2012/7/29
毎日暑い日が続いていますね。
原発の再稼動で、各地で反対運動などが起こっています。
東京でも7月に原発の再稼働反対運動のデモ行進がありました。
ただし、今回のデモに関して、どうしても気になることがあるという江原さん。
オープニングで辛口トークが炸裂しました。
「なぜ日本のデモ行進は、のぼりを立てるのでしょうか。○○党、○○同盟、○○組合、○○教などの多くののぼりがあり、様々な意味でみなさん参加していると思うが、ひとつではないので、何を目的としているのか見えなくなる時がある。
また、表参道や渋谷でデモ行進が行われていたが、なぜそこの場所なのでしょうか。ただ代々木公園が人の集まりやすい場所であったからなのか。そうでなければ霞が関などでやった方がいいと思う。
また、このデモ行進が、間接的である。自分たちで何かをしようではなく、“政府に変えろ!”など誰かに何かをさせようとしている。ということだ」
と。

さらに辛口トークは続きます。
「私も気持ちはわかるが、ひとつどうしても受け入れられない言葉がある。それは“福島を返せ”ということ。“返せ”というのは被害者意識。私たちも電気を使ったんですよね。だから、純然たる被害者ではないと思う。
デモ行進をした人数も様々報道されていたが、たとえば、みんな頑張って苦しい中でひとりずつ10万円出したならば、電力会社の大株主になれるだろうなと思ったり。福島で起業をして何かをしたら地元の活性につながるし、過疎化も妨げられるだろうと考えたり。また、そのお金が新エネルギーの開発につながるかもしれない。
そして、その地域の農業復活を目指し、デモ行進に参加していたくらいの人数が集まって、生協のように会員になり、野菜を積極的に買ったら、雇用促進や、自給率を高めることができるのではないか。
同じパッション、情熱というものを何に向けていくのか。歩くということに向けるのか、それとも直接的に何かをやっていくということで未来を切り開くという方に向かうのか。みなさん、どう思いますか」






今夜お届けしたナンバー

◇サーフィン USA / ザ・ビーチボーイズ
◇アメージンググレース / マヘリア・ジャクソン


先日、作家・倉本聰さんの富良野GROUPの舞台『明日、悲別で』を観に福島に行ったという江原さん。
「倉本先生は非常にスピリチュアルな方。自分が思っていることを代弁してくださっているかのように思い、共感している。
倉本先生は舞台という作品を通して伝えるという、粋なやり方だと思う。福島でこの舞台を上演するのは、普通は勇気がいることだと思う。なぜかというと、原発にも話が及び、非常に辛辣な内容で、お客さんが怒って立ち上がる人がいるのではないかと思ったが、誰一人立ち上がる人はおらず、熱心にこの芝居に見入っていた」


そこで今日は、江原さんがセレクトした倉本聰さんの言葉をご紹介します。

『あなたは文明に麻痺していませんか。
 車と足はどっちが大事ですか。
 石油と水はどっちが大事ですか。
 知識と知恵はどっちが大事ですか。
 理屈と行動はどっちが大事ですか。
 批判と創造はどっちが大事ですか。
 あなたは感動を忘れていませんか。
 あなたは結局何のかのと言いながら、
 わが世の春を謳歌していませんか。』
 
 (富良野塾開塾起草文)

『金がなくても
 自然ある
 時代が捨てていく
 廃棄物がある
 自然の恵みから
 少しだけ頂戴し
 捨ててあるもんは
 遠慮なくいただく
 誇りなんか忘れて
 そうやってみな
 誰に気兼ねもせず
 楽に生きていけるぜ』
  (北の国から資料館)


●7月生まれの方 誕生日おめでとう!! ―――

7月生まれの方は、何事も明白にできる心眼と強さを潜在的に有しているのです。
きっとその天性の素晴らしさは、今こそ、よりいっそう開花することでしょう。

たくさんのメールいただきました!
すべての方の名前をご紹介できずに申し訳ありません。

◇“おめでとう”の“ことたま”をプレゼントします。
こういう時代だからこそ生きていること、生まれてきたことに感謝したい。
お誕生日の方に“おめでとう”の“ことたま”をプレゼントします。

8月お誕生日の方、メールをお待ちしております!!
8月お誕生日の方、番組に対してや、自分のお誕生に関するエピソードなどひとことメッセージを添えてお送りください。出来る限りご紹介させていただきます。


●江原啓之 今夜の格言

「“足るを知る”これを知る人は、いつも幸せです」
  
「自然を脅威と誤解していませんか。本来の自然は恵みと癒しなのです」  


番組ではあなたからの感想・メッセージを募集しています!
◇ あなたが感動した言葉
◇ いま江原さんに聞きたいこと
◇ しょく語り
◇ 8月お誕生日の方
◇ よくよく聴くと深い歌
メッセージの応募はこちらから
2012/7/22
関東地方では梅雨が明け、いよいよ夏本番ですね。

最近、話題になっている大津のいじめの問題。
今日は江原さんに、いじめについての話を伺いました。
「いじめといっても、内容はいじめではない。これは犯罪です。いじめという言葉がまず良くない。書籍にも書いていますが、いじめは子どもの問題ではない。社会全体がいじめ社会。子どもが変わったわけではない。子どもは社会の写しだしであり、社会のあり方。報道を見ていて嫌なのは、軽いものの言い方をする先生方。また、“知らなかった”と言うが、それ自体が恥ずかしいこと。それを“知らない”ということで放棄しようとしているのが見え見え。ある一部の報道で、先生にいじめを訴えた時に先生が“お前さえ我慢していれば丸く収まるんだ”と言ったと伝えられていますが、原発でもなんでもそうだが、そういった社会の情勢もいっぱいあるように思う。」

また、リスナーの方からこんなメールをいただきました。
「大津のいじめ自殺事件ですが、あまりの残酷な犯罪に毎日涙を流し、本当に心から悲しい気持ちでいっぱいです。江原さん、霊能力で天界の聖霊たちを呼び寄せて彼の魂を救ってあげてください。愛と光をもって安らいでいただきたいです」

このメールには、江原さんは厳しい反応。
「非常に心優しい方だと思うんですが、これがいけないんだと敢えて申し上げたい。なぜかというと結局は、自力ではなく、間接的だからなんです。涙を流してあげるということというのは、自分のこととして共感してあげているんだと思いますが、“江原さんの力で”というのは、それではダメ。本当に彼が浮かばれるのは何か。それは社会で真剣にいじめの問題について向き合う、そして、改善すること。それがなかったら、彼の魂が浮かばれるはずがない。被害者のお父様が『加害者のお子さんたちに、しっかりと受け止めて反省をして欲しい。それが、息子のためにもなる。そしてそのお子さんたちの未来の更生にもつながる』とおっしゃっているけれど、まずは、それなくして、本当の供養はあり得ないと思う。間接的に想うということから脱却して考えなければいけない時代。一人一人が立ち向かい、救世主になることが必要なのではないかと思う」
と江原さんは熱く語ってくれました。




今夜お届けしたナンバー
◇You are not alone / マイケル・ジャクソン
◇あなたの中の最良のものを / 江原啓之
◇アヴェマリア / 江原啓之


●あなたが感動した言葉―――

美しい唇であるためには 美しい言葉を使いなさい byオードリー・ヘップバーン
番組ではみなさんが感銘を受けた言葉を紹介していきます。

「作ることは、
 なんでも楽しいんだ。
 しかも、自分が作ったものが
 みんなによろこんでもらえたら、
 もっと楽しくならないか?」

  おじいちゃんの大切な一日 / 重松清 著
(いしわたりきょうたさんが毎日御飯を作ってくれるお母さんに感謝する気持ちになる言葉)

「自分どもは、奥様の手料理が一番美味しいと思っています。
 私どもは2番目に美味しいお店を目指しております」

(いしわたりひろおさんが、手料理に勝るものはないと日々感謝し、感動した言葉)

「(貯金)
 私ね 人から
 やさしさを貰ったら
 心に貯金しておくの
 さびしくなった時は
 それを引き出して
 元気になる
 あなたも 今から積んでおきなさい
 年金より
 いいわよ」

  くじけないで / 柴田トヨ
(猫三兄弟のママさんの胸に響いた柴田トヨさんの詩)


●いま江原に聞きたいこと―――

「私は子育てにおいてイライラすることが多く、いつも後で反省しています。グッと抑える力を身につけるにはやはり、日々の反省と内観で成長していくしかないのでしょうか」
というメールをいただきました。

江原さん
「制御やグッと抑えるということは、必ず爆発してしまうもの。抑えてはダメ。大事なことのまず一つ目は、全て分析すること。子育てしてイライラすることは当然。それが子育て。子育てしてイライラしない人は多分一人もいない。イライラしない人がいるとしたら、ちょっとネジがはずれている人。ということは、イライラすることに罪悪感を持ってはいけない。そして二つ目は発散する道を覚える。子育てをして、時間もなくて大変だと思うけれど、何かちょっとでもいいので天国の時間を持つことは責任。自分自身のご褒美は色々とあると思うが、私の場合は歌うこと。歌は出すエナジー。いつもだいたい受けるエナジーが多いので、表現するという出すエナジーで、循環がうまくできているわけなのです」

◇「いま江原にききたいこと」を募集しています。
最近悩んでいること迷っていて相談したいこと。また、江原さんについての質問などなんでも結構です。どんどん江原さんに聞いてしまいましょう!


●よくよく聴くと深い歌―――

『アヴェマリア』
大きなお皿の山盛りどら焼きさんからのリクエスト〜
カッチーニやシューベルトの曲をうたっているのをよく聴くのですが、日本から発信するのは江原さん、イルカさんの曲しか知らないので、よろしくお願いします。

江原さん
「私が作詞して、イルカさんが作曲している曲です。アヴェマリアは祈りが籠らなければいけないから、日本語でも想いが籠めやすい、馴染みやすいアヴェマリアということで作りました。それに共感してくれたら嬉しいです」


●『しょく語り』のコーナー

「私には小学生の娘がいます。娘は給食の時間が大好きで、毎日学校から帰ると“給食の時間にクラスの友達がこんな冗談言っていたよ”と楽しそうに話してくれ、とても和やかで楽しそうな教室の様子が目に浮かびます。こんな幸せな時間が子どもたちの心の糧となって成長していくんだと思います。“食”と“人の心”とは深く関わりあっているのだと感じました」
というメールを、こずえさんからいただきました。

江原さん
「おっしゃる通りですね。食事は食べるだけのことではない。私の子どもも小学生の頃、お誕生日の月の子どもたちは別の部屋で校長先生たちと給食を戴いていた。なんでもないそういう時間というのが、子どもたちの心を読み取る時間でもある。無駄というのはない。無駄というのは無関心な心が作り出すもの。ちゃんと関心を持っていたら無駄のようにみえる時間がとても重要だというように思う。子どもの小学校では、学年関係なく全教員が児童の名前を言えていた。関心を持つということが大切だと思います」

◇“食”に対しての疑問、質問、気付いたこと、感じたこと、ご意見、レシピにいたるまで、どんどん送ってください。みなさまからのメールをお待ちしております!


◇7月・8月お誕生日の方、メールをお待ちしております!!
7月・8月お誕生日の方、番組に対してや、自分のお誕生に関するエピソードなどひとことメッセージを添えてお送りください。出来る限りご紹介させていただきます。


●江原啓之 今夜の格言

「世界でたったひとり嘘が通用しない人がいます。それは自分です」
  
「しあわせな人は意地悪しません」
  

番組ではあなたからの感想・メッセージを募集しています
◇ あなたが感動した言葉
◇ いま江原さんに聞きたいこと
◇ しょく語り
◇ 7月・8月お誕生日の方
◇ よくよく聴くと深い歌
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2012/7/15
7月15日は旧暦のお盆です。
みなさん、お墓参りは行っていますか?
先日まで『あの世の話』の講演で各地をまわっていた江原さん。
今回はリスナーからの要望もあって『あの世の話』ラジオ版をお届けしました。

「ホスピスのカウンセリングをする方たちはみんな、多くの亡くなっていく人たちは最後に私のことを覚えていてくださいという気持ちが強いというそうです。お墓参りというのはある意味でその人を覚えているよということでもある。覚えてくれていて嬉しいというのは、お誕生日でもそうだし、地震や台風でも電話やメールで“大丈夫?”と気遣うこともそう。その心が大切だと思う」
と江原さんは言います。




今夜お届けしたナンバー
◇Summer Time / ジャニス・ジョップリン
◇死とは / 江原啓之
◇心はひとつ / 江原啓之

“死”に関して、いくつかメールをいただきました。

「先日、母の友人であり恩人の女性が癌で亡くなりました。江原さんの“魂は永遠に生き続ける”という言葉は現実だと思っているので、自分が亡くなった時に彼女に会えると信じています。ただ、霊界には界層があると聞きます。自分が会いたいと願う人が別の層にいるのに会うことは可能なのでしょうか」
というメールをいただきました。
江原さん
「可能です。けれど、界層というのを気にするよりも、あの世というのは非常に効率的で、すべて必要以上も必要以下もない。会う必要かあったときには会えるもの。しかし、そうでないときには自分の時間を大切にすること。常に、相手に負担をかけないようにしなければならない。高い層の人が下に降りていくのは大変なんです。ですから、同じような波長でいたい、界層にいたいものだなと思います。
また、怪談話というのが世の中にはありますが、私たちは心霊現象というのをオカルティックに捉えるのではなく、それが私たちの生きる縁(よすが)なのだと捉えるべきなんだと思います」



「父が亡くなりました。葬儀場に向かって霊柩車が発車し、クラクションを鳴ったと同時に父の妹さんの数珠が切れました。父がこの世でまだやり残すことがあったのか、それとも私たちに何か言いたかったのかとずっと気になっています。また、妹さんが数珠を二つ持ってきて良かったと言ったことも気になっています。このようなことは偶然なのでしょうか」
というメールをいただきました。
江原さん
「私は不思議に思うんです。なぜこういった出来事をスッと受け止める感性がないのかと。私だったら“さよなら”ということなんだなと自然と思うと思います。“ずっと気になっています”ということは、お父さんの声を聞こうというのではなく、自分に何かあるのではないかなど、自分のことを知りたいのだと思う。これは小我。お父さんを愛していればお父さんの本心が分かると思います」


「去年6月に交通事故で33歳の若さで主人が他界しました。結婚して7年目に待望の子どもができ、幸せな毎日を過ごしていたのに、こんな事がおきるなんて想像もしていませんでした。とても人に優しく頑張り屋さんだった主人がなぜ33歳で痛ましい思いをしてこの世を去ってしまわないといけなかったのか。人生は決まっているのでしょうか。私は何のためにこんなに辛い試練を与えられ、生きていかないといけないのでしょうか。どうすれば前向きに生きていけるのか教えてください」
というメールをいただきました。
江原さん
「どうすれば前向きに生きていけるか。そのポイントはただひとつだと思います。それは広く深い視点を持つこと。“どれだけのことが見えるのか”“気付けるのか”ということで人の幸せは決まっていくと私は思っています。“不幸”と思う人は視野が狭い、そして浅い。私はそう確信しています。 “私は何のためにこんなに辛い試練を与えられて”と書かれていますが、確かにおっしゃる通りだと思います。けれども、長く生きていても、ずっといがみ合っている人や、ずっと病気で生きている人など、様々な人がこの世にはいるんです。どうしても自分に起きることだけで人間というのは自分を計ってしまう。しかし、よくよく見渡すとみんな色々なことを何らか味わっている。本当に何もなく幸せという人は意外といない。私が実は“魂”について伝えるのは大きく広く深いその視点をみなさんに持っていただきたいからなんです。
人生は旅です。この“旅路”というのは、故郷へ、ではない。帰るところがある。その帰るところというのは、実は“あの世”。この世は旅路だから、こちらが仮の世なんです。
33歳、確かに若い。けれどこれだけご主人を辛いと思うほど愛すこともでき、そしてたくさんいい想い出もあったんだと思います。だからずっと美しいままでいられる。“無”になったわけではなく、また再会できる。人それぞれ、プラスもマイナスもある。その視点の中で私たちはどんなときでも自分自身の人生を受け入れて、受け止めて、そしてすべてに感謝することが大切。
私は『うた語り』のアルバムの中でマザー・テレサの『自分自身から解放できますように』という言葉を朗読しています。キリスト教的な言葉なので分かりづらいかもしれませんが、とても深い言葉で、人というのは、自分が分かることしか自分たちというのは気持ちが向けられない。人に寄り添うという気持ちがあっても、自分がしたことのある経験に対して同情はできるが、自分がしたことがないことに対しては実は同情できていない。人に対して一生懸命籠めていたつもりでも、相手に対して何かをしたのではなく、実はその中にいる自分、かつて経験したことのある自分がその人に宿っていると、その人のために何かしてあげたいと思うわけです。自分がした経験のあることしか人間というのはなかなか愛を持てない。だからこそ“自分自身から解放できますように”ということなんです。要するに、自分が経験したことのないことまで自分が理解できる。そんな自分でありますようにということ。それが一番の幸せの条件だと思います」



◇しょく語りのコーナー
“食”に対しての疑問、質問、気付いたこと、感じたこと、ご意見、レシピにいたるまで、どんどん送ってください。みなさまからのメールをお待ちしております!

◇7月お誕生日の方、メールをお待ちしております!!
7月お誕生日の方、番組に対してや、自分のお誕生に関するエピソードなどひとことメッセージを添えてお送りください。出来る限りご紹介させていただきます。


●江原啓之 今夜の格言

「この世を去る人の最後の望みは“私のことを覚えていて欲しい”なのです」
  
「“人は生きたように死んでいく”さあ、悔いのないように生きましょう」

  
番組ではあなたからの感想・メッセージを募集しています
◇ あなたが感動した言葉
◇ いま江原さんに聞きたいこと
◇ しょく語り
◇ 7月お誕生日の方
◇ よくよく聴くと深い歌
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2012/7/8
様々な説があるようですが、今日7月8日、もしくは毎月の8日は『お米の日』です。

「元氣の氣の字の中はお米なんです。お米を食べないと元気が出ないと言っていつもお米を食べています」
という江原さんに、今日は“食”についてお話しを伺いました。

様々な国の“食”についての、ことたまをご紹介します。
イギリスの諺
「食べるために生きるな。生きるために食べよ」

フランスの小説家プレヴォ
「パンに不自由しながら人は恋を語れるでしょうか」

スペインの諺
「百人の医者を呼ぶより、夜更かしと夜食をやめよ」

ユダヤの諺
「ワインを飲んでる時間を無駄だと思うな。その時間にあなたの心は休養しているのだから」

ヨハン・ゲーテ
「食べるということは生きるということと同じ。料理を極めることは、人生を極めること」
世界にも“食”にまつわる様々なことたまがありますね。

ゲーテと同じように思っているという江原さんは、
「人生の想像力を訓練するには料理をしなさい。料理をするには手際。段階を常に持ち、計画性を持つことができる。料理ができる人は人生のコーディネートが上手です。これから私のことを日本のゲーテと呼んでください(笑)」
と語ってくれました。




今夜お届けしたナンバー
◇ライスプディング / Jeff Beck Group
◇小さな奇跡 / 江原啓之


●『しょく語り』のコーナー

「コンビニでアルバイトをしていたときに、まだ食べられる膨大な量の食品を捨てなくてはいけないことに驚きました。何かもっといい方法はないでしょうか」
というメールを、てんてんさんからいただきました。
江原さん
「作り置きには限界があり、衛生問題もあるので捨てざるをえない。仕方がないが、この地球上食べられない人もいっぱいいるのに矛盾をしている。食べ物が豊富だから、私もよく医者から残す勇気を持ってくださいと言われたりもするが、ある物はもったいないので残せない。誰もが矛盾しているなと思うと思います」


「私は給食調理員の仕事をしています。給食の時間になると子どもたちが調理室まで給食をとりに来るのですが、その際に“美味しい給食いただきます!”と挨拶をしてくれます。その言葉を聞くと、今日も作ってよかったと心から思えます。子どもたちの体作りに微力ながら関わっているのだと思うと少しでも波長の高い自分、状態で調理していかなくてはと思っています」
というメールを、ふわらかさんからいただきました。
江原さん
「素敵な心ですね。心の通い合いですよね。子どもたちと調理員の方が共鳴し合うと、こういう美しい世界ができるのでしょう。そういう言葉を言う子どもの家族や学校の先生もきっと素敵なんだと思います」


「毎日の食生活でカロリーを気にして食されていますか?私は健康診断にひっかかり、病院で一日に食べる食べ物のカロリーについて教わりました。そしてゆっくり散歩もするようになりました。幸せな食生活の仕方教えてください」
というメールを、見上げてごらん棚にドラ焼きさんからいただきました。
江原さん
「これは難しいと思います。一番恐ろしいカロリーを知っていますか?それはカツ丼、カツカレーです。昔ウォーキングをしてダイエットをした時に、カツカレー分を消費するのに5時間くらい歩きました。太りやすい人というのは炭水化物や油類なんですよね。だけど、炭水化物をいくら摂っても太らない人は太らないし、体質というのは大きいと思います」


「私は太れずにいます。お医者さんからも痩せないようにと言われます。カロリーを摂ればいいのでしょうが、たくさん食べるとお腹を壊してしまいます。そこで一番大切なのが美味しいと思って食べること。そして、みんなで食べると美味しいので無理をせず少しずつ体重を標準にできればと思っています」
というメールを、いわみひららさんからいただきました。
江原さん
「私と一緒に生活すればいいと思います(笑)。私のスタッフは確実に太っているんですね。そこで思うのはやはり私の食生活が悪いということ。体質だけとはいえない。私の好みもいけないと思うんです。食べることは生きること。生きることは食べること。頑張ろうと思うと食べてしまう。昔は確かにもう少し細かった。しかし忙しくなればなるほど太ってしまうのです」


「食べることが大好きな私がまず第一に心がけていることは、よく噛むこと。食事の摂り方、味わい方に、その時の心や人柄が現れるのではないかと思います。ガツガツ食べている時は、何事も大雑把にこなしがちで、しっかり噛んで素材の味を感じている時は、気持ちを込めて一日を過ごしている気がします。時間が差し迫りお腹を満たすことしかできないこともあるかもしれませんが、たとえ一日一口でも想いを向けて味わいたいです」
というメールを、わびふうさんからいただきました。
江原さん
「おっしゃる通りです。忙しながら食べるということは、一種のながら食いになってしまう。食べている実感がないということ。食事をちゃんと頭で考えながら食べていきましょう」


◇“食”に対しての疑問、質問、気付いたこと、感じたこと、ご意見、レシピにいたるまで、どんどん送ってください。みなさまからのメールをお待ちしております!


◇7月お誕生日の方、メールをお待ちしております!!
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●江原啓之 今夜の格言

「“元氣”の“氣”の字はお米です」
  
「食べるだけではありません。エナジーによって生かされているのです」
  
番組ではあなたからの感想・メッセージを募集しています
◇ あなたが感動した言葉
◇ いま江原さんに聞きたいこと
◇ しょく語り
◇ 7月お誕生日の方
◇ よくよく聴くと深い歌

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2012/7/1
今夜から宮崎の放送も始まり、『おと語り』の輪が広がっていっています。
宮崎のみなさんも、これから『おと語り』よろしくお願いいたします。

7月1日は『童謡の日』。今日は童謡特集をお送りします。
1918年7月1日に童謡童話雑誌『赤い鳥』が児童文学者・鈴木三重吉により創刊されたことにちなんで、日本童謡協会によって1984年に制定されました。
「童謡は究極の愛のマインドコントロールだと思う。また童謡は文化やボキャブラリーを生んでいる」
と江原さんはいいます。



番組では“大きな古時計”の真実のストーリーをご紹介しました。
“大きな古時計”が出版される2年前、ヘンリー・ワークは劇場公演のツアーに加わるため、イギリスにわたりダーラム州ピアスブリッジの川沿いにある小さな民宿ジョージ・ホテルに泊まった。そこで目立つ玄関のロビーにわざわざ置かれている、動いてもいない古びた時計に目が留まったヘンリーが、ホテルの主人に尋ねると、主人は古時計にまつわるエピソードを教えてくれました。それは、ヘンリー・ワークが訪れる数年前のこと。このホテルは地元の人々からの信頼も厚かったジェンキンズという二人の兄弟が所有し、そのロビーには兄が生まれた日に購入された2mを超える大きな時計がホテルの顔となっていました。
しかしある日、弟が病に倒れ亡くなった後、今まで正確に動いていた時計が急に遅れ始め、弟の死から1年以上経過したある日、後を追うように兄が亡くなったとき、彼の亡くなった瞬間の時刻を指し、時計は動きを止めてしまった・・・。
この話を聞いたヘンリー・ワークは強いインスピレーションを感じ一晩中寝ずにこの曲の原曲を書き上げたといいます。

「実はおじいさんの時計ではなかったんですね。もとは兄弟愛。そしてとてもスピリチュアル。こういうことはあると思う。虫の知らせというのもよくあるが、“あとあと気が付いたらその時刻にこうだった”ということや、大事にしているものには想いがこもっているもので、亡くなる時にたとえばオルゴールが鳴るとか、ペンダントが落ちてくるとか、一番愛着があったものには、動かしやすい何か通い合うものがあるのではないでしょうか」
と江原さんは語ってくれました。


今夜お届けしたナンバー

◇朧月夜 / 槇原敬之
◇My Grandfather’s Clock / The Every Brothers


●いま江原に聞きたいこと―――

「最近の学校教育について疑問に思うことがあります。それは今年度から中学校で創作ダンス・フォークダンス・現代的なリズムのダンスのいずれかの必修化が実施されることです。リズム感を養うことや、体を動かす楽しさを感じることは大切だと思うのですが、現代的なリズムのダンスは報道で見る限りヒッピホップやブレイクダンスなどで、わざわざ学校で必修化する必要があるのかと思います。日常目に入ってくる現代的なダンスではなく、逆に薄れつつある日本・文化である日本舞踊などの日本のダンスを学校の授業に取り入れ、しなやかな動きや美しい所作を学べる機会にしてもらえないかと考えてしまいます」
というメールをいただきました。

江原さん
「私も同感です。今の学校は生徒に媚びるんですね。現代のものをやれば嬉しい、楽しいと言って来る。それも一理だと思うけれど、普通に生きていたら日本人なのに日本舞踊なんてまったく携わることがない。またフォークダンスなどでも昔のものなどは今の子どもたちはダサいというかもしれないが、学校で仕方なくやるからいいのであって、あとになっていい思い出になる。自発的にやらないものを取り入れるというのが大事だと思う」


●『しょく語り』のコーナー

「小学生の頃の給食の話ですが、給食を食べる前に日直が号令をかけて黙想する時間がありました。小学生の頃はなにげなく黙想をしていましたが、今思えば、大地や自然のありがたさや食事を作ってくれた農家の方、給食のおばさん、給食費を出してくれている両親への感謝の気持ちを内観する時間だったのだと思います。大人になった今も、食に感謝する黙想の時間を持ちたいと思います」
というメールを、しょくぱんまんさんからいただきました。

◇“食”に対しての疑問、質問、気付いたこと、感じたこと、ご意見、レシピにいたるまで、どんどん送ってください。みなさまからのメールをお待ちしております!


◇7月お誕生日の方、メールをお待ちしております!!
7月お誕生日の方、番組に対してや、自分のお誕生に関するエピソードなどひとことメッセージを添えてお送りください。出来る限りご紹介させていただきます。


●江原啓之 今夜の格言

「幼き頃の歌は、あなたの心を救います」
  
「“おと語り”おとたまはあなたの心を語ってくれます」
  
番組ではあなたからの感想・メッセージを募集しています
◇ あなたが感動した言葉
◇ いま江原さんに聞きたいこと
◇ しょく語り
◇ 7月お誕生日の方
◇ よくよく聴くと深い歌

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