今週は、「森」や自然の力を、ビジネスに活かそうというちょっと変わった会社「株式会社 森へ」をご紹介します。
最近はテレワークとか働き方改革なんてことが言われていますが、そうしたことと、森をつなげる会社ということなんですが・・・
「株式会社 森へ」 代表の山田博に伺います!


〜山田さんは、元々はリクルートのほうで、人材採用のお仕事をされていたんですね?
新卒でリクルートに入りまして、企業広告の営業の仕事とか長くやりました。でも、ビジネスの世界で、競争と成長に向けて毎日やっていくわけじゃないですか。それはそれで楽しくてすごくいいんですけれども、30歳くらいになったときに、このままずっと高回転で成長し続けるって、なんかちょっと違和感があるなということに気が付き始めたんですよね。で、コーチングという仕事で独立しました。

〜コーチングというのは、イメージとしては、個人個人のコンサルみたいな感じですか?
そうですね。簡単に言うとそんなイメージです。個人の方が自分の人生をよくしたいってみんな思っていると思うんですけど、それを一人で考えていると結構モヤモヤしませんか?こんがらかっちゃって、行き詰まるじゃないですか。でも話し相手がいると、頭の中とか心が整理されるんですね。それで「あ、こっちの道に行けばいいんだな」っていうふうに、自分でわかってくるようになるんです。その話し相手をするのがコーチっていう仕事なんですが、たまたまそのコーチングをやっている人に出会いまして、自分のことをいろいろ聞いてもらっているうちに、自分には本当にやりたいことがあるんだなということがわかったんですよ。それが、自然関係の仕事か、家族をよくするような仕事か、この二つだろうなということに気が付いた。それでコーチングを受けているうちに自分がコーチになっちゃったんですね。

〜そして現在、「株式会社森へ」の代表としてお仕事をされているわけですが、この株式会社森へがメインでやっている「森のリトリート」とはどういうものなんでしょうか。
「retreat」って辞書の意味を引くと、”撤退する”とか、”人里離れて隠遁する”みたいな意味があるんですね。でも僕らは、”re”が「再び」、”treat”が「整える」ということで、「整えなおす」っていう意味だなと思っているんですよ。心と体を整えなおす、自分だけの時間。それがリトリート。それを森の中でやりましょうというのが「森のリトリート」です。「森のリトリート」は2泊3日なんですけれども、簡単に言うと日常から完全に離れて、森の中に行き、そこで心身をリラックスさせます。そして、一緒に参加されている方々と焚火を囲んで対話をして、心と体がリラックスするということなんです。そして、自分のビジネスとか、人生とか、そういうものについての気づきを得る。そういう2泊3日のプログラムです。

〜どういった方が参加されるんですか?
企業向けのビジネス編と、個人が参加するライフ編という、二種類あるんですが、企業でいうと、大企業というよりは中小企業、ベンチャー企業が多いですね。定員が 6人で少人数制なんですが、その会社の社長さんと幹部のチームとか、そういう形で森に来ます。

〜個人の場合は、全く知らない人同士が集まるんですか?
そうですね。個人の方は自分で申し込んでこられるから、当日「はじめまして」っていう方がほとんどですね。いろんなバックグラウンドの方が来られます。
メインで活動している森は山中湖の近くの森と、僕の田舎の那須の森の2か所です。そのほかに、スポットで開催する森が、全国に9か所くらいあります。


〜森を選ぶポイントってありますか?
なにが気持ちよさを感じさせるのかというと、多様性なんですよね。森の中にいろんな種類の木がある。で、多様な木があると、多様な草花が咲いている。多様な草花があると、鳥とか虫がたくさん来るんですね。そうすると鳥の声もたくさん聞こえますし、全体的にすごく過ごしやすい、気持ちのいい環境になるんです。

〜具体的にはどのように2泊3日を過ごすんですか?
森の中でやることっていうのは本当に無くて、一人になって過ごすっていう時間です。森の中で自分が好きな場所を探しに行ってもらうんですね。それを自分の場所って呼んでいるんですが、それを探していくのが初日で、それを探したら帰ってきて、焚火を焚いて、今日どうだった?みたいな話をするわけです。で、二日目がメインなんですが、自分で探した自分の場所に行って、一日中その森の中にひとりでいます。どこにも行かずに。で、また夜帰ってきたら焚火を囲んで、今日はどうだった?という話をします。最終日は、一日目、二日目で感じたことや気づいたことをまとめて、日常に活かせるように、「森との約束」ということをして帰るんです。

〜ずっと都会で暮らしている方とかは、一日目で自分の場所を見つけるのって、大変そうだなって思っちゃいます。
やっぱり森に行くとそういう感度が上がるんでしょうね。結構見つかるんですよ。「ピンときた」って。不思議なことに、人間って元々そういう感度を持っているんだと思うんですよね。でも都会にいるとそういう感性、感度は使わなくて済むので、封印してるんですけど、森に行くとそれがパカっと空いて、元々持っていたものが使えるようになるんじゃないですかね。僕が参加者を集合場所に連れて行って、「どこでもいいので行ってください」って言うと、みなさんスーッと歩いていきます。

「株式会社森へ」山田さんのお話、いかがだったでしょうか?次回もインタビューの続きをお届けします。

株式会社森へウェブサイト→http://www.totheforest.jp/
facebookページ→https://www.facebook.com/MorinoRetreat/

パーソナリティ

高橋万里恵
高橋万里恵

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