2026年09月20日Flow 第四百二十五回目「拓哉キャプテン × 新しい学校のリーダーズ」Part3
今月のマンスリーゲストは、新しい学校のリーダーズの4人!
まだまだトークは続きます!
木村:これ本当ですか? Hey! Say! JUMPのダンスの振り付けとかをやってくれたと。
新しい学校のリーダーズ:そうです。
MIZYU:振り付け師集団として、4人でHey! Say! JUMPさんの振り付けを作らせていただきました。
木村:振り付け師集団。その時は4人が「お願いしまーす」って言って?
SUZUKA:はい。振り付けを伝授というか(笑)。
木村:それ作る時は、どっかのスタジオで4人で集まって?
SUZUKA:はい。4人でもう完成しきって、メンバーさん全員分のポジショニングとか全部考えて。
MIZYU:動画を撮ってね。
SUZUKA:4人が振り付けをつけた感を出したかった、っていうのもあるんですよ。
MIZYU:ちょっと主張が強すぎたかもね(笑)。
SUZUKA:自分たちの振り付けで組み立つことが多いんで、やっぱ「4人にしかできない振り付けってこうじゃない?」っていうのでやってくれないかな、と思ってやったら…。
木村:「新しい学校のリーダーズさんにちょっと振りを考えてもらいたいんだよね」ってなったら、4人が来るってことだよね。
新しい学校のリーダーズ:そういうことです。
木村:すげえ! こっちも腹決めないとお願いできないですね。
SUZUKA:いえいえ、全然。いろいろ合わせれるよね。
新しい学校のリーダーズ:はい! 合わせれます。ニュアンスは。
RIN:一対一の方がいいよとかになったら…。
KANON:見守りますし。
木村:マジですか? でも、皆の音の取り方は面白いんですよね。
新しい学校のリーダーズ:嬉しいです。
SUZUKA:ダンスもね、ちょっとジャズに特化したり、ちょっとアニメーションやったり、皆違うジャンルに特化してやってきて集まってるんで、大前提で違うんですけど。“リーダーズの動き”っていうのがまた新しいジャンルとしてあって、どぎついコンテンポラリーでもないし、ちょっとヒップホップ要素もあるし、全部を総合したようなリーダーズらしいジャンルがあるんですよ。
なので、“一人で踊る”っていうのと、“4人で踊るための振り付けを作る”っていうのとでは多分全然違くて、なんか新しいジャンルができてる気がします。
KANON:その私たち4人でやる振り付けの中でも、「今回はこういうジャンルに寄ってみる」とかいっぱい挑戦はしてるんですけど。やっぱ結成してから10年以上、4人でずっと振り付けを作ってるので、自然と「4人でやるとなったらこういう動きがしたい」みたいな。
木村:じゃあ、今までどなたにもお願いしたことはないんですよね。
SUZUKA:あ、そうですね。コラボとかではたまにちょっとありますけど、でももうほぼ…99.9%ぐらいは全部4人で考えてるかもですね(笑)。
木村:すげえ~。そうか。すげえな。
MIZYU:でも、振り付け作る時間が一番いい時間ですね。ライブに対して、自分たちの全てを作り出して、注いで、それをライブで披露して、お客さんが受け取って、っていう、この循環がめちゃくちゃ楽しいです。刺激的です。
木村:完全に野菜農家だよね(笑)。
新しい学校のリーダーズ:(笑)。
MIZYU:収穫直前が一番ワクワクする、みたいな(笑)。
木村:で、その後、皆さんで作られている振り付けで「首振りダンス」だったりとか、もちろんNHKの紅白歌合戦にも出演されてますし。もう加速度的に状況が変わってきて…。
その後も、2024年に武道館。で、アメリカで開催されてます音楽のフェス「コーチェラ・フェスティバル」。これ、自分たちの中でそこまではバランスが保たれた状態で、武道館だったりとか、音楽フェスだったりとかしてました?
KANON:いやでも、「本当に私たちがやりたいことは何なのか」とか、「何を大切にしていくか」とか、そういう4人の中での「これは大事にしようね」っていうものを作り上げることに対しては、結構たくさんの葛藤はあったなと思います。
木村:じゃああの武道館の赤い看板の下を「おはようございまーす」って入っていく時は、もう腹は据わった状態で、皆で考え終わった後に、あの武道館の中に入っていった感じですか?
MIZYU:武道館という日を越えるにつれて抜けてった、って感じかな。ライブが終わって、この日が終わって、抜けてった感覚はありました。それまでは、バランスは取れてなかったと思います。
全部挑戦的と言うか、初めて来る波がすごく多かったので、それに全力を注いで偏りすぎてしまう、シーソーがガタッてなりすぎてしまって、「じゃあこういうやり方が」って変えてみてまた違うところに傾きすぎてしまって、みたいなのを、すごい試行錯誤して。いいことなんですけど、いつも全力で向き合うからこそ、行き過ぎてしまったこともいっぱいあって。それで武道館に向けてのリハーサルもすごい重なってたので。
私たち4人は、この武道館で私たちが存在する意味みたいなのもここで感じられると思ったので、この武道館では言葉にできない1日が起こりましたね。
木村:あそこって、なんか独特な空間じゃないですか。
SUZUKA:すごい宿ってると思います。魂の底にあるような、なんか感情を勝手に掻き出されるような感覚がありました。
RIN:私たちはその時360度で武道館の公演をやったので、もう全方位にお客さんがいる状態でのパフォーマンスだったんですけど。
木村:もうステージの組み方が。
RIN:はい、そうです。なので、振り付けも一から360度バージョンに作り替えて、いろんな構成をチェンジしながら、「どこが東で、どこが南で、どこが北で」とかわからなくなりながらも、いろいろ4人で考えて(笑)。
でも、それでいろんなことを乗り越え続けながらあの武道館に立った瞬間に…。360度からお客さんの気を感じるってことってなかなかないじゃないですか。正面からお客さんの覇気が伝わるっていうのしか経験がなかったので、もう全身が痺れると言うか、あの感覚は武道館にしかないな、ってすごく感じました。
木村:そうか。じゃあ、あの国旗の下にステージ組んだんだ。
新しい学校のリーダーズ:そうですね(笑)。
KANON:全てのエネルギーが中心に集まっている感じが、もう忘れられないですね。
木村:そんな皆さんなんですけど、そういう流れでいろんなステージに立つようになった後に、ワールドツアーに徐々に徐々に飛距離を伸ばしていったわけなんですけども。
去年結成10周年を迎えて、自分たちの中でなんか大きなパッケージ感ってあります? そんなにないですか?
SUZUKA:でも、あったね。
一応10周年記念日で、我々の一番最大規模でのワンマンライブを幕張メッセでして。その時は1つの“2桁目”っていう感じとしての節目はありましたね。
木村:1桁じゃなくて。
SUZUKA:1桁じゃなくて2桁目突入か、みたいな感覚はありました。
木村:でもそうか、4人がずっと群れとして活動してきて、10年。でも10年って人間的な感覚だよね。群れで言ったら当たり前の感覚かもしれないけど。
SUZUKA:そうですね。「なんか10って“めでたい感”がある気がする」みたいな雰囲気で、それにちょっと「確かに…」みたいな部分、ぐらいな感じでしたね(笑)。
確かに10年やってきたからこその新しい景色が、幕張メッセのワンマンであるかもしれん、って。それでそのために演出とか、ちょっと今までやってきてないことをやろうかって、10年前を思い返した時に、「あ、こんな演出して、こんなに老若男女、日本人のお客さんが集まってくれてる」って、「ああ…」って、ちょっと感慨深い気持ちになりました。
木村:やっぱ続けることもすげえけど、それを受け取ってくれる人たちの存在はでかいですもんね。
SUZUKA:でかいですね。10年前こんなにファンができるって一切思ってなかったもんね。「受け入れてもらえる系やったっけ? わしら」って。
新しい学校のリーダーズ:(笑)。
KANON:本当だよね(笑)。
木村:7月にアルバム『From Tokyo with Love』っていうものが(リリースされた)。この「Love」には、なんか皆さんのメッセージがあるんですよね!
新しい学校のリーダーズ:(笑)。
SUZUKA:「まごころ」を込めて!
木村:まごころ。
SUZUKA:「Love」は「まごころ」ですね。「東京から、まごころを込めて世界の皆さんへ」という。
木村:でも、東京にしちゃっていいんですか?
SUZUKA:東京でいいんです。
世界デビューしてからアルバム出すのがこれで2回目なんですね。で、1回目が『AG! Calling』で、その中に「Tokyo Calling」って曲があるんですけど、その曲が私たちにとっても1つのターニングポイントの曲で。それで世界の皆さんに、私たちをより楽しんでもらえるきっかけになった曲なんです。
やっぱ日本とか東京レペゼンと言うか、私たちも中心に活動してるのは東京なんで、出身は違えど、ソウルとして東京に何かがあって。それで『AG! Calling』って前回のアルバムを通して世界をいっぱいワールドツアーして、それでもやっぱり帰ってくる場所は東京で。クリエイティブする場所も東京で。
東京に対する、私たちからしか出せない愛みたいな…。音楽に対しての愛とか、エンターテインメントに何かを残していくみたいな愛を、世の中に4人から残させてくれ、っていう気持ちで、届けてるアルバムかなと思います。
木村:超まごころですよ。
新しい学校のリーダーズ:超まごころです。
SUZUKA:ジャンルもね、どんどん最新な音楽が出てるからこそ、帰ってこれるような感覚にもなるジャンルもあって。
木村:「帰ってこれるジャンル」。
SUZUKA:なんかちょっと80'sアメリカな感じだったりとかシティポップな雰囲気もあったりして、日本らしさだけに振り切らず、世界にあるもう最高な音楽の原点と言うか、いろんな時代にトリップして、それを“AG(ATARASHII GAKKO!)”を通して、スピーカーとなって世界へバッと発する感じですね。
木村:なんか表現とか振り付けはあんな感じなんだけど、根っこは真面目なんだよな(笑)。
新しい学校のリーダーズ:(笑)。
MIZYU:真面目にふざけるのが好きです(笑)。
木村:真面目って、「本気」じゃないですか。
SUZUKA:「真」の「面」の「目」ですもんね(笑)。
新しい学校のリーダーズ:そうです(笑)。
木村:いや、「マジになってんじゃねえよ」ってよく言うけど。
SUZUKA:でも本当にこのアルバム含め、「新しい学校のリーダーズ」ってことに対して、4人がもうマジになりすぎてるんで(笑)。「マジになりたい」って思えるぐらい、それぞれの人生を新しい学校に注ぐ、ってことが本当に幸福なんですよね。
それで、まだ見ぬ世界とか、景色とか、私たち自身だけじゃなく世の中に対しての新しい扉が開くんちゃうかな、って、根拠のない予感と自信があるんですよね(笑)。
木村:だから、真面目だから。マジだからですよ(笑)。
SUZUKA:マジなんですよね(笑)。
木村:で、今回、KANONさんとMIZYUさんと、RINさんのソロフィーチャー的なものも。それを考える時、スタートは、逆に個人的に発信するんですか? 「こういうのをやってみたいな」とか。
RIN:今回のアルバムに関しては、このアルバムのベースを総合的に一緒に考えてくれてるプロデューサーがいて、で、その人が「こういうトラックがきっとMIZYUに合うと思う」、「RINに合うと思う」、「KANONに合うと思う」っていう風に提案をしてくれて。その上で歌詞を一緒に考えるメンバーもいたり、自分で考えるメンバーもいたり、わかってくれる人が「こうっぽいよね」っていう歌詞を提案してくれたりだとかして、それぞれの個性によりフォーカスしたと言うか、そういう楽曲を作ることにチャレンジしました。
木村:作ってる間は、他のメンバーは「どれどれ」っていう感じで待ってるの?
KANON:今回はあんまりなかったです。
MIZYU:他の子と、曲もそうだし、振り付けも並行していろんなことをやってたタイミングに制作だったので。ライブもやってましたし。なので、自分の曲は自分とプロデューサーとで向き合う。メンバーに相談することとかもあんまりなく、レコーディングがすれ違いだったりとかして、聴いててもらったりとかそういうことがあったぐらいでしたね。SUZUKAとかは、完成してから3人分の聴いたでしょ?
SUZUKA:そうですよ。むしろ、ほぼ振り付け作るってタイミングぐらいの時に初めて聴いた、って感じでした。
木村:へー。でもそういうのって、逆に初めて聴くってなった時、ちょっと照れくさくなったりしない?
RIN:私、すごい照れくさかったです(笑)。
木村:やはり!
新しい学校のリーダーズ:(笑)。
RIN:やはりそうなんです(笑)。
私、このソロにフィーチャーした曲は、今回、自分で歌詞を一から十まで作ったんですね。なので、自分の脳みそだったり、心を、日記を見せる感覚と言うか。お客さんにお届けするのはもちろんそう思って作ってるんですけど、「いつも一緒にいる皆だからこそ、ちょっと照れ臭い」みたいな気持ちが私はありました(笑)。
木村:完全に歌詞とかそうっすよね。その瞬間の4人の空気感が、なんか良さそうですよね。
MIZYU:ニヤニヤし合ってます(笑)。
木村:群れとしてニヤニヤしてる。
RIN:そうです。群れのパーツとして。
[OA曲]
M1.TTTTOKYO/新しい学校のリーダーズ
2026年09月13日Flow 第四百二十四回目「拓哉キャプテン × 新しい学校のリーダーズ」Part2
今月のマンスリーゲストは、新しい学校のリーダーズの4人!
今週も賑やかなトークセッションになりそうです!
木村:2015年に活動をスタートした皆さんなんですけども。まあ、基本はライブですよね。
新しい学校のリーダーズ:はい、ライブですね。
木村:バンドさんだったり、ラップグループ、ラッパーの皆さんだったりとか…パーティーって言ったらいいのかな? アイドル系のイベントとか、いろんな場を踏んでこられた、っていう情報があるんですけど。
バンドのステージ、ラッパーのパーティー、アイドル系のイベント、ってなっても、やられることは同じなんですもんね? 一貫してるんですもんね。
新しい学校のリーダーズ:一貫してますね。
SUZUKA:ちょっと寄り添ったりするよね。
木村:どんな寄り添い方があるの?
SUZUKA:それこそ、ラッパーの方3組と、新しい学校のリーダーズで、4組の対バンがあった時あったんですね。名古屋かどっかで。その時に、あまりにも私らは歌謡曲テイストで、ちょっとロックサウンドで、って感じで、オケで流してるし。RINがサンプラーを叩いて、「ちょっとラップをかますか」みたいな感じで(笑)。かなり事前に準備してね(笑)。めちゃめちゃリハーサルして。
MIZYU:SUZUKAさん、ラップしてました。
木村:だからそれをずっとやって…。結成が2015年で、メジャーデビューがその2年後ですもんね。すげえな!
KANON:楽しんでたよね、すごく。私たち、新しい場所に行くのとか、新しい出会いが結構大好きなので、「挑むぞ」「戦うぞ」って気持ちで、「どんどんライブしたい」っていうマインドでやってました。
木村:そのモチベを何で持てるんですか? 安心をあんまり求めてない感が、非常に皆の各々のパーソナルから伝わってくるから。「いや、欲しいのは安心じゃなくて…」っていう。
RIN:でも、4人でステージに挑む時とかは、もう常にチャレンジしてたかったりとか、新しい景色を見たいっていう感覚なので、4人一緒にいて、もちろんサポートしてくれてるチームの皆もいて、っていう状態でこそ、「全力で行くぞ!」「飛び出していきたい!」って思えますね。
SUZUKA:今となってはね。チームも大きくなってね。
やけど、本当に昔は4人とマネージャーさん1人で、キャリーバッグ1つで向かってたんで。もうその時は大前提で、「4人、わしら自身をまだまだ磨いていかなあかん」みたいな感覚があったんで。「当たって砕けろ」みたいな。
KANON:鍛えあげる…。
SUZUKA:うん。まあ、砕けてる感覚もなかってんけどな。でも、毎回いい反省と、いろんな正解があって、いろんな不正解があって。私たち4人がおもろいと思ったことを、常にイコールのように皆さんが面白いと思うっていうことも当たり前じゃないと思ってるんで、それも、むしろ後から思い出して笑ってくれたら嬉しいし。…みたいな気持ちで、最初の方はずーっとやってて。
でもその中で、やっていくと感覚的に「あ、これ通じるぞ」みたいな。「わしらしかやってないものだけど、通じるなあ」みたいな道が見えてきたような感覚があったよな。
そこに、クオリティーと、スキルと、あとその場で生まれるもののパッションとか、ライブアーティストとして、いろんなセッションみたいに事前に準備してじゃできない経験を、4人でいっぱいやってきたんちゃうかな、と思いますね。
KANON:それで言うと、安心感が4人の中に常にあるので。外に向けては挑戦でも、4人の中での信頼感と「大丈夫だよね、何があっても」って安心感は常にあるから戦いに行けるのかな、っていうふうには思います。
木村:もう“群れ”だね。だからほら、ワンちゃんとか、野生のいろんな肉食も草食もいますけど、肉食草食関係なく、その「新しい学校のリーダーズ」っていう1つの群れで形成された、上下とか強弱ではなく…。あ、なんか理解してきた。
新しい学校のリーダーズ:(笑)。
MIZYU:でも、本当にそんな感じがします。自分たち4人が揃って1個の何かになってて、この4人、1人1人は細胞みたいな。
どこか1人がちょっと弱った時は、4人纏めて1つの自分の体のどっかの細胞が弱ってる感じがするし。今日RINが風邪ひいてたら、「ああ、私のくるぶし痛いな」みたいな。
新しい学校のリーダーズ:(笑)。
MIZYU:繋がってる感じがして。
木村:めちゃくちゃ具体的な「働く細胞」ですよね。
MIZYU:そうですね(笑)。
ライブに立つ時も、どんな気持ちで挑むかとか、4人の気持ちが1つになるように、自分たち自身が楽しいことが一番なので、それをわかち合ってステージに立つっていうのをもう11年間やってきてるので。
1人1人1人1人ではあるけど、それこそ4人の群れとして、1つの個体として、ステージを作ってる感覚はあります。
木村:で、あれだね。勝手な見解だけど、この間の「アナザースカイ」に「誰? このおじさん」っていう感じでいた、ロスの…。
SUZUKA:マニー・マークですかね。
木村:マークさん? ああいう方の存在が、すげえ栄養になったりとか。ちょっと傷ついたり病んだ瞬間に、めちゃくちゃ皆の細胞に行き渡る抗生物質的な感じで。皆の表情っていうか、あのマークおじさんに対しての皆の間合いを、勝手に第三者として見た時に、「あー、すっげえ関係だな」とも思ったし。
でも、ああいう人に「お前ら面白いな」っていうふうに言ってもらえるのも、皆の力だと思うしね。間違いない。
新しい学校のリーダーズ:嬉しい!
木村:2020年、アメリカを拠点とする音楽レーベル、88risingさんと契約して、世界デビューする、っていうことになりますけども…。なんか急じゃね? メジャーデビューがあって、メジャーの契約が終わって…。
新しい学校のリーダーズ:そうですね。急でした。
木村:なんすか? 世界デビューって。
KANON:私たちも理解できてなかったよね。最初は「世界って、日本で売れなくてもできるの?」みたいな感じでした(笑)。
木村:「なんで?」の世界?
MIZYU:「世界ってどこ?」みたいなぐらいのレベルでしたね。日本から出たことなかったので。グループとして、日本の中でもすごい小さなライブハウスとかをすごい細かく回ってた時期だったので、びっくりしましたね。
木村:1つ形態として面白いな、と思ったのが、(世界デビューは)デジタルシングルなんだよね。
新しい学校のリーダーズ:そうですね。
SUZUKA:ここからはデジタルばっかになったよね。
その88rising自体が、「アジアのアーティストを世界へ」っていうので、所属しているのがアジア人のいろんなアーティストが多いんです。
それで、アメリカはラジオで聴くので曲がどんどん知られていったりとか、あとはいろんなサブスクでストリーミングをどんどん重ねていく、みたいなところでもう振り切ってたんで。今まで私たちもCDにしてたりとかやったから、「うわー」ってちょっと寂しい気持ちになったけど、「まあでもちょっと時代に乗ってみるか」っていう感じで。
木村:そうなんですよ。だから、今はモノじゃなくてデジタルっていう感覚っていう。
SUZUKA:私たちの曲だけじゃなくパフォーマンスもあるので、その88risingではデジタルシングルでリリースされて、あとはYouTubeにMVも出て。
木村:Spotifyとかやばいよ、今。俺、皆のやつ相当観てきたけど、だってあんなクオリティーの画像が普通に選べて、再生できて。
SUZUKA:そうなんですよね。デジタルって触れない感じがちょっと寂しくなるんですけど、やけど、初めてLAでライブした時に、リリースされた「NAINAINAI」を皆が歌ってくれたんですよ。その時に「あ、ここでやっとアナログになった」っていうか、「本当にリアルに繋がれた」、「リリースした」っていう感覚を得ることができたっていうか。そんな感覚がありましたね。
木村:そうだよね。皆のものだけじゃなくて、共通の所有物だもんね。
SUZUKA:そうですね。
MIZYU:だから、海外のいろんなところに足を運ぶようになっても、その場には会ったことのないファンの方がいる、っていうのが、デジタルでいろんなものを放出していくからこそ、そこに待ってくれてる人がいる可能性がある、っていう、本当に大きい可能性にどんどん繋がっていってるんだなぁ、っていうのは、日々感じてますね。
木村:皆の発言から、自分の印象もイメージも変わってきたんですけど。デジタルって飛距離だね。
MIZYU:出会う確率は上がります。
木村:CDとかああいう物質ってさ、やっぱ送らないと届かないじゃん。
SUZUKA:でもそこに深みがあるんですけどね。
MIZYU:知って、やっぱフィジカル欲しいってなってある作品もあれば、「NAINAINAI」みたいに手に取れない作品もあるから、本当に好きになった作品だったら、私は手に取れるものは買っちゃいますし、そういう日本はすごく素敵だなって思う。
木村: そして、9月4日リリースの新曲が、アイナ・ジ・エンドさんとコラボされた「Sweet Memories」っていう。こちらはどういう曲に仕上がっているんですか?
SUZUKA:もう本当にフレッシュで青春エネルギー満開、っていう感じなんですけど、アイナ・ジ・エンドちゃんも新しい学校のリーダーズも、ドストレートにフレッシュでキャピーン!っていう感じのタイプでもないので。この5人で共通してる泥臭さというかストイックさみたいなのが垣間見えつつも、サビとかはドストレートに青春満載、っていう感じだよね。
新しい学校のリーダーズ:うん。
木村:でも表現をする時に、「喜怒哀楽」っていう言葉はよくあるけど、皆「怒」は出さないじゃん。シーンとしては(腹を)立ててみたりとか、ちょっとパンク的な、ハードロック的な表現でパフォーマンスはするかもしれないけど…。
SUZUKA:メッセージとかそういった部分で、ということですよね。
木村:メッセージもそうだし、「チキショー!」っていうメンタリティとか「このクッソォ!」っていうものって、あんまり皆しないじゃん。
新しい学校のリーダーズ:ああ…。
木村:でも、四天王とか、アイナさんとか、なんかするよね。
新しい学校のリーダーズ:そうですね(笑)。
木村:「クッソォ!」っていう瞬間すらも、表現の一部に入れている感じがあるじゃないですか。だからきっと成立したんだろうなぁ、っていう、勝手な想像なんですけど。
SUZUKA:でもそういう共通点もあるからこそ、私たちも私たちらしさを崩さずに挑戦的になるような楽曲やったんで、日本の皆さんが本当に聴きやすいんちゃうかな、って思います。
MIZYU:声の重なり合いがすごい面白いと思います。アイナちゃんの声と、SUZUKAの声と、我々3人も歌ってるんですけど、重なり方がすごく豊かで、聴いてて楽しいんじゃないかなと思います。
[OA曲]
M1.Sweet Memories feat.アイナ・ジ・エンド/新しい学校のリーダーズ
2026年09月06日Flow 第四百二十三回目「拓哉キャプテン × 新しい学校のリーダーズ」Part1
今月のマンスリーゲストは、世界で活躍するダンスボーカルユニット、新しい学校のリーダーズの4人!
どんなトークセッションになるのか!? お楽しみに!
木村:四天王が集まった感じですよね。すげえゲストがいらしてくださいました。新しい学校のリーダーズです!
SUZUKA:皆様、どうも! 個性や…。
MIZYU:自由で…。
SUZUKA:はみ出していく。
新しい学校のリーダーズ:はみ出していく。
SUZUKA:新しい学校のリーダーズの…。
MIZYU:MIZYUと。
SUZUKA:SUZUKAと。
RIN:RINと。
KANON:KANONです。
新しい学校のリーダーズ:よろしくお願いしまーす!
木村:お願いしまーす。
今、僕が「四天王」って呼ばせていただいたのは、チーム名が「新しい学校のリーダー」ではなく、「新しい学校のリーダーが集まってる」っていうことで、解釈は間違ってないですよね?
新しい学校のリーダーズ:合っております。
SUZUKA:「ズ」が入ってるので複数形ですね。
木村:「ズ」ですもんね。だから、個人的なちょっと古くさい言い方で、「四天王」って言わせてもらったんですけど、そういうことで大丈夫ですか?
新しい学校のリーダーズ:嬉しいです!
木村:ありがとうございます。
MIZYU:四天王を目指しております。
木村:いやいや、「目指してる」じゃなくて、もう「なってる」じゃないですか。
個人的に、「わ、なんだ、この言葉。すげえなぁ」と思ったのが、『青春日本代表』って、どこから生まれたんですか?
KANON:オリジナルの言葉ですね。
SUZUKA:わしらから生まれたなぁ。
木村:おのずと?
SUZUKA:はい。何年前ぐらいや?
KANON:でも、世界デビューする前だったんだよね。
MIZYU:結成3~4年目ぐらいの時とかなのかな?
SUZUKA:2019か20ぐらいの時に。
MIZYU:…に、私たちってすごいライブとかも全力でいつもやっていて、新しい学校のリーダーズに全力を注いでいて、「これって、もう“自称『青春日本代表』”だよね?」っていう話から、「もうこの強い気持ちは、靴下に書いておくべきだ」と思って、靴下に記しておきました(笑)。
木村:絶対にそれはちゃんと履いてるもんね。だから「『青春日本代表』ってすっげえワードだな」と思って。
それこそ皆さんがやっていらっしゃったそのステージを僕が拝見した時に、「すげえ、こいつら。なんだこれ!」って思って、それで、これは本当に全部包み隠さずお話しさせていただきますと、(この番組は)ゲストをお迎えできる番組なので「(ゲストで)無理かなぁ?」っていうお話を、以前、うちのスタッフに言ったんですよ。「でも新しい学校のリーダーズってワールドツアーやってるよな。今、日本にいるの?」って、調べてもらいましたもんね。
そしたら、「4人でいらっしゃるのが難しいかもしれない」っていうことになり、それで「そっかぁ」って言って、「なんだ、なんだ?」と思ったら、今回それが叶うってなって、「やった! マジか!」っていう、今なんですよ。
SUZUKA:えー、そのライブって、何を観ていただけたんですかね?
木村:えっとね…。とんでもねぇなと思ったのが、オケも何にも流れてない状態で、4人が「じゃあ行くよ。行くよ」って言って、そんでSUZUKAさんが、バーってアカペラで歌い出して…。
新しい学校のリーダーズ:なんだろう?
SUZUKA:そんなことしたことある気ぃするな。「最終人類」とかかなぁ? 違うか。
木村:で、その後に、本編にガンってまた戻るっていう流れみたいなのをやってらっしゃったのを見て、「なんだ、こいつら」と思って。「すっげえ。なんだ、このパワー?」って。
で、皆から言うと、ステージ衣装なのか、リーダーズの制服なのか。いつもこの学生服を着ていらっしゃるじゃないですか。セーラー服を着てるけれども、パフォーマンスの内容は、「セーラー服でそれやる?」っていう。
新しい学校のリーダーズ:(笑)。
木村:振り付けも皆さんが考えていらっしゃるし、実演もされてるし、っていうことを知った時に「わ、やべぇのがいる」っていう感覚で、自分の中では認識してて。
新しい学校のリーダーズ:嬉しいです。
木村:今、日本にはどれぐらいいるんですか?
RIN:住んではいます。在住は皆日本なので、ベースはずっと日本にいて、そこから…。
木村:じゃあ住民票的なものは、日本。
RIN:はい、もちろん日本です。
木村:でも年のうちどれぐらいいる?
KANON:時によったりするんですけど…。この間はヨーロッパに1週間くらい行ってて、また台北行ったりとか、シアトル行ったりするんですけど、基本的には日本にいます。
MIZYU:ライブが決まって、そこを目がけてどのぐらい滞在するかを決めていくって感じなので、ツアーがあった年は、まあ、合計したら半年ぐらい(日本に)いなかったのかな。
SUZUKA:その年は結構(海外に)おったもんな。コーチェラやったりとか、ワールドツアーで、ヨーロッパとアジアと北米で全27か所。
木村:そのワールドツアーって、なんか定食みたいな言い方するじゃないですか。
新しい学校のリーダーズ:いやいやいや(笑)。
木村:いやいや、だって「A定」「B定」ぐらいのノリで、「ヨーロッパと台北と、あと南米が…」ってみんな仰ってますけど。
KANON:ちゃんと大きなことだよね。
MIZYU:かなり大きなこと。
SUZUKA:行くたびにちゃんと食らいますよ。日本じゃない、自分の庭じゃない場所に行く、っていうのは。
木村:それ、何を食らうんですか?
SUZUKA:なんて言うんですかね? やっぱこう、空気も違うじゃないですか。もう空港着いた瞬間から。
木村:もちろん「空港に着いた瞬間も」っていうそのワードは、ギリ、「ああ、そうかもしれないですね」って乗れるかもしれないですけど、オーディエンスがいてくれて、ステージがあって、音が鳴って、それこそ台北だったり、この間まで行ってらっしゃったヨーロッパだったりとか…。
さっきの定食の流れじゃないですけど、俺は完全に食わず嫌いなんですよ。だから、スタッフから「フェスとかどうですか?」って言われた時に、「いやいやいや。フェス?」っていう。
SUZUKA:なるほど。むしろ、それこそ最近のヨーロッパツアーの時とかは、ロンドンの公演だけ、リーダーズの11周年記念日のアニバーサリーショーみたいな感じでワンマンだったんですよ。
ロンドンには1回行ったことがあるしファンの皆が集まってくれるっていうのがあったので、ちょっと安心感はあるんですけど、ベルリンとチェコは本当にその国に集まってるフェスに戦いに行くような感じなので。1列目はファンの人たちが守ってくれてても、大前提として、(観客は)全然知らない人、みたいな感じなんで。
もう結構、私たち、10年間こういうスタイルでやってきてるんで、常に浮いてるんですよ。
木村:「こういうスタイル」とは。
SUZUKA:知られてない状態だったりとか、受け入れづらいと言うか、ずっとわかりづらいようなことをやってきたので…。
木村:わかりづらいか?
MIZYU:ずっとそうだったんですよ。どこに行っても、どんなジャンルの方とライブ出演しても、どうしても、良くも悪くも浮いてるっていう状態で、どこへ行ってもアウェーだったんですよ。
木村:でも「浮いてる」っていうのは、異質っていうことだけでしょ?
新しい学校のリーダーズ:そう捉えればそうですね。
MIZYU:でも、私たち自身もそれをどんどんポジティブに捉えるようになってきてて。私たちが出た時、「空気変わっちゃったよね」じゃなくて、「空気変えれたよね」みたいな。「爪痕残せたかも」、「10人に1人は好きになってくれたかな」みたいな、そういう感覚の時期がすごく長かったので、戦うことは大好きですし…。
木村:戦うことが大好きなの(笑)。リーダーズって、本当の四天王だよね(笑)。
新しい学校のリーダーズ:(笑)。
MIZYU:慣れだけじゃなくて、挑戦的なライブを常にやっていきたいので、チェコとかベルリンみたいな未知の世界にいつものスタイルで飛び込んでいけるっていうのは、めちゃくちゃ幸福度高いですね。
KANON:嬉しいよね。
木村:へ~。でもさ、バラバラじゃん。出身地も、年齢も。で、どうやってこの学校に入学できたの?
SUZUKA:どのように入学してきたかと言いますと…時代が、時代が私たちを呼び集め、交差点で小指をつなぎ合わせ、出会いました。
MIZYU:っていうふうに言ってます(笑)。
木村:あ、だから自然に出たのね。パッて4人が小指を立てた瞬間に「あ、これ普段からやってるんだな」って思った(笑)。
SUZUKA:たぶんもう何千回ぐらいやってきました(笑)。
木村:でも、なんかに応募したとかじゃないでしょ?
新しい学校のリーダーズ:とかじゃないです。時代に呼び集められた。
SUZUKA:降臨してきたんだよね。
KANON:あ、行かなきゃ。出会わなきゃ。
SUZUKA:大阪から、群馬から、埼玉から、東京から、交差点にぐわっと集まって。
木村:その交差点、どこにあった?
新しい学校のリーダーズ:地球上の、日本の、東京の、結構都心部(笑)。
木村:あ、東京だったんだ(笑)。へぇ~。
でも、あのパフォーマンスを見ると、明らかにみんなダンス経験者だよね。
新しい学校のリーダーズ:そうですね。
SUZUKA:それはもう、みんなちっちゃい頃からやってたな。
木村:その辺のお話っていうのは、しても大丈夫なんですか?
新しい学校のリーダーズ:大丈夫です。
SUZUKA:「どうやって集まったん?」っていうのだけ、こういう感じでかわさせてもらうんですけど、それ以外の幼少期の過ごし方とかは、全然今までも喋ってきてるので。
木村:あ、そうなんだ。
SUZUKA:そこだけ、ちょっとファンタジーミステリーストーリーがあるので。
木村:ああ…。
SUZUKA:ご理解ありがとうございます(笑)。
木村:理解はした。理解はしたけど、聴いてくれている人たちにそれが伝わってくれているかどうかが、非常に自分の中では不安なんだが…そのままいきます。
新しい学校のリーダーズ:ありがとうございます。
木村:この四天王…新しい学校のリーダーズの4人は、2015年に結成なんですけど、まあ、時代が呼び寄せて。で、その当時は、おのおの皆、おいくつだったんですか?
KANON:13歳だったね、私たちは。13歳と16歳。
木村:え、迷子じゃん。
新しい学校のリーダーズ:交差点で(笑)。
木村:13歳だったんでしょ? 完全に迷子じゃん。
新しい学校のリーダーズ:大丈夫でした(笑)。
RIN:やっぱり時代の波が、すごくいい感じに吹いてくれたので。
木村:お父さんお母さんには、連絡大丈夫だったの?
RIN:もう「時代が呼んでるんだね。行っておいで」って。
SUZUKA:新大阪の窓際まで手を振って「頑張っておいでー」って見送ってくれてたんで。
木村:そうなんだ。13歳と16歳。
MIZYU:KANON、RIN、SUZUKAが同い年で、私MIZYUだけ3つ上なんです。
木村:でも、そのジェネレーションは関係なさそうだもんね。
MIZYU:関係なかっ…あります?
新しい学校のリーダーズ:なかったよね。
SUZUKA:小学校の時の小3、小6って結構差があるじゃないですか。多分最初の方がもうちょっと「3個上」って感じはあったと思うんですけど。
木村:だって、13って言ったら中1。その時の16って、高1だもんね。
KANON:でも、私たち、小さい時から皆それぞれダンスやってて、結構上の子たちと一緒に踊ったりとか、そういうのに慣れてたのもあるのかなって思うんですけど、あんまり年齢の差はそこまで大きくなかった気がします。
木村:ふぅん。ファーストシングル「毒花」でメジャーデビューされて、3年ぐらいで契約が終わっちゃったんですか?
新しい学校のリーダーズ:はい、そうですね。終わりましたー(笑)。
MIZYU:インデーズっていうか、自主レーベルに。
RIN:「4人で面白いものを作るのが楽しい」っていう感覚があったので、「じゃあ、新しい曲のミュージックビデオを、1から皆で撮ろうよ」って言って。その時は三脚っていうものを知らなかったので、4人揃って映ってるカットが1つもないビデオを撮ったりだとか(笑)。
木村:インカメもなかった?
新しい学校のリーダーズ:インカメあったけど、外カメにこだわりがあったので…(笑)。
木村:(笑)。自撮りで4人のショットは撮らなかったんだ。
新しい学校のリーダーズ:なかったんです。
MIZYU:外カメで撮り合いでしたね。
KANON:その曲が「オトナブルー」でした。
木村:あ~。
[OA曲]
M1.オトナブルー/新しい学校のリーダーズ
2026年08月30日Flow 第四百二十二回目
今日は みなさんから頂いたメッセージを元にトークしていきます!
最後までお付き合いよろしくお願いします!
最初のメッセージはコチラ!
【東京都 小太郎 40歳 男性】
拓哉キャプテン、こんにちは。初めてメッセージをお送りします。
いつも、「何か元気でないな」とか、「ちょっと前向きな気持になりたいな」というときに、気づけばこの番組を拝聴しています。
あまり気の利いた表現が出来ませんが、キャプテンのトーク、特にリスナーの方からのメッセージにたいする回答を聞いていると、無条件に元気が出てきて、何か自分の中で次に進むための小さなスイッチが入り、前向きな気持ちになっていく感覚です。
気づけばもう何年もそんな風にポジティブになるきかっけをいただいてきたなと思い、お礼を伝えたくてメッセージお送りしました。
これからもご活躍を楽しみにしております。
木村:ちゃんとした文章を送ってくんなよ(笑)。いやでも、日曜日のお昼の時間によくこのラジオを聴いてくれてるなぁって、それ自体に僕は感謝ですし。
こういうメッセージを実際にいただくと、「ああ、ラジオやってて…」って。やっぱラジオって、だって今、こんなアナログなものないですよね。つくづくそう思うんですけど。
いつも自分でも「慣れって怖いな」と思うんですけど、「TOKYO FMをキーステーションに全国38局ネットでお送りします」っていうワードあるじゃないですか。
だって今はさ、デジタルだったり、いろんな配信のものがあるじゃん。よりどりみどりで、「音楽だったらこれ」、「もう映画なんてあそこでもここでも見放題さ」っていう。「なんならレンタルもそこでできるじゃん」っていう。
この間のワールドカップなんて、さっきあった試合が、ハイライト、ロングハイライト、フルで、観たい人のその要望に応える形が、もう全てメニューとしてそこに並んでいる、っていう。
そういう世の中なのに、「(TOKYO FMを)キーステーションに全国38局ネット」で(笑)。まあ、「全国」っていうのもすげえ豊かな話なんですけど。
本当にこういう場所が持てて良かったわ。
まあ、「なんか元気出ないなぁ」とかさ、「このラジオを気づいたら聴いてます」とか、すげえ栄養素のあるような感じで言ってくれてますけど、それは気づいている小太郎が、自分に対してのアンテナがしっかりあるから良かったんじゃないかな、と思いますけど。
あと、その気づくタイミングが日曜日なんじゃないかな、小太郎は(笑)。そこに俺が映り込んでるって言うか。
自分の状態を再確認しようとして自撮りしてみた小太郎の、ちょっと「あれ? あいつ映り込んでる」っていう感じの存在に、このラジオがなってくれてたら、光栄ですね。嬉しいです。
あとは、マンスリーゲストにどなたかをお迎えして一緒にトークさせていただく、っていうのも、形としてはあるんですけど、こうやってこの番組を聴いてくださっている方からのメッセージを直に読み上げさせていただいて、自分の思ったことを言わせてもらうっていう、こういう時間もいいですね。
まあ、これはこれでしっかり定期的に(こういう時間を)持ちたいなと思うので、皆さんも何でもぶつけてほしいと思います。
続いてのメッセージはコチラ!
【埼玉県 ハム郎 9歳 男性】
こんにちは。僕は今、小学3年生です。
木村さんが大好きです。
学校でお友達に嫌な事をされたり悪口言われたりして、行きたくないなと思っても頑張って行ってます。
強くなりたいと思っていた時に、木村さんのYouTubeの剣道の動画を見て、楽しそうだなと思って、最近、剣道を始めました。
どうしたら上手になれますか?
いつか木村さんに会いたいです。
木村:まず、「強くなりたい」と思って剣道を始めてみたハム郎も、すげえなぁって。そこで剣道を選択したハム郎はもうその時点で、1ミリでも2ミリでも、間違いなく強くなっていると思うんですよ。
でも、その剣道を始める以前に、嫌なことされたり悪口言われたりしてて「行きたくねえなぁ」と思ってても、頑張って行ってるわけじゃないですか。だから、ハム郎自体は強いんですよ。
なんだけど、「もうちょっと強くなりたいな」と思って、剣道を始めているわけでしょ? これは期待できますね。
ここでハム郎は「どうしたら上手になれますか?」って書いてくれてるんだけど、“剣道を上手になる”って、僕はその言い方したことないかもしれないですね。上手下手ではないと思うので。やるかやらないか、勝つか負けるか、その世界かもしれないですけど。
僕がすごく素敵だなぁと思うのは、勝つ・負けるっていう、その勝敗が決まってしまうんですけど、その勝敗を決める前にも、後にも、相手に対して「よろしくお願いします」と、「ありがとうございました」っていうのが、ちゃんとあるんですよ。その相手に対する思いっていうのが非常に大事だと思うし。
で、相手がいないと立ち会うことができない。まあ、それはどんなスポーツもそうだと思うんですけど。
あとはやっぱり、大声を出して相手を竹刀でひっぱたくっていう、めちゃくちゃ非現実的な世界なので、すごい刺激的だと思いますね。好きになれとか、無理やりは、僕言わないので。
でも、必ず相手には「よろしくお願いします」と、「ありがとうございました」っていうのは、ちゃんと毎回きちんと言ってほしいなぁっていう。
それが定着してきたぐらいの時に、実際に会えたらいいですね。受け太刀ぐらいだったら、全然僕できそうなので。
小学校3年生ですからね。これから、いろんなワクワクドキドキがいっぱいあるね。
その都度教えてほしいと思います。待ってます。
続いてのメッセージはコチラ!
【埼玉県 陸上男子 18歳 男性】
拓哉キャプテン、こんにちは!
今年大学生になったのですが、相談したいことがあります。
というのも、最近、未来のことを考えると、暗い気持ちになります。
大学卒業できるのか、就職できるか、会社でやっていけるか、結婚できるか…等々。
特に高校時代の人が楽しそうにしているとより思ってしまいます。
拓哉キャプテン、どうすれば、今と向き合えると思いますか。
木村:どうした? 18歳…「未来のことを考えると」って言うよりかは、この陸上男子は、「こうなりてぇなぁ」っていうのが、あんまりピント合ってないのかな? どうなんだろう?
「大学卒業できるのか」って、18ってことは、今大学に行ってるんだよね? 今年大学生になったんだもんね? じゃあ、なんでそこを受けたんだろう?
で、「就職できるか、会社でやっていけるか、結婚できるか」? だって、結婚は1人じゃできないからね(笑)。それこそ、さっきの剣道じゃないですけど、相手がいないとできないですからね。
だから本当に、好きで、自分より大切な人が現れたら。そういう気持ち。“結婚できる・できない”じゃなくて、そういう方と出会えるかどうかじゃないかな、と思うし。
「就職できるか」? 何がしたいか。でも、自分が「俺こうなりたい」「私こうなりたい」っていう仕事に就けるか否か、っていうところで言ったら、全て皆の希望が叶うわけではないもんね。今の世の中的にね。そこもでかいよなぁ。
ここには「~できるか」って記されているのがいっぱいあるんだけども、まあ、ぜひもう1回、自分でこのメールを書き直して欲しいかな。
「大学卒業するのか・しないのか」。「就職するのか・しないのか」っていう(笑)。「結婚するのか・しないのか」っていうふうに、1回書き直してみると、「暗い気持ちになっている場合じゃないかも」、っていうふうに、自分でなるかもしれないね。
もう1回書き直してみて、で、そのメールをもう1回読み返してみた後に、「やっぱ相談に乗ってもらっていいですか?」ってなった時に、もう1回送ってもらおうかな。待ってます。
木村:新しいアルバムを手土産にして、9月からは2年ぶりライブツアーをやらせていただきます!
「TAKUYA KIMURA Live Tour 2026 Checkpoint」。
9月5日・6日、兵庫、ジーライオンアリーナ神戸さん。
9月26日、韓国ソウルの、インスパイア アリーナさん。
10月7日、福岡、マリンメッセ福岡A館。
11月13日・14日、台北の、Taipei Music Center。
11月21日・22日・23日の3日間で、千葉、ららアリーナ東京ベイにお邪魔します。よろしくお願いします!
[OA曲]
M1.新風に吹かれつつ/木村拓哉
[BGM]
Take It Easy/木村拓哉
2026年08月23日Flow 第四百二十一回目
今月は、8月12日にリリースされた4枚目のアルバム「Checkpoint」について、レコーディングの裏話などを交えながら、皆さんにもアルバムの曲を聴いていただいています。
最後までお付き合いよろしくお願いします!
【神奈川県 ちなみ 女性 36歳】
拓哉くんこんにちは!
アルバムロゴの「Checkpoint」は拓哉くんが書いたものですか?
今回も錚々たるアーティストの方々が作ってくださった楽曲を聴くのがとてつもなく楽しみです( ^^ )♪
騒げる場所までしっかり予習して臨みたいと思います(*`・ω・)ゞ
木村:アルバムのロゴ? ああ、これは、引っ越し先のエイベックスさんの方が「『Checkpoint』っていうことを聞いたんですけど、こういうロゴ、フォントはどうですか?」みたいな感じで、最初に筆記体のデザインを提示してくれたんですけど、「へぇ~。いいですね。でもこれだったら、俺が書きます」言って。そしたら「えっ、本当ですか?」、「全然書きますよ」って言って、書いたのがこれです。
『Check』『Point』っていう2つのワードに分けちゃうと、意味合いとしてちょっと堅苦しくなっちゃうらしいので、「じゃあくっつけて、そのまま『Checkpoint』っていうワンワードにしますね」っていう形で、今回こういうジャケットになっております。
木村:先週、こちらの番組の方ではアルバムの6曲目まで紹介させていただいたので、今週は7曲目からスタートさせていただこうと思っております。
この曲、また強烈なものになっていると思います。なんと言っても作詞を、お笑い怪獣、明石家さんまさん。そして作曲の方は、なんとなんと憂歌団の木村充揮さんに担っていただきまして、こんなナンバーになりました。「新風に吹かれつつ」。
毎年元旦に放送させていただいております、特番「さんタク」内のトーク中に、もう2曲やっていただいたので、「もうええわ」って言ってたんですけど、「本当ですか?」って言ったら、「いやいや、ちょっと照れ隠し。じゃあ、次はフォークやな」みたいな発言があったんですよ。
フォークソングって言っても、どうなんでしょうかって思ってたんですが。さんまさんが書いてくれたものっていうのが、聴いて分かってもらえると思うんですけど、もう頭から『スッテンコロリン バタンキュー』って書いてあるんですよ。「えっ?」てなって。「これ、どういう? 食材としてはどんな料理にすればいいの?」っていう食材が届いてしまいました。
それで、「いや、これに曲を……えっ?」って、一瞬、行き先が「あれ? ちょっと見えないか?」って思った時に、もう本当に、単純に自分の中で豆電球に光が点いたぐらいのニュアンスで、「あっ」て思いついてしまった行き先が、憂歌団さんだったんですよ。
それでスタッフの方に「もう本当にダメ元なんですけど、憂歌団の木村さんに、この詩の内容でなんか浮かんでくるフレーズとかってあったりするか、聞いていただくことって可能ですか?」って言ったら、「うん、まあ、聞く分には全然聞けますけど。いや、どうでしょうね?」っていう流れだったんですけど。
そしたら木村さんが、受け取り方として「あ、面白いやん」っていうふうに言ってくださって。
で、忌野清志郎さんのロックンロール研究所でも何度かお世話になっていて、僕の「Go with the Flow」の方で、それこそボスが「これ歌ってよ」って言ってくれた「弱い僕だから」っていう曲をレコーディングさせていただいた時にもお世話になった、ギタリストの三宅さんっていう方がいらっしゃるんですけど、その憂歌団の木村さんと三宅さんが、このさんまさんが書いてくれた詩を「これ面白いね」って言って。「じゃあ、こういうノリはどうかな?」って言って、徐々に徐々に構築してくださったんです。
もちろん、憂歌団の木村さんが作ってくださったものなので、ブルース色が強くて、聴いてる時よりやってる時の方が高揚していく自分がいる、っていうか。だから、これはあんまりテイクを重ねなかったのを覚えてるんですよね。
普段は、歌い直し、やり直し、「もう1回、ここをやらせてください」「ここをもう1回お願いします」っていうのを、多い時には20回弱ぐらい重ねることはあるんですけど、この「新風に吹かれつつ」に関しては、多くて3回ぐらいだったかな? そこまで後処理もしてないっていう。なんかそのものをボンってやらせてもらった感じですね(笑)。
こちらも今回のステージではやってみようかなと思ってますので、楽しみに待っててほしいと思います。
木村:続いてはこちら。アルバム「Checkpoint」8曲目に入ってます「What a dramatic life!」。
この楽曲は、デモテープで音源が届いてきた時には、ちょっとロカビリーテイストでもう少しおとなしめだったんですけど、「ん? これはギターパンクっぽくしたらどうなのかなぁ」みたいな思いがありまして、スタッフに相談したところ、スタッフが元Superflyの多保さんに「ちょっとこれをリアレンジしてもらえないでしょうか?」ってお願いしたら、今の形になってきてくれて。「あー、これこれ! これっす!」っていう感じになって、もう作業はスムーズに(進んだ)。
この時も、確かチャーハンと餃子と春巻き、行きましたね。「イェーイ」っつって終わって、「いただきまーす!」っていう感じでした。まさにドラマティックなチャーハン、餃子、春巻きって。
これもヘトヘトになるやつですね。ぜひ客席も一緒にヘトヘトになってほしいと思います。
木村:続いては、アルバム「Checkpoint」を締めくくる曲になっております。9曲目ですね。「光の中で」。
ONE OK ROCKのTakaに書いてもらいました、ミディアムバラードになってますね。
「木村くん、どういう内容にしたらいいですか?」って言うTakaからのパスがあったので、「改めて、自分に気持ちを向けてくれている人に対する、ファンの皆さんに対する、メッセージ・想いにしたいなぁ。それを形にできたら嬉しいし、ありがたいかなぁ」っていうふうに言ったら、「ああ、了解っす」っていう、もう本当にそのワードを言っただけで、Takaが紡いでくれた『君という鏡に何度も救われてるんだ』、『君が映す光に導かれて、俺、ここに今いられるんだ』っていう内容にしてくれて、届いた時になんかすごくジーンとしちゃいましたね。
改めまして、今回「Checkpoint」っていうものを作らせてもらって、作ると同時に、自分自身に対しても再確認できたら、皆に対しても改めて「ありがとう」が言えたらいいかなと思い、手土産を作らせていただきました。
そんな手土産を持った上でのライブツアーも開催させていただくので。こちら、「TAKUYA KIMURA Live Tour 2026 Checkpoint」。
9月5日、6日、兵庫から、最後が11月21日、22日、23日、3日間、千葉のららアリーナ東京ベイという日程を組ませていただいてやってみようかなと思っております。
本当に「楽しみです」っていう声と気持ちをいただく分、しっかり作り上げていきたいなと思っております。皆さんには、手土産をたくさん聴いていただいて、共有できた上で、「Checkpoint」で再会したいなと思っておりますので、よろしくお願いいたします。
[OA曲]
M1.新風に吹かれつつ/木村拓哉
M2.What a dramatic life!/木村拓哉
M3.光の中で/木村拓哉
[BGM]
セロリ/木村拓哉
2026年08月16日Flow 第四百二十回目
今月は、8月12日にリリースされた4枚目のアルバム「Checkpoint」について、レコーディングの裏話などを交えながら、皆さんにもアルバムの曲を聴いていただいています。
最後までお付き合いよろしくお願いします!
木村:先週の「Flow」では、アルバムの1曲目から3曲目までを紹介させてもらったので、今週は4曲目からスタートしたいと思います。
ギタリストのReiちゃんが提供してくれた、これ、好きっす!「BLACK DENIM」。
スタッフが紹介してくれて、「その子かっこいいんですよ」って言われて。
お会いさせてもらって、それで「どんな曲なのかな?」っていうドキドキ感がしばらくあったんですけど、実際に曲が届いて、「なんじゃ、こりゃ!」っていう、非常に激しいロック調の楽曲をくれて。「え、彼女がこれ弾けちゃうんだ」っていう、めちゃくちゃパワフルなギターサウンドを届けてくれたので、やらせてもらいました。
MVの方にも参加してくれたので、撮影中にも、Reiちゃんの方から、「Aメロに関しては、息継ぎ少なくてすみません」っていう(笑)。「確かに…」っていうメロディーがあるんだけども、ラップに近いようなAメロだったので、作業中も結構酸欠に近い状態になりながらやった思い出があるんですけど。
でもMVの撮影にも参加してくれて、北の大地の方で単車に跨ったり、色んな時間を一緒に共有させてもらって。
で、その北の大地で撮影している時に、現場で、「南極大陸」の時にお世話になった「しげちゃんラーメン」のしげちゃんが、「あー俺、全然何でも協力すっから」って言って、差し入れでラーメン作ってくれたりとか。
バイクチームを持ってまして、で、撮影の時に「自分跨ってもいいかなぁ?」って言ったら、「じゃあ持ってるメンバーに言っとくわ」って言って。
ありがたかった。本当に、改めて。もちろん都内からその現場まで遠征してくれた大勢のスタッフだったりとか。なんか改めて、すごい支えていただいているなぁ、っていう、感謝の気持ちの方が強かったですね。
そちらの模様も、いろんな形で皆さんも見れると思うので、ぜひぜひ楽しんでもらえたら嬉しいです。
木村:そして、続いて、アルバム「Checkpoint」の5曲目なんですけど。5曲目はね、自分的にはちょっとしたチャレンジングと言いますか。これもステージクルーのバンドの皆と一緒に話し合いを重ねて、「こういうのやってみない?」っていうので制作してみました。5曲目に入ってます、「Talk」なんですけども…。
これ変でしょう? 1曲目の「Take It Easy」と同様に、ライブのバンドメンバーによる作曲・演奏により制作してもらった楽曲なんですけれども。
「どうしようか?」っていう話し合いをしている時に、“歌う”っていうよりも、“話す”、もうそのまま“トークする”っていう。「そういうのってやってみない?」っていう。それで、ようやく前に転がりだした1曲だったんですけど。
「何を話す?」っていうことで、色んなアイディア、色んな提案を、色んな方からしてもらって、「こうかな? ああかな?」って言ってすげーやったんですけど。
それこそ、このラジオの「Flow」のスタッフで、自分のことを本当にいろんな意味で知ってくれているスタッフがいて、その人が「こういうのってどうですか?」って言ったら、「ああ、確かに」っていうワードがいっぱいあったりとかして。
でも、やってはみたものの、結局最終段階で…。要は、やってる最中は気分が乗っちゃって、その時のノリで作業してレコーディングするんですけど、その録ったものをもう1回冷静に聴いてみた時に、「えっ、なんでこのテンションになったんだろう?」っていう部分が後から出てきたりとかして。で、「もう1回、スタジオに入って作業しようか」とか。ある意味、他のやつより手間かかりましたね(笑)。
いつもライブをやらせてもらう時に、「今回のメンバー紹介させてもらっていいですか?」って言って、ステージクルーのダンサーの皆だったりとか、バンドのメンバーだったりとか、紹介させてもらう時間を、僕は取りたいんですけど。
最終的には、メンバーを紹介して、その流れで自己紹介ができたらいいかな、っていう。メンバー皆を紹介した後に、「改めて、木村拓哉です」っていうのが最終的に着地点にあればいいかなーっていう。今、本当にライブが始まる前の勝手な妄想なんですけど。
まあでも、騒げる場所への手土産として作ってる音源では、今こうなってますけど、実際のステージ上では客席に皆がいてくれるわけだし、きっとテンションも変わるだろうし、下手したら話す内容も変わるんじゃないかな。
だから、これは未知数です。あくまでも、基準がこれっていうことで(笑)。 今は、皆さんに手土産として作ったのがこれです。受け取ってください。
木村:続いて、アルバム「Checkpoint」の6曲目になってますね。こちら、「お、いいじゃん、いいじゃん」、ってなってレコーディングするんですけど、終わって「よし、じゃあ、これライブでやろう」ってなった時に、「え、待って? この曲、また動くね」っていう、そういう曲になりました。「High on you」。
聴きながらね、やっぱ体が動くんですよ(笑)。
今回の中では、最も現代的な打ち込みメインの、デジタル感満載のダンスナンバーになったんじゃないかな、と思ってますけども。
で、振り付けのパフォーマンスの担当になってくれたのが、今回ステージクルーでダンサーでも参加してくれているメンバーなんですけど、もうね、「ああ、やっぱり彼女が作るとこうなるんだ」っていうね。はい、エロいっす(笑)。ステージングもぜひ楽しみにしていただけたらな、と思いますけど。
引き続き、リハもちゃんと行いまして、Tシャツは着替えております。
ということで、8月12日にリリースされました、4枚目のアルバム「Checkpoint」特集。今週は時間の都合でここまでになっちゃうんですけど、来週はまたアルバムの7曲目以降を紹介させていただこうと思っております。
2年ぶりにツアーも開催が決定しております。「TAKUYA KIMURA Live Tour 2026 Checkpoint」。 9月5日、6日、兵庫から、最終的には、11月21日、22日、23日、千葉のららアリーナ東京ベイという予定になっております。よろしくお願いします。
[OA曲]
M1.BLACK DENIM/木村拓哉
M2.Talk/木村拓哉
M3.High on you/木村拓哉
2026年08月09日Flow 第四百十九回目
まずはメッセージを1通紹介します。
【神奈川県 みすず 58歳 女性】
拓哉キャプテン、こんにちは!
8月12日にアルバム「Checkpoint」がリリースされますね。
個性豊かなアーティストの方々との共演ということで、とても楽しみにしています。
曲のタイトルを眺めながら「どんな曲なんだろう」と想像してワクワクしながら待つ時間も、幸せなひとときです。
是非レコーディング時のお話なども聴かせていただけたら嬉しいです。
この先ますます暑くなってまいりますので、どうぞお身体にお気を付けてお過ごしください。
ということで、来週水曜日にリリースされる4枚目のアルバム「Checkpoint」について、レコーディングの裏話などを交えながら、一足早くリスナーの皆さんにもアルバムの曲も聴いていただこうと思っています。
最後までお付き合いよろしくお願いします!
木村:ここに至るまで、まずは1枚目は「Go with the Flow」っていうタイトルでやらせて頂きました。この「Flow」っていうラジオ番組もやらせて頂いてて、この番組がきっかけとなって、「もう一回マイク持ってみようかな?」っていうことにもならせてもらったので、タイトルにも「Flow」っていう綴りを入れさせて頂いておりました。
そして2枚目は「Next Destination」っていう、「次の目的地」という意味合いで、もうこれはそのままなんですけど。そういうモチベーションでやってみようかな、ということで、2枚目を作らせて頂いて。
そして、(3枚目は)「SEE YOU THERE」っていう、「あそこで会おうな」っていう、合言葉的なタイトルにさせて頂いて。で、結局は「あそこで」っていう場所はライブの会場だったんですけど。
そして、今回、アルバムタイトルを「Checkpoint」っていうふうにタイトルをつけてみて。
「どうしますか?」ってスタッフに言われて、「どうしようかな? えー、何がいいかな?」って頭の中で思ってた時に、ふって出てきたのはこれだったんですよ。単純に。
それこそ、長年お世話になったビクターさんっていう場所からエイベックスさんっていうところに引っ越しもさせて頂いたので、なんか自分自身をちゃんとチェックし直せる…、『見つめ直す』っていうとちょっと重苦しくなっちゃうんだけど、「自分で今立たせてもらっている場所ってどういうところなんだろう?」っていうのをちゃんと感じられたら、考えられたらいいかな、っていう。
あとは、何度も言葉にさせてもらってるんですけど、「自分が今立たせてもらっているところに、なぜ僕は立っていることができるんだろう?」っていうことを考えた時に、立ちたくて立ってるっていうのもあるのかもしれないけど、それは皆がいてくれるから、っていう。だから、皆と自分の距離感、立ち位置、関係性をもう一回チェックできたらいいかな、っていう、そういう意味合いで、「Checkpoint」にしてみました。
木村:そのまま、ライブツアーの方もやらせてもらおうかな、と思ってるんですけども。
今回も、ジャンルだったり世代を超えた、本当に素敵なアーティストの方たちが、僕に魅力を分けてくださいまして。
いつも自分がソロライブをやらせてもらうっていう…要は「もう1回、マイク持ってみようかな?」って言った時に、ステージ上で自分のことを支えてくれたバンドのメンバーがいるんですけど、(1曲目の「Take It Easy」は)、そういう方たちともステージ上でお互いにアイコンタクトをしながら、笑いながら、「お前、そこは大丈夫か?」ってちょっとお互いでに突っ込み合いながら、バンドの皆さんと自分の立ち位置、関係性をもう1回遊べたらいいかな、っていうことで、皆さんとやらせてもらった曲なんですけど。
こちらのアルバムを作りましょうかというお話を頂いた時に、もう初期段階でバンドの皆に集まってもらって「何やろうか?」っていうところから始まって。こういうノリと言うか、ステージ上で非常に盛り上がれる、そのステージ上が盛り上がっていることがそのまま客席のオーディエンスの皆に伝わっていって、会場全体で同じ盛り上がりになれたらいいよね、っていうものを、「じゃあやってみよう」っていうことになって、こういう形になりました。
メンバーが真剣かつ、楽しみながら演奏をやってくれている姿が目に浮かんで、レコーディング中は楽しく勢いのまま進んでいったなぁ、っていう感じがすごくありましたね。
木村:続いて、アルバム「Checkpoint」の2曲目に入っているのが、なんと、奥田民生さんが作詞作曲をしてくださいました「マリブドライブ」っていう曲なんですけど。これはもう、メロディラインもそうですけど、「ですよね!」、「民生さん!」っていう感じの(楽曲)。
もっとすごいテンポがゆっくりで、民生さんらしいアコースティクロックという感じの雰囲気で届いたんですけど、それをどうやってステージに持っていけばいいかな、と思って。それで、「こういうのはどうだろうかな?」って思ったのが、もうちょっとテンポを上げさせてもらって、クラブではなく、あえて70年代ぐらいまですっ飛んじゃおうか、っていうぐらいのディスコ調にするのはどうかな、って言ってやらせて頂いたのが、今回の形になっております。
きっと「70年代、80年代、ディスコ」っていうワードがステージにも反映されるんじゃないかな、っていうヒントを軽く皆さんに言っとくので、現場ではそんなノリを皆さんにも期待しちゃいますので、よろしくお願いしたいと思います。
スタッフとも色んな話して、「ほらほら、あの人のMVであった、なんかこうキラッキラッキラッキラーっていう感じの、そういう時に流れてる『ピユーン』とか、『プヨーン』とか、ああいうのあるじゃん」みたいな、会話になってなかったですね。感覚だけで卓を弄ってくれていた大久保くんっていうスタッフがいて、自分ちに持って帰って作業してくれて、こういうふうになりました。
「そっちはどうだい?」っていうワードがあるんで、そっちの皆さん、ちゃんとリアクションしてください(笑)。
木村:じゃ、3曲目に行きますか? 3曲目は「Long Saturday」なんですけども、「あんまりこういうのやったことはなかったかもね」っていう話をスタッフとさせて頂いて、「こういうのやってみようか」っていう。もう、それですぐにゴーサインと言うか、やる曲の1つとしてリストアップさせて頂いて。それで作業に入らせてもらいましたね。
もう、聴いてる時はすげえ心地よくて、「こういうの気持ちいいね」って思ってたんですけど、やった時の「ムズ…」っていう(笑)。音楽ってそれだよね。聴いてる時に「おお、いいじゃん、いいじゃん。これ、気持ちいいじゃん」っていうものを、やる側の立ち位置に立った瞬間に、「ふふ~ん」っていう。
でも、この曲を録り終わった後の、チャーハンと春巻き餃子は美味かったです(笑)。どんな裏話だよ、って言う(笑)。
木村:ということで、来週水曜日、8月12日にリリースされます、4枚目のアルバム「Checkpoint」。今週はここまでで、来週はアルバムの4曲目以降をご紹介させて頂きたいな、と思っております。
2年ぶりにツアー開催も決定しております。「TAKUYA KIMURA Live Tour 2026 Checkpoint」、9月5日、6日の兵庫から、最終的には、11月21、22、23日に千葉のららアリーナ東京ベイっていうところでお邪魔させて頂く予定になっております。
リハーサルなんかも、皆にもサポートしてもらってやってるんですけど、ふと思ったのは、サウンドとして奥田民生さんから頂いたアコースティクロックなものを「ちょっとテンポを上げてみようよ」とか、「ディスコチックなもの、シティポップ的なものにアレンジしてみようよ」って言って音を作ってみたものの…。「あれ? ってことは、これ俺、動くよね? これ、パフォーマンスするよね?」っていう。で、リハーサルでそれを元にパフォーマンスをしてみてるんですけど、「こんな動く?」っていうことに、今気づいてます(笑)。「今かい!」って話なんですけど。まあ、引き続き、自分と相談しながら動いていきたいなと思ってます。
[OA曲]
M1.Take It Easy/木村拓哉
M2.マリブドライブ/木村拓哉
M3.Long Saturday/木村拓哉
2026年08月02日Flow 第四百十八回目
今日は みなさんから頂いたメッセージを元にトークしていきます!
最後までお付き合いよろしくお願いします。
まずは先月のマンスリーゲスト、竹中直人さんとのトークを聴いて頂いた方からのメッセージです。
【兵庫県 弱い私だから♪ 53歳 女性】
木村キャプテン、こんにちは、
7月のゲスト竹中さんとのトークとても楽しかったです、
ドラマの共演のトークや堤真一さんとの話が聴けて、やっぱり2人共いい声だなっと思いました。
【愛知県 メイビー 17歳 男性】
先日の竹中直人さんとの回では、『グッドラック!!』の撮影の裏話が聞けて、とても楽しかったです。
YouTubeの「木村さ~~ん!」でフライトシミュレーターに挑戦していた回も、何度も見返しました。
個人的には、新海元がキャプテンになった『グッドラック!!2』など、いつかその後の物語も見られたらうれしいです。
これからもラジオを楽しみにしています。お体に気をつけて、これからも頑張ってください!
木村:本当にジェネレーションを問わず幅広い皆さんから、竹中さんとのトークのご感想を頂いております。
確かにね、うちのスタッフがすごく楽しい番組に聞こえるように編集してくれたんじゃないかな、とは思いますけれども。でもやっぱり竹中さんっていうトークの種がいてくれたお陰で、皆に届けるべき番組内容がどんどん育って、いい実がなってるんじゃないかな、って本当に思いますね。
あの場で正式に連絡先の確認もさせて頂いて。ちょいちょい、すっごい微妙なアダルトな時間に連絡が来て、「拓哉~会いたいよ~」っていう、写メと共に「俺は今ここにいるんだよ」っていうお誘いの連絡を頂いてるんですけど。まだちょっとそのお誘いには答えられなくて。早く答えたいな、と思うんですけど、そのタイミングを僕も待っている感じですね。
ドラマ「GOOD LUCK!!」については、こんなメールも頂きました。
【海外在住 GOOD LUCK!! クルー 59歳 女性】
新海キャプテンこんにちは!
私は海外在住の59歳の女性クルーです。
海外からはradikoを聴くことができないため、いつも番組ホームぺージのアーカイブを読むのを楽しみにしています。
今日はどうしてもキャプテンにお礼をお伝えしたくてメッセージしました。
私は2016年、48歳の時に腕を骨折してしまい、2か月ほど家にこもる生活をしていました。
時間だけはたっぷりあったので日本のドラマをたくさん観ていたのですが、その中でも『GOOD LUCK!!』に夢中になり、何度も何度も繰り返し観ていました。
特に心を動かされたのは、新海操縦士が怪我をしても夢をあきらめず、挑戦し続ける姿でした。
その時、ふと子どもの頃に「スチュワーデス(キャビンクルー)」に憧れていたことを思い出したのです。
そして同時に、「一度も挑戦しなかったこと」を心の底から後悔しました。
でも次の瞬間、ハッと気づいたんです!
「そういえば、今住んでる国って就職の年齢上限がないんだ、、、ということは私、今からでもキャビンクルーを目指せるんだ!」
そこからはもうワクワクが抑えきれず 「失敗してもいいから、挑戦だけはしてみよう!」と勉強を始め、50歳になった年に2回目の挑戦で子どもの頃から憧れていた「空の仕事」に就くことができました。
決して楽な道のりではありませんでしたが、素晴らしい仲間にも恵まれ、世界中を飛び回るというもう一つの夢まで叶えることができました。
あの時『GOOD LUCK!!』を観ていなかったら、今の私はありません。
人生を大きく変えるきっかけをくださったキャプテンに、心から感謝しています。
これからもたくさんの人に夢と勇気、そして挑戦するきっかけを届け続けてください。
これからも世界のどこかの空から、ずっと応援しています。
木村:このラジオのリスナーの中にも、「GOOD LUCK!!」っていう作品がきっかけになって、「俺、今、実際にパイロットで飛んでます」っていう方が何人もいたりとか、「整備士になりました」とか、この海外在住のGOOD LUCK!!クルーさんみたいに、「私も今飛んでます」っていう方たちたくさんいらっしゃるんですけど。
まあでも、「今の私はありません」って、腕を怪我された時に「何を観ようかなー?」っていうことで、たまたまそこで出会ってくれたのが「GOOD LUCK!!」だったんじゃないかな、とも思いますし。結局、全て感じて動いている……感動ってね、よく「感動した!」って言いますけど、その字のごとく、感じて動いてくれたのはGOOD LUCK!!クルーさん本人だと思いますし。その行動力が、全て今のあなたに繋がってるんじゃないかな、って、だから前に進み続けてるんじゃないかな、と僕は思いますけどね。
続いてのメッセージはコチラ!
【東京都 まー 67歳 女性】
拓哉くん こんにちは!
キャプテンがインスタのストーリーズにアップした「お笑い怪獣との時間へ!」という写真。
あれは、さんまさんと堂安律選手とのお食事だったんですね。
お子様誕生のお祝いもされたとか。
きっと楽しい時間が過ごせたんでしょうね。
話せる範囲で良いので食事会のお話聞かせてください。
木村:本当にこれは何の番組の収録でもないですし、プライベートで「ワールドカップお疲れ様」っていうのと、あとはプリンセスを家族に迎え入れることができた律に「お疲れ」と「おめでとう」を兼ねて、「じゃあ、飯でもどうですか?」っていう感じであった食事会だったので。
久々に会って、律が僕の横で食事してて、僕の対面にさんまさんが座ってて。で、色んな話して食事を進める中で、「何言ってんだよ。またまた~」みたいな感じで、俺が裏手で軽くポーンって突っ込んだんですよ。「おい、おい」みたいな、ドンって。
そしたらね、「あれ、こいつこんな体が動かなかったっけ?」っていうぐらい鋼になってましたね(笑)。「すげえな」っていう。「これで世界とぶつかってるんだなぁ」っていう。
あのツッコミ1つの瞬間で、「なるほど」ってすごい納得させられましたね。
でも、今回言ってくれてたんですよ。「決勝行くことになったら来てくださいね」ってなってて、「おお、わかったわかった。決勝になったら、絶対行くわ」っていう。自分としても、「スケジュールどうにかしないとな」っていうぐらい腹をくくってたんですけど。
なので、今回の食事の席でも律本人が言ってましたけど、「4年後、再び決勝まで行ったら招待します」っていう言葉を頂いたので、「待ってるね」っていう話をして。そして、「おめでとう」っていうケーキも囲んで。
まあ、そのケーキは皆でつつくっていうよりかは、プリンセスと一緒に待ってくれている、今回頑張ってくれた律の奥さんと一緒に食べて、って言って持って帰ってもらったんですけど。
自分の仕事先が今ドイツじゃないですか。だから、「またあっちに戻って、すぐに仕事(サッカー)を始めます」っていうふうに言ってましたけど、もう本当にすごいよね。
改めて、アスリートのすごさ、厳しさ(を感じた)。朗らかで本当にいつも笑ってるし、素直だし、体育会系っていうのも相まって、パーソナルも最高なんですけど。
引き続き、怪我に気をつけて、前に進んでいってほしいなと思います。
続いてのメッセージはコチラ!
【三重県 akky 55歳 女性】
キャプテンこんにちは!
山崎まさよしさんの30周年記念コラボで、突如発表された「セロリ」、早速配信聴きました。
チャイムで始まり、大好きなゆったりしたリズム、山崎さんのハーモニカ演奏からキャプテンの歌声が心にスッと届き、「おかえりセロリ!」と久々にずっと会いたかった大好きな人に逢えたくらい嬉しく聴かせて頂きました。
もしよかったら、このコラボのきっかけや、頭のチャイムのアレンジについて是非聴いてみたいです。
また、ライブでキャプテンと一緒にセロリを合唱したいです!
木村:山崎さんの方から「歌ってくれたら嬉しいなぁ」っていうお話を頂いたことをスタッフ伝いに耳にして。「えっ、自分にそういう声をかけてくださったんだ」って、それも嬉しかったですし、「セロリ」っていうナンバーを僕らに生んでくれた方だし、「こちらこそありがとうございます」っていうアンサーで動けたら嬉しいなぁと思って。
それで「自分でよかったらやらせて頂きます」っていう形を取らせてもらって、それで作業させてもらったんですけど。
誰もが、学校っていう空間の…まあ、それが小学校なのか中学校なのかわかんないけど、学校に通ってたあの共通の時間、思い出、学校のチャイムが聞こえた瞬間に、それが朝なのか、昼なのか、放課後なのか、あの音をきっかけに、色んな思い出と、風景と、匂いと、っていうのが、1つのアイテムとして浮かんでくれたらいいかなー、っていう。
それで、自分の周りにいてくれるスタッフと「音楽準備室の音ってなんかありますかね?」って言ったら、「鉄琴? 木琴?」みたいな。「いや、ピアニカってありましたよね?」、「ああ…」っていう。「あれで、音楽準備室でなんかいろんなワクワクした可能性を感じてたなぁ」っていうふうに思って。で、チャイム、ピアニカ、みたいな。
そこから、それを聴いてもらった瞬間に、皆がそこにタイムリープしてくれたらいいかな、っていう。運動靴を履けたらいいかな、上履きになれたらいいかな、みたいな感じで、あの入り口にさせて頂いた、っていうだけですかね。
なんだけど、まあ、歌い回しだったりとかメロディーラインは、「こういうラインはどうですかね?」っていう感じで。
8月12日リリースの僕の4枚目のアルバム「Checkpoint」にも、初回限定版トラックとして収録されるので、もしよかったら聴いてみてください。
9月からは、その「Checkpoint」を引っ提げたツアーもスタートさせて頂きます。
最後にもう1通メッセージを紹介します。
【神奈川県 しずく 57歳 女性】
拓哉キャプテン、こんにちは!
4th LIVE 「checkpoint」の決定、アルバム発売日決定、おめでとうございます!
アルバム曲の発表もありましたが、前回同様、一曲ずつ紹介して下さる時間があれば嬉しく思います。
私もたくさん聴き込んで、騒げる場所へ行ける事を心から願っています。
木村:これはあれですか? この「Flow」という番組でやりなさい、という企画の提案ですね。しずくさんからね。はい、了解です(笑)。
ということで、来週からは8月12日にリリースさせていただきます4枚目のオリジナルアルバム「Checkpoint」をご紹介させて頂きます。作業の裏話だったりとか、1足早く、皆さんにもこの場所で聴いてもらえたら。
この「Flow」というラジオの空間、ゲストがいない1人でやらせてもらう日っていうのは、完全に僕の部屋感覚でやらせて頂いているので、僕の部屋で、「今日ちょっとこれ聴いてみて」っていう感じで聴いて頂けたら嬉しいかなと思いますので、ぜひお願いします。
[OA曲]
セロリ/木村拓哉
2026年07月26日Flow 第四百十七回目「拓哉キャプテン × 竹中直人」Part4
今月のマンスリーゲストは、竹中直人さん!
竹中さんとのトークも今週が最後です。
竹中さんにとっての「人生の1曲」も伺います。
木村:監督でしょう? で、大河まで行ったでしょう? でも、そう考えたら、それこそ(忌野)清志郎さん、大貫(妙子)さんだったりとか、スカパラ(東京スカパラダイスオーケストラ)の皆さんだったりとか、フェスにも出演されているじゃないですか。
竹中:最近だと、(高橋)幸宏さん。幸宏さんもいなくなっちゃったけど。
木村:“歌”っていうところでは、怖いぐらい鼻歌ももちろんそうなんですけど…。あのね、竹中さんね、口笛が尋常じゃないぐらい上手くて。で、音も全然ピッチが外れないんですよ。
で、よくスタッフがセットチェンジだったり、照明を直してたりとか、メイクさんが皆さんの汗を拭いたりとか、ちょっと髪を整えたりとか、「誰かの仕事が目の前で終わるまでは、本番行けませんよ」っていうその間、ずっと口笛を吹いて繋いでくださったりとか。
あれは、ななんですか? 優しさですか?
竹中:いや、優しさっていうか、なんか音が鳴ってないと間が持たないっていうかね(笑)。「軽く行きてぇなぁ」とか思ったりしちゃうからじゃないかな(笑)。
木村:これね、現場で聴くと、割りと心地いいんですよね。それをずっと、場所、作品、タイミングによって選曲変えてくれたりとか。
ここからは、この番組「Flow」に届いているリスナーからのメッセージに、竹中直人さんにもお付き合いをしてもらいます!
こちらのメッセージから!
【千葉県 ゆうだい 27歳 男性】
キャプテンこんにちは!
木村さんやゲストの方にとってのストレス発散方法はありますか?
私はモノマネで発散しています。
明石家さんまさんや仮面ライダー俳優などのマネをしています。
ボイスレコーダーで録音して何回も聴けるようにしています笑。
木村:ストレス発散方法ありますか?
竹中:俺は映画を観ること。
木村:この彼は、『モノマネで発散してます』って。モノマネでストレス発散って、すごいですね。完全に自家発電ですよね。
竹中:すごいね。僕は洋服が好きだからな。洋服探しに行っちゃうな。
木村:でもそれ、今は古着じゃないんですか? どこを見に行くんですか?
竹中:古着ではないですけどね。やっぱりギャルソンとか見に行っちゃうね。
木村:どれぐらいのスパンで行きます?
竹中:めちゃくちゃへこんだ時とかは、もう合間で行くよね。
木村:へこんだ時に洋服見に行くんですか?
竹中:俺はね。今日履いてきた靴下が違う、と思ったら、合間で買い替えに行ったり。
木村:その「違う」っていうのは、自分で?
竹中:もちろん自分で。
木村:映った自分を見て?
竹中:いや、映った自分じゃなくて、衣装に着替えるから。
この後、仕事から帰る時には1杯だけ飲んでいきたいから、その時のために、自分の心のために、靴下を買い直したりとかしちゃうんだよ。
木村:マジですか?
竹中:ハンカチも。持ってきたハンカチを1回使っちゃうともう駄目なの。
木村:ベッカムみたいですね。ハンカチって、1回使うと駄目なんですか?
竹中:うん、なんかコロナになってから。俺、「拓哉と会うためにはこのハンカチ」って決めて…。次の日の支度を前日にするんだよ、俺。ハンカチも下着もパンツも靴下も、全部用意してからじゃないと眠れない(笑)。性格的に最悪だね。神経質みたいな感じで。
木村:いや最悪じゃないですよ。案外、服は僕も決めますよ?
竹中:僕、「今日拓哉と久しぶりに出演するんだったら、このコーディネートだ」って、もう前日に決めて置いといて。「もし気分が変わったら、こっちの」って、予備のやつも置いといた。でも、「今日はこれだ」と思ってこれにしたんだよ。
木村:やった! 今日これ、俺用のコーディネートだ。
竹中:そうなんですよ。何かそういうのがどうしてもあるんですよ。
木村:へぇ~。でも俺、ストレス発散は、体を動かすことぐらいですかね。モノマネしてストレス発散って…。で、しかも彼、ゆうだいくんは、ボイスレコーダーで録音して、自分でやったやつを自分で聞いて、ってことでしょう?
竹中:じゃあ、ちょっと自己陶酔的なものあるのかな?
木村:いや、もう完全にそうですね。自分で発電して、自分で電力を使ってる、って感じですよね。
竹中:でも、ある意味お金かかんないですね。
木村:エコですよね。
竹中:素晴らしいですね。エコですね、間違いなく。
こちらも竹中さんに聞きたい質問!
【三重県 なるみん 20歳 女性】
こんにちは!
私は大学の演劇サークルに入っています。
練習中、N.Gにハマってしまうとなかなか抜け出せないことがあり、周りにも連鎖したり、以降も演技やセリフが不安定になったりします。
現場でもそんなことはありますか?
そんな時にどうやってゾーンから抜け出しますか?
また演技が上手くなるアドバイスをいただきたいです。
竹中:「演技上手くなろう」と思った時点で終わりでしょう。
木村:わぁ、来た!
竹中:そう思っちゃうんですよ。
木村:なるみんにちゃんと届いたかな?
竹中:技術じゃないからな。大変だよね。
木村:上手くなろうとした時点で終わり?
竹中:だと思うよ。相手を感じることだからね。
木村:そうですね。竹中さん的には、臨む時のモチベーションとして何かあったりしますか?
竹中:僕はね、全員見ちゃうんだよ。スタッフとかも。瞬間的に。そこにいる人たちを全員感じる、っていうか。
木村:相手役だけではなく。
竹中:そうそう。大体皆、台本持ってるでしょう? 今、台本はタブレットに変わったけど。大体皆、台本と役者をこうやって比べる。台本に目を落としながら、役者を見る。だから、役者の芝居だけ見てればいいや、と思っちゃうんですよね。 私の場合ね。監督も。
あのね、自分が監督する時は、「本番、よーいスタート」って言う時もあるけど、何も考えずに「本番。よーい、ポッ」て言う時もあるよ。
木村:「よーい、ポッ」?
竹中:「ポッ」。あと、「今日は照明部に言ってもらうから。安河内さん、『本番、よーい、スタート』って言ってください」とか。スタッフと一体化するっていうか。そんなこともあったりする。
映画の場合はカット割りがあるじゃないですか。カットカットを重ねていくから。だから、結局、そのシーンにいい芝居ができたって、前のシーンがどうなってて、次のシーンがまたどうやって繋がれていくかによって、そのシーンが良くたって後のシーンが駄目だったら、全部変わっちゃうじゃないですか。
結局、映画は印象だし、役を作るのは見てるお客さんじゃないですか。
木村:おお…。
竹中:お客さんが、その人の人生観で映画を捉えるし、役を感じてくれるわけだから、「役者は何も考えないで、ただセリフを言えばいいだろう?」って、僕は思ったりしちゃうんですよね。キャスティングの時点で、もう役の90%はできてると思っちゃうんで。
木村:という、ななみんにはすごく分かりやすい、多分今日最適なゲストが答えてくれたんじゃないかな、と思いますけどね。
竹中:だったら良かったかな。あとは、いっぱい傷ついた方がいいんですよね。
木村:おっと。それはいつの話ですか? 現場でですか? それとも恋愛とか人生経験?
竹中:全てじゃないですか? やっぱり俺たち、「豊かなことがいい」とか、「マイナスのことって駄目」と思われがちじゃないですか。でも、前に山田孝之と話してて、「悪い方に考えておいた方が、ちょっと良かったら悪い方に考えた分をちょっと超えられるから、マイナス思考っていうのも悪くないよね」、みたいなことを話したことがあったのよ。
山田孝之と齊藤工を巻き込んで、自分の撮りたい映画を…「ゾッキ」っていう漫画を原作にした映画を撮ったことがあるんだけど、それぞれの価値観の話になった時に、そういうのあるよね、みたいな話をしたことがあるよ。
木村:だから、本当に正解がないから、多分僕らは楽しめるんじゃないかな、っていう。なるみんは「演技が上手くなるアドバイスをいただきたいです」って聞いてくれているけれども、ある意味、真逆のことが答えだったりもするのかもね、っていう面白さ。なるみんにはそこも面白さとして捉えてもらったら、もっと面白くなれるんじゃないかなとは思いますけどね。
まあ、そんな話をしてたと思ったら、竹中さんの出演されている映画が来月公開なんですね。
竹中:ありがとうございます。
木村:日本、中国、アメリカ合作の作品で、「ゴースト・オブ・ウエノ」っていうね。すごいっすよ、これ。
竹中:合作の、アメリカ・中国とか出てくるとすごい映画かなと思いがちですけど、舞台は上野でございますからね。
木村:日本の上野。じゃあ上野でロケできたんですか?
竹中:もう大々的な上野のロケでしたね。まさかの夜中までロケしてました。初めてです。こんなに長く上野を感じたことはなかったので。
木村:竹中さんは、どんな役なんですか?
竹中:ホームレスの役なんですよ。
木村:竹中さんがすると、おしゃれに見えるんだよな。
竹中:やばいなぁ、そうだったのか。ホームレスなんですよ。
木村:門脇麦さん、いかがでした?
竹中:いや、最高でしたね。とてもニュートラルと言うか、自由な芝居と言うか。基本的に監督が中国のワン・チイって監督なんですが、俺は中国の映画に何本か出たことがあるんだけど、台本っていう台本があるんだけど、ないようなもんで。
木村:そうですね。割りとその日に配られることが多いですね。
竹中:そうだよね。拓哉もやってるよね。そう。そういうのが好きなんだよね。役者が流れを知ってるより、部分部分だけただ言いなりにセリフを言ってるだけっていう方が、出来上がった作品を観た時に「へー、こういう話なのか」っていうのが楽しいじゃん、って思ったりしちゃうんだよね。
木村:いや、それは、俺はまだ「楽しい」って思えるゾーンまで行けてないんじゃないかな、って。僕自身がね。
竹中:本当に? でもすぐ安定した芝居なさるじゃないですか。
木村:いやでも、これは楽しみです。
竹中:ありがとう。8月8日から。
木村:はい。「ゴースト・オブ・ウエノ」っていうね。
竹中:ある1人の男が残した長い日記があってね。その日記を調べながら、その男を探していく、っていう。“ゴージョー”っていう男が残した1つの日記を見て、「その男はまだ生きているか、生きていないか」っていうのを探す物語ですね。
木村:こちらも楽しみなんですけど。…あと、ミュージカル?
竹中:「民王」ですね。民の王様。池井戸潤さんの原作で、テレビでもドラマ化された作品を。
木村:え、じゃあ稽古とかめちゃくちゃ忙しいんじゃないですか?
竹中:稽古大変ですよ。
木村:(笑)。
竹中:歌って踊らなきゃいけないですからね。
木村:東京公演、大阪公演、福岡公演。9月6日から10月19日まで。
竹中:そんなに長いんだ。
木村:長いですよ。ちゃんとしてくださいね(笑)。
竹中:うん、ちゃんとやりますよ。舞台はね、ちゃんとやってますよ。もうずっと毎年やってますから、舞台。
木村:この番組は毎回、ゲストの方に「人生の1曲」っていうのを伺ったりとかしてるんですけど。竹中直人さんにとっての「人生の1曲」っていうのを伺ってもいいですか?
竹中:たくさんありすぎてな。でもこの話、長いんだよ。俺、父親が95歳で亡くなったんだけど、一切ボケることなく。介護もなかったんだけど。
木村:えー。すごいっすね。
竹中:うん、亡くなる数日前に「直人、歌ってくれ」って言って。お父さんは95歳。当時、お父さんが聴いてたような曲をいくつか選んで、いろいろ歌ったんだよ。「君の横顔 素敵だぜ~」とか、知らない? 「街の灯りがとてもきれいね ヨコハマ ブルーライト・ヨコハマ~」。でも「違う、違う」と言われて、ずっといろんな歌を歌い続けたんだよ。「ため息の出るような~」とか。
木村:全部違うんですか。
竹中:全部違ったんだよ。「ふたりを夕やみが~」を歌っても「違う、違う」ってなって。
で、最後に「まさかな」と思ったの。「貴方はもう忘れたかしら~」って「神田川」を歌ったら、「それだ」って言って。「直人のお母さんと初めて暮らしだした時の歌なんだよ」って言って。「神田川」。「神田川」って俺、そんなに思い入れがない歌だったんだけど、ヒット曲ってすげぇなと思って。「神田川」をフルで歌えちゃったんだよね。
でも、今出したい歌は「神田川」じゃないよ。
木村:えっ、違うんですか!?
竹中:「神田川」じゃないですよ。
「人生の1曲」、これにした。BAD HOPの…。
木村:今、決めたんですか?
竹中:今、決めた。今から歌うのはこれだよ。「欲しがるシャネルにルブタン~」。
木村:もう一回聞きますけど、「神田川」じゃなくていいんですね(笑)?
竹中:「神田川」じゃないよ!
木村:ということで、木村拓哉「Flow」、今月のマンスリーゲストは、竹中直人さんでした。ありがとうございました!
竹中:ありがとうございました。
[OA曲]
Asian Doll (feat. T-Pablow, Vingo & Yellow Pato)/BAD HOP
2026年07月19日Flow 第四百十六回目「拓哉キャプテン × 竹中直人」Part3
今月のマンスリーゲストは、竹中直人さん!
トークはまだまだ続きます。
竹中:「大学卒業したら、俺、役者になりたい」っていう気持ちは(あった)。
木村:もうそこで決まってたんですか。
竹中:「映像演出研究会」というクラブに入った時に、何かを作る、映画を作るっていう世界にすごく憧れて、脚本を書いたりするのもとても楽しかったし。で、「監督になりたい」って夢はあったけど、「まさか映画監督になんてなれるわけないや」と思ったし。
木村:まあ、後になってますけどね。
竹中:でも、役者にはすごく憧れて、新劇に憧れてたんですよ。「俳優座」とか「文学座」とか。大学卒業して「青年座」に入団したんですよ。
木村:で、その時に青年座で看板になっていらっしゃってたのが、西田さん。
竹中:西田敏行さんでしたね。
木村:へぇ~。青年座って…。
竹中:昔、代々木八幡にあったんで。
木村:わー、今ゾワッとしましたけど、僕、青年座さんの前を通るのが怖くて。
竹中:えー、どうして?
木村:僕、ずっと幼稚園の時、代々木八幡に住んでて。半地下の青年座さんの中が、外からちょっとだけ見えるんですよ。
竹中:見える見える。
木村:自分は子供だったんですけど、皆さんがいらっしゃるのが半地下だったんで、ほんの隙間が空いてると、子供目線でも稽古場が上から見えるんですよ。子供ながらに、なんかたまに大人が皆で「あ~~~!」って奇声を上げてたり、酷い時には、着物を着た女性が「キャーー!」って悲鳴を上げながら、皆に追いかけられたりとかしてたんですよ。
竹中:あとお面を被ってる人物も。ルコック・システムっていうのがあって。
木村:そうです、そうです。あの前を通るのがもう怖くて。「これ何なんだろう?」ってずっと思ってて、後に「青年座」っていう、そこからああいう方たちが今のお仕事になられてるんだ、っていうのを(知った)。本当にこの立場になって、ちっちゃい頃に怖かったあそこってあの場所だったんだ、っていうのが、全て繋がった感じではあったんですけど。
竹中:あの場所に通ってたんだよね。
木村:俺、あの前を毎日通ってました。
竹中:本当(笑)。じゃあ衝撃的だよね。
木村:代々木八幡での竹中さんといったら、なんかすげえエピソード出てきそうだけど、変わっちゃったんだろうな~。
竹中:ずいぶん変わった。代々木八幡は変わったよ。 青年座はもうマンションが老朽化で。
共演したいよね。
木村:はい!
竹中:「この役、竹中さんやらないかな?」ってのがあったら呼んでくれよ。俺どんな役だって行くぜ。
木村:本当ですか?
竹中:当たり前じゃないか。心から言ってるのわかるだろ?
木村:わかりますよ。
竹中:社交辞令でもなんでもないよ。こんなの社交辞令にしたくないもん。「一緒にできたね」って言いたいよ。
木村:そうですね。
…なんですが、「映画監督なんて夢みたいな話だよ」って、さっきは照れ隠しでおっしゃってましたけど。実際、映画監督としても、1991年に「無能の人」っていうのがあるんですけど、ベネチア国際映画祭で「国際批評家連盟賞」っていうのを(受賞)。
その後も、映画監督として、「東京日和」っていう作品を…。
竹中:中山美穂ちゃんが主演でやったやつね。
木村:はい。で、日本アカデミー賞の多数の部門を受賞しているんですけど。他にも「さよならCOLOR」だったりとか、「零落」だったりとか。逆に、監督としても呼んでくださいよ。
竹中:それはもちろん。嬉しいです。
木村:どういう監督なんですか?
竹中:優しいと思いますよ。押さないし、早いし。
とにかく、俺は押す現場とか、「なんでこんなに時間があるの?」とか思っちゃうの。でも、うるさい俳優になりたくないですからね。
木村:竹中監督の中では、「こういう」っていうビジョンってありますよね。
竹中:初めて監督した時は、構図とかもめちゃくちゃこだわったりしたんだよ。まぁ今も構図はそれなりにあったりするけど、でも、即興演出がすごく楽しくて。現場でもパッパッパッといく感じっていうか。
木村:へ~。即興演出って怖いなぁ。どういう感じなんですか?
竹中:最初に、自分1人でロケを先に済ませちゃって、スタッフたちにあんまり労力をかけさせないっていうことを、自分の中で思っちゃってるものがあるかもしれないですね。スタッフに労力をかけない。
だから、お金が集まるか集まらないかわかんないけど、もし集まったってなったらすぐ撮れるように、自分で前もって先に撮りたい場所を全部リサーチしちゃって、それで、「こことここがいい」ってことを制作部に伝えて、許可を取るのは制作部に任せておいて。
自分は「この場所と、この場所と、この場所と、この場所と、この場所と、この場所と、この場所で撮りたい」みたいなことを最初から(考えている)。
木村:でも、撮影監督も照明部のチーフも、その場所は把握できてないから…。
竹中:皆で行くよ、もちろん。
木村:ああ、後日また別のタイミングで行くってことですね。
竹中:昔は、自分が「こういう場所で撮りたい」っていうことを言うと、制作部の人たちが色んなとこ行って探し回ってくれてたの。そういう労力が大変だから、自分でイメージして。
で、僕たちの仕事って色んなところにロケ行くじゃないですか? だからいい場所は自分の中にインプットして、今は携帯があるから、携帯で撮っておけば町の名前も全部出てくるから、すごい時代になったなと思って。それを資料として残すことができるから、それをスタッフに伝えることもできるし。
あとは長い付き合いのカメラマンとか、もう長い付き合いだから僕の好きな構図とかもわかってるし。
木村:こうやってお話しさせて頂くと、竹中組なのか、何かの作品でまたご一緒なのか、すごく楽しみだなって思いますけど。
日本アカデミー賞最優秀助演男優賞って、もう「Shall we(ダンス)?」も入れたら3度なんですね。
竹中:遠い昔だけどね。映画の神様が僕についてた時代があったんじゃないかな。だから、「アカデミー賞常連」とか皆に言われちゃったりして、とても照れくさかったんだよ。僕、毎回つまずいたり、壇上から落ちたりしてた。
木村:行くたびに?
竹中:行くたびに。ふざけて。ふざけたというか、照れくさくて。
木村:でもそれは、自分プロデュースですよね。
竹中:うん。もうそうしないと、精神が持たないんだよ。賞とか無縁な人間でいたかった、っていうのは自分の中にあるんだよ。
木村:本当ですか?
竹中:いや、嬉しいかもしれないけど、アカデミー賞とか権威みたいな感じがしちゃって、ものすごく照れくさくて。つまずいたり、いろいろ余計なことをやったんだけど、客席はシーンとしてるんだよね。やらなきゃいいんだけど。
木村:まあ、客席と言っても、皆あそこにいらっしゃるのは関係者ですもんね。出演者とか。
竹中:それが嫌で、1回だけ永瀬正敏と一緒だったから、「正敏、一緒につまずこうぜ」って言ったらつまずいてくれて、でも周りはシーンとしてて、「やっぱダメだったな…」って。
酷い時なんて、前年の最優秀助演男優賞を獲った人がプレゼンテーターになるじゃないですか。それもとんでもないことやっちゃって。「それでは、本年度の日本アカデミー賞最優秀助演男優賞は…竹中直人! なんちゃってー!」、「シーン…」。本当にやっちゃったんだよ。
木村:(笑)。やったんですね。
竹中:もう最低でしょ?
木村:いやいや、僕的には最高ですけど。
でもあれ、“撮って出し”みたいな感じで、放送もされますもんね。放送もされたんですか?
竹中:されましたよ。壇上から落ちたのね。放送されたのを自分では観てないけど、放送されるとは聞いてたんで。
木村:やったんですね。
竹中:やりましたね。「何のためにやってんだ?」って話ですよ。「何やってんだ、こいつ?」って。僕、そういうのが結構好きなんですよ。「なんだ、こいつ?」と思われるのが(笑)。
木村:ええ、知ってます(笑)。
竹中:ありがとう(笑)。ちょっと熱くなっちゃってさ(笑)。
木村:でも、皆さんご存知だと思いますが、それだけではなく、NHKの大河ドラマ「秀吉」の方ではもう…。これはいい意味で言うんですけど、竹中さんがあれをやって以来、「豊臣秀吉」っていうと、あの時に観てた人たちが受けたショックっていうのが大きすぎたのか何なのか分かんないですけど、竹中さんがやったあの感じが、自分たちが何か制作をしていく、クリエイトしていく、ってなった時に、結構でかい指標になってるんじゃないかな、と思うんですけどね。
竹中:本当? あれはね、僕が39歳の時にオンエアしてたんだけど。それで西村与志木さんってプロデューサーが、NHKの偉い人たちの全部の反対を押し切って「私は竹中さんの秀吉にかけたいんですよ」って言ってくださったんで、「じゃあ、西村さん、でたらめな大河にしましょうよ。もう目を覆っちゃうような、マニアックな、めっちゃくちゃな大河にしましょうね」っていうのが最初の約束で、「マニアックな大河になりますね~」とか言ってたんだよ。そしたら、視聴率取っちゃったんだけど。
木村:いや、すげえなぁ。でも、さっき「『何だ、こいつ?』って思われるの好きなんだよね」って仰ってましたけど、どこかパンクですよね。
ロックンロールなんだけど、ヘビメタじゃない、っていうか。ヘビーメタルじゃなくて、どこか反骨的なパンク、っていうか。僕は勝手にそういう見方をさせてもらってます。
竹中:内田裕也さんが、俺のこと「秀吉」としか言わないから(笑)。昔、秀吉をやってた時にうちに電話来て、「もしもし、今から来いよ」って、裕也さんに呼び出されて。
で、裕也さんとキョンキョン(小泉今日子)と私で、「共犯者」っていうのを東映でやったことあるんだけど。裕也さんと俺は敵同士で、殺し屋同士で、戦わなきゃいけないから、楽屋を別々にされてたんだけど、僕はずっとCDプレーヤー持って音楽聴いてたら、内田裕也さんについてる男の子が来て、「今、うちの裕也が竹中さんのCDプレーヤーを借りてこいって言ってるんですけど、いいですか?」って、「あっ、どうぞ使ってください」ってCDプレーヤーを貸したのよ。
で、どんな曲を聴いてるか気になるじゃない? だから裕也さんの楽屋の方にそっと近づいていって、耳をそばだててたんだけど、意外な曲を聴いてたんだよね。何を聴いてたと思う?
木村:女性ですか? 男性ですか?
竹中:女性ですね。
木村:えー、それこそ、キョンキョンの曲を聴いたんじゃないですか?
竹中:洋楽だったのよ。俺はCCRとかディープ・パープルとかすげえの聴いてるのかな、と思ってだけど、全然違う。「裕也さん、こういうの聴くんだ」っていうやつ。
木村:ダイアナ・ロス。
竹中:いや、違うんだな。懐かしい~。帰ったら俺も聴こう。誰でしょう? 「裕也さん、こういうの聴くんだ。ベスト盤じゃん、これ!」。
木村:シンディ・ローパー。
竹中:違うんだよね。ちょっと近づいてきつつあるかな?
木村:えー、何このクイズ。待って待って、何だ? …カーペンターズ?
竹中:ピンポーン!
木村:やったー!
竹中:すごいです。「Sing. Sing a song.」とか聴いてるんだよ。意外だったんだよね。
木村:裕也さんが。
竹中:では、「内田裕也クイズ」、もう1つね。
録音部だけが聞いている裕也さんの呟き。監督が「本番よ~い、はい!」って言った瞬間に、裕也さんが呟いている一言。録音部だけに聞こえる一言は、何でしょう?
木村:「よろしく」。
竹中:近いのは近いけど、もうすぐに出てきちゃうと思う。
木村:「ロックンロール」。
竹中:ピンポーン。
木村:うわ、やった! 2つ目で正解。さっきのカーペンターズは3回目だったし。
竹中:そうなんですよ。
木村:なんで俺は緊張してるんだろう?
竹中:裕也さんの話になっちゃってごめんなさい(笑)。
木村:へぇ~。すげえなあ。全然今、竹中さんの話じゃなかったですね。
竹中:よく一緒に飲んだよ。裕也さん(笑)。
[OA曲]
なし



NEW
ARCHIVE
LINK