来週9月1日(月)は防災の日です。
防災の日は、1923年9月1日に発生した
関東大震災を教訓に国民の防災意識を高める為に制定されました。
この日は、日頃の防災対策を再確認する日です。
そんな中、防災意識に関する民間の調査で、
今後、防災対策として使いたい1人あたりの金額を訪ねた所、
平均5473円で、去年より5%ちかく減少しました。
物価高の影響や能登半島地震で高まった危機感が
薄れてきている事が背景にあると分析されています。
確かに生活必需品など価格の高騰で防災対策に
お金を捻出するのは大変と思っているご家庭も多いのではないでしょうか?
そこで、日頃あるものを上手に災害時に活用するという視点から
食の防災対策「ローリングストック」についてご紹介します。
ローリングストックとは、普段の食品を少し多めに買い置きをして、
賞味期限を考えて古い物から消費し、消費した分を買い足す事で
常に一定量の食品が家庭に備蓄されている状態を保つための方法です。
費用や時間の面で普段の買い物の範囲内で済ませる事ができ、
買い置きのスペースを少し増やすだけでよいというメリットもあります。
一般的には、賞味期限が長めで常温保存ができる食品や日用品が
ローリングストックに向いていると言われています。
備蓄の目安は、家族の人数×最低3日分、できれば1週間分です。
そう言われても、何をどのくらい準備すれば
いいか分からないという方もいらっしゃると思います。
ここで初心者でも始めやすい方法をご紹介します。
いつも食べているものをベースに1週間分の献立表を作り、
必要なものを揃えましょう。そうすれば、被災した時でも
食べなれたものを口にする事ができます。
献立は、主食、主菜、副菜を、飲み物を入れる様に考えましょう。
献立と必要な食材の量を書きだしたら、
自宅にある分を差し引いて買い足していきます。
献立を作るといいのは、必要な量がはっきりする為です。
これまで、食品を備蓄していなかった人は、日常的に食べている缶詰や
袋麺を買う時に、もう1缶、もう1パック多く買う所から初めてみましょう。
農林水産省のHPにある、
「災害時に備えた食品ストックガイド」も参考になりますので、
一度見てみるとイメージが湧くと思います。
最後にローリングストック、備蓄のコツは3つです。
まずは、普段食べている食材を多めに買って、蓄える。
次に、普段の食事として食べる。
食べたら買い足して、補充する。この3つを繰り返しましょう。
ローリングストックを始めて知った方、
是非一度挑戦してみてはいかがでしょうか。
TOKYOFMでは、9月1日(月)
防災ワンデー「首都直下地震に備える 日常防災」と題して、
BlueOcean、オールタイムベスト、山崎怜奈の誰かにはなしたかったこと。
スカイロケット・カンパニーの各ワイド番組の中で
今から役に立つ防災情報をお届けします。
是非、お聴きください。