一般財団法人全日本交通安全協会と毎日新聞社が主催する
毎年恒例の「交通安全スローガン」。

令和6年の受賞作品は、去年の11月に発表されています。
新年初回の今週は、全3部門の最高賞にあたる、
内閣総理大臣賞をご紹介しました。





まずは、運転者(同乗者を含む)に呼びかける「一般部門A」。
内閣総理大臣賞を受賞したのは埼玉県の金剛明夫さん。

今日もまた あなたの無事故 待つ家族 

番組の「どういう理由からこのスローガンを考えたのですか?」という質問に
車やバイクの運転や歩行などで加害者にも被害者にもなり得るので
「行って来ます」という元気な声と「お帰りなさい」の家族の笑顔が
ワンセットとなる日々の幸せをイメージして考えたと語って下さいました。

本当にその通り。
ドライバー、歩行者、自転車の利用者、
どの立場にあっても“無事故”で元気に帰宅するよう
今年も1年、気をつけましょう!





「一般部門A」の他の入賞作は

<内閣府特命担当大臣賞>
抜け道と 思うな そこは通学路 
新潟県 関千奈さん

<警察庁長官賞>
挙げる手を やさしく見守る 横断歩道 
静岡県 吉國久嗣 さん 

<全日本交通安全協会会長賞>
飲みません 今日は私が ハンドルキーパー
大分県 岡部 由希さん  

ぎりぎりの 時間と車間が 事故を呼ぶ 
大阪府 栗田 俊夫さん 





「一般部門B」の内閣総理大臣賞 受賞者は、愛知県 栗山凌平さんでした。

身につけよう 交通ルールと ヘルメット

去年4月の道路交通法改正により、
自転車利用者すべてにヘルメット着用が努力義務となっています。
幼児・児童の保護者は子どもにヘルメットをかぶらせるよう務める義務もあります。

面倒だ、カッコ悪いと思うかもしれません。
でも、自転車乗用中に交通事故で亡くなる方の6割が頭部に致命傷を負っています。
また、自転車乗用中の交通事故でヘルメット非着用者着用の致死率は着用者の2倍。
スローガンを作った栗山さんは「自転車でヘルメットを身につけることが
義務付けられていました。今の子供たちにも交通ルールとヘルメットを
身に着けて登下校してほしいと思って」書いたとコメントをくださいました。

「一般部門B」の受賞作は他に

<内閣府特命担当大臣賞>
車だけ? 交通ルールは 皆のもの 
千葉県 川島 菜緒 さん

<警察庁長官賞>
さあ青だ 踏み出す前に 再確認 
埼玉県 坂井 康治さん

<全日本交通安全協会会長賞>
反射材 光って気づいて 事故防止 
静岡県 竹内 彩乃さん

自転車も 歩行者優先 安全走行
滋賀県 玉井 美智子さん





「こども部門」内閣総理大臣賞は茨城県の飯田 奏斗さん

わたるまえ わすれずかくにん みぎひだり

奏斗くんはインタビューで「パパとママにいつも言われていることを
思い出して考えました。事故が多くなってきてるので
よく確認し、事故ゼロの年にしましょう」と語ってくれました。

お父さん、お母さんはお子さんに、道路を渡る時は横断歩道が青だったとしても、
右・左・右とクルマが来ないことを確認してからと念を押して教えて伝えて下さい。

「こども部門」の他の受賞作は

<内閣府特命担当大臣賞>
しんごうき あおでもかくにん わすれない 
埼玉県 五十嵐 華(いがらし・はな)さん

<文部科学大臣賞>
見つけてね ピカピカぼくの はんしゃざい 
茨城県 岩岡 颯佑(いわおか・そうすけ) さん

<警察庁長官賞>
ちょっと待て 車のかげから もう1台 
愛知県 松下 京平さん

<全日本交通安全協会会長賞>
交差点 自分を守ろう 周り見て 
富山県 脇田 絢由沙さん

じゅんびした? じてん車のるとき ヘルメット
富山県 髙堂 雅さん





こうした交通安全スローガンを胸に、
2024年も事故を起こさないよう、遭わないよう、
過ごしていきましょう。
年の瀬が押し迫ってきました。
2023年も残すところあと3日。
安全運転を全うして新年を迎えましょう!
年内最後は交通安全のボランティア活動を2つ、ご紹介しました。





最初の話題は香川県 西部にある三豊市の三豊警察署の正門横に
来年の干支「辰」の絵と「安全運転で交通事故を断つ」という文字が書かれた
幅およそ2m、高さ1.5mの絵馬が飾られたというもの。

設置した三豊交通安全協会の会長 青井秀男さんにお話を伺ったところ
三豊交通安全協会では春・秋の全国交通安全運動と年末年始の交通安全県民運動に
合わせて1年に3回、いろんな交通安全活動しているそうです。

その一環として運動スローガンや重点項目を「見て啓発をする」を目的として
こうしたモニュメントを手作りして設置。
通行する車両、歩行者、警察署への来訪者に交通安全を呼びかけているとのこと。





上の写真がそのモニュメント、巨大絵馬。
擬人化されて青い紋付に黄色の袴の辰が、
「STOP !」とでもいうように右手のひらをこちらに差し出し
『辰年は安全運転で交通事故を断つ』という言葉。
標語はこの年末年始の交通安全県民運動の基本が
「交通死亡事故の抑止」というところから作られたそうです。

設置のセレモニーは例年、交通安全協会と警察署で行っていますが
今年は三豊警察署の近くにある高瀬中央保育所の24名も参加。
「信号を渡るときにはよく右左を見て手を挙げて渡りましょう」といった
彼らが子ども目線で書いた交通安全への思いや標語の絵馬も飾りつけられました。





そして、もう1つ紹介したのが静岡県三島市の
「太陽」というボランティアグループが
今月に入って手作りの交通安全マスコット200個を市に寄贈し
2000年から続けた取り組みは累計1万個に到達したという話題。

「太陽」は高齢者施設での音楽療法と交通安全マスコットづくりをしてきた団体。
代表の伊藤博美さんによると、きっかけは伊藤さんが手芸をやっていたこと。
人形を作ると可愛いとメンバーに評判で、何かに使えないかという話になり
交通安全の標語をつけて市へ寄付しようという話になったそうです。

伊藤さんはご主人を病気で亡くし辛い経験をした方。
交通事故はお互いに注意をすれば必ず防げること。
「1人でも多くの人をなくさないように」という思いで始めたのです。





上の写真が寄贈した人形ですが大きさは約10cm。
帽子を被った可愛らしい女の子。
シートベルトのように白いタスキをかけていて
そこにドライバーへの交通安全メッセージが見えます。
「歩行者に気をつけてね!」「安全運転してね!」など。
このマスコットはクルマのルームミラーにくくりつけたり、
フロントガラスに接着できます。

ボランティアグループ太陽の交通安全マスコットづくりは
1万個に達したことやメンバーの高齢化で、今年で一区切り。
それでも多くのドライバーに交通安全の思いが伝わったことでしょう。





お話を伺ったお2人に全国のリスナーの皆さんへ
交通安全のメッセージをお願いしたところ

「お忙しい時ほど一呼吸して安全運転に心がけていただきたいと思います」

「運転する側もきちんと一時停止のところは止まるなど
交通事故で亡くなる人が一人でも減るよう皆で努力をしていきたいと思います」


と、おっしゃっていました。
年末年始も交通事故に気をつけて!
気持ちよく2024年をスタートしましょう。
   
おととい12月20日は「道路交通法施行記念日」でした。
1960年(昭和35)12月20日にそれまでの道路交通取締法が廃止され
新たに「道路交通法」が施行された日。
今回はそんな道路交通法とその意味についてお伝えしました。





日本の交通事故で亡くなった方の数の推移は、
最初に統計をとった昭和23年(1948年)が3,848人。

そこから増えて最初のピークは昭和45年(1975年)の16,765人。
その後、いちど減少していきますが、
昭和58年(1983年)から再び増加傾向に転じて
昭和63年(1988年)には、また1万人台を超えてしまい
2度目のピークが平成4年(1992年)の11,452人。
そこから今に至る減少へと入っていき、去年は2,610人でした。





まだ1年で2,610 人も交通事故で命を落としていることを考えると、
全く喜ぶことは出来ませんが、ここまで減ってきているということは、
様々な人が、それぞれの立場で、努力してきたこの積み重ねでしょう。

そして、法令は時代とともに実社会に対応できるよう改正されます。
道路交通法も、毎年何かしらかわるもの。
2023年の改正で主なものを紹介していきましょう。

まず、これまで安全運転管理者は、
運転前後の運転者の状態を目視等で確認することにより
運転者の酒気帯びの有無を確認すること
酒気帯びの有無を記録して1年間保存することが求められていました。

そこから、この12月からは運転者の酒気帯びの有無の確認を
アルコール検知器を用いて行うこと
さらにアルコール検知器を常時有効に保持することが義務化されました。





そして、4月1日からの改正で、
自転車に乗る人のヘルメット着用が努力義務化されました。
「努力義務」なので罰則はありません。

でも、都内でクルマに乗っていると、
ヘルメットをかぶっていない子どもを前後に乗せて、
自分もヘルメットを着用しないで、急いでいるのか? 
結構なスピードで自転車に乗っているお母さんを見かけることがあります。
万が一、自動車と衝突したら勿論のこと、何かの拍子で転倒した時も危険。

警察庁によると、自転車乗用中の交通事故で亡くなった人は、
およそ6割が頭部に致命傷を負っています。
また、2017年から2021年までの5年間を見ると、
自転車乗用中の交通事故でヘルメットを着用していなかった人の致死率は、
着用していた人のおよそ2.2倍です。
ご自身も、お子さんも、ヘルメットを着用するようにして下さい。





そして、今回お話を伺っている交通ジャーナリスト 
今井亮一さんが懸念しているのが電動キックボードについての新たな交通ルール適用。

7月1日から電動キックボードは大きさなどによって、
「一般原付」と「特定小型原付」、2つの区分に分けられるようになり、
「特定小型原付」に当てはまる電動キックボードであれば、
16歳以上であれば運転免許証が無くても乗ることが出来ます。

ただし、厳しい条件があります。
大きさが長さ1.9m以下 幅60cm以下。
10cm X 10cmの新たな特定小型原付のナンバープレートをつけること。
国土交通省の基準を満たす保安部品を装着していること。
保安部品はブレーキ、クラクション、最高速度表示灯、ウィンカー、
ヘッドライト、テールランプ、ブレーキランプ、リフレクターなど多数あります。





いま挙げた基準を1つでも満たしていなければ、
「特定小型原付」ではなく「一般原付」となり、
免許証もヘルメットも必要です。
走ることができるのは車道だけ。最高時速は時速30キロ。
電動キックボードを利用する人は、いま一度、ルールを確認してみて下さい。

クルマ社会のルールを守る。
それが自分自身や同行している子ども、家族、友人、知人の安全に繋がり、
さらに他の人を怪我させたり、ともすると命を奪ってしまったり、
多くの悲劇を避ける手段です。
   
師走の忙しい時期ですが、今日は交通ルールを守った安全運転をお願いします。
そして、年末・年始、お酒を飲んだら絶対にハンドルを握らないようにして下さい。
«Prev || 1 | 2 | 3 | … 43 | 44 45 | … 194 | 195 | 196 | | Next»