今週は、夏休み、お子さんならきっと、ワクワクしちゃうようなレポートをお届けします。
それはツリーハウスです。
今朝は、東京港区白金台の 『ビオトープ』というショップの中にある、
ツリーハウスのレポート、お届けします。

白金台は、高級感があってちょっと大人の雰囲気のある街。オシャレなレストランとか、ブランドショップが並んでいるます。
このショップは、『アダム・エ・ロペ』というブランドのお店なんですが、中庭にあるクスノキの上、ちょうど4Fくらいの高さに立派なツリーハウスがあります。
街の雰囲気とツリーハウス、ちょっとギャップもありそうなんですが、オシャレな建物と緑がよくマッチしていました。
広さは3畳半くらいで、星の形をした部屋なんです。中にはクスノキが通っていて、ステンドグラスの窓もあります。天窓もついていてとても可愛らしい雰囲気なんです。
このツリーハウスを作ったのが、日本を代表するツリーハウスクリエイター、 小林崇さん。番組で以前、CWニコルさんが取り組む宮城県東松島市の「森の学校」のツリーハウスを紹介しましたが、小林さんは、あのツリーハウスを作った方です。


◆ツリーハウスをつくるようになったきっかけ
--はじめてツリーハウスに入ったんですが、なにかとても落ち着きますね。
ここは都会ですが、中はちょっと非日常感というか、時間が止まる感じがしますよね。

--小林さんがツリーハウスをつくるようになったきっかけはなんだったんですか?
地上のものに興味をが持てるものがないというか、面白いと思えるものがなかったんです。当時代々木のフリーマーケットの仕事をしていて、帰りによく行っていた原宿のアパートの2階の欧州雑貨屋があるんですが、その店をやっている女性と仲良くなり、となりで古着屋をやることになったんです。
それで古着屋も飽きてきた頃、ふと外を見たら木が一本はえていて、これを囲んで空間をつくりたいと思ったのが最初です。実際に生きた木が自分のスペースにはえていると面白かったですね。それがちょうど22年前。そのお店はいまもあって、木もずいぶん大きくなりました。それがきっかけでツリーハウスをつくるようになって、いまはプロになったわけです。作った時は予備知識も経験もなく、見よう見まねでつくりました。

--見よう見まねでできるものですか?
当時は全く素人で、なにもわからない状況でしたが、大工さんの手伝いをしていた知り合いが見かねて助けてくれました。それで古着屋をやめて木を囲むようなバーにしました。それは当時「HIDEAWAY」という名前で、いまは「ESCAPE」。日常がいやで逃げたかったんですね。その象徴としてツリーハウスはもってこいだったんです。



小林さんは、ツリーハウスの分野では、世界的にも知られる方です。ツリーハウスの情報発信や、ツリーハウス制作を手掛ける会社も立ち上げ、沖縄から北海道まで、各地の風土・樹木にあったツリーハウスの制作にあたっています。
これまで作って来たツリーハウスは、世界中で100を超えるそうです。
そんな小林さん、一番最初に手掛けたツリーハウスは、ほぼ「独学」だったと言います。
しかも相手は、木。普通の建築とは違い、自分の思い通りに作つくれるわけではありません。その難しさを、小林さんはどう捉えているのでしょうか。

◆つくりながら考えていく
ツリーハウスをつくるには、枝を勝手に切るわけにはいかないし、木によってある程度かたちが決まってしまいます。ですから自分から木に寄り添っていかなければいけません。でもその感じが楽だったし、面白いと思いました。木のはえている場所や種類でひとつひとつ違うわけです。それは図面じゃできません。その高さに上ってはじめてみえるものを見て、作りながら考えていくんです。だから夕日が見える窓もつくれるんです。

--じゃあ自分のしたい形に合わせていくのではなく、木に寄り添って形を考えていくんですね
ある程度モチーフはあるんですよ、たとえばここのように星の形にしようとか。でもそうしたいと思っても、木がそれに向いていなければできません。ツリーハウスをつくるときはその場所になんどか行って、夕日が見える時間や朝日が見える時間の風景をみながら、漠然としたものを具体的な形に近づけていく。ですから建築より、かまきりの巣の形や虫の形などからインスパイアされることが多いですね。
やりながらだんだんそれが仕事になり、生き甲斐になるとその場所にいることが増えます。そうすると街より森にいることが多くなるわけですから、いまは樹木医と同じくらいの知識はありますね。遊びで始めたことのおかげで色んなことを学べましたね。



今回うかがった白金のツリーハウスは、なかに小さな暖炉なんかもあって、まさに昔読んだ絵本や童話の世界のような感じがしました。
小林さんは、木に寄り添ってツリーハウスをつくるとおっしゃっていましたが、たしかにこのツリーハウスも木の風景に溶けこんでいました。ツリーハウスをつくるとき、小林さんは普段はあまり直線を使わないそうなのですが、この直線を使った星の形は、白金という都会にあわせていったらこういう形になったんだそうです。

次回も小林崇さんのツリーハウスのお話をお届けします。お楽しみに。

今回のお話はポッドキャストでもご紹介しています。
こちらもぜひお聞きください!


【今週のオンエア曲】
・HI'ILAWE / SUDDEN RUSH featuring GABBY PAHNUI
・Rainbow / G.LOVE AND JACK JOHNSON

パーソナリティ

高橋万里恵
高橋万里恵

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