NOEVIR Color of Life

EVERY SAT / 09:00-09:30

今、仕事も家庭も自分磨きにアクティブな生き様を実践する女性達。そんな女性達がいつまでも輝く心と勇気を失わず、体も心も健康な毎日を送るため、各界を代表して活躍する女性ゲストが自らの言葉でメッセージを送るのが、このノエビア カラーオブライフ。「生きること、輝くこと、そして人生を楽しむこと」をテーマにした、トークや音楽、話題、情報などが満載です。

TOKYO FM

NOEVIR Color of Life

EVERY SAT / 09:00-09:30

唐橋ユミ

今、仕事も家庭も自分らしく、いきいきと生きる女性たち。いつまでも輝く心を失わず、心も体も充実した毎日を送るため、各界を代表して活躍する女性ゲストが自らの言葉でメッセージを伝えます。“生きること、輝くこと、そして人生を楽しむこと”をテーマにした、トークと音楽が満載のプログラムです。

Guest角野栄子さん

角野栄子さん

【2018年7月ご出演】

児童文学作家。1935(昭和10)年、東京生れ。早稲田大学教育学部卒業後、出版社勤務。
24歳の時からブラジルに2年間滞在し、その体験をもとにしたノンフィクション
『ルイジンニョ少年―ブラジルをたずねて―』で作家としてデビューする。
以来、『ズボン船長さんの話』『小さなおばけ』シリーズ、映画化された『魔女の宅急便』
『ぼくびょうきじゃないよ』『おだんごスープ』『ラストラン』など
数多くの絵本・児童文学作品がある。産経児童出版文化賞大賞、路傍の石文学賞、
旺文社児童文学賞、野間児童文芸賞、小学館文学賞、IBBYオナーリスト文学賞など
多数受賞。2018年の国際アンデルセン賞・作家賞にも選ばれている。

角野栄子 ブラジルへの思い

2018/07/21
今週も、児童文学作家、角野栄子さんをお迎えしてお送りしました。
先日、児童文学のノーベル賞ともいわれる「国際アンデルセン賞」の作家賞を
受賞された角野栄子さん。1935年、東京生まれで、早稲田大学教育学部卒業後、
出版社に勤務。そして24歳の時にブラジルに渡り、滞在された角野さんは
恩師の勧めで1970年、その体験をもとにしたノンフィクション作品
『ルイジンニョ少年―ブラジルをたずねて―』を執筆されます。
そして、それから7年後には作家として本格デビューを果たされています。
以降、数多くの作品を出版されてますが、特に1985年出版の『魔女の宅急便』は
数々の賞を受賞、さらに宮崎駿監督によりアニメ映画化、大ヒットして
大きな話題を集めました。今朝は、そんな角野さんが童話を手がけるようになったきっかけ、
児童文学への熱い思い、そして、代表作の一つ「魔女の宅急便」への想いなどについても
お話を伺いました。

もともと本を読むことが大好きだった角野さんは、若くしてブラジルに滞在、
そこで様々な出会いを体験、その後は各地を旅行するなど、見聞を広められて行きます。
32歳のときに、大学の恩師に勧められて書いた作品は、そのブラジルで出会った
男の子の物語でした。シリーズで様々な作家の方や専門家が各国の子供達の
暮らしを描く中で、角野さんが担当したのが、ブラジルの子供達。
角野さんは現地で出会った12歳の少年と、そのお母さんのサンバ歌手の女性について
思い出し、その生き様や生活を描いたのが『ルイジンニョ少年―ブラジルをたずねて―』
だったというわけです。

この作品を手がけ、角野さんは改めて「書くこと」が大好きだと、
自分の中にある思いを発見、作品になってもならなくても毎日机に向かい、書き続け、
この本の出版後7年目に、ついに本格的に児童文学作家として本を出版されています。

角野さん児童文学を手がけるにあたり信じているのは、誰にでも魔法はあるということ。
信じられないような輝く瞬間や、素晴らしい出会い、それは全て魔法のような瞬間だから。
本は誰かが読んだ瞬間にその人のものになる。書き手からの押し付けのメッセージではなく、
読む人の心が本を読んで自分でメッセージを育て、何かを感じてくれれば素晴らしい。
これが角野さんの本を書く情熱、本を愛する情熱のもとになっています。
  • この記事をツイートする

角野栄子 両親のくれた贈りもの

2018/07/14
今週も、児童文学作家、角野栄子さんをお迎えしてお送りしました。

先日、児童文学のノーベル賞ともいわれる「国際アンデルセン賞」の作家賞を受賞された角野栄子さん。
作家としてデビューされたのは1970年で、作品は、ブラジルの子どもを主人公にしたノンフィクション

『ルイジンニョ少年―ブラジルをたずねて―』。そして、その後新たな本を出版されたのは、
それからなんと7年後のことでした。

その後は数々の人気作品を手がけて、特に1985年出版の『魔女の宅急便』は数々の賞を受賞、
さらにその4年後には宮崎駿監督によりアニメ映画化、大ヒット。大きな話題を集めました。

そんな角野栄子さんの生まれたのは、1935年、東京の下町。お父様は深川で質屋を営まれていました。
実は、角野さんのお母様は5歳の時に亡くなられています。母親を無くして、寂しい子供たちの思いに
応えるために、お父様は多くの本や物語を角野さんに語られたそうです。

ただ、語るのではなくとても楽しげに、賑やかに語られるそのお話に影響され、
角野さんは読書にも強い興味を持ち、数え切れない文学作品を手に取り、
文学の世界に魅せられていきます。まさに、幼い角野さんに本や物語の楽しさ、
素晴らしさを教えてくれたのが、お父様の存在でした。
それはやがて、今も変わることのない角野さんの創作への意欲を生み出していったのです。

そして、もう一つ角野さんの想像力を膨らませたのが亡くなったお母様の存在です。
たとえ現実の姿はなくても、お盆や毎日仏壇に手を合わせることで、近くにお母様の姿を感じ、
思いを巡らせることで、角野さんはその精神的な存在感と向き合うことができたということです。
まさに読む喜び、見えない世界に思いを巡らせる喜びと2つの贈りものを
両親からいただいたのです。

幼い頃はとっても泣き虫だったという角野さんですが、戦争体験やお母様の死を乗り越えて
家族の絆に支えられて、強く生まれ変わります。そんな強さを身につけた角野さんは
学校を卒業して、単身ブラジルに渡ったり、ヨーロッパを何千キロも旅をされるなど、
まさに物語や文学の世界をその目に焼き付けるための旅を繰り返していきますが、
その旅こそがその後、児童文学者としての下地を作り出すことになったのです。
  • この記事をツイートする

角野栄子 国際アンデルセン賞受賞にあたって

2018/07/07
今週からは児童文学作家の角野栄子さんのお話をお届けします。

『ズボン船長さんの話』『小さなおばけ』シリーズ、映画化された『魔女の宅急便』
『ぼくびょうきじゃないよ』『おだんごスープ』『ラストラン』など数多くの
絵本・児童文学作品を執筆され、産経児童出版文化賞大賞、路傍の石文学賞、
旺文社児童文学賞、野間児童文芸賞、小学館文学賞、IBBYオナーリスト文学賞など
多数の賞を受賞され、今年の国際アンデルセン賞・作家賞にも選ばれました。

この国際アンデルセン賞は「児童文学のノーベル賞」ともいわれ、世界の児童図書の
発展向上を目指して設立された賞。子どもの本に長年貢献してきた作家の業績に対し
2年ごとに贈られています。作家賞は、これまで日本人では1994年にまど・みちおさん、
2014年に上橋菜穂子さんが受賞。角野栄子さんは3人目の受賞となりました。

角野さんは自身が候補に上がっていることはご存知だったそうですが、
アジアの作家の受賞が続いていることもあり、自分の受賞については
全く考えてはいなかったそうで、大変びっくりされたそうです。
ただ、国や人種に関係なく、作品自体に対して純粋に賞を贈るこの、
国際アンデルセン賞に対して、大変勇気をいただいたということです。

ちなみに今回の受賞の対象となった作品が「魔女の宅急便」です。
スタジオジブリにより映画化されて話題を集めましたが、
映画化にあたって角野さんがこだわったのは2つだけ。
世界観を壊さないでほしいということ、登場人物の名前を変えないで
ということ。

実はこの作品「魔女の宅急便」は角野さんの娘さんが12歳の頃に書かれた絵が
その創作の源になっているそうです。ラジオを聴きながら空を飛んでいる魔女、
そこから音符が飛び出している楽しいイメージ。空を飛びながら音楽を聴けたなら
きっと楽しい。娘さんの1枚の絵を見て感じた角野さんのそんな思いによって書かれた作品。
そんな作品誕生のエピソードをうかがって、改めてこの作品を読みたくなりました。

自分の絵が本になっただけではなく、映画化されたということで、もちろん娘さんはとっても
喜ばれたそうですが、角野さん創作に向き合う原点は、「書いていて楽しいこと」、
そして、「読んでいても楽しいこと」。子どもたちに笑顔でいて欲しい、
角野さんのその思いは今も変わることなく、作品を生み出すエネルギーになっています。
  • この記事をツイートする
Page Top
|| 1 | 2 | 3 | 4 ||