今週も先週に引き続き、甲南大学 特別客員教授で、農学者の田中修さんに植物の、へぇな世界をクイズ形式でいっぱい出題していただきます。今週も家族で、みんなで植物のすごい話、楽しんでください!


植物に昼間まぶしい太陽の光が当たっていたら植物は喜んでいまるでしょうか?迷惑しているでしょうか?
A昼間のまぶしい太陽の光を使いこなしており葉っぱにとってもっと光が強い方が良い
B昼間のまぶしい太陽の光は葉っぱがちょうど使いこなせる位である
C昼間のまぶしい太陽の光は強すぎるので葉っぱには使いこなせない。

 植物は太陽の光を受けて栄養を作って生きているから、まぶしく光っていたら植物は喜んでいるだろうと思うけど、これは植物にとってはすごく迷惑な話なんです。太陽の光10万ルクスの明るさがあります。植物の多くの葉っぱが使いこなせる最高の光の強さはおよそ3万ルクス。つまり約3分の1なんです。だからそんなたくさんの光はいらないんです。茄子、トマト、きゅうりはビニールハウスに入っていますよね。これは夏の光の強さは強いので、むしろ遮る方が良いというのが1つの理由なんです。もう一つの理由もあって、雨が降って地面にたくさん水が染み込んで、トマトって実割れが起こる。大きくなって熟してくると、皮は硬くなるんですね。そこに雨が降ったら根っこが水を吸う。いちばん水分がたくさんあるのは実の中だからそこに送り込まれる。実は大きくなろうと思うのに皮はもう決まってしまっているので、はじけてしまうんです。だから家庭菜園なんかでミニトマトはちゃんとこまめに収穫していないと、知らない間に弾けていたということがたくさんあるんですね。
 また、まぶしい太陽の光が紫外線もあります。紫外線は人間に有害だということがよく知られています。でも植物は紫外線に当たっている中で平気で生きているんですね。だから紫外線は人間には厳しいけど別に植物には優しいのではないかと思われがちですが、やっぱり紫外線に当たると植物は同じ害を受けるんです。体の中に活性酸素というものが生まれてくるんです。植物は活性酸素が生まれる中で生きていかなければいけないので、それを消去する物質を作っているんです。それを消去する物質がビタミンC、ビタミンEなんかの抗酸化物質と総称されるものなんです。植物がなぜビタミンCやビタミンEを作っているのかというと、自分の体を守るために作っているんですね。
 人間も紫外線に当たったら活性酸素が生まれるし、人間の場合は激しい呼吸をするので、活性酸素がもっと生まれるんです。それからストレスに出会うと活性酸素が生まれるんですね。人間はそれをなくしたい。でも人間にはなくす能力が弱いんですね。だったら植物がガンガン紫外線に当たった中で生きていくために作っている抗酸化物質、ビタミンCやビタミンBなんかをちょっと利用させてもらおうというので、それを食べているんです。植物はビタミンCやビタミンEだけではなく花の色素、果実の色素、赤や青、アントシアニン、黄色がカロテノイドという色素なんですが、あれは抗酸化物質です。あれを積極的に作って、例えば花びらの中にいっぱい入れておくというのは、花の中で子供が生まれてくるんですね。それを紫外線から守らなければいけないので、花びらをきれいに抗酸化物質で色をつけて、子供を守っているんです。果実でも太陽の強い光が当たったらきれいに色づくといいますよね。りんごなんかもその力を利用しているんです。


田中先生の話はポッドキャストでも聞くことができます!


「植物の生きる「しくみ」にまつわる66題」SBクリエイティブ

【今週の番組内でのオンエア曲】
・You Are the Sunshine of My Life / Liza Minnelli
・Look For The Good / Jason Mraz

パーソナリティ

高橋万里恵
高橋万里恵

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