今年の9月1日、つまり今日は関東大震災が起こってから100年。
当時と違い自動車が交通手段として普及した現代、
大地震発生時にハンドルを握っていることも考えられます。

避難にあたって「クルマで!」と考える場合もあるでしょう。
今回のテーマは「大地震が起こったら」でした。
お話を伺ったのはモータリングライター  藤田竜太さんです。





まずはクルマを運転中に大きな地震が起こった、
または緊急地震速報を受信した時にはどうするべきか?
大切なのは慌てずに道路の左側に車を停止させること。
特に大きな揺れを感じた場合はハンドルをしっかり握って
ハザードランプを点滅させながら急ハンドル、急ブレーキを避けて
道路の左側に停止させてください。

その上で揺れが収まるまで車内で待機しましょう。
車を停止させたらスマホやラジオで情報収集。
慌てて社会に出ると他の車にはねられたり
落下物などの被害に遭うこともあるので
落ち着いてから行動することが肝心です。





停車後、情報収集した結果、クルマを置いて避難しようと判断した時は
できるだけ駐車場や空き地など、道路以外の場所に移動しておくことが基本。
ただし、地震直後は信号機の作動停止、道路の損壊、
落下物の飛散などが考えられるので注意が必要です。

やむを得ず道路上に置いて避難する際は、道路の左側に寄せて駐車し、窓を閉め、
サイドブレーキをかけ、エンジンを止めます。
そしてエンジンキーはつけたままにするか、運転席など車内のわかりやすい場所に置き、
ドアはロックしないでください。
パトカー、救急車、消防車などの緊急車両や、
避難する人の通行を妨げない場所を選んで止めることが非常に重要です。
余裕があれば車内には連絡先のメモを残し、車検証は持ち出しておくと安心です。





以前は「大地震が起こった時は、避難時にはクルマを使わない」
というのがセオリーとして啓蒙されていました。
しかし、2011年の東日本大震災の時に
自動車で逃げた人の多くがが津波で命を落とすことになります。
あの経験から自動車での避難について注釈的な変更が加えられました。

共同通信の調べによると津波被害が想定されている
国が防災対策の特別強化地域に指定した7道県の108市町村のうち
少なくとも60市町村が「自動車での避難を認める」と地域防災計画などに明記。
警察庁も「津波から避難するためやむを得ない場合を除き、避難のときは車を使用しないこと」
「津波から避難するため、やむを得ず車を使用するときは、道路の損壊、信号機の作動停止、
道路上の障害物などに十分注意しながら運転すること」と呼びかけています。

この「津波から避難するためやむを得ない場合を除き、避難のために車を使用しないこと」
という1文は、実は東日本大震災の1年後に改正されたルールで、多くが原則徒歩などの条件をつけ、
車は「足が不自由な人の避難などやむを得ない場合に限っている」となっていますが
まだまだ課題は多いようです。





クルマでの避難は道路の損傷や落下物に気が付かず、
乗り上げてスリップしてしまう、交差点に突っ込んで交通事故を起こす
といった二次被害が発生しかねません。

また、大地震が起こった後には交通規制が引かれ、
信号機の故障もあるかもしれず、
地方でも、かなり高い割合で渋滞が発生します。
基本的には、クルマは置いて、避難しましょう。

「やむを得ない場合」として想定されているのは、
高齢者やケガや障害で歩けない人が逃げる時や、
小さな子どもを連れている場合などです。





日頃からの大地震に向けての備蓄品についてはスマホとスマホの充電器、
防寒用のブランケットと雨具、携帯トイレなども複数用意しておくといいでしょう。
新聞紙やタオル、ウエス(汚れを拭う布切れや古布)なども重宝します。
ロープやスコップ、軍手、助けを呼ぶ為のホイッスルなども常備したいグッズ。
あとは非常用の飲料水や非常食、これらは賞味期限の管理が重要です。
小さな子供や高齢者がいる家庭は、紙オムツなども必要かもしれません。

大地震のあとは車中泊避難となることもあるかもしれません。
その際の注意点としては

❤️ エコノミー症候群にならないよう適度に体を動かす!

❤️ 夏は熱中症にならないよう水分と塩分を摂る!

❤️ 冬は低体温症と排ガスによる一酸化炭素中毒に注意!


関東大震災から100年目の「防災の日」。
クルマを運転している時に大地震が起こった時のことを
シミュレーションしてみましょう。
今回の「なるほど!交通安全」はスペシャルバージョン。
TOKYO FMをはじめ、全国38局ネットで
夜10時から放送中のスクールオブロックの中で放送中の
「ANZEN LOCKS! supported by JA共済」から
アンゼン先生こと、安藤全一さんをお迎えしました。

「ANZEN LOCKS! supported by JA共済」は毎週月曜日の夜11時からの放送。
毎週1人の生徒と電話を繋いで“交通安全クイズ”に解答してもらいます!
知っているようで知らない交通安全にまつわるクイズを通して、
交通安全に関する知識を生徒のみんなに学んでもらい
みんなが安心して暮らせる 交通事故の無い社会を目指しているんです。
他にも生徒から届いた”交通安全5・7・5”を紹介しています。


例えば、こんな出題。

令和5年4月1日から道路交通法の改正により、
自転車に乗る際の法律が一部変わりました。
全ての自転車利用者に何の着用が努力義務化されたでしょうか。


正解はヘルメット

令和5年4月1日から道路交通法の一部改正により、
全ての自転車利用者にヘルメットの着用が努力義務化されました。
自転車の交通事故被害を軽減するためには、頭部を守ることが重要です。
過去のデータを見ると自転車事故で死亡した人の約6割が頭部に致命傷を負っています。
ヘルメットを着用すると着用していない時に比べて頭部への衝撃は約4分の1。
自分の命を守るためにもヘルメットをしっかり着用しましょう。

と、そんな番組。
毎週月曜日の夜11時からの「ANZEN LOCKS! supported by JA共済」。
ぜひ、聴いてみて下さい。


お盆シーズンのUターンラッシュは終わりましたが、
まだ、お休みが続いている方、これから夏季休暇をとる方もいるでしょう。

長い時間のドライブで気をつけたいのが”眠気”と“疲れ”。
心身が健康状態にないと事故に繋がります。

独立行政法人 労働安全衛生総合研究所 研究員 鈴木 一弥さんにお話を伺い、
今週は「長距離運転の眠気と疲れに注意」をお伝えしました。





疲れた状態で運転をすると、運転への集中が劣化して危険な状態になります。
特に睡眠不足状態などで起きる眠気を我慢して運転すると危険。

公益財団法人 交通事故総合分析センターの交通事故統計データによると
2019年の死亡事故は2,434件。そのうち96件が居眠り運転によるものでした。
      
もちろん「居眠り」と言っても全てが長距離運転に起因するものではなく
死亡事故中の割合は3.9%と高くありません。
それでも年間100件近く起きていわけですから注意は必要でしょう。





まずは、長い時間を運転する前には、
たっぷりと、快適な睡眠をとることが大切です。

運転する前の夜は7~8時間の睡眠をとることが推奨されています。
また、前の日にしっかり眠るだけではなく、
「睡眠負債」と表現される睡眠不足の蓄積を
それまでに、しっかり無くしておくことが大切。

6時間の睡眠が2週間続くと、
2晩徹夜した状態に近い脳機能低下が起こると報告もあります。

快適な睡眠をとるためのコツを2つお伝えしましょう。
1つめは日中に日光に浴びること。外出する必要はありません。
室内の明るい窓際でも十分な光量は得られます。

2つ目は就寝時刻の2時間前に40℃程度のお湯で15分入浴する。
体温の変化で深い眠気を誘われやすいとされています。





少しでも疲れたな、眠いなと思ったら仮眠をとるべき。
その時の時間は短かくても長くても良くなく15分から30分が適度。
仮眠をとったあとは車外に出て新鮮な空気を吸い
体を少し動かして身体を覚醒させます。

ちょっとの眠気に対しては刺激。
冷たい飲み物、風、ガムを噛む、会話をする。
意識的に自分に刺激を与える工夫をしましょう。





長距離運転で危ないことの1つが、
疲れている、眠たくなった、にも関わらず、
何時までにどこに着かなければいけないからと無理に先を急ぐ状況。
大切なのは運転計画とゆとりです。

運転計画のポイントは

① 走行するルートを決めて距離を認識しておく

② 安全な平均速度を設定する

③ 出発時刻と ゆとりをもった到着時刻を決める

④ そのスケジュールには休憩場所と休憩時間も組み入れる

この作業をすれば、無理に急ぐ状況にはなりにくいですし、
いちど脳内でコースを走った感覚になるという点においても安心です。





最後に長い時間ハンドルを握る人は大変。
同乗している方は、できるだけドライバーの安全運転に配慮しましょう。
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