今週は、JFN38局が一丸となって取り組む『COOL WOOD JAPAN PROJECT』をお届けします。
日本の木・木材を上手に使った生活、各地の森林や、国産材の魅力を、FM各局が紹介。
「いのちの森」では、各局のレポートを、月に一度お届けしています。

今回はエフエム岡山からのレポート。
地域の間伐材を使って、様々な商品展開をしている「西粟倉・森の学校」をご紹介します。
西粟倉・森の学校

岡山県英田郡西粟倉村。人口 およそ1600人、村の9割以上が森林という、小さな村です。
そんな西粟倉村の、スギやヒノキの間伐材を使った家具など、様々な商品を販売しているのが「ニシアワー」というショッピングサイト。
ニシアワー ぐるぐるめぐる、西粟倉村の森と繋がるショッピングモール

これを運営しているのが、「西粟倉・森の学校」という会社です。
この会社の代表・牧大介さんにお話をうかがいました。

◆ニシアワーとは? 西粟倉・森の学校代表 牧大介さんのお話
戦後植えられた木がたくさんありますので、それを使わないと山の手入れが進まず荒廃してしまいます。これだけたくさんの木があるので、なんとか多くの人に使って頂きたいのですが、家を買うというのはとても大変です。
そこで、マンション暮らしの方でも、身近に木のあたたかみを生活の中に取り込んで、木とともに暮らすということが実現できるように、と年半くらいやってきて、ようやく100アイテム強くらい揃ってきました。都会で暮らしていたスタッフが多いので、自分だったらこういうものが欲しい、あったらいいなと思うものから商品企画を始めているものが多いですね。
無垢の杉、ヒノキ、国産材など、いい商品があれば買いたいと思っても、なかなか手ごろでデザインの良いものがないんですよね。そこを一つずつ商品として形にしていきました。
一番最初に「ユカハリ・タイル」という商品を開発したんですが、これは、若いスタッフが東京の賃貸住宅に暮らしていても無垢の床が欲しかった、というところからスタートした商品です。置くだけで、気持ちの良い無垢の床ができるというもので、これが一番売れています。


ニシアワーのサイトには本当にたくさんの商品があります。牧さんのお話にもありましたユカハリ・タイルは色も豊富で、自分の趣味にあったものが選べそうです。また、花の形のかわいい木製のピアスや、どんぐりの形をしたコマ、車のおもちゃなどだくさんの商品があります。なかでも、子どものおもちゃは贈り物にも喜ばれそうですね。
ほかにも人気商品はたくさんあるんですが、たとえばこの日、牧さんがしていたネクタイ、じつは、これもそうなんです。

◆ニシアワーで人気の商品
ラジオなので見えないのですが今私がつけている「モクタイ」(笑)
そんなに数は売れていませんが、ちょこちょこと買って頂いています。
最近売れているのはiPhoneケース。床板など建築材料には短かすぎる材料や、一部破損していて床板としては使えないというパーツが結構出るんですが、それらを使ってiPhoneケースをつくっています。触った感触が柔らかくて暖かいので手にとてもなじむんでしょうね。

モクタイ

ちなみに、牧さんは、もともと京都の方です。
全国で、森林を有効活用する事業のコンサルタントをしています。
そんな中、西粟倉村の、「100年の森林(もり)構想」というプロジェクトの立ち上げに協力したことがきっかけで、もっと腰を据えて一つの地域に関わろうと、数年前、この地域に移住し、「西粟倉・森の学校」という会社や、「ニシアワー」を立ち上げました。
その西粟倉・森の学校は地元の森と地域を知ってもらうワークショップやツアーも企画しています。
その一つが、ヒノキの学習机づくり体験ツアーです。

◆ヒノキの学習机づくり体験ツアー
やっぱりモノだけではなかなか伝わらないところがあります。僕自身はよそ者で村に移住してきた立場ですが、この村でずっと苦労して木を育ててきたおじいさんおばあさん、亡くなっている人たちも含めて、その方々の想いをちゃんとお客さんに伝えていくことが大事だと思っているんです。
ですので、実際に木を切るところに立ち会っていただいたり、木を育ててきたおじいさんの話を聞いていただいて、木が切られて机に生まれ変わり、新しい命が吹き込まれるところ、そのプロセスもファミリーで体験していただくといったことを重視してやってきています。



西粟倉・森の学校が企画するツアーはほかにもいろいろあって、なかでもすごくインパクトのあるツアーが「大黒柱ツアー」。
山主さんと一緒に、家の中心となる大黒柱の木を選び、伐採します。
自分のお家の大黒柱を自分で選ぶ!すごい経験ですよね。
詳しくは、「西粟倉・森の学校」のサイトでご覧になれます。
西粟倉・森の学校

製材した大黒柱は5年間、西粟倉・森の学校で預かるということなんですが、建築材や間伐材を、製品として使えるようにするには、長い時間と、条件があるんだそうです。

◆木の伐採にも旬がある
木には切り旬というのがあります。伐採にも旬があって、秋から冬に入る手前に切った木が一番長持ちします。意外と都会の方は知らないんですが、昔は家を建てるにも、秋から冬にかけての時期に切った木で建てないと腐りやすいとかカビやすいということがあったんです。
木に含まれるでんぷん含有量は伐採時期によって大きく変化します。秋から冬にかけて伐採された木はその量が下がり、腐りにくい性質になりますので、この時期に切るのがベストなんです。
昔から、一番良い時期に伐採して、切った後は安定するように乾燥させますから、家具にできるところまでの材料に仕上げるには結構時間がかかります。木も何十年というとても長い時間をかけて、苗木から育てられているわけですから、それが一瞬で商品になるわけではないんです。ですから、お客さんにも時間の積み重ねを知っていただいて、そのうえで大切に長く使って頂けるような商品をお届けしたいし、そのプロセスも共有していきたいという思いでニシアワーというウェブサイトを立ち上げています。

西粟倉村の森


この「ニシアワー」という名前は、「西粟倉の時間」という意味です。森を有効利用するためには、時間の積み重ねが必要で、その時間の積み重ねを楽しんでほしい、という意味が込められています。
ぜひニシアワーのサイト、見てみてください!

この『COOL WOOD JAPAN PROJECT』では、JFN38局それぞれが、各地域の森の情報や取り組みなどをご紹介しています。
詳しくは「COOL WOOD JAPAN PROJECT」の特設WEBサイトをご覧ください。
COOL WOOD JAPAN PROJECT

今日ご紹介した FM岡山のレポートも、ポッドキャストで聞くことができます
このページのバナーからも簡単に見ることができます。

そして、木材をより上手に活用する方法が、木材利用ポイント。
木材利用ポイントは、スギやヒノキやカラマツなどの木材で家を建てたりリフォームしたり、そうした木材を使って作られた家具を購入したりするとポイントがもらえるという事業です。
木質ペレットストーブや薪ストーブの購入でも、同じようにポイントがもらえます。もらったポイントは、地域の美味しい農産品・海の幸・商品券などに交換することができるんです。
地域の木材を利用することによって、森に手を入れ、元気にし、林業だけではなく、農業や漁業の振興にも貢献していこう!という目的で、この事業は行われています。

くわしくは、「木材利用ポイント」のサイトをご覧ください!

【番組内でのオンエア曲】
・Rainbow / Jack Johnson and G.Love
・tourist on the 未来'n / クラムボン

パーソナリティ

高橋万里恵
高橋万里恵

あなたからのメッセージ・ご意見をお待ちしております

各放送局の放送時間

  • JFNヒューマンコンシャス募金は鎮守の森のプロジェクトを応援しています。

ポッドキャスト

  • ポッドキャスト RSS
  • ※iTunesなどのPodcastingアプリケーションにドラッグ&ドロップしてください。
  • 鎮守の森のプロジェクト
  • EARTH & HUMAN CONSCIOUS
  • LOVE&HOPE〜ヒューマン・ケア・プロジェクト〜
  • AIG損保 ACTIVE CARE

PAGE TOP