ゲリラ雷雨と低体温症

今年はゲリラ豪雨が多く発生していますね。
昨年の3倍以上とも言われる中、
突然の雨に全身ずぶ濡れになってしまった経験がある方もいると思います。

先日も、野外のコンサート中にゲリラ豪雨が発生し、
具合が悪くなって数十人が救急車で運ばれました。
この原因の多くは、『低体温症』だったと言われています。

低体温症は、体の中心部の体温が35度以下になることを言います。
まず見られるのが、体の震え。
これは熱を作ろうとしている防衛反応で、
放っておくと、自分が意図する行動ができなくなる・・・
例えば、うまく話せなかったり、すぐつまずいたりします。

さらに進行すると、脳の働きが低下して、
変なことを口走ったり、意識が低下したりして、
最後には生命の危険にさらされることもあるそうです。

この時期の低体温症・・・あまりピンと来ないかもしれませんが、
実は注意が必要なんです。
ゲリラ豪雨などで体がびしょ濡れになり、そのあとに強い風が吹くと
体の熱が奪われます。
それが原因で、急激に体温が下がって、低体温症になるんです。

・・・では、低体温症を防ぐにはどうすればいいのか?
東京医科大学の増山茂(ますやま・しげる)教授によると、
対策としては、3つ。
隔離・保温・加温だということです。

1、雨や風や寒さなどからの隔離・・・壁や床や屋根のある場所に移動する。

2、保温・・・それ以上熱を奪われないように、着替えがあれば、
        乾いた服に着替え、毛布や新聞紙などで体を覆う。

3、加温・・・体を温めること。暖かい飲み物を飲む。カロリー補給をする。
        体幹部、腋下や頸部、そけい部を湯たんぽなどでゆっくり温める。


折り畳み傘くらいではなかなか対処できないゲリラ豪雨。
防災用品として売っている、薄手の体を包む保温シートなどがあれば
急激な冷えを防ぐことができます。
地震のときにももちろん役立つので、かばんの中に入れておくといいかもしれません。

まだまだ暑さは続きますが、外出の際には熱中症だけでなく、
低体温症の危険もあるということを知っておいてくださいね。

\ このページをシェア /

Xで共有 Facebookで共有 LINEで共有
TOPへ戻る

recent entry

記事一覧

一覧はこちら