メッセージ
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「今日は藤丸さんの方を見ないで話しますが、感じ悪いなぁと思わないでくださいね」と小川さん。私の顔を見ると原爆を体験した子どもたちと私の息子が重なって、絶対泣いてしまうから!とのことで、今日の放送はほとんど目を合わせずにお話しました。それほどまでに読む人の心を揺さぶる、子どもたちの素直で真っ直ぐな言葉。原爆の日を境に一転した辛い生活の中、私たちに戦争の恐ろしさを教えようと頑張って筆をとってくれたのだろうなぁと想像するだけで涙が出てきます。戦争とはどのような事態を一般市民、特に子どもたちにもたらすのか。今こそ日本に住む全員がこの作品を読み、考える時なのではないでしょうか。

(アシスタント:藤丸由華/藤丸のブログはこちら!

2018年07月29日
赤塚不二夫「これでいいのだ(赤塚不二夫自叙伝)」
2018年07月22日
デュマ・フィス「椿姫」
2018年07月15日
かこさとし「だるまちゃんとてんぐちゃん」
2018年07月08日
半藤末利子「漱石の長襦袢」

アーカイブ
ヒロシマという名の少年/武満徹作曲:福田進一、エドゥアルド・フェルナンデス(ギター)
武満徹のギター作品、未完の手稿譜から。
子供の夢/イザイ作曲、五嶋みどり(ヴァイオリン)
1985年バーンスタインが提唱した「広島平和コンサート」に、当時14歳の五嶋みどりさんも出演しモーツァルトを演奏しました。今日は、ベルギーの作曲家、イザイの曲です。この絵本の文章や詩を書いたこどもたちの夢を思って。
死んだ女の子/元ちとせ
この絵本にトルコの詩人、ナジム・ヒクメットが書いたこの詩も掲載されています。広島の惨状、東京大空襲の焼け跡を見て書き上げたもの。外山雄三が作曲、2005年、坂本龍一と元ちとせニューヨークで録音しました。
 
今まで紹介した作品
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