シンプルイズベスト・・・レシピ本と普段の料理
2024/12/28
今日も、フードスタイリストの飯島奈美さんのライフストーリーをお届けしました。
年末が近づくとおせち料理の撮影が終わり、仕事が落ち着くことが多いという飯島さん。「年末は、実家に帰ることが多いので、母と一緒に煮物やなますを作るのが恒例です。せっかく帰省したんだから、家に帰ったときくらいは、やっぱり母の味が恋しいんですが、反対に味付けを任されてしまうんです。」ととしみじみ語る姿が印象的でした。
飯島流レシピの秘密
これまで多くのレシピ本を手がけてた飯島さんですが、初めて出版した『Life なんでもない日のごはん』では、基本的な料理を紹介しながら、誰でも美味しく再現できる味を追求。「試作を重ねる中で、時には細かすぎるレシピになってしまうこともあった」と振り返りつつ、「今では、もっとリラックスして作れるレシピを心がけています」と話します。
例えば、お好み焼きの粉の配合一つにも試行錯誤を重ね、最適なバランスを見つけ出したり、人気のお店に足を運んで、味を探ってみたり・・・
「やっぱり美味しい方が減りが早いんですよ」との一言が、彼女の仕事への情熱を物語っています。
地球温暖化が生む未来の料理
飯島さんが特に印象深かった仕事の一つが、JAXA(宇宙航空研究開発機構)の「未来レストランいぶき」プロジェクト。地球温暖化が進んだ未来をテーマに、取れなくなる可能性のある食材を想定したメニュー開発に取り組みました。
「人工イクラや砂糖をメインにした『大逆転プリン』など、考えさせられる料理が並びました」と振り返ります。その一方で、「逆に美味しそうと思われてしまうのは困る」というリクエストが難しかったそうですが、料理が持つメッセージ性を意識していたそうです。
世界のきんぴら
コラムの執筆もされている飯島さんですが、「世界のきんぴら」というテーマで、いろいろな国の副菜を教えてもらう企画は、すごく勉強になったのだとか。カナダの方に教えていただいた、厚切りのベーコンと人参をちょっと厚く歯ごたえがあるように切ってクルミとオリーブオイルで炒めて、メープルシロップと塩コショウするというものは、本当にきんぴらのようで、今でもよくやるのだとか。
プライベートでは「シンプルな料理が好き」
普段の飯島さんの家庭料理は、意外にもシンプル。「しゃぶしゃぶや湯豆腐など、素材を活かした料理が多いですね」と語ります。また、冬には大きな肉の塊を塩水でじっくり煮込み、翌日には鍋やポトフにアレンジして楽しむそうです。
魚料理では、塩と昆布で茹でた魚に大根おろしと生姜を添え、シンプルに仕上げる方法を紹介。「茹で魚って呼ぶと地味ですが、素材の味がしみじみ美味しいんです」とおすすめされました。
料理を通じて「柔軟に寄り添う」
飯島さんが仕事で大切にしているのは、「依頼してくれた方が満足する料理を作ること」。撮影の現場では湯気や見た目の美しさにこだわり、どんなリクエストにも柔軟に応えます。「フードスタイリストは人に寄り添う仕事」と語る飯島さん。10年後も、「今と変わらず、元気に楽しく過ごしていたい」と笑顔で答えてくださいました。
年末が近づくとおせち料理の撮影が終わり、仕事が落ち着くことが多いという飯島さん。「年末は、実家に帰ることが多いので、母と一緒に煮物やなますを作るのが恒例です。せっかく帰省したんだから、家に帰ったときくらいは、やっぱり母の味が恋しいんですが、反対に味付けを任されてしまうんです。」ととしみじみ語る姿が印象的でした。
飯島流レシピの秘密
これまで多くのレシピ本を手がけてた飯島さんですが、初めて出版した『Life なんでもない日のごはん』では、基本的な料理を紹介しながら、誰でも美味しく再現できる味を追求。「試作を重ねる中で、時には細かすぎるレシピになってしまうこともあった」と振り返りつつ、「今では、もっとリラックスして作れるレシピを心がけています」と話します。
例えば、お好み焼きの粉の配合一つにも試行錯誤を重ね、最適なバランスを見つけ出したり、人気のお店に足を運んで、味を探ってみたり・・・
「やっぱり美味しい方が減りが早いんですよ」との一言が、彼女の仕事への情熱を物語っています。
地球温暖化が生む未来の料理
飯島さんが特に印象深かった仕事の一つが、JAXA(宇宙航空研究開発機構)の「未来レストランいぶき」プロジェクト。地球温暖化が進んだ未来をテーマに、取れなくなる可能性のある食材を想定したメニュー開発に取り組みました。
「人工イクラや砂糖をメインにした『大逆転プリン』など、考えさせられる料理が並びました」と振り返ります。その一方で、「逆に美味しそうと思われてしまうのは困る」というリクエストが難しかったそうですが、料理が持つメッセージ性を意識していたそうです。
世界のきんぴら
コラムの執筆もされている飯島さんですが、「世界のきんぴら」というテーマで、いろいろな国の副菜を教えてもらう企画は、すごく勉強になったのだとか。カナダの方に教えていただいた、厚切りのベーコンと人参をちょっと厚く歯ごたえがあるように切ってクルミとオリーブオイルで炒めて、メープルシロップと塩コショウするというものは、本当にきんぴらのようで、今でもよくやるのだとか。
プライベートでは「シンプルな料理が好き」
普段の飯島さんの家庭料理は、意外にもシンプル。「しゃぶしゃぶや湯豆腐など、素材を活かした料理が多いですね」と語ります。また、冬には大きな肉の塊を塩水でじっくり煮込み、翌日には鍋やポトフにアレンジして楽しむそうです。
魚料理では、塩と昆布で茹でた魚に大根おろしと生姜を添え、シンプルに仕上げる方法を紹介。「茹で魚って呼ぶと地味ですが、素材の味がしみじみ美味しいんです」とおすすめされました。
料理を通じて「柔軟に寄り添う」
飯島さんが仕事で大切にしているのは、「依頼してくれた方が満足する料理を作ること」。撮影の現場では湯気や見た目の美しさにこだわり、どんなリクエストにも柔軟に応えます。「フードスタイリストは人に寄り添う仕事」と語る飯島さん。10年後も、「今と変わらず、元気に楽しく過ごしていたい」と笑顔で答えてくださいました。