2026.06.23
企業と部活の架け橋に
ONE MORNING「The Starters」
火曜日のこの時間は社会に風穴を開けようと取り組む若き起業家をお迎えして
そのアイデアの根っこにあるものや未来へ向けたビジョンを伺います。
今週と来週のゲストは、株式会社スポンサーズブースト CEOの西里 将志さんです。西里将志さんは、大学卒業後、金融機関に入社し、5年間法人営業に従事。その後、営業コンサルティングなどを行う会社を設立、さらに2社目となる株式会社スポンサーズブーストを設立。大学団体への小口スポンサープラットフォームを展開されています。
今週は事業内容をうかがっていきますが、その前に、営業の大会「営業天下一武道会」、そして「S1グランプリ」の2つの大会で優勝されたことがあるとお聞きしました。これはどんな大会なんですか?
「営業天下一武道会」はベンチャー企業系の役員や代表とかセールスが集まって行われる大会で、「S1グランプリ」の方は割と大手出身の人たちが集まる大会で別の大会ではあるんですが、やることはシンプルで、与えられるのは10分間でその間に同じサービスを同じ相手に対して100人の前で売ってくださいというものでした。」
そういった営業スキルは努力で手に入れたんですか?それとも元々上手だったんですか?
「自分は完全努力です。サラリーマン時代、金融時代は最初は年間で全く売れず、売れなさすぎて、「今すぐお前辞めるか、もしくは坊主してこい」と言われたこともあります。そこから3年目の時に出会った上司がとても再現性がある営業の考え方をお持ちの方で、その方に徹底的に1年間教えていただいて、その後はもう学んだものを実践していきました。」
営業も努力で力がつく世界なんですね。
では事業内容について、まず大まかな内容を教えてください。
「一言で言うと、スポンサーズブーストは、企業が大学の部活であったり、サークル、もしくは学生団体に対して月額3万円くらいから気軽にスポンサーができるようなプラットフォームをやっております。」
これはかなり画期的ですね。スポンサーすることは応援の意味もありますが、自分たちの認知を進めたくてスポンサーをするのが中心ですから、影響力のある学生をスポンサードできるのは企業にとってもプラスですよね。
「一般的な考え方のスポンサーがまさしく今おっしゃっていただいた通り、いわゆる企業ロゴをつけたり、認知を広めたりするための広報ブランディングです。でもうちの会社では少し観点を変えていて、採用の軸に置いています。スポンサーの予算を出すところを、広報マーケティングではなく、人事から出してもらうんですね。売り手市場ということもあり、強豪校じゃなくても企業側は学生と接点を持ちたいので、いろいろな企業がいろいろな学生にスポンサーされるっていうようなロジックになっています。」
学生の時から応援していただいてたご縁のある会社に入社するといったことがあれば、売り手市場の今、企業にとっては嬉しいですよね。
実際にどれくらい数の団体さんが登録されているんでしょうか?
「今は100大学、600団体で登録していただいています。関東・関西中心ではあるんですが、それ以外も地方のいろいろな大学に登録いただいています。」
実際に就職までいくケースというのも多いんですか?
「多いですね。やっぱり今採用の媒体に掲載しても、そもそも見られない、流れてしまうという課題があるので、このサービスの特徴として、スポンサーをするとその団体と年16回接点が持てるので、その接点自体が採用における価値になる、というイメージですね。」
スポンサー企業に人気の部活はありますか?
「企業の考え方によるんですが、いわゆる王道の野球やサッカー、ラグビーといったところはもちろん人気なんですけれども、意外とスポーツの中のマイナーな、例えばラクロスやアメフト、アイスホッケーといったところも主体性があるといった観点で人気です。あとは意外な観点として、今女性雇用率を企業として上げようという動きあるじゃないですか。なので、女子大学や女子バレーボール部や女子ソフトボール部といった女性がいる部活に絞ってスポンサーする企業もあります。」
これは個人でも嬉しいし、部活の顧問としても部活に勢いが増すので嬉しいですよね。
逆にスポーツ系以外の文系の部活をスポンサードしている企業もあったりするんですか?
「文系企業が文系の部活やサークルに出資しするというケースもあります。理系人材が欲しい企業が、理系サークルや研究室にも出資できたりします。」
一人当たりのスポンサーになるんですか?それとも部活動、サークル単位でのスポンサーになるんですか?
「部活動、サークル単位でのスポンサーになります。」
気になるのがスポンサー料ですよね。これは一律なのか、個別で話し合うのか、どうなんでしょうか。
「部活側に最後決めてもらっている、というのが回答になります。最少は月額3万くらいから募集ができるんですね。あとは結構部員数によって変わってくるイメージで、3万だと30名から50名、5万だと50名から80名ぐらいですね。」
例えば一つの部活にいくつかスポンサーが付くなんてパターンもあったりするんですか?
「ありますね。MAX10までつけられるようにしておりまして、今一番ついているところでいうと、5企業ぐらいがついている団体がありますね。」
競合かぶりの調整はどうするんでしょうか?
「そこはスポンサーする前に開示しているので、企業様に最終的にはジャッジメントしてもらっています。」
ビジネスモデルとして、どうやって利益を上げてらっしゃるんでしょうか。
「ベースは手数料モデルです。 なので、100万円いただいたら、うちに手数料を少しいただいて、差額分を部活動にお渡しするっていうのがベースです。 でもこれだけだとなかなか伸びないので、うちはこの商材をフック商材として企業様に営業しに行って、そこから企業様の採用課題や候補課題に合わせてコンサルっぽく様々なサービスを提案するっていうのがメインの収益源ですね。」
手数料の代わりに、スポンサーをしたいサークルや、部活動を見つけてきてもくれるんですね。
「全部やります。年16回の接点の時も、うちの CS 担当が間に入って調整します。」
スポンサーがついたことで、大学の部活での具体的に変化は何が起きますか?
「いわゆる強豪校以外はほとんどの団体はお金に困っているので、シンプルに資金面で助かりますよね。例えば、先ほどの4企業、5企業スポンサーがついているところは月5万ということで、年間でいうと200万ほど集まるわけですよ。それ学生にとっては大きいですよね。」
それはかなり大きいですね。お金がない部活だと遠征費などでも負担になり部活が発展しづらくなっちゃいますもんね。
最後にこれまで乗り越えてきたハードルを教えてください。
「一番は「この事業は絶対伸びない、事業として成り立たない」といろんな人に言われました。でもこれを乗り越えて、有名なサッカーの本田圭佑さんの会社からも出資いただいてたりして、もう伸ばすしかない状況に来ていて、そこを乗り越えたっていうのが一番のハードルでしたね。」






20代~30代の若手起業家をゲストに迎え、





