大雨が降った時の避難

先週も関東南部では記録的な大雨となり、
川の氾濫や都心でも土砂災害警戒情報が発表され集中豪雨によって
被害が発生した地域もありました。


大雨が予想される場合には、気象情報や避難情報を確認して、


警戒レベルに応じた避難行動が求められます。

ご存じの方も多いと思いますが、
今朝は、「改めて大雨が降った時の避難について」についてお伝えします。



大雨に関する気象警報には、
「大雨警報」「洪水警報」「大雨特別警報」があります。


大雨警報と大雨特別警報は、
主に土砂災害と浸水害への警戒を呼び掛ける為発表されます。


また、大雨特別警報は、大雨警報の基準をはるかに超える危険度の


高さで発表される警報です。発表された時には避難所への移動も


危険な状況になっている場合もあり、今いる場所で命を守る行動が必要です。


一方で、洪水警報は河川の氾濫や堤防の決壊、これによる浸水が対象となる警報です。

大雨警報とは対象が異なるほか、


大雨特別警報のような洪水に関する特別警報はありません。


自治体が発令する5段階の警戒レベルでについても


ご存じの方が多いと思いますが、ここで改めてお伝えします。


避難を考えるタイミングは、警戒レベル3からです。


先ほどお伝えした、大雨警報と洪水警報は、この警戒レベル3に相当します。


警戒レベル4は、災害発生の危険が非常に高まった時に発表される

避難指示で危ないところにいる方は全員避難の段階です。


夜の場合は、視界が悪く、増水した道路や側溝、河川の位置がわかりにくく、


転落や流される危険もあります。暗い中での避難はできるだけ避けて、


明るいうちに避難行動できるようにしましょう。


警戒レベル5は、災害がすでに発生しているなど、極めて危険な段階です。


大雨特別警報はこのレベル5に相当します。


この段階では安全な避難ができなくなってると予想されます。


避難は危険であるため、警戒レベル4までに避難を完了させておく事が重要です。

また無理に外に出ず、建物の上の階や崖・川から離れた部屋など、
少しでも安全な場所に移動して命をまもるための行動に切り替えましょう。



最後に避難前に確認したいポイントをご紹介します。


まず、災害が起きた時に避難が必要になるかどうか、


まずはハザードマップを確認しておきましょう。


つぎに、
避難先を選ぶ時は優先順位をつけましょう。


例えば、安全な親戚や知人の家、旅館やホテルなどの施設、


学校などの指定された避難所などです。


避難先に優先順位をつけておく理由は、災害発生時に安全かつ


効率的に避難できるようにするためです。



最近は、むやみに避難所へ行くのではなく、
災害リスクに応じて避難所以外の避難先を検討する分散避難の考えが広がっています。



また避難ルートを決める時には、川沿いやアンダーパスなどの
危険な場所を事前に確認して、迂回ルートを確認しておく事も大切です。


実際に避難経路を歩いてみて、側溝や橋、夜間に見えにくい場所もチェックして

危険な場所を書き込んでおきましょう。



大雨の徒歩避難では、耐久性や防水性、安全性を重視した装備が必要です。

ヘルメット、手袋や長袖長ズボン、運動靴やスパッツ、


防水バックなどの用意があるか事前に確認しましょう。


10月ごろまでは、秋雨前線による集中豪雨や台風に注意が必要です。


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