そして、ひょんなことで就職した仕事の関係で、休暇には世界を食べ歩いた9年が過ぎたころ、関空への移転を機に退社。
大好きな料理を生かした地中海料理のケータリングを芦屋で創めようと、イタリア~南仏~スペインに料理修行に・・・・
ところが、語学研修に行ったペルージア大学在学中に、F1のミナルディ・チームから日本向けプレスの仕事のオファーを受け(オフにはチームのケータリング先での修行許可付)ミラノに転居。
その後、バブル崩壊で契約は解消となったものの、幸運にも家具メーカーの駐在プレスの仕事を得てそのままミラノに・・・
そこで、「地中海式ダイエット」で有名なミラノの料理教室で日本人クラスを創設&アシスタントを兼務したり、サドラー等の有名シェフの料理教室に通い始め、また、自宅でも駐在員向けの料理教室をスタート。
やがて、その関係から雑誌の取材&執筆、ファッション&インテリア&食品の商品開発やイベントプロデュース、講演依頼を頂くようになり・・・・
現在は、ミラノの自宅、西宮、広尾で少人数グループでのレッスン、芦屋、宝塚(KID‘Sのクラスを開始!)、南青山(2003夏より)でオープンクラスのイタリア料理教室を主宰。
2003年夏広島アンデルセンのスタジオでもレッスンを開始予定。
(一般と、6歳から10歳までの親子のクラス)
ミラノ滞在時は、連載の取材や食材関係の旅の企画コーディネイトで1・3の時間は旅人となり、残りの日々に料理教室をしたり、自宅でのほほんと過ごしている。
そんな私の血となり肉となったのはなんと言っても、雑誌「フィガロジャポン」での98年からの連載“イタリアにご馳走様”!
イタリアでもまだSLOWFOODがメジャーでない時期に、一足お先に真っ当な食材探しにイタリア各地をぐるぐる旅した取材を通じて、生産者から素材&地方文化を教わり、また著名なシェフからは厨房で直接薫陶を受けたことは、大きな財産だった!
週末どこかに行こうよ
文|イケダリツコ