あさって土曜日から12月。
車に乗る方は、冬の装備、しましたか?
思わぬ地域に大雪が降る昨今。
「もしも」のために愛車にも冬支度しましょう。





去年のこの時期「クルマと冬の装備」について
あるアンケート結果が発表されました。

それによると・・・
「クルマに冬の装備をしますか?」という問いに対して、
対象者7,405人のうち約80%が「はい」と答えています。
その理由は「万が一の備え」が6割以上でした。
「いいえ」は約20%。

では、どんな「冬の装備」をしているのか?
このアンケートを見てみるとパーセンテージは四捨五入で

<1位> スタッドレスタイヤへの履き替え 53%
   
<2位> チェーン の用意 22%

<3位> スコップや毛布 の用意  12%

<4位> 凍結防止剤の用意  9%

<5位> ブースターケーブル の用意 8%

<6位> 牽引ロープの用意  4%
     




車にまつわる「冬の装備」をきちんとしたとして、
もう1点、大切なのが、出発前の点検です。
  
     
<バッテリー>
        
低温になると性能が低下すします。
ガソリンスタンドで液量や比重、電圧の点検をする。
必要であればバッテリー液を補充しましょう。


<エンジンオイル>
        
オイル量、汚れ具合を確認。
低温ではオイルが固まりやすくなります。
粘度も確認して、必要であれば、補充や交換を行う。

       
<ウインドウォッシャー液>

冬の道路は視界が悪くなりやすく、
ウォッシャーを使う機会も増えます。
凍りにくい、不凍生のウォッシャー液を入れましょう。
液を補充する時は、原液に近い状態で補充。

       
<冷却液>
        
冷却液は、濃度が薄いと低温下で凍結して、
ラジエーターの破損するおそれがあります。
適性量の点検はもちろん、
濃度が薄くなっていたら液を交換しておく。

       
<ワイパーブレード>
        
ワイパーはブレードが劣化していると
汚れや雪をしっかり落とせません。
劣化していないか確認しましょう。 
できれば凍結に強いウェインターブレードに交換する。

もうすぐ年末・年始。
冬の休暇で遠出をする前に
愛車の冬装備をきちんと行いましょう!





交通事故を防ぐためには、過去に起こった事故例を集め、
分析し、原因を探り、解決方法を考え、何らかの施策を行うことが大切です。
しかし、起こってしまった事故だけではなく、
誰かが「危ない!」と感じた事例も、事故の防止に役立つでしょう。

先月、西宮市にある兵庫県警甲子園署が、小学校の協力を得て、
交通事故の危険性が高い場所を記した「ヒヤリ・ハッとマップ」を作成。
家庭へ配布しました。





きっかけは小学生が犠牲者となった死亡事故の発生。
もともと管内の子供が負傷者となった交通事故は少数。
ある程度の情報数がないと、物事の原因・理由は分析はできません。
そこで市の教育委員会を通して学校に協力を依頼。
西宮市立鳴尾小学校が手を上げて地図づくりが始まりました。





まずは全児童370人にアンケート調査を実施。
最初の質問は「危険を感じたことがあるか?」 

これに対して高学年では197名のうち、
4割にあたる79人がYESと答えました。

その児童たちには、もう少し詳しく、
アンケート上で「危険」について聞きます。

*「時間帯」
* 交差点・歩道・車道といった「場所」
* 自転車・歩行といった小学生の「状態」
* 車・自転車といった危ないと思った「相手」
* 遊戯中・買い物・登校中・下校中といった「行動形態」 など

その上で、鳴尾小学校校区の地図に、
「危険」に遭遇した場所に印をつけてもらいました。

低学年は「危険を感じたことがある」子供に
その先の詳しいアンケートは行わず、
地図上に「危険」に遭った場所の印だけをつけてもらいました。

さらに校区内で起こった重傷事故・軽傷事故の情報を付加。
それらをまとめて完成したのが「ヒヤリ・ハッとマップ」です。





危ないポイントが、地図上で可視化されると
交通事故の危険がリアリティを持って感じられます。
        
お父さん、お母さんが地図を見れば、
子どもに注意を促す気持ちが強くなるでしょう。
注意すべき場所がわかり、アドバイスもしやすいはず。

子どもも高学年なら地図を見れば
どの場所に気をつけるべきかわかるはず。
親子で「ヒヤリハッと地図」を見ながら会話もできます。

今回の地図には、特に危険な箇所と注意点も書かれています。
地図を持って親子で行ってみれば、より交通安全に役立つでしょう。

子どもが感じた「危ない」シーン。
その時は、運良く事故が起こらなかっただけで、
環境条件の何かが違えば事故になったのかもしれません。
大人が気づかない「危険」がある可能性は否めません。

こうした大人と子どもの協力で作られる「ヒヤリ・ハッと地図」。
全国でたくさん作られるといいですね。




交通安全には、さまざまな組織、団体が取り組んでいます。
高速道路を管理・運営する会社もその1つ。

阪神高速道路も事故削減プロジェクトに取り組んでいます。
名称は「交通安全対策アクションプログラム」といいます。

2005年に阪神高速道路は民営化し、2年後にスタートしました。
中心はWebサイト内にある「阪高SAFETYナビ」。
2013年「第10回 日本e-Learning 大賞」総務大臣賞を受賞しています。




「阪高SAFETYナビ」を利用するにはまず、
阪神高速道路の使用頻度や仕事・レジャーといった
使用目的など基礎情報を入力します。
その上で「SAFETYドライブ カウンセリング」を選択すると・・・
    
    
<STEP1> 診断プログラム
        
4択の質問が5つずつ出題され、該当する選択肢を選んでいきます。
質問は例えば『ETCレーンは時速20キロ以下での通過を常に心がけている』
選択肢は「とてもよく当てはまる」「少し当てはまる」
「あまり当てはまらない」「全く当てはまらない」   

質問は全60問で5題ずつ出されます。
5つの質問に答えて「進む」を押すと・・・


<STEP 2> アドバイス

「ETCレーンは時速20キロ以下での通過を常に心がけている」という質問に
「全くあてはまらない」と答えたとすると・・・

「ETCレーンでは ,△蕕じめ侵入するレーンを決める 
△△覆燭離ルマの急停車や割り込みに注意する 
時速20キロ以下で侵入 ぅ弌爾開くのを確認してから通過
を心がけて下さい」というアドバイスが出ます。





STEP 2「アドバイス」には、回答へのアドバイスだけでなく
「これは知っておこう」というコラムがあって
「環状線での一般的な注意事項」を確認できたり
「阪神高速道路での注意ポイント」や
「接触事故多発マップ」を見ることができます。


<STEP 3> 診断

すべての質問に答え終わるとSTEP 3「安全運転診断書発行」。
点数と説明で「総合診断結果」と「視点別評価」が出ます。

その他、阪神高速道路の走行映像を見て
イメトレができる「セーフティドライブ トレーニング」。
映像からはどんな危険が隠れているか? 体感できて
見落としがちな危険への対処についてのアドバイスを受けられます。

さらに実際に阪神高速を走行する時のサポートして
出発地・目的地を設定すると事故の注意ポイントが経路上に表示される
PC版では「セーフティドライブ プランニング」、
スマホ版では「セーフティドライブ スマートチョイス」というコンテンツ。
ゲーム感覚で運転年齢診断を受けられる「セーフティドライブチェック」。
かなりコンテンツは豊富。





阪神高速道路を利用している方、する方は事故防止のため、
いちど「阪高SAFETYナビ」を試してみてはいかがでしょうか。



阪高SAFETYナビ
https://safetynavi.jp/

昨日は立冬。
暦の上では冬になりました。





ただ、昨日は全国各地で前日より3度近く気温が上昇。
和歌山県では25度を超えて「夏日」を記録して、
北海道は28年ぶりに「初雪」の観測がなく立冬を迎えています。

でも、そろそろ愛車には冬の装いをする時期。
タイヤはノーマルからスタッドレスに切り替えるタイミングです。





一般社団法人 日本自動車連盟 JAF 東京支部 
事業課 交通環境係 高木孝さんによると
今ではノーマルタイヤの性能が非常に上がったため
多少の雪が降ってもノーマルタイヤでそれなりに走れます。

そこが怖いところ。
走ったはいいが止まる時になかなか止まれず、スリップの危険もある。
そういう時に安心なのは、やはりスタッドレスタイヤです。

最近では気候の変化からか、以前は雪の心配がなかった地域にも、
多くの積雪があったりします。
今年1月の40年ぶりという大寒波は記憶に新しいでしょう。

首都圏で23センチ。
九州にも多くの積雪があり、交通機関が大混乱に陥りました。
こうした事態に備えてスタッドレスタイヤにしておく。
そして、スタッドレスタイヤの知識を持っておくことが大切です。

「スタッドレス」タイヤには、それぞれの特性があります。
購入する時は以下のチェックポイントを把握しておきましょう。





【氷上性能】 

降った雪が溶けて水になり その水が気温が下がって凍った
「アイスバーン」と呼ばれる現象の路面を走る時の性能です
 

【雪上性能】 

雪の状態にもいろいろあります
「ふかふかな柔らかい雪」「圧雪された固い雪」「シャーベット状の雪」
どの状態でもバランスよく走ることが理想です


【ドライグリップ性能・ウェットグリップ性能】 

冬の間中、雪がある地域以外では
積雪がなければ普通の路面を走ることになります
ドライは乾燥した道を走る性能
ウェットは濡れた道を走る性能
雪と氷を想定しているスタッドレスタイヤは
ノーマルタイヤに比べて、この部分の性能は劣るため
積雪や凍結が少ない地域に住む方は、特にチェックが必要です


【燃費】 
スタッドレスタイヤはノーマルタイヤより燃費は悪くなります
でも、最近はかなり燃費が改善された製品も出てきました


【価格】 
財布との相談も必要です



  

以上のチェックポイントを覚えておいて下さい。
ショップやインターネット上で、これらの性能も図表解説もあります。
店員に相談する時にも役立ちます。

そして、スタッドレスタイヤには、
気をつけなければいけない点もあります。

特に雪解けで水を多く含んだ路面。
スタッドレスタイヤは排水がうまくできない性質があり
水で滑るハイドロプレーニング現象が起こりやすくなります。

特にウェット路面、雨が降っている時は、
ノーマルタイヤよりもグリップ力弱くなるので、
思うように止まらなくなるということが考えられるので
お気をつけて下さい。

また、スタッドレスタイヤに履き替えたばかりは、
ノーマルタイヤ感覚で運転しがちですが、それは危険です。
ブレーキを踏んでもノーマルタイヤのように思うように止まらない。
カーブの時も、グリップ力が弱くなっていることがあり、
大きく曲がってしまったり、コースアウトしてしまう危険性もあります。
十分に速度を抑えた運転、慎重な運転を心がけましょう。





11月になりました。
毎年、11月第3週日曜日は、
イギリスから生まれた「世界道路交通被害者の日」。





交通事故の被害者を追悼し「故被害者を無くす」ことを誓いますが、       
日本は交通事故について「被害者を減らそう」という意識が強いのかもしれません。
この分野の先進国は被害者ゼロを目指しています。
その最たるものが「ビジョン・ゼロ」を追跡します。





いま、日本では1年間に何人ぐらいの方が、
交通事故で尊い命を失っているか? 

去年2017年は3,694人。
1948年に集計が始まってから過去最小の数字です。

これまでの記録は、まだ自動車が少なかった終戦から4年、
データ集計が始まって2年目の1949年(昭和24年)。

当時の全国の自動車保有台数は、およそ30万台。
現在の8,100台と比較すると、わずか0.4%でした。

「過去最小」ということは評価できるかもしれません。
ただ、年間に3,694人が、亡くなっているという事実を考えると
「過去最小だから良かった」ということにはなりません。

日本も交通事故に関する先進国を見習い
強く「ゼロ」にすることを目指していくべきです。

ビジョン・ゼロ運動が生まれたのはスウェーデン。
21年前の1997年に国の議会で決定されました。
国内の交通システムによって死亡する、
重傷事故に遇うことをゼロにする長期プロジェクトです。





プロジェクトの責任があるのは、さまざまな立場の人たち。
国会・地方議会・行政・警察・自動車メーカー・
輸送が必要な企業および輸送企業・道路関連団体と道路を使うすべての人。
国の政策として、全方位的に意識を高めようとしました。





このプロジェクトについては、日本の道路関係者が、
「私達は起こった事故を調査して次の道路建設に生かす手法を取っています。
しかし、ゼロビジョンはまったく違います。まず事故は起こるものと考え、
それが起こる背景を徹底的に分析し、起こらないよう初めから予防策を施すものです。
医療でいえば、治療よりまず予防という逆の発想です。』と説明しています。

<ビジョン・ゼロの具体的な施策>

■ 道路の真ん中に中央分離帯を設ける

■  衝突すると危険な場所には、ガードレールを設ける
 (始点と終点は衝突をやわらげる木製)

■ 住宅街の制限速度30km

■  電線は地中に埋め、電柱はなし
  電柱が地上にないことは、車の衝突を防ぐばかりでなく
  自転車や歩行者の視野を妨げないことにもつながっている

■ 自転車のヘルメットの着用義務

■ 冬はスタッドレスタイヤ装着義務

■  居眠り防止や減速をうながす路面突起

■ 広い歩道やサイクリング専用道路

■ ドライバーが認識しやすい場所・タイミングに設置されているロードサインなどの工夫
         
■ 昼間のヘッドライト点灯の義務

   
などです。





ビジョン・ゼロ運動を始めてスウェーデンの交通事故被害者は減少しました。
1990年代は交通事故死亡者は年間800〜900人だったのが
 

    2000年 591人 
        ↓
    2004年 480人 
       ↓
    2015年 259人 



まだ「ゼロ」を実現できてはいませんが、
こうした効果を受けて、ヨーロッパ各国で、
ビジョン・ゼロを取り入れるようになりました。

スウェーデンと日本の比較を見てみると、
2015年の人口10万人あたりの交通事故死者数は、
日本が3.8人であるのに対してスウェーデンは2.8人です。

今、アメリカ ニューヨーク市でも、
交通事故で亡くなる歩行者の数が減っています。

去年2017年は101人。
記録を取り始めた1910年以来、過去最小の数字でした。
これはデブラシオ市長が掲げた「ビジョン・ゼロ」の効果だとみられています。

就任した2013年の死亡者184人から4年で83人も減りました。
NY市は速度上限を時速25マイル(およそ40キロメートル)にするなど
歩行者を守るための交通システムの改善に着手しています。

日本もビジョン・ゼロを打ち出し、
その概念を共有したほうが交通事故撲滅に一歩でも近くはずです。