大神神社の大神主が飢饉のときに小麦を挽いて棒状にして乾燥させて麺にしたのが始まりだと言われています。

ちなみに、そうめんのおいしい茹で方のコツは、沸騰したお湯にそうめんを入れたら、最初だけ菜箸で混ぜること。
こまめに混ぜすぎると麺が傷ついて、ぬめりが出てしまうんだとか。
また、吹きこぼれそうになっても「差し水」はしないこと。お湯の温度が下がって、茹で時間がわからなくなります。
また、時間でザルにそうめんをあげたら、流水でもみ洗いをしてぬめり・塩分・油分を洗い流します。
最後に氷水で30秒ほど冷やしてしめて、手のひらで押して水気をきって完成です。

イタリアンにも冷製パスタがありますが、そこでよく使われるのが「カッペリーニ」。
カッペリーニはロングパスタの一種で、日本のそうめんとほぼ同じくらいの太さ、1mm前後の太さなので、つるっとのどごしよく食べられます。

「カッペリーニ」という名前は、発祥地イタリアの言葉で「髪の毛」を意味する、「capelli(カペッリ)」から派生したもの。
ただ細いだけでなく、繊細さも併せ持つことから「天使の髪」に例えられることも。
アメリカなどの英語圏では「Angel hair pasta(エンジェルヘアー・パスタ)」と呼ばれています。

変わり種の麺というか、ホントに簡単で便利な我が家の麺なら、茅乃舎のカレーだれを使ったつけ麺!

茅乃舎の「カレーつけ麺のつけだれ」は、焼きあごやかつお節の「だし」と、オリジナルブレンドのスパイスを、水で溶いてレンジでチンすればOK。

しっかり食べて、蒸し暑い日本の夏をのりきりましょう!
では、今日のコード「Noodles in Summer」にちなんだこの曲を。


m2 夕涼み
松任谷 由実

『Yuming Chord』、お送りしたのは、1982年6月リリースのアルバム『PEARL PIERCE』から「夕涼み」でした。

『Yuming Chord』、今日のコードは「Noodles in Summer」。
夏の冷たいお蕎麦も、おいしいですよね!でも、お蕎麦は名人の味わいにはかないません。
私は断然、信州のお蕎麦が大好き!

夏ならやっぱり「もりそば」。江戸時代に生まれた「もりそば」は、器に麺を「盛って」出したから「もりそば」といいます。
「ざるそば」は江戸中期に、水を切るために「ざる」の上にのせて、最後までおいしく食べられる、ということで評判になりました。
ちなみに「ざるそば」には「海苔」を乗せるのが定番です。

おうどんも、夏バージョンで食べるとまた違った味わいですよね。サラダうどん、なるものも。

ところで、今日のコードは「Noodles in Summer」。このあとは、クールな1曲をお送りします。
民放ラジオ99局にて開催されたリクエストWEEKで集まったリクエストナンバーと、曲にまつわるエピソードから選曲してつくる3枚組のアルバム、その名も『ユーミン万歳!〜松任谷由実50周年記念ベストアルバム』が、10月4日にリリースされることが決まりました。
その中に1曲、AIでよみがえった荒井由実と、私・松任谷由実の共演による、新たな1曲が収録されています。

この曲はもともと、1980年にリリースした『SURF & SNOW』のセッションの時に録音したもので、未完成のままマルチトラックに保管されていたんですが、今回、そのテープが発見されたことから、当時のオリジナルトラックに、新たな歌詞を書き下ろして完成させました。
今の空気を吹き込んだ、とってもクールな仕上がりになっていると思いますので、聴いてください!
松任谷由実 with 荒井由実 「Call me back」。


m3 Call me back
松任谷由実 with 荒井由実

『Yuming Chord』、お送りしたのは、私がアンバサダーをつとめる、民放ラジオ99局スピーカーでラジオを聴こうキャンペーン「WE LOVE RADIO 松任谷由実 50th ANNIVERSARY〜日本中、ユーミンに包まれたなら〜」。
こちらのキャンペーンソングとしてもオンエア中の1曲、松任谷由実 with 荒井由実「Call me back」でした。

「Noodles in Summer」というコードで、夏に食べたい麺のお話をしてきましたけど、今日のランチは、もう、麺に決まり!ですよね。

そして、いよいよ本格的にスタートした、松任谷由実 50th ANNIVERSARY YEAR。
各方面でもりあげていただいておりますが、さきほどもご紹介した3枚組のアルバム、『ユーミン万歳!〜松任谷由実
50周年記念ベストアルバム』、こちらに収録される楽曲は、アルバムの特設サイトでもすでに発表されていますので、ぜひ、チェックしてみてください。松任谷由実公式サイトから、アクセスできます。
リクエスト曲に添えられたメッセージが別冊のブックレットとしてついてくるんですが、これを読みながら聴けば、みなさんの元で育った私の楽曲たちが、ひと味違った輝きを放ってくれると思います。
リスナーのみなさんと作ったアルバムは、10月4日リリースです!

さらに、12月8日から来年の2月26日まで、六本木ヒルズ 東京シティビューにて、松任谷由実展を大々的に開催します!
ただいま、この50年の活動の中で触れてきたもの、身に着けてきたもの、様々な場面でみなさんにお見せしてきたものなどを展示しますので、こちらもお楽しみに。
そのほか、50周年特別企画、もろもろ進行中ですので、私の最新情報や近況は、私の公式ホームページツイッターインスタグラムなどでお知らせしています。
ぜひ、チェックしてみてくださいね。



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