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岩波文庫の重厚な面持ちにだまされることなかれ!とってもコミカルで思わず吹き出してしまうシーンいっぱいの作品です。例えば「雁の話」の、よぼよぼの老人が実は自分は偉い武将なのだと語りだすシーン。告白を聞いて雁一同恐れ多く平伏しているのかと思いきや、実は「は、話長いっ!」「早く開放してくれ〜」と思いながら聞いていたという描写が笑えます。こういうこと、よくありますよね。目上の人が突然自分語りを初めてしまい、真剣に聞きつつも、「早く終わってくれー」と心のなかで念じていること。戦前の、しかも道徳的とも思えるお話なので、現代に生きる私たちにも通じるユーモア満載なのは意外でした。他のお話にも笑いがいたるところに潜んでいます。
(アシスタント:藤丸由華/藤丸のブログはこちら!

2020年03月15日
チママンダ・ンゴズィ・アディーチェ『なにかが首のまわりに』
2020年03月08日
いとうせいこう『想像ラジオ』
2020年03月01日
赤川次郎『早春物語』
2020年02月23日
アネット・チゾン『おばけのバーバパパ』

アーカイブ
空山鳥語(Birdsong)/朱昌耀(しゅしょうよう) (二胡)
「雁の話」には、漢の時代の人物”蘇武”が登場します。中国の伝統的な楽器、二胡の多彩な奏法を駆使した鳥にちなんだ曲を選びました。
バッハ作曲:コラール前奏曲第1巻より「来たれ、創り主にして聖霊なる神よ」BWV.667/ニコライ・デミジェンコ(ピアノ)
「イエスはガリラヤのナザレから来られ、ヨルダン川で、ヨハネからバプテスマをお受けになった。そして、水の中から上がられると、すぐそのとき、天が裂けて御霊が鳩のように自分の上に下られるのを、ご覧になった。」聖書で、イエスと鳩は深くむすばれていますので「鳩の話」にちなんで。
くさひばり/赤い鳥
「ひばりの話」では、ひばりがなぜこんなにも美しい声を手に入れたかが語られています。
 
今まで紹介した作品
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