三協フロンテア presents The Starters(ザ スターターズ)

パーソナリティ ユージ・吉田明世20代~30代の若手起業家をゲストに迎え、
彼らがどんな発想や未来への展望を持ってブレイクスルーを起こそうとしているのかお話を伺います。
高い意識とモチベーションで社会に風穴を開けようと取り組む彼らの話が、
「あなたも、世の中を変えられる!」という、
朝、仕事へ向かうビジネスパーソンのやる気のカンフル剤になることを目指してゆきます。

Guest ゲスト

2026.04.21

図解で知の民主化を

株式会社図解総研 代表取締役
近藤 哲朗さん
図解を用いた
コミュニケーションデザインを推進


ONE MORNING「The Starters」
火曜日のこの時間は社会に風穴を開けようと取り組む若き起業家をお迎えして
そのアイデアの根っこにあるものや未来へ向けたビジョンを伺います。

今週のゲストは先週に引き続き、株式会社 図解総研、代表取締役の近藤 哲朗さんです。近藤 哲朗さんは、1987年生まれ、東京のご出身。大学、大学院を経て、面白法人カヤックでディレクターを務め、その後、独立。2018年に出された『ビジネスモデル2.0図鑑』が10万部のベストセラーとなり、2020年、ビジュアルシンクタンク「図解総研」を設立されています。
先週は主な事業内容をうかがいました。企業や研究機関、行政とともにビジネスモデルや環境問題、政策など社会の複雑な情報を図で可視化する”図解”を提供されていて、図解というツールを通して、人々が自分の声を社会に届けられるような環境を作ろうとされています。
近藤さんは、そもそもどうして「図解」というものに興味を持ったんですか?

「もともと大学と大学院で建築を専攻していまして、建築を設計するときにどんな建物をつくるのか、人に説明をする必要があるんですが、その時にコンセプトや抽象的な概念を図で表すことが結構多かったんですね。 その頃から、実際の建物とは別に図で説明するっていうことが必要で、好きになっていったということがあります。」

いつ頃から図が好きになったとかあるんですか?

「昔から数学は好きでしたね。」

図を頭の中で展開できたりするタイプだったんですか?

「そうですね。ひたすら折り紙を折っていたのでそれも関係あるかもしれないですね。」

図というと地図や路線図も図に含まれると思うんですが、そういったものも好きでしたか?

「地図や路線図は結構苦手で、図ならなんでも得意というわけではなかったですね。」

間取り図はいかがですか?

「間取り図は建築を学んでいたこともあって好きでしたね(笑)」

言葉では表しにくいものも、図があることによってすごく理解が進むことってあると思うんですが、例えば自分の中の言葉を図にしようって思った時に、まずどんなことをすればいいんでしょうか?

「これは少し逆説的なんですけど、図解をするときにはあえて言葉をまず考えるんですね。言葉から考えて、どういうふうに言葉で説明できるのか。正しく説明できれば、それを図にするっていうことは後からできるけども、正しく言葉で捉えられてないと図にもしにくいんです。」

図は理数系のイメージありますが、まず文系というか、国語力が大事ということですか?

「国語力が実は一番大事かなと思います。」

例えばコップとは何か図解で他の人に説明しようとしたらどうやってやるんですか?

「コップってやっぱり人が飲むものであって、かつ、水やオレンジジュースといった何か飲むもの、そのコップの柄や素材など、そこに形容詞や動詞といったいろいろな言葉が紐付いてきますよね。そういった一連の言葉の流れ、どう言葉が紐付いているのかってことを理解して、それを図に起こしていく。何がどう関係しているのかということを図に起こしていきます。」

まず文章を書ける力っていうのが必要になってくるんですね。

「あとは比較も大切です。二つのコップを比較して、何のために図解を作るのかっていうことも非常に重要かなと思います。」

図解総研さんのビジネスモデルって、いろいろな企業さんの企業ビジネスモデルを図解で表すというお仕事だと思うんですが、図解するにあたって相手の会社さんを深く理解することが必要になってきますよね。

「企業さんを理解するにあたって取材することもあるんですけど、当事者だと情報量多すぎて何を話して何を削っていいのかわからないこともあるので、第三者として入って図にするっていうことが逆によかったりもします。」

例えばこの番組も図解することもできるんでしょうか?

「そうですね。基本図解できないものはないので。」

例えば今この番組を図解するとしたら、どういう要素を考えていけばいいんでしょうか?

「何のためにどう伝えるかっていう目的をまず考えます。スポンサーを探すための宣伝だとしたら、リスナーさんがどういう層で、どんな属性の人がいるのかということをグラフにします。」

図解がビジネスになるかもと思えたのは何かきっかけあったんですか?

「最初に出した本が結構売れたということもあって、そこからいろいろな研修の依頼や、コンサルティング、ちょっとアドバイスしてくれないかといった問い合わせがすごく増えたっていうことがビジネスになるかもと思ったきっかけですね。」

改めて起業することに大切なことって何だと思いますか?

「今のAI の時代、考えることは AI で代替できちゃう中で、自分が結局何をやりたいのか、何を成したいのか、どこに好奇心があるのかということが結局問われてきてると思うのでmそれを本当に突き詰めた結果、起業も一つの手段だと思うので、起業じゃない手段でそれができればもちろんいいですし、起業という手段でそれが解決できるんだったら、その好奇心を探求心を目指していくのがいいのかなと思います。」

起業の魅力はどういうところだと思いますか?

「自分で全てのことを決められるということですね。あらゆることがある意味自分の責任であり、逆に言えば自分で決められるので、全ては自分次第ということが面白くもあり、大変でもあります。」

先頭に走って舵を切りリーダーとしてうまくいったら、そのやりがいはもちろんあるし、一方で先頭を走る者として責任も問われますからね。
図解総研さんは基本的に企業さんからの依頼を受けているとおっしゃっていましたが、一般の方からの依頼も全然 OK ですか?

「もちろんです。そういった依頼があればお受けします。」

最後に、これからの夢を教えてください。

「図解も手段なんですが、ビジネスモデルや会計や政策や、一般的に難しいと言われる概念にもっと多くの人が触れて、「これだと自分でも考えられるかも」とか、「面白いかも」と思えるような人が増えたら、もっといろんな人が面白いビジネスモデルを考えられる、知の民主化みたいなことをやっていきたいんですよね。それをもっと日本だけじゃなくて世界も含めて、図解って世界共通でビジュアルという言語を超えるものだと思うので、もっと広めていきたいなと思っています。」

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