topics

最新の記事

自治体の取り組み 東京・新宿区

番組では、月に1回、都内の自治体が行っている
防災への取り組みをご紹介致します。

6月は東京・新宿区です。
新宿区には、世界最大の利用者と言われている新宿駅があります。
利用者は、一日340万人を超えるとも言われています。
もし、大きな地震が起きたら、無理に帰ろうとせず、
安全であれば職場などにとどまる事が求められています。
そこで、今朝は、「新宿区の帰宅困難者対策」についてお伝えします。

新宿区危機管理担当部 危機管理課長 
福岡 純也さんに伺いました。

一つは一時滞在施設の確保という事で、新宿区で災害が発生した場合、
帰宅困難者がおよそ3万8000人でると言われている、東京都の想定で
出ています。新宿区としては平日、夜間、電車が止まって帰れないと、
そういった方たちが一時的に滞在できる施設を駅周辺に確保するというの
が仕事になります。もう一つは新宿ルールというのがあるんですけれども
、新宿駅周辺の事業者が集まって構成する新宿駅周辺防災対策協議会というのがあって、

こちらはこちらで自分達の町は自分達でなんとかしようと、
いった所で取り組んでいるので、連携しながら帰宅困難者対策に取り組んでいる事になります。

お話しの後半に出てきた、「新宿ルール」
多くの人が駅などに滞留すると考えられる事から、
日頃から大規模な避難誘導訓練などを行い、
そこで出て課題を整理し、大地震発生時の新宿駅周辺で
混乱が起きない様に日頃から訓練を行っているという事です。

新宿区全体では、78カ所の一時滞在施設があり、3万4千人の人が
滞在する事ができます。その中で駅周辺にある、一時滞在施設は、37カ所
1万7千人を収容できるという事です。今後も、駅周辺や新宿区内の
施設などと協定を結んで、避難者が一時的に滞在できるスペースを
増やしていきたいという事です。

ところで、
新宿区内の避難所や一時避難施設については、区のHPに掲載されていますが、
災害が起きた時、全て一時滞在施設などが開設されるわけではありません。
それで、開いたか、開いていないについてどのように情報をとればよいのでしょうか?
福岡さんのお話しです。

区の防災情報や区のHPも災害時は災害専用に切り替わるので、
そういった避難情報がアップされる様になります。もう一つは東京都が開発している、
帰宅困難者オペレーションシステムが今年度から稼働していますので、
LINEに登録しておくと、どこが空いているかという情報がすぐにみられると、
いったものになりますので、そういったものを使っていただきながら、
避難場所を探していただくというのが一番良いかと思っています。

帰宅困難者オペレーションシステム、LINEに登録するだけなので
とても簡単です!「キタコンDX」または、
「帰宅困難者オペレーションシステム」と検索してみてください!!

Qアールコードが表示されていますので、登録してみてはいかがでしょうか?

能登半島地震の教訓から、昨年度、携帯トイレやアルファ米が入った、
在宅避難啓発セットを全世帯に配布をしたという事です。
新宿区では、これからも
在宅避難の啓発や防災意識の向上を図るなどの取り組みを
積極的に行って行きたいという事です。

6月は、新宿区の防災の取り組みをご紹介しました。
続きを読む

recent entry

記事一覧

special program

過去の防災関連番組