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「赤い吊り橋と裸の人々と霧にむせぶ」

さて、サンフランシスコ観光の次のお目当てはゴールデン・ゲートブリッジだ。なんだか普通の観光っぽい。この雄大で赤い吊り橋を舞台にいくつもの映画が作られてきた。
特に『プレシディオの男たち』と007シリーズ第14作目の『007/美しき獲物たち』という2つの映画が大好きで、両映画ともゴールデン・ゲートブリッジは、DVDのジャケット写真にも登場している。今や怪優の名を恣にしているクリストファー・ウォーケン。彼は『007/美しき獲物たち』のボンドの敵役で、ゴールデン・ゲートブリッジの上でジェームズ・ボンドと死闘を繰り広げる。フッ、と不敵な笑みを浮かべて橋から転げ落ちる試験管ベイビーの姿が蘇りそうな、あの橋がもうすぐナマで見られるのだ!
いわゆる“ヌーディスト・ビーチ”と呼ばれるベイカー・ビーチから橋を拝むべく、期待に胸を膨らませて丘を下ると、いやはや本当に裸の人々がいる。日本人の自分から見れば、恥を知れ!と言いたいところだが、異文化を理解するためには格好の現場だと思った。まぁ到底理解はできないが。
しかしいざ着いてみると、なんと霧で全く見えない。距離的にはかなり近いはずなのだが、さすが霧のサンフランシスコ。夏だというのに寒いくらいの強風だし、裸でいる人たちは寒くないのか?と余計な心配をしつつ、無念にもカリフォルニアを後にすることに。
アメリカ映画の舞台は他にもまだたくさんある。大好きなロバート・デ・ニーロが拠点にしているニューヨークもまた様々な映画を生んでいるのは周知の通り。デ・ニーロに会うべく、いざニューヨークへ!(続く)
文|大滝功
映画狂ならではのアメリカ探訪と楽しみ方!