Yuming Chord
松任谷由実
2023.09.22.O.A
♪Onair Digest♪

普段着のまま、気軽に行けるおなじみの場所で秋を感じたい。
今日のコードは「Autumn Park」です。


■今週のChordは“Autumn Park”

m1 You'll Never Get to Heaven(If You Break My Heart)
Rumer

バート・バカラックの音楽は秋の公園にもぴったりです。
お送りしたのは、ルーマーで「You'll Never Get to Heaven(If You Break My Heart)」。

そんな1曲でスタートした、「Yuming Chord」。
明日、23日は秋分の日。まだ汗ばむ陽気の日もありますが、少しずつ、季節は進んでいきます。
普段着のまま、気軽に行けるおなじみの場所で秋を感じたい、そんな気分でお送りする今日のコードは「Autumn Park」です。

幼稚園や保育園に通っていた幼い頃は遠足に出かけたり、小学生になったら池のほとりでザリガニをつかまえたり、ティーンになったらはじめてのデートに出かけたり・・・公園にまつわる思い出は、子どもの頃にさかのぼります。

私が強烈に覚えている公園の思い出は、小学校6年生の運動会でのこと。

当時通っていた小学校の校庭が狭かったので、近所の富士森公園で開催された運動会の日。
生徒会長だった私は、選手宣誓を任されます。
その晴れ姿を、遠くナナメ上の桜の木の陰から、父が見ていた・・・。

高校生の頃は、藝大合格を祈って、上野恩賜公園の不忍池へ出かけたりも。

不忍池辯天堂は、江戸初期の寛永年間に建立されたそうなんですが、祀られているご本尊さまは「辯才天」。
音楽と芸能の守り神で、金運上昇といったご利益もあるそうです。
ちなみに、琵琶を持ったお姿で知られるこの辯天さまは八本の腕があって、手に手に煩悩を破壊する道具を意味する武器をお持ちになっているとか!
そして、この辯天さまは「谷中七福神」のひとつでもあります。

でも、上野公園の合格祈願といえば「合格大仏」。ご存知ですか?
もとは1631年に建立された高さ6mほどの大仏様だったんですが、関東大震災で崩れ落ちてしまいます。
胴体は戦時中の金属類回収令のため、日本軍に供出されて修復されないままに。
で、お顔の部分だけが残って、そのお顔だけが祀られているんですが、大仏様に降りかかったさまざまな災難から、“これ以上は落ちない”ということで、多くの人が合格祈願に訪れるとか。

上野恩賜公園といえば、芸術の秋を楽しむ施設がありますよね!
東京都美術館や国立西洋美術館、上野の森美術館、先日、コレクションを保護・継承していくためのクラウドファンディングで話題になった国立科学博物館など、知的好奇心を満たしてくれる場所でもあります。

そういえば、結婚した直後に住んでいたのが善福寺公園の近く。
杉並区にあるこの公園は、善福寺池を中心とした公園で、池の水は、かつて神田上水の補助水源として利用されたほど澄んでいて、武蔵野三大湧水池のひとつとして知られていたそうです。
公園全体の半分ほどを占める池にはカモ、カイツブリ、バンなどの水鳥やカワセミも来るとか。

井の頭公園(正式名称:井の頭恩賜公園)もご近所で、出かけたりも。
井の頭池のスワンボートに乗ったカップルは別れる、という都市伝説が有名でした。
すぐ近くには、三鷹の森ジブリ美術館もあります。

今、私がお散歩やウォーキングしに行く公園は、あまり詳しいことはお話できませんけど、特に、ウォーキング中は虫のような顔で一心不乱に歩いていると思うので、ユーミンだ!って気づいても、そっとしておいてくださいね。

では!ここで今日のコード「Autumn Park」にちなんだ1曲を。


m2 Can't Get Out Of This Mood
Samara Joy

今年のグラミー賞で最優秀新人賞と最優秀ジャズボーカルアルバム賞を受賞。
いまもっとも注目されているジャズシンガーのひとりです!
お送りしたのは、サマラ・ジョイで「Can't Get Out Of This Mood」でした。

「Yuming Chord」。今日のコードは「Autumn Park」。
海外には、大人たちの憩いの場としての公園がたくさんありますよね。
日光浴したり、議論を交わしたり、思索のときを楽しんだり・・・自由な時間が流れています。

まず、大好きなロンドンの公園といえば、ハイド・パーク。
ロンドン市内にある8つの王立公園のうち最も広くて、142ヘクタール、東京ドーム31個分もの面積があります。
1536年にイングランド国王ヘンリー8世がウエストミンスター寺院から買い上げて狩猟場としたのち、1637年にジェームス1世が乗馬と散歩のために一般公開したのが始まりです。

野鳥のサンクチュアリや小川のように流れる噴水、ギャラリーやカフェ、そして誰でも演説できるスピーカーズ・コーナーなど、見どころはたくさんあります。

ロンドンのハムステッド・ヒースも好き。ロンドンの公園の中では一番自然の状態に近いため、ヒース(=荒地、荒野)と言われています。
中でもパーラメント・ヒルはロンドンで一番標高の高い場所で、見晴らしは最高!

フランスのリュクサンブール公園もパリ市民の憩いの場として有名ですよね。
パリの左岸にあって、フランス式庭園で人々が憩いのときを過ごしています。
もともとはアンリ4世の妻、マリー・ド・メディシスのために建てられた宮殿の庭園で、アンリ4世が亡くなった悲しみを癒すために、彼女の故郷、トスカーナを思い起こさせる宮殿になっています。

公園で(公園を観ながら?)つくった曲もあります。

1976年リリースのアルバム『14番目の月』に収録されている「晩夏(ひとりの季節)」。
この曲は、ツアーで出かけた秋田の横手公園で。

「白い朝まで」は、1978年リリースのアルバム『紅雀』に収録されている曲ですが、これは東京都千代田区にある都会の公園、錦華公園をイメージした曲。

公園にはドラマもあれば、日常もある。
すべての人を受け入れてくれる居場所なんですよね。
では、今日のコード「Autumn Park」にちなんだ、私の曲を。


m3 Autumn Park
松任谷 由実

お送りしたのは、1986年リリースのアルバム『ALARM à la mode』から、「Autumn Park」でした。

今日は、「Autumn Park」というコードでお話してきました。
ここのところ、四季のうつろいや、折々の風景をゆっくりと味わえない気候が続いていますが、今年こそ、かすかな秋の気配や、深まってゆく秋、感じたいですよね。
私も、今年、一度きりの秋を楽しみたいと思います!

そして、デビュー50周年を記念した全国アリーナツアー、大和証券グループpresents 50th Anniversary 松任谷由実コンサートツアー「The Journey」は、第2期がスタートしています。
秋から冬へ、季節をまたぎつつ、旅は続きますよ。
明日、秋分の日の9月23日・土曜日と、翌日の24日・日曜日は、横浜アリーナでのコンサート!
さらに、翌週9月28日・木曜日と29日・金曜日は、日本武道館にて開催します。

新しいツアーグッズも発売されているので、ぜひ、そちらもチェックしてください!
今回のツアーの衣装デザインを手がけたANNA SUIとのコラボグッズ、どれもがレアなアイテムなので、お早めにゲットしてくださいね。
タイダイTシャツやスウェットパンツ、フーディー、ほどよいサイズのバッグなど、公園散策にもおすすめ!
YUMING × ANNA SUI 50th Anniversary スカジャンも限定発売中です。

ここでもうひとつお知らせです。
11月29日に発売される「ユーミン乾杯!! 〜松任谷由実50周年記念コラボベストアルバム〜」は、松任谷由実コンサートツアー「The Journey」のコンサート会場でも予約できるんですが、しかも、会場限定購入者特典があります!

「ユーミン乾杯!!」をご予約、ご購入につき、先着で以下の3つのうちから、いずれかお好きな特典を1つプレゼントします。
「ツアーデザイン ポスター(サインプリント入り)」
「YUMINGデータブック(2023年版・全78ページ)」
「ユーミン万歳!オリジナル手提げ袋」

会場でのご予約もお待ちしています!
ツアーグッズの詳細を含めて、ツアーに関するスケジュール、先日発表した「ユーミン乾杯!! 〜松任谷由実50周年記念コラボベストアルバム〜」に関する情報、そのほか、私の最新情報や近況は、私の公式ホームページツイッター改め「X」Facebookインスタグラムなどでお知らせしています。
ぜひ、チェックしてみてくださいね。



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