梅雨末期の7月上旬は毎年の様に大雨災害が発生します。
この時期の大雨は、
降る地域や雨量、雨が強まる時間帯の予測が特に難しく、
どこでも災害に繋がる大雨が降ってもおかしくありません。
大雨がもたらす災害は様々ですが、
今朝は、「土砂災害」についてお伝えします。
東京都では、
土砂災害の危険がある地域を
土砂災害警戒区域と土砂災害特別警戒区域に指定しています。
土砂災害特別警戒区域は、
建物が壊れ、住民などの命や身体に著しい危害が生じる恐れがあると認められている区域です。
レッドゾーンともいわれていて
大きな災害に繋がる可能性が高いとされています。
東京には、
土砂災害警戒区域が、1万5493か所
土砂災害特別警戒区域は、1万3646か所あります。
この「土砂災害危険区域」と「土砂災害特別警戒区域」は、
自治体のハザードマップで確認する事ができます。
また、
東京都のHP「土砂災害警戒区域等マップ」では、
あなたのお住まいの地域が危険区域かどうか一目で確認する事ができます。
是非、1度アクセスしてみてください。
さて、この土砂災害、
山間部や郊外で起こりがちだと思っている方も多いかもしれませんが、
実は、東京・23区でも起こる可能性があります。
最も多いのは、港区で特別警戒区域が142か所もあるんです。
確かに、港区の街の雰囲気を思い出してみると・・・
麻布や赤坂のあたりなど、急な斜面になっているエリアもありますよね。
全国治水砂防協会相談役の岡本正男さんは、
都心部ではこの様な土砂災害に注意が必要だと話します。
岡本さん:
都心部にお住まいの方は「がけ崩れ」に注意が必要です。
東京都のHPを見ると、急傾斜、崖が1万3468か所あります。
小さな崖でも落石があったり、エネルギーが大きいので、
被害は限定的だけれど家がつぶれたり、命の危険がある場合があるんですよね。
都内では、「がけ崩れ」に特に注意が必要だという事なんですね。
一方で、山などがある八王子市は
特別警戒区域は3218か所、警戒区域が3.670か所と
東京都で一番警戒区域が多くなっています。
この地域では、
「土石流」や「地すべり」のが起きる可能性が高いという事です。
急な大雨に見舞われて、災害の危険性が高まっていると思ったら
気象情報や自治体の情報を確認すると共にはやめ早めの行動を心掛けてください。
事前にハザードマップの確認も忘れずに!