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フランスの恋愛小説には毎度驚かされますが、今回も予想を超越した展開に度肝を抜かれました。溢れんばかりに供えた椿の花が1つでも枯れたら取り替えるってどれだけお金かかるの?死に目に会えなかったからってお墓掘り起こして死体見て納得したいって、それ大丈夫なの??ちょっと考えれば自分のために身を引いてくれたってわかるのにそんな手のひら返し、もう犯罪スレスレですよ!!!・・・などなどアルマンには言いたいことが山程ですが、今でもマルグリットのモデルであるマリ・デュプレシスのお墓に椿を供える人がいるように、私もリアルなのか創作なのかわからなくなるぐらい物語の虜になってしまいました。恐るべしデュマ・フィス。『マノン・レスコー』も近々読まなくっちゃ。

(アシスタント:藤丸由華/藤丸のブログはこちら!

2018年07月15日
かこさとし「だるまちゃんとてんぐちゃん」
2018年07月08日
半藤末利子「漱石の長襦袢」
2018年07月01日
夏目漱石「硝子戸の中」
2018年06月24日
東山彰良「僕が殺した人と僕を殺した人」

アーカイブ
乾杯の歌(第1幕)/プラシド・ドミンゴ(テノール)、コベントガーデン王立歌劇場管弦楽団
イタリア・ロマン派歌劇最大の作曲家、ヴェルディによるオペラ『椿姫』より。このオペラはデュマ・フィスの「椿姫」が原作。1853年に初演され、今も人気の作品です。
舞踏への勧誘/ウエーバー作曲、 イリーナ・メジューエワ(ピアノ)
アルマンが仲間と初めてマルグリットの部屋を訪ねるシーンで、マルグリットが弾くピアノ曲。マルグリットが難しいところが弾けないと地団駄をふむので「マルグリット自身もまだまだ幼さの残る若い女の子なのですね」と小川さん。
さようなら、過ぎ去った日よ(第3幕)/マリア・カラス
ヴェルディのオペラ『椿姫』より。マルグリットとアルマンは、思い出にさようならを告げなくてはならない運命でした。
 
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