2010
Mar
21

エコ遊園地はアンデルセンもお気に入り!

Category:レポート10:00
世界で最も古い遊園地というと、デンマークにある「チボリ公園」。

今から167年前、首都コペンハーゲンに作られました。
「人魚姫」や「雪の女王」で知られる童話の神様アンデルセンも、
「チボリ公園」がお気に入りだったとか。
園内を散歩しながら、童話の構想を練ったそうです。

この世界で最も歴史のある遊園地「チボリ公園」は、
現在、エコを大切にするテーマパークになっています。
1999年には、環境に配慮した国際規格「環境ISO(アイソ)」を取得。
世界の遊園地でははじめての試みとなりました。

2005年には、園内の飲み物をリサイクルカップで販売。
飲み終わったカップを戻すとお金が返ってくるデポジット制も
遊園地ではじめて導入しています。


そういえば2006年のドイツワールドカップの時も、
スタジアムでデポジット制が行われていて、
子供達が楽しそうに、親の分のカップまで返却しに行ってましたっけ。
スタジアムでも遊園地でも、
遊び気分でやっていることが、実はエコにつながっている。
そうやって自然に環境問題を学んでいけるのって理想的ですよね。
(写真はドイツワールドカップで出逢った、ちびっこサポーター。)

さらに「チボリ公園」では電気をたくさん使う場所だからこそ、節電にも力を入れています。
できる限り省エネの電球を使ったり、
またジェットコースターなどアトラクションを動かすための電力も
一部、風力発電を利用しているんですね。

もしアンデルセンが、今の「チボリ公園」の様子を知ったら、
どんなふうに思うんでしょうか?
世界ではじめて作られた遊園地は、
世界ではじめてエコを目指したテーマパークでもあるんです。