Yuming Chord
松任谷由実
2024.1.5.O.A
すがすがしい気分で､より自由に､邁進してゆきたい！そんな辰年のｽﾀｰﾄを飾る今日のｺｰﾄﾞは｢Dragon｣です｡
■今週のChordは“Dragon”
Higher Power
Coldplay
久しぶりにｺｰﾙﾄﾞﾌﾟﾚｲを聴きました｡新春1曲目にﾋﾟｯﾀﾘな気がします｡
｢君にはもっと強い力がある･･･｣と歌う1曲｡
お送りしているのは､ｺｰﾙﾄﾞﾌﾟﾚｲで｢Higher Power｣｡
2024年､初ｵﾝｴｱの『Yuming Chord』､と､いうことで､まずは新年のごあいさつ｡
あけまして､おめでとうございます｡
今年も､金曜午前11時の『Yuming Chord』を､どうぞご愛聴くださいね！
さて｡昨年､ﾃﾞﾋﾞｭｰ50周年ｲﾔｰのﾌｧｲﾅﾙを飾るｺﾗﾎﾞﾍﾞｽﾄｱﾙﾊﾞﾑ､『ﾕｰﾐﾝ乾杯!!』のﾘﾘｰｽがあって､12月28日には全54公演のｱﾘｰﾅﾂｱｰ､｢The Journey｣を終えて･･･と､とにかくやりきった､2023年｡
年末年始は感慨にふけりつつゆっくり過ごして､今日が､私の仕事始めになります｡
すがすがしい気分で､より自由に､邁進してゆきたい！
そんな辰年のｽﾀｰﾄを飾る今日のｺｰﾄﾞは､｢Dragon｣です｡
古代中国発祥の暦､十干十二支でいうと､2024年は｢甲辰(きのえたつ)｣｡
｢甲｣は十干の始まりということで｢生命や物事の始まり｣を意味するといいます｡
で､今年の十二支は辰､になるわけですが､｢辰｣という文字には｢活発に動く｣という意味があるそうです｡
そこから､｢辰年｣には万物が動く､成長するという状態が表されていて､今年はいい意味でも悪い意味でも､動きのある1年､何かが始まる1年になるのでは･･･？と､言われているようです｡まさに､縦横無尽に動くﾄﾞﾗｺﾞﾝのｲﾒｰｼﾞ､ですね｡
ちなみに､西洋占星術的にみると､今は2022年12月から始まりつつある､｢風の時代｣｡今､時代を動かす大きな星が次々と､｢風の時代｣をｶﾀﾁづくる場所へ移動中で､今年11月頃から､｢風の時代｣が本格的に加速していくといわれています｡
そのため､今はとにかく､新しい自分に生まれ変わるための準備期間として､自由になるためのﾃﾞﾄｯｸｽや､自分らしく働くための学びを深めるとよいそうです！
実は､ｹﾞｯﾀｰｽﾞ飯田さんに昨年お会いして､私の2024年はどんな年になるかというと､やっぱり､2025年に変化の結果がはっきり形になるので､2024年は一生懸命､今のように準備期間として努力しましょう､ということを言われました｡
いずれにせよ､私は今年も､ﾜﾝ･ﾓｱ･ｿﾝｸﾞ！ﾜﾝ･ﾓｱ･ｽﾃｰｼﾞ!!の精神で進化し続けたいなと思っています｡
ちなみに､私にとっての｢ﾄﾞﾗｺﾞﾝ｣といえば､乗りこなす相棒･･･な〜んちゃって｡
昨年のｱﾘｰﾅﾂｱｰ､｢The Journey｣では､ﾄﾞﾗｺﾞﾝに乗って歌いました！
自分の中でどんどん“擬人化されて”というか､生きもののように思えてきて､特に本番中は､一体化してｵｰﾃﾞｨｴﾝｽに力を投げかけるという､そういう気持ちで歌っていました｡
ｽﾃｰｼﾞ面から10mくらいの高さまで上がるんですけれど､火を吹いているところ･･･実はね､自分では見えないんですよ｡でも､お客さんの顔が照らされたりして､あ､今（火が）出ているんだなとか｡
けっこう揺れるんですけど､ちっとも怖くなかったです｡
それも､自分の中で（ﾄﾞﾗｺﾞﾝが）生きものになって力を合わせて時間を作っていく景色があったからかな･･･｡
東洋のﾄﾞﾗｺﾞﾝは､人間と交流をもったり､助けてくれたりもする存在です｡
私にとっても､ﾂｱｰ中は本当に頼もしい存在でした｡
ではここで､今日のｺｰﾄﾞ｢Dragon｣にちなんだ1曲を｡ﾋﾞｯｸﾞ･ｼｰﾌで｢Dragon New Warm Mountain I Believe in You｣｡
Dragon New Warm Mountain I Believe in You
Big Thief
ｱﾒﾘｶ･ﾌﾞﾙｯｸﾘﾝ出身のｲﾝﾃﾞｨｰｽﾞﾛｯｸﾊﾞﾝﾄﾞ｡ｻｳﾝﾄﾞからすると､東洋的な龍を想像しますね｡
今日のｺｰﾄﾞは｢Dragon｣｡
辰年の始まりに､想像上の生き物とされている｢龍｣について考察しています｡
でも､こうして改めて考えてみると､説明がつかない不思議な自然現象への恐怖とか､天変地異で受けた被害の悲しみを克服するために､人間の想像がﾄﾞﾗｺﾞﾝを生み出した･･･ということなのかな､と思います｡
稲妻も､竜巻も､隕石が落ちてくるのも､みんなﾄﾞﾗｺﾞﾝの仕業だと見立てて､物語をつくる｡
そうやって､畏れを希望に変えながら､試練を乗り越えてきたのかもしれません｡
ｲﾏｼﾞﾈｰｼｮﾝ､大事です！
2024年､今年は本格的に創作活動に取り組みたいと思っているんですけれど､想像力は､欠かせないﾊﾟﾜｰです｡
多分､いろんなものが（想像力を）刺激するんだと思うのだけれど､“狙っちゃ駄目”って､最近､思っています｡
確かに､狙って何かをするより､無意識だったり､なんてことのないところにｲﾝｽﾋﾟﾚｰｼｮﾝの泉があるな､と｡これまで過ごしてきた時間が､どれも無駄じゃないといいな･･･と思っている､そういうﾀｲﾐﾝｸﾞです｡
2024年は､まわりの激動に巻き込まれて翻弄されることなく､自分の好奇心のおもむくままに学びを深める1年にすることが開運の鍵だそうですが､積極的にやる､ということが･･･さっき言った話と矛盾しちゃうんだけれど､“脱力したい”ですね｡上手に休むというか､その方が良いﾊﾟﾌｫｰﾏﾝｽにつながったり､脳のﾊﾟﾌｫｰﾏﾝｽも上がると思うので､ぜひそうありたい｡
6〜7年前に､｢ｱﾚｸｻﾝﾀﾞｰ･ﾃｸﾆｰｸ｣という､力を抜くﾒｿｯﾄﾞの勉強をしていたという話を､この番組でもしたことがあるかもしれないんですけれど､それが何となく､昨年の｢The Journey｣ﾂｱｰや何かで､あ､できているな､と思う時がありました｡そのくらい､身体に入ってくるのに時間がかかるんですね｡
でも､とにかく来年､変化がはっきりするから､その直前の今年は､準備として大事だと思います｡
いずれにしても､すこやかに､歩みを止めることなく､一歩ずつ前へ進んでいきたいと思います！
では！今日のｺｰﾄﾞ｢Dragon｣にちなんだ1曲を｡私が最初に龍に乗った時に､そのﾃｰﾏとして自分の中で作った曲です｡
REINCARNATION
松任谷 由実
誰も龍に乗ったことがないし､本当の龍なわけではないんだけれど｡でも､私がｸﾚｰﾝ式の龍に乗ることで､生きものになるんですよ｡
お送りしたのは､ｱﾙﾊﾞﾑ『REINCARNATION』から､｢REINCARNATION｣でした｡
今日は､｢Dragon｣というｺｰﾄﾞで､辰年･初ｵﾝｴｱをお届けしてきました｡
私の､｢2024年の目標｣みたいなこともお話しましたけれど､ﾄﾞﾗｺﾞﾝのように､強く､たくましく､自分らしく！
私はまず､自分に飽きないように､ｱｸﾞﾚｯｼﾌﾞな1年を過ごしていきたいと思います｡
そうそう､目下､手前味噌ながら飽きずに聴いているのは､昨年12月にﾘﾘｰｽされたｺﾗﾎﾞﾍﾞｽﾄｱﾙﾊﾞﾑ『ﾕｰﾐﾝ乾杯!!』です｡
これはある種､実験ｱﾙﾊﾞﾑだったので､ﾘｽﾅｰをそこに付き合わせて･･･という気持ちもあるけれど､次なる伸びしろというか､自分の中での可能性を秘めたｱﾙﾊﾞﾑだと思っているので｡
自分のｱﾙﾊﾞﾑなのに､謎の部分もあるんですよ｡謎があるっていいことだな､と思いながら､また聴いたりしています｡
そして､毎年恒例､もうすぐﾘﾊｰｻﾙをｽﾀ―ﾄするのが､｢SURF&SNOW in Naeba Vol.44｣です｡
今年は､2月5日（月）から全8公演を苗場ﾌﾟﾘﾝｽﾎﾃﾙの｢ﾌﾞﾘｻﾞｰﾃﾞｨｳﾑ｣にて開催します｡
そして今年も､｢NET RESORT『Y-topia』Vol.6｣の開催が決定しました｡
｢SURF&SNOW in Naeba｣のｺﾝｻｰﾄ期間中に､ﾗｲﾌﾞ映像や苗場情報盛りだくさんのｺﾝﾃﾝﾂを配信する､期間限定ｽﾍﾟｼｬﾙｻｲﾄです｡
ﾁｹｯﾄの先行発売は1月10日（水）からｽﾀｰﾄしますので､ぜひ､ﾁｪｯｸしてみてくださいね｡
｢NET RESORT『Y-topia』｣の詳細や最新のｲﾝﾌｫﾒｰｼｮﾝは､私の公式ﾎｰﾑﾍﾟｰｼﾞやﾂｲｯﾀｰ改め｢X｣､Facebook､ｲﾝｽﾀｸﾞﾗﾑなどで確認してください｡
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