メッセージ
today's topic

映画を作ることを前提に書かれたという珍しいスタイルの小説。まず小説を読み、すぐ映画を観るという経験は初めてでしたが、イメージしていたのとは違う建物の細部を映画で確認できたり、映画では気がつかなかった登場人物の無言に込めた思いを小説で知ることができたりと、小説+映画は想像以上の相乗効果がありました。ところで、『第三の男』は小説と映画で結末が違うのですが、映画の方の結末が良いと小川さんと私の意見は一致。ぶれない生き様を見せつける女性・アンナには、やっぱり最後もぶれてほしくない!というのがその理由なのですが、さて、どちらのエンディングがお好みですか?
(アシスタント:藤丸由華/藤丸のブログはこちら!

2011年11月20日
向井万起男
『君について行こう
─女房は宇宙をめざす』

2011年11月13日
アゴタ・クリストフ
『悪童日記』

2011年11月6日
曲亭馬琴
『南総里見八犬伝』

2011年10月30日
岡本太郎
『人間は
瞬間瞬間に、
いのちを捨てるために
生きている。』

アーカイブ
映画「第三の男のテーマ」(ハリー・ライムのテーマ)/アントン・カラス
1949年のイギリス映画。キャロル・リード監督、ジョセフ・コットン、オーソン・ウェルズ出演。この有名なメロディーはチターのアントン・カラスが作曲しました。
ロベルト・シュトルツ:プーラター公園の春/ウィーン・シュランメル楽団マルガリータ・トゥシェック(ソプラノ)
かつてのウィーンとは様変わりしていた大戦後もプーラター公園の観覧車は回っていました。

エンド・オブ・ザ・ワールド/スキーター・デイヴィス
ハリー・ライムに愛されていなかったと知るアンナ、ハリーの別の顔を知って親友と思っていたロロも「世界の終わり」と感じました。戦争で世界の終わりをみた人たちを思って。

 
今まで紹介した作品
当サイトは Amazonアソシエイトプログラムを利用しています。