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何もかも日本とは違うナイジェリアについて、様々な角度から知ることができ、衝撃を受ける作品。世の中が便利になっても、やはりまだまだ日本からアフリカは遠いと実感させられました。小川さんは霊長類学者の山極寿一さんと親しいのでアフリカを知る機会も度々あるそうですが、「でもアフリカの人に『私もゴリラが好きで』なんて気軽に言ってしまうと、相手の気分を害するのかもしれませんね」。気をつけないと、と、『なにかが首のまわりに』のレストランのシーンから肝に銘じたそうです。ところで主人公の“きみ”は彼の元へ帰ってくるのでしょうか。はたまたアメリカの良きも悪いも知って祖国へ帰ったのか…。「祖母が『縁談は釣り合い!』と常日頃言っていたのが思い出されます」と小川さん。うーん深い。
(アシスタント:藤丸由華/藤丸のブログはこちら!

2020年03月08日
いとうせいこう『想像ラジオ』
2020年03月01日
赤川次郎『早春物語』
2020年02月23日
アネット・チゾン『おばけのバーバパパ』
2020年02月16日
山本周五郎『赤ひげ診療譚』

アーカイブ
”PEOPLES”Club Part1/Osadebe
「なにかが首のまわりに」の主人公はナイジェリア・イボ族出身。イボ族を代表するアーティスト、オサデベ。ダンスミュージック(ハイライフ系)が、伝統音楽です。
Chimamanda/Flavour
ナイジェリア、イボ族出身のアーティスト、フレイバー。現在のナイジェリアを代表するアーティスト。2017年のアルバム『THE TRAVELER』から。チママンダは「わたしの守り神は倒れない」という意味だそうです。
STAND BY ME/Ranky Tanky
「ひそかな経験」「なにかが首のまわりに」「震え」。どれも自分とは違う世界に生きる人のそばにいて、互いに大事なことを知る物語でした。ランキー・タンキーは、アメリカに伝わるアフリカ西海岸の音楽要素を強く取り入れたジャズグループ。デビューアルバム『good time』が今年のグラミー賞のBest Regional Roots Music Album にノミネートされました。
 
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