2026.06.02
ロマンチックな社会を
ONE MORNING「The Starters」
火曜日のこの時間は社会に風穴を開けようと取り組む若き起業家をお迎えして
そのアイデアの根っこにあるものや未来へ向けたビジョンを伺います。
今週のゲストは先週に引き続き、rayout株式会社 代表取締役の吉田 壮汰さんです。吉田 壮汰さんは1991年生まれ、石川県のご出身。大学卒業後、メディア会社に入社し、広告営業に従事。その後、ベンチャー企業の事業立ち上げに参画。そして、2019年にrayout(レイアウト)を設立されています。
先週は主な事業内容をうかがいました。先週は主な事業内容をうかがいました。メインに展開されているのが、スポットPMというサービス。人事、経営企画、新規事業、マーケティングといった領域で発生する比較的小規模で短期間のプロジェクトにPM=プロジェクトマネージャーのプロが定例会議から入り、プロジェクトの進行そのものを伴走するサービスということで、小さい会社さんもあれば、一万人以上の従業員の方がいらっしゃる大きな会社さんまで、多種多様な会社にプロジェクトマネージャーとして入っているというふうに伺いました。
今週は、吉田壮汰さんご自身にフォーカスしたいと思います。ご出身が石川県ということどんなところで育ちましたか?
「端的に言うとめちゃくちゃ田舎でした。今でこそ金沢は盛り上がっていますが、私が子どもの頃は終電が22時半ぐらいの津幡町っていうちょっと田舎の方に住んでいまして、 石川が全部そういうわけじゃないんですけど、僕の家が9人兄弟の11人家族でした。」
9人兄弟はすごいですね!壮汰さんは何番目なんですか?
「4番目ですね。」
下に5人もいるんですか!そういった家庭環境が考え方や性格に与えた影響って何かありますか?
「一回計算してみたんですけど、コミュニケーションの組み合わせが2036通りあるんですよ。なので、そういったところからコミュニケーションは比較的いろんなパターンを経験したんだろうなとは思います。」
今コミュニケーション能力が長けていたり、多種多様な業種に対応できていたりするのはその影響かもしれないですね。
当時兄弟喧嘩とかはしましたか?
「あんまりしなかったですね。一番仲がいいのは一番上の兄だと思います。」
商売をすることについて、子どもの頃からそういう意識はあったんですか?
「ありましたね。うちは結構貧乏だったので、ゲームがなかったので一番上の兄が牛乳パックなんかを使って自分でゲームを作っていたんです。そういうハンドメイド系の文化がもともとあって、お小遣いも少なかったので、よくお菓子をお小遣いでまとめて買って友達にばら売りするみたいなことしていました。」
まとめて買うと安いですからそれをバラ売りにして単価を乗せていたんですね(笑)。
その頃からもうビジネスマインドがあったんですね。
早くも学生時代からいろんな事業にも挑戦されていたそうですね。
「そうですね。結構いろんな事業を自分で考えてやってみていたんですが、大学の時はインターネットを売るのが流行っていたので、友達と集団でインターネットをピンポン押して訪問販売をしていたんですが、それは結構儲かりましたね。他には、いわゆるシーシャ、水タバコって最近流行ってるじゃないですか。私は大学が名古屋だったんですけど、当時名古屋にシーシャ屋がなくて、中国から仕入れて売り歩こうという話になった時に、中国から仕入れたシーシャが偽物で、税関で引っかかってしまい、それでだいぶ借金ができてしまったみたいな失敗例もありますね。」
そうなんですか。じゃあもうシーシャは見たくないって感じですかね?
「そうですね、もう全然行かないですね(笑)。」
大学卒業後、一度就職されているとお聞きしました。これはなぜだったんでしょうか?
「少し遡るんですが、大学中にコンサルティング団体みたいなものを作ろうかなということで、手を替え品を替えやっていたんですが、その時に、老人ホームの方々にパンを売るっていうチャンネルを開拓しますみたいなことやっていて。結局それも長続きしなくて、やっぱりちゃんと何か自分が飽きないことをやりたいなっていうふうに思った時に、いろいろな業界を見たいなと思い、まさにこの番組のように、いろいろな会社の社長さんや経営者の方を取材する雑誌の会社に入ったという経緯ですね。」
rayout設立の経緯というのは、そこでの経験が大きかったんですか?
「そうですね。いろいろやってみて、やっぱり自分が続くことをやらないって意味ないなと思ったので、人生をかけられるミッション的なものを探しに最初の会社を選びました。やっぱりその人らしさをお金に変えるみたいなところって、実はとあるはがき職人さんとの出会いがきっかけでした。いろいろアルバイトする中で、コンサートの搬入のアルバイトやってた時に、そこで一緒に働いていたおじさんと仲良くなり、喫煙所で喋っていると、「俺はがき職人やってるんだ」と言っていて、話を聞いたらめちゃくちゃ面白かったんです。こういう人たちがもっとお金稼げるようになったらいいなっていうのがずっと残っていて、そういうことをやりたいなと思って会社を作ったという感じですね。」
先週も乗り越えてきたハードルのお話の時に、立ち上げてすぐコロナが来たとおっしゃっていましたよね。そこで、スポットPMというビジネスに切り変えてうまくいくようになったというお話があったと思うんですが、ということは最初はスポットPMじゃなかったんですね。
「最初はクラウドソーシングみたいなもののビジネスで、クリエイターさんが企業の案件に参加できるようなマッチングサービスみたいなことやっていたんです。そこから少し発展して企業さんの課題から入ろう、というのが今の事業ですね。」
事業を展開していく中でのやりがいは何かありますか?
「社員目線でいうと、企業さんの課題に一緒に伴走していくっていう形になるので、作って終わりではなくて、目に見える成果を一緒にシェアできるっていうのはいいかなと思っています。」
他のご兄弟で起業された方はいるんですか?
「多分いないですね。ただ、みんな好きなことしているので楽しそうです。」
最後にこれからの夢を教えてください。
「ロマンチックな社会を作っていきたいというのが夢です。今 AIの発展ってすごいじゃないですか。みんなの仕事をなくしていきますみたいなことを言われていますよね。そこで、「じゃあこれから働かなくていいのか」みたいな話になるじゃないですか。でも、僕の周りにいる人って、社会に何か役に立っている実感がないと幸せにならない人が多いんです。なので、「自分がこういうことでみんな面白がらせてやったぜ」とか、「このプロジェクトに入って成長させたぜ」っていう、何かその人だからこそできる、社会に役に立てる実感みたいなものを増やしていきたいなって思うと、新しい “PM”って形だったり、 PM の先にあるクリエイターさんをうまく活用してプロジェクトをうまく進めたり、こういった新しい仕事の枠組みを作っていくっていう、人の仕事をもっともっと再定義していくっていうのはチャレンジしたいなと思います。」






20代~30代の若手起業家をゲストに迎え、





