先週に引き続き、宮城県南三陸町で「藍染め」によるモノづくり・地域おこしにチャレンジしている「でんでんむしカンパニー」のレポートです。
白いTシャツをつけ込み、風にさらし、またつけ込み・・・と繰り返しまして、いよいよ作業は仕上げに入るんですが、どんなふうに完成するのでしょうか?


染まったTシャツを持って川に向かいます。歩いてすぐのところにこんなきれいな皮があるんです!



そして川でじゃぶじゃぶ洗って、余分な藍を流します。表面についた余分な藍を全部落としていくので結構ゴシゴシと洗います。


そして天日で干して、乾いたら完成です!


藍染体験を指導してくれた、でんでんむしカンパニーの中村未來さんはまだ30代前半の女性で、大阪から南三陸に移住してきた方です。今までの生活を離れ、なぜ南三陸という土地へ移ろうと考えたのでしょうか。そのきっかけを伺いました。


きっかけのひとは、やはり東日本大震災です。当時大阪で建築の仕事をしていたんですけれども、2011年の夏に、ようやく休みをとって数日間ボランティア活動をしたんですね。その時に、メディアを通してずっと見ていたものとはまた違う感覚があったんです。当たり前なんですけれども、そこには暮らしがあるし、暮らしを取り戻そうとしている人たちがいるということに、実際の現場に来て気づいたことが大きなきっかけになっています。
私が活動したところは、気仙沼市の小泉地区と言うところで、畑などに埋まってしまったからガラス破片とかを分別する作業だったんですけども、その2日目に夏祭りをやるのでぜひボランティアの皆さんもどうぞと言っていただいて、参加したんです。そして、住んでいた方とお話をすると「今は違う場所に避難しているけれども、また戻って海と共に暮らすんだ」と言うようなことを話されていたんです。目の前に広がっている光景は本当に大変な惨状だけれども、それでもなおあきらめないで故郷を取り戻すために前進されているのをみて、私自身がすごくエネルギーをもらいました。その方たちの暮らしを取り戻すお手伝いをしたいなと思ったのが始まりです。
 やはりその地域の暮らしを知るためには、1日とか2日とかではわからないと思いました。特に日本は四季があるので最低でも1年はいないと知ったことにならないんじゃないかというのが自分の中であったので、それで1年間と決めて来ました。そしてその中で出会ったのがたまたま南三陸町だったんです。ここに来て、2、3ヶ月ぐらい経つうちに、この街のファンに私自身がなって、1年では帰りたくないという感情が生まれて。そして今に至ります。



中村未來さんが生活する、払川という集落。自然豊かな中で生活する人たちが、震災後、暮らしを取り戻すためにどうしたらよいか。この土地を見つめる中で生まれたアイデアが、「藍染め」だったんです。

実際に暮らしてみると、復旧復興以外にも地域の課題がすごく見えてきたんですね。それ は全国的な問題でもありますが、人口減少だったりとか、それによって学校の統廃合が出てきてしまったり。高齢化で使われなくなった田畑が増えたり、空き家が増えたりということが間近に見えてきました。特に仕事柄、建築をやっていてまちづくりにも興味があったので、そういう視点もあったのかなと思うんですけど、復旧復興したあとに地域課題に対してもなにかアクションをしていかないと町が未来に続いていかないと思ったんです。私はすごくこの町が大好きになったので、この町をずっと未来に残していくためになにかアクションを起こせればいいなと思っていたとき、ちょうど有志の何人かと会って、耕作放棄地を蘇らせようということで2014年に土を耕し始めたのが藍のはじまりです。
 でも最初から藍の種を蒔いたわけではなく1年目は野菜の種をまいてそれなりにとれたんですけど、それだけでは自分たちだけで完結してしまう。せっかくなら耕作放棄地を使って作ったもので、さらになにか地域内のものを繋げられるといいよねということで、メンバーの一人から「藍はどうかな」と話があがったんです。
 このあたりには養蚕で栄えた地区があって、いまも繭細工をしている女性がいたり、あとは震災後にできた羊の牧場で羊毛が取れたりります。さらには震災をきっかけに増えた、この地にゆかりのある素材を染めて、街の方たちがものづくりをすることで、メイドイン南三陸のモノができるなということにたどり着きました。私達のモノをつかっていろいろなモノをつないでいくことができるんじゃないかということに1年目くらいでい気づいて、本格的に取り組み始められるようになってきました。まだ商品になっているのは、羊牧場の羊毛を使ったアクセサリーを作ったりというくらいで、地域とより密につながっていくというのはこれからですね。


でんでんむしカンパニー中村未來さんのお話、いかがだったでしょうか。ポッドキャストでも詳しくご紹介していますので、そちらもぜひお聞きください!

今回の藍染体験、気になった方はぜひ 下記チェックしてみてください!
南三陸観光協会のページ→https://www.m-kankou.jp/event/227930.html/
https://www.facebook.com/AI.kansashitu/

問合せ・申込先
でんでんむしカンパニー藍監査室
tel:090-3846-7880
mail:dendenmushi.co@gmail.com



また、この南三陸で染められた藍染の手ぬぐいを2名の方にプレゼントします。ご希望の方はこのページのメッセージ欄からご応募ください。

【今週の番組内でのオンエア曲】
・優しいあの子 / スピッツ
・Wake Me Up When September Ends / Green Day

パーソナリティ

高橋万里恵
高橋万里恵

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