今週は本格的な夏を前に、波の音、ビーチの空気をお伝えしたいと思います。
取材したのは松島の南部。
宮城県宮城郡七ヶ浜町で自然素材を使った
染め物づくりをしているコノネンコ真紀子さん。
自然がもたらす素材を使った、とっても素敵なモノづくりの体験レポートです。




真紀子さんが「みつろうラップ作り」という
新たな企画をはじめたということで、
どんなものか体験させてもらおう!と、七ヶ浜へ。
すると、さっそく体験させてもらえるかと思いきや、
まず真紀子さんが案内してくれたのは、七ヶ浜のきれいなビーチでした。




砂浜に穴がいっぱい開いていますが、
これは小さい穴ですけどもうちょっと行くと大きい穴があるんですね。
ハマガニという宮城県の絶滅危惧種に指定されている
浜に住んでいるカニがいるんですが、
その巣穴もたくさんあるんですね。
夜行性なので昼間は穴の中で寝ている。
あとはハマトビムシとか、ハサミムシとかいろんな虫がいますね。
海藻もたくさん上がってくるんですけど、
そういう小さな生き物たちが分解して自然にまた還していくという
サイクルができているんですね。




これは私がここ10日くらいで
見つけたものなんですけど、
たぶんビーチにあるものってそこの生態系、
暮らしなんかも見えてくることがあって、
釣りの道具とかもあるんですけど。


この丸い筒がいっぱいあるのはなんですか?


これは牡蠣の養殖、
宮城県は牡蠣の養殖が盛んで、
種付けの時にホタテとホタテの間に挟んでいる管なんですね。
流すつもりで使われていらっしゃるわけではなく
偶然波の強さとかでとれちゃうんだと思うんですけど、
そういうのもたくさんあって。
これももちろんこのままにしてしまえば分解されずに
ゴミになるんですけど、捨てちゃったらただゴミになるのかなと
思って何かできないかと。
他のゴミとは別に分けてとっているんです。
プラスチックで波の力、太陽の光、生き物につつかれて
どんどん細くなっちゃうんですね。
海のゴミって海でポイ捨てしたものでしょと思われる方も
多いと思うんですけど、
ずっと歩いていると陸のゴミがすごく多いんです。


暮らしの中のゴミ。
例えば、インスタントラーメンの袋だったりとか、
豆腐のパックだったり洗剤の容器だったり、
ここにないものがあるということは
川をつたって流れてきて入ってきているということなんですよね。


海に捨てないですもんね)海のない県でも、
捨ててないという方でも、例えばカラスが漁っているところを
見たことがある人もいると思うんですが、
風で流出してしまったりとか、
陸で使ったものが川をつたって海に入って、
また陸に上がって、いま危惧されているのは
私たちの体の中に入ってきているんじゃないのかというのが
少しずつわかっていて、ようやく問題になっている
というところがあると思うんですね。




お話を聞きながら、一緒に七ヶ浜の砂浜を歩き、
打ち上げられた様々なモノを拾うビーチコーミングをしたんですが・・・
年間800万トンが海に流れ込んでいると言われる
小さなプラスチックごみ。いわゆるマイクロプラスチックの問題。
ここ数年 広く知られるようになりましたが、
海という「現場」を歩いていると
その実態をよりリアルに感じることができました。


クーラーボックスの中のアレなのかな。
でもこういうプラスチックって、何が問題かって、
分解されないことなんですね。
小さくなり続けるだけ小さくなって、
小さくなり続けたプラスチックを海の生き物が食べてしまう
という問題が起きていて、調べによると
2万トンくらいのものを深海の生き物が食べちゃっていると言われていて。
生き物がプラスチックの貯蔵庫みたいになっちゃっていると聞いて。
そんなことではいけないと。


しかも魚は私たちも食べますもんね

そうなんです。食物連鎖の一番上にいますからね。
自分で釣った魚をさばいたらプラスチックが
いっぱい出てきた〜となってしまう前に、
やっぱり今できることをこうやって、
小さい生き物がメッセージをくれているので。
これは鳥ですね。ハシボソミズナギドリかな?
ハシボソミズナギドリはタスマニアで繁殖して、
日本の北の方に渡るときに幼い雛、その年の雛が途中で体力が尽きて、
ちょうどたくさん打ち上げられるのが今の時期なんですね。


じゃあ渡れなかった)そうなんです。
でもこの子も、カラスやトビ、ハマトビムシなど
いろんな生き物の命の糧になって戻るという循環になっていますよね。
ハシボソミズナギドリもプラスチックを誤食しているという調査があって。
海鳥の90%はプラスチックを食べてしまっているとも言われているので、
お腹いっぱいになるけど栄養がないので餓死しちゃうんですね、
栄養がなくて。(しかも分解もされないですもんね



 海って、海と陸と分けて考えますけど、
ビーチがあることで海と陸が穏やかにつながっている、
そんな役割があって。ビーチが好きなんですね。
海が寄せてひいて、寄せてひいて、陸でもない海でもない、
陸でもある意味でもある曖昧の境界線みたいなところって
いろんな生き物がいろんなメッセージを送っているという、
自然の環境とか変化も教えてくれるという良い場所なので、
みんなに来てもらいたいなって思います。



「みつろうラップ」。食品を包む「ラップフィルム」を
ミツバチの「みつろう」を使って作るものなんですが・・・どんなものかは、
コノマキ染布舎のFacebookページ、Instagramでご覧になれます。
7月8日から販売スタート予定となっています。
そしてそのワークショップの様子は来週、詳しくお伝えしたいと思います!


「コノマキ染布舎」公式HP
「コノマキ染布舎」Facebook
「コノマキ染布舎」Instagram


【今週の番組内でのオンエア曲】
・レイ・ユー・ダウン・イージー (アコースティック)/ MAGIC!
・Change the world/ 平井大

パーソナリティ

高橋万里恵
高橋万里恵

あなたからのメッセージ・ご意見をお待ちしております

各放送局の放送時間

  • JFN募金は鎮守の森のプロジェクトを応援しています。

ポッドキャスト

  • ポッドキャスト RSS
  • ※iTunesなどのPodcastingアプリケーションにドラッグ&ドロップしてください。
  • 鎮守の森のプロジェクト
  • LOVE&HOPE〜ヒューマン・ケア・プロジェクト〜
  • AIG損保 ACTIVE CARE

PAGE TOP