今週スタジオにお越し頂いたのは、
株式会社クレオフーガ 代表取締役社長 西尾周一郎さん。
1982年岡山県生まれ。
地元・岡山県の大学で工学部に4年、経済学部に2年間在籍。
幼い頃からエレクトーンを習い、学生時代は音楽制作に没頭していたことから、
「音楽を作る人と 使いたい企業をマッチングする」というビジネスに着目。
大学在学最後の年の2007年、株式会社クレオフーガを創業。
会社は今年で設立 まる11年を迎えます。

まずは、会社のメインのサービスについて伺いました。
　　　　
「メインは、オーディオストック、
　音をストックしているサービスという意味なんですが、
　基本的には、音楽の使用権を売買するマーケットになっていまして、
　フリーの音楽家だったり、アーティストやシンガーソングライターの方が、
　自分の作品を弊社のサイトにアップロードして、それを企業にみていただいて、
　気に入ったら買っていただくというサービスです。
　なので、基本的には、フリーやインディーズなど、
　いわゆる大手の芸能事務所や音楽事務所に所属していない方を
　ご支援しているようなサービスです。色んな方がいらっしゃるんですが、
　プロとして活躍されている中で併用されている方も居ますし、
　普段はサラリーマンという方で週末作曲家という方も居ますし、
　地方に住んでいるので音楽活動がしずらいという方にも
　利用していただいています。」

実際にどん風に利用されているのか、伺いました。

「一番多いのは、映像関係でして、例えばCM関係が多いですね。
　最近は、YOU TUBEなど様々な動画が増えている中で、
　動画のBGMとして使ったりとか、イベントのBGMやアプリのBGMなど、
　色んな所で使用していただいています。
　変わったところで言うと、お寺の中で使うイベントのBGMですとか、
　イベントの場合、権利的に市販のCDを使うと問題になるシーンが多い、
　許諾を取るのが大変なので、そんな時にうちのサイトを利用していただいています。
　ワンクリックで買えてそのまま使えるので、すごく便利なのかなと思っています。
　値段も一曲数千円くらいと手頃です。」

音楽を作る人と 使いたい企業をマッチングすることに成功した西尾さん。
現在のサービスを始めるのにはこんな思いがありました。

「元々は音楽コンテストを開催するサービスをやっていまして、
　それで事業的に苦戦した部分もあって今のオーディオストックになりました。
　オンライン上で音楽は集まるのですが、それが埋もれてしまう、
　アップロードがされて終わってしまうのがもったいないので、
　それを企業や商用の場で使ってもらえないかなと思って考えました。
　なので、すぐ検索てきるように、爽やか、ロック、ピアノ、など
　キーワードで検索しやすくしています。」

しかし、サービスを充実されるためには、こんなハードルがあったと言います。

「いろんなハードルはあったのですが、一番は曲数を増やすこと。
　数千曲じゃニーズを満たせませんでした。
　ようやく今、十万曲を越えて、お客様のニーズを満たせるようにいなってきました。
　音楽の利用方法も増えて、著作権の問題など、
　つくる側も使う側もなんとなく不便に感じていると思うので、
　僕らのサービスでお互い便利なものになればいいと思っています。」

西尾さんが、その先に描くビジョンとは？
来週も引き続き、
株式会社クレオフーガ 代表取締役社長 西尾周一郎さんに伺います。
お楽しみに！