今週、九州では、記録的な大雨となり、熊本県では線状降水帯が発生し、
益城町を流れる3つの川が氾濫して多くの住宅が浸水被害に見舞われました。
くしくも、今週7月4日(火)は熊本県で起きた7月豪雨から3年。
7月豪雨=熊本豪雨とも言われますが、
この豪雨は、熊本県南部を中心に線状降水帯が発生し、
予想をはるかに上回る大雨となりました。
この降り続く大雨で、球磨川が氾濫、人吉市や球磨村の中心部が浸水し
1万2000人以上が被災し、67人が亡くなりました。1分
今朝は、「7月豪雨から学ぶ5つの教訓」をお伝えします。
【教訓? 線状降水帯の危険性】
線状降水帯が発生すると甚大な被害が起こる事が分かった、
7月豪雨。この災害のあと気象庁は、予測技術を向上させ、
線状降水帯の発生予測や発生情報の発表を始めました。
発生予測が出された場合、災害が起こるかもしれないという
心構えをして避難の準備をする事や、
発生情報が出た場合は、命を守る行動が大切です。
【教訓? 梅雨の予想の難しさ】
線状降水帯が発生する、前日予測されていた雨の量は、球磨地方で200ミリ
しかし、実際は各地で400ミリ以上の雨が降りました。
平年の1か月で降るような量の雨が1日で降った事になります。
予測技術は年々高まっていますが、それでも梅雨の大雨は予測が
難しく予想外の雨になる事があります。
『梅雨の時期は予想よりもひどい雨になるかもしれない』
と頭に入れておきましょう。
【教訓? 内水氾濫】
内水氾濫とは、大雨が降ると排水が追いつかず市街地に水が溢れる
現象の事です。熊本豪雨でも、街を流れる水路や小さな支流から水が
溢れ、内水氾濫が発生し、避難が難しくなり逃げ遅れた方がいました。
『事前に身近にある水路や小さな川のリスクを意識して避難の計画を立てましょう』
【教訓? 氾濫流(はんらんりゅう)】
球磨川の氾濫では、『氾濫流』が発生。
流れが秒速3メートル以上、水深は6.2メートルに達し、水の力で住宅を
押し流すほどでした。球磨川に限らず、斜面の急な山間部の川では、
氾濫流(はんらんりゅう)による住宅の倒壊や流出の恐れがあります。
こうしたリスクのある場所は、
『家屋倒壊等氾濫想定区域』に指定されていて
ハザードマップで確認する事ができます。氾濫流の発生する場所では、
『家屋の2階以上に逃げる垂直避難では命の危険がある場合があります。
早い段階で安全な場所に避難する事は必要です』
【教訓?過去の経験よりハザードマップを確認】
何度も水害に見舞われてきた人吉市では、過去の水害の経験から
この高さまでは水はこないだろうと考え、逃げ遅れた方がいました。
過去の経験で油断をしない事が大切です。
浸水エリアは、最新のハザードマップで想定されている浸水エリアと
ほぼ一致していました。過去の経験から大丈夫と思わず、ハザードマップを
確認しておく事が重要です。
また、水害の時に安全な避難所なのかを把握しておく事も大切です。
避難所に設定されている建物のうち浸水リスクがある所もあります。
事前に水害の時に安全な避難先と避難ルートを確認しましょう。
次の災害はどこで起きてもおかしくありません。
関東に住む私達は、遠く九州で起きた水害と思わずに
自分事として捉える事が大切ではないでしょうか?
7月豪雨の教訓を生かし、もしもの時の備えに繋げましょう。