2016/10/30
明日はハロウィン。
ハロウィンは元々、古代ケルト人の秋の収穫を祝い、悪霊を追い出す行事。最近では、仮装する人も多く、クリスマス以上の賑わいをみせていますね。
「“自分の殻を脱ぎたい。でも、脱ぐのも面倒くさく大変”という世の中に、ハロウィンはぴたりとはまったのだと思います。私は幽霊よりも、人生に彷徨い歩いているような生きた亡霊の方が悲しい。幽霊は人を騙さないし、陥れない。“私を分かって”などと、幽霊の方が、主張がはっきりしている。生きている人の方が、メッセージがはっきりしていない。本音と建前。建前という亡霊は怖い。生きている人間は笑いながら“怨めしや”というから嫌ですね(笑)。複雑で、その方が怖いのです」という江原さん。
今日は『エンジェルさん特集』をお届けしました。

今夜お届けしたナンバー
◇Unchained Melody / ライチャス・ブラザーズ
◇思い出という名の妖精 / 江原啓之



「10月16日放送の人形供養に出した人形をハロウィンに飾る(?)についての意見です。ラジオを聴いて調べましたが“祟”“呪い”というワードと“遊んでもらう事で供養になる”という言葉が結びつきませんでした。私も数年前人形供養に旅立たせました。中には“弟が欲しい”と言った私に両親が“弟だ”と言って、家に来た子もいました。20年以上一緒にいた大事な家族です。その子がもし飾られていたら連れ戻しに行きますし、勝手にされたら許せません。ただの人形ではなく、そこには心が宿っていて、たくさんの想いや愛が詰まっているからです。供養してもそれがなくなるわけではなく、人形供養とは、人形だけの問題ではないと思います。そんな供養を理解出来ない神社は信用できませんし、そもそも供養できているのか疑問です。人形を供養したとしても、他の何かが入るでしょうし、それを飾るとまさに“祟”…。長蛇の列も理解出来ません。無知って怖いなぁと心底思います。何より、実際に飾られている人形を出した方に、本当に心が痛みます」というメールをいただきました。

江原さん
「私も同感です。“遊んでもらう事で供養になる”と神社さんは仰っていた。“怖がられる”のが“遊んでもらう”という事になるのでしょうか。これは、現代の“いじめ”にも通じる。いじめも“あれは、遊んでいるんだよ”という事が山ほどあり、“いじめ”を助長する事にもつながるのではないか。“うわ!怖い!気持ち悪い!”と、昔から子どもは言う。それは遊んでいるつもりかもしれないが、言われた方はものすごく不快で、いじめられたという思いがあると思う。それと一緒。また、それを長蛇の列で見に行く者もいる。人の心、痛みを分からない人たちだとも思う。私も空恐ろしくなった。あれも、生きた亡霊だと私は思うんです。いかがなものでしょうかね」


「先日、妖精さんを見ました。毎日、私は1日の終わりに神棚の前に座り、お祈りと内観をする時間を大切にしています。先日いつものように手を合わせていたら、神棚の榊の辺りに半透明のような淡いグリーンのふわふわと浮かぶ何かがおりました。3cm程の大きさで、うっすら見える形はクリオネのような感じでした。“まさか、妖精さん!?”と思い、しっかり見たいと思った途端、ピュンと神棚を横切り、パッと消えてしまいました。その後に、なんとも言えない、清々しいような甘いような、不思議な香りが致しました。これは妖精さんでしょうか。その後も、時々同じ香りを感じる事があります。何もつけていないのに“あれ?香水つけてるの?”と、主人に聞かれた事もあります。こういった事ってあるのでしょうか。妖精さんの気まぐれか?励ましか?ちょっと嬉しい気持ちです」というメールをいただきました。

江原さん
「こういう事、あるんです。見ようと思ったら見えない。見ている目は、肉眼ではない。肉眼の方に意識を向けてはダメ。アイデアでも、ボヤーンとしている時の方が、ハッと浮かぶもの。エジソンが発明する時はいつも、窓辺に座ってうつらとしていると、発明が浮かんだんだとか。それでできたのが蓄音機。ボヤッとしている時に浮かぶというのは、メッセージ。もちろんそれは、常に勉強していたり、意識をしているから。あなたも一生懸命働いているのでしょう。だから、そこにおける励ましではないでしょうか。“見よう”という欲はいけないのです」


「エンジェルさん情報、夫からありました!会社がお盆休みに入る前日、夫がほぼ誰もいなくなった夜中の工場内で清掃をしていた時の事。夫がモップ掛けをしていると、広い工場内で誰もいないはずの場所にある完全停止中の機械から、機械の異常を知らせる警報音が突然“ピー!ピー!”と、鳴り始めたそうです。怖くなった夫は、事務所に残っていた数名の同僚に知らせ、一緒に警報音の鳴る機械の場所へ。ビクビクしながら警報音のストップボタンを止め、同僚たちと異常がないか見て回りましたが、警報音が鳴った原因は分からなかったそうです。“夜中に仕事をしていたら、幼稚園児くらいの子どもの影を見た”“黄色い帽子をかぶっている子どもが、工場内を走り回っている”とか、数十年前から噂の絶えない工場で、御祓いも一度されたそうですが効果はなく、夫も“いよいよエンジェルさんと直接対面する日が来たか”と思ったんだとか。それにしてもいい歳をしたおじさんが数名で徒党を組み、ビクビクしながら工場内を歩いている光景を想像してみると…申し訳ないけれど、なんだか滑稽で面白く感じてしまいました。思わずゴーストバスターズか!!と、突っ込みを入れたくなりました。どうやら工場と共存共栄しているエンジェルさん、どうお考えになりますか」というメールをいただきました。

江原さん
「確かにおじさんたちがビクビクしながら工場内を見て回るのは、ちょっと面白い景色(笑)。もしかしたら、この場所で子どもさんの不幸があったか、もしくは、働いている人の中やご近所さんのご家族のお子さんに不幸があったのか。けれど、無邪気に遊んでいるという事は、悪気がない。浮かばれていないとかではないと思う。まだどこかで未練があるのでしょう。気付いて欲しい、淋しいと思っているのかもしれませんね。一番あるのは、この工場内で働いている方のお子さんなんじゃないかなと思います」


「1か月程前、近所の薬局で、くじ引きをしていました。10枚で1回。9枚しかなく“あと1枚ない!”と母が言っていると、数時間後にひらっと1枚テーブルの上に!そして数回引いたところ、2名しか当たらない銀賞3000円商品券が当たりました!これはエンジェルさんでしょうか」というメールをいただきました。

江原さん
「こういう事ってよくあるのですが、みんなお気楽に、嬉しく思ってしまう。エンジェルさんという働きもあるのかもしれませんが、絶対にこういう方は、何かで3,000円損をしているはず。それか、本人は“ラッキー!”と思うけれども、もしかしたら、お母様かあなたが、誰かの為に3,000円使っていたのかもしれませんね。それがこういう形で返ってくるんです。だから、良い事をしましょうね」


●10月生まれの方 誕生日おめでとう!! ―――
10月生まれのみなさんは、想像力の感性を求める人。
想像力を磨き、世に先見の明を授けてください。
※たくさんのメールいただきました!すべての方の名前をご紹介できずに申し訳ありません。

●11月お誕生日の方、メールをお待ちしております!!
“おめでとう”の“ことたま”をプレゼントします。
こういう時代だからこそ生きていること、生まれてきたことに感謝したい。
11月お誕生日の方、番組に対してや、自分のお誕生に関するエピソードなど
ひとことメッセージを添えてお送りください。出来る限りご紹介させていただきます。

◇ Dr.Recella城嶋さんへのお便り募集しています!
スキンケアや化粧で気を付けている事や、
失敗談などみなさんの体験談をお待ちしております!
美容法、健康法だけでなく、素朴な疑問でも構いません。
城嶋さんに聞きたい事など、みなさんからのお便りをお待ちしております。

●江原啓之 今夜の格言

「私は幽霊に驚くよりも、生きた亡霊に悲しくなります」
「霊は“しっかり生きよ”と、教えているのです」

番組ではあなたからの感想・メッセージを募集しています
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2016/10/23
気温が上がったり、下がったり。みなさん、体調崩されていませんか?
「10月も半ばを過ぎると、年末の気分になりますね。12月には紀尾井ホールで『いのちの詩』があり、クリスマスディナーショーも3か所で行う予定。それぞれで話す話も変えます。30周年ですから、私が今まで経験したいい話をします。そして、『カウントダウンみちひらきスペシャル2016-2017』。『年忘れうら語りスペシャル』と『カウントダウンみちひらきライブスペシャル』を行います。そして、その後は、『新春講演会2017』。ぜひ、みなさん、いらしてくださいね。
そんな中、番組にいただくメールで多いのは『人間関係の悩み』。人と人は、磨き合い、切磋琢磨するもの。人としか学べないんです」
今日は『コミュニケーション』をテーマに番組をお届けしました。

●2016年年末から2017年新春にかけてのイベントスケジュールはこちら


今夜お届けしたナンバー
◇True Friend / マイリー・サイラス
◇思考に気をつけなさい / 江原啓之



「信頼していた部下がツイッターで(ネームを分からなくしているのを見つけてしまい)、私が夏休みをとっていた時“上司がいないと仕事が早い。上司というのは、人の仕事の邪魔をして仕事した気になっているものだな”とのつぶやきを見てしまいました。この部下とはとても仲が良く、仕事以外にも、本や映画、恋愛や人生について、あらゆる事を語り合ってきました。生涯の友とも思える程の出会いだと思っています。ただここ数年、仕事の際はずっと一緒なので、一緒に居過ぎたなと感じておりました。そのツイートを見た翌日、彼の仕事に苛立つ事があり“この苦言は邪魔ではなく、仕事ですよ。勘違いしないように”とメールしてしまいました。このメールで、私がそのツイートを見た事が彼には分ったでしょう。その後、事務的にしか言葉を交わしていません。裏切られた思いもあり、悲しくもあり。良い関係を築いていたと思っていた分、凹みが大きいです。どう今後、振る舞えばよいでしょうか。彼は上司だから付き合いで話すというタイプではなく、話をしたくない、時間を使いたくない人とは交流を持たない人。なので、これまで過ごしてきた時間は偽りではないと思いたいです。この事を彼に素直に聞いてみれば良いでしょうか。このままでは感情が迷子になったままです」というメールをいただきました。

江原さん
「これは、彼が言う通りではないでしょうか。面倒臭い。公私を混同されるのは嫌。あなたは、上司になりきれていないなと思うんです。本当に理性的な人間ならば、部下に恋愛感情を持つ事があってもいいが、いざという時はむしろ理性的に上司の気持ちになって自分自身で切り替えて乗り越えてしまう方が、通常。主だと思う。けれど、あなたの場合は、そういう出来事があった時に、急に“女”になってしまった。“上司というのは、人の仕事の邪魔をして仕事した気になっているものだな”というのは、どこかで彼自身、仕事の上で不満が高まっていたのではないか。私の『スピリチュアル ワーキングブック(王様文庫)』をよく読んで欲しい。職場の恋愛というのは、たまたまというのはあるかもしれませんが、そこは社交場でも恋愛する場でも、お見合い紹介所でもない。もし、人の上司になるのであれば、理性的に切り分けなきゃダメ。理性が大事なのです」


「来年8月に結婚式を控えています。4年半の交際を経て、親への挨拶が終わり、円満に行くはずでした。ところが両家の顔合わせの際、私の両親が条件を付けました。私には妹がいます。2年前、10歳上のバツイチ子持ちの方とできちゃった結婚しました。私と親は結婚に反対でしたが、妹たちの結婚の許しの挨拶直後、親は私を裏切り、反対しているのは私だけと敵に回されました。それ以来、親への信頼や尊敬はなくなり、妹とは絶縁状態。親は謝ってきたので許しました。しかし、妹とは修復出来ず、連絡は取っていません。子どもも生まれたようですが、私は認めていないので、一生会いたくないと思っています。条件は、妹家族も結婚式に呼び、仲良くやってくれというもの。親の望みだけで、私も妹夫婦も望んでいないし、無理と伝えました。すると母は“妹家族が式に呼ばれないなら、結婚式の意味がないし、行かない”と言い、父も“行くか分からない”と言い出しました。親は私と妹の幸せを考えていると言いますが、妹の幸せしか考えていないように感じます。姉妹に仲良くして欲しい気持ちも理解出来ますが、この条件を来年までに受け入れる事は難しく、親が来たくないのなら仕方ない。けれど、彼の親の為にも結婚式は挙げたいと考えています。私は間違っているでしょうか」というメールをいただきました。

江原さん
「家族全員、共に間違っています。家族というのは、映し鏡。学び合い。あなたも反対するほど、人の事まで面倒を見れる余裕がありますか。妹さんが10歳年上のバツイチの方とできちゃった婚をしても、妹さんの人生。それを、あなたが反対するとは何様なのか。だから、あなたは逆に、そう言われるのです。親は妹さんの事だけを考えているのではない。ここの家は全員、自分の事しか考えていない。親は親の体裁。あなたも自分の事。妹さんも自分の事。“妹の将来を考えて”“妹が絶対に不幸になるから”と言うのかもしれないが、あなただって、転んで失敗してきているはず。人には転ぶ権利もあるという事を忘れてはいけない。リスナーの方で、子どもに過干渉になっている親御さんもいるでしょう。どうしても言う事を聞かない時。助言はいいが、助言をしてでも行くとなったら“転んできなさい”という気持ちも大切。それが“愛”なんです。そういう面倒な事はしたくないというのは、実は自分自身が可愛い“小我”。だから、これはいい学び。全員間違っている。私なら、彼や彼の親御さんに相談して、家族全員を呼ばない結婚式に変える。もしくは“それは…”という彼の親御さんだったら、妹さんに“あなたの人生を束縛してごめんなさい”と言って全員に参加していただいて、それ以降、何も言わないか。要するにキャストを呼ぶという気持ち。ギャラをお支払いしなくちゃいけないのに、ご祝儀もいただけちゃう。理性的にこなす事が大事。コミュニケーションの問題で一番いけないのは、自分が正しいという絶対立場で物を考える事なのです」


「いつも斬新な考え方に“なるほどね〜”と言いながら拝聴させて頂いております。私は、小学校の頃から、友達や周りの人が話す事を常に真剣に聞いてきました。そのせいか、色んな人が私に連絡をしてきます。そして毎回、その方々の話を何時間も聞いて、真剣に自分の意見を言ったりしていました。ですが全員、私が自分の話をすると、まったく興味がないような返事をして、すぐに自分たちの話題に戻してしまいます。これって、ただ単に利用されているだけですよね。気付くのに40年もかかってしまいました。私は小学生の子どもに“自分の話を聞いてもらいたかったら、人の話もちゃんと聞きなさい”と言ってきましたが、私の様になっては困ると思い、自分の体験を少しずつ話しています。今は友達の話を聞くのが嫌になってしまい、連絡がきてもスルーしています。江原さん、どうしてみんな自分の話ばかりなのでしょう。会話のキャッチボールをできる人が少なくなりましたね」というメールをいただきました。

江原さん
「人は、自分の姿が見えないもの。あなたも絶対に自分が正しく正論だと思っているのでしょう。上から目線で意見を言うから、みんな“私が正しい”という事を聞きたくないのではないか。聞いてあげている態度もよろしくない。キャッチボールという以前に、あなたも、もう少し謙虚な愛情が必要なのではないでしょうか。“聞いてきてあげた”という感じがする。誰の為に聞いたのかというと、自分の為に聞いただけ。自分が人とうまくやっていきたいから。みんな、誰もがそう。自分の姿が分からない。『とねりこの木』というイルカさんの歌を私は歌っていますが『怖いものはなあに 自分が見えなくなること』。世の中の躓きや人間関係の問題もすべて“怖いものは、自分が見えなくなること”なのだなと思います」


「私には、知りたい事があります。私は中学の約3年間、周りに上手く馴染めず、いじめにあっていました。そのせいか、声に支障が出るようになり、今も当時よりはましですが、出しづらいです。完全に治す事は難しそうなので、上手く付き合っていく為に。なぜ、当時あのような状況になり、声が使いづらくなってしまったのか。なぜ、私の周りに一人も、本当に味方になってくれる友人がいなかったのか。そして、できればあの状況になった意味を教えてください」というメールをいただきました。

江原さん
「いじめにあっていたのは、気の毒。声に支障があるというのは、余程、心を殺されちゃったのですね。人間は、心が死ぬと声が出なくなる。どういう風にしていったらいいか。私がオススメなのは、歌。歌には言葉がある。自分の想いを代弁してくれる。それを歌う事で、どんどん変わっていく。音楽療法みたいなもの。カラオケでも合唱でもいい。合唱団に入ればコミュニケーションもある。“なぜ、味方になってくれる友人がいなかったのか”。あたなも今よりも若かったのだから、いっぱいいっぱいだったんだと思う。だから、こんな事を言うのも可哀想だけれど、もっともっと歩み寄る姿勢があったら良かったんじゃないかな。もっと、自分を信じたらいい。あなたはもっと好かれる人だという事を理解するといいのだと思います」


●江原啓之 今夜の格言

「悩みは成長のスタートです」
「思考に気をつけて生きましょう」

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2016/10/16
肌寒い日が続くようになりましたね。
「番組には、幅広い世代の方からのメールをいただいておりますが、大学生からのメールも最近、増えています。講演会など色々やっていますが、この『おと語り』は、特別。年齢層がすごく広い。そして、男性からのメールも多い。ラジオって不思議な世界だなと思うんです。お勉強しながら聴いてくれているのかな」という江原さん。
今日は『大学生からのメール特集』をお届けしました。

今夜お届けしたナンバー
◇Live While We're Young / ワン・ダイレクション
◇ひとが生まれるとき / 江原啓之



「大学に通っているごくごく普通の女子大生です。私には1年半程お付き合いしている彼がいます。1年を過ぎた頃からケンカが増え、ついに先日、ケンカをした衝動から、思ってもいないくせに、別れようなんて言ってしまいました。とても大切な人なのに、本当に最低な事をしてしまい、ものすごく後悔し、反省しました。人間はどうして失ってから、やっと大切な事に気付くのでしょう。そして、長くお付き合いするほど、小さな幸せを見失ってしまう人たちが多いのでしょうか。どうかこんな未熟者ですが、アドバイスをいただけば幸いです」というメールをいただきました。

江原さん
「あなたが言う、そのままだと思います。今、ラジオをお聴きの、もっと上の世代の方たちは、反省して深く頷き、あなたから、教わっちゃったという感じがあると思います。ついケンカをして別れようと言ってしまうのは、そうなりたくないのに、逆の事を口にしてしまうという事もある。それは、心配な事を口にしてしまうのとよく似ている。想像力を持っていたらいい事。若いからどんどん経験を積み重ねていってくださいね」


「先日、地元のお宮参りをさせていただきました。神様方に、今年の豊作と自分たちの成長を見守ってくださるようお願いして参りました。しかし、帰り道に、鳥居前で観光客らしき方が他者の悪口を仰っていたのが、すごく印象に残りました。清らかで、いつも感謝をしなければならない神聖な場で、そのような邪念を振りまいて、少し罰当たりだなと感じました。私は少し嫌悪感がありましたが、神様方は慈悲深く大らかに見守っていらっしゃるのでしょうか。そこの所が気になり、質問させていただきます」というメールをいただきました。

江原さん
「仰る通り。ただ、みんなが思う擬人化された神様とは違い、神は法則で愛であると思った方がいい。エナジーももちろんある。そういう未熟な人たちの想いは、神様には届かないもの。ただ御宮という所に行っただけ。あなたのような崇高な想いだったら届きます。大我といって、自分自身の事だけではなく、豊作や世の中の事、他者の事を祈る気持ちが通じる。罰はない。自分に返ってくるだけ。そうやってみんな、短きを長きにしているのだと思った方がいい。寛大になって“人の振り見て、我が振り直せ”にしていただいたらよろしいかなと思います」


「現在大学生の19才です。私は、中学3年の頃に父を急に亡くしました。学校に着いてしばらくした頃に危篤だと聞かされ、病院に到着した頃にはすでに延命措置で辛うじて命を繋がれている状態でした。死因は急性心筋梗塞で、私以外の家族は、父が倒れた場面に立ち会っていたのですが、私はすでに学校に向かっていて、私だけ父の顔をあまり見る事ができずに亡くなりました。すでに亡くなってから4年も経っているので、父を思いメソメソする回数はかなり減ったのですが、それでも辛い事などがあると、父に語りかけて泣き言を言ってしまいます。そろそろ自立しなければと思うのですが、なかなかできずにいます。私のせいで、父が穏やかに休んでいられないという事になっていたりするのでしょうか」というメールをいただきました。

江原さん
「それはやはり、穏やかに休んではいられません。けれど、メソメソしたからしないからというのは関係ない。親になると分かる。楽しく子どもがしていようが、いまいが、親は子どもをいつまでも想うもの。穏やかに休んでいられないのは、どちらでもそう。メソメソというのが、芯から辛いとなると、お父さんが大変気の毒かな。けれど、泣いてある程度メソメソしてくれる娘はきっと、もっと可愛いとも思う。どちらもあるでしょうね。もっと年を重ねたり、親になったりすると余計に分かるかもしれませんが、愛する人が自分の事を嘆いているのは、想像すれば、あなたも分かるはず。それよりも、充実させる事。メソメソどうしてもしてしまった時には“お父さん、でも大丈夫”と、最後に言葉と付けるのがいいと思います」


「私は今、大学2年生で、教職免許を取得しようとしています。免許の取得には、老人ホームや障がい者施設での介護体験の研修が必要で、その時“特技”を記入する機会があったのですが、私の特技が何か自分の事なのに思い浮かびませんでした。先生には“自分が得意な事を書けばいい”と言われました。でも、私は人並みで、何かがすごくできるわけでもなく、決められませんでした。思い詰まって、ネットで調べてみると、面接で使う“物”としての結果ばかり出てきて、話題になりさえすれば何でもいい、使えるものでないと意味がないというような事が書かれていました。母に“私の特技、何だと思う?”と聞いたところ、植物を育てるのが上手いと言われました。けれど私にとってはただの趣味であり、特技だと思った事はありません。社会に出る上で自己を表現するために、趣味や特技を言えるようにしておく事は大切ですが“特技”は、なければならないのでしょうか。“特技”がない事は悪い事なのでしょうか」というメールをいただきました。

江原さん
「分かるんだけど、あなたは自分自身に厳しすぎるのかな。世の多くの人たちの“特技”は、本当に得意かどうか分からない(笑)。自画自賛的なものが多い。物真似という人も、そんなに似てない場合も多い。自分自身のアピール度だから“植物を育てるのがうまい”というのが趣味だとしても“命を育むのが大好きです”とか“命を大事にするところです”“自分より他者の事を大事に思う、愛情深いところが、ある種の特技です”というのもいいのかもしれない。今の若い人は、考え過ぎるのかもしれない。荒削りでも、若いから許されるという事がいっぱいある。私の息子にも“お礼のメール書きなさい”と言っても、なかなか書かない。“どうしてか”と問うと“すごく言葉を選んじゃう。失礼があっちゃいけないと思って”と言う。容易いメールは簡単にできるけれども、目上の方や、お礼のメールなどはすごく考え過ぎてしまう。また、SNS時代なので、批判に晒されてしまう時代。失敗が許されないと思って、失敗するとみんなに袋叩きにあうとか思ってしまうのかもしれない。可哀想。失敗を恐れてはいけない。若いというのは、少し生意気でいい。生意気で困るのは、年がいってから(笑)。生意気を言って、叩かれて、削られて、丸くなる。実れば頭を下げる稲穂になる。若竹は、グングン伸びていってくれないと。特技は、誰にでもある。自画自賛。“笑顔です”“いい声です”でもいい。職種や内容に合わせて、嘘を書いている人も多いと思う。それよりも自分自身が常に素で勝負できるようにあればいい事ではないでしょうか」



●江原啓之 今夜の格言

「人生は、経験と感動の収穫の場です」
「人生に失敗はありません。すべては成長です」

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2016/10/9
10月に入ったのに、暑かったり涼しかったり。不安定な天気が続きますね。
「秋になりましたね。ここ数ヶ月はオペラなどもあり、とても忙しく過ごしていました。色んな苦労もありましたが、苦労ができる幸いと切り替えた。自分が好きでやっている事。不幸の数を数えるよりも、幸せの数を数える。それにしても秋は、私も憂鬱になってしまうのです」という江原さん。
今日は『ネガティブメール特集』をお届けしました。

今夜お届けしたナンバー
◇Starman / デヴィッド・ボウイ
◇恩送り / 江原啓之



「私は人生が楽しくありません。仕事も自分に向いていないようですし、つまらなくて人間関係もギスギスしています。これからの将来的な展望も見えず、これだ!というような前向きなやりたい事がありません。うまく素材を料理できずにダメな運命を引き寄せているようです。もっと生き生きと人生を楽しもうと、自分を変えたいのに、何をどうやって変えればいいのか分かりません。何とかしたいです。現状打開の為の第一歩につながるアドバイスが欲しいです」というメールをいただきました。

江原さん
「こういう人はある意味で、実直ですごいと思う。“人生が楽しくありません”とありますが、楽しくするのは自分。“仕事も自分に向いてないようですし、つまらなくて”というのも、仕事は元々はそんなに楽しいものではない。仕事は自分で楽しくするんです。“人間関係もギスギスして”というのも、それが嫌なら自分で対処する。“将来的な展望”も、自分で決めるもの。“やりたい事がありません”というのが、実直かな。“やりたい、夢持たなきゃいけない”強迫観念があるのではないか。毎日、ご飯を食べて、仕事行って、帰ってくる。この暮らしをずっと続けていく事だって、十分立派な事。何もない事はない。生きていれば絶対に何かある。バス停でお婆さんと語りあったとか、意地の悪い人に会っちゃったなどという些細な事でもあるんです。それを、経験と感動をしていればいい。今度11月に私の『大人のスピリチュアル』という原稿も出る「ku:nel」(マガジンハウス)という雑誌は、フランス的生き方を意識している雑誌。フランス人は洒落て見えるけれど、特別な事はないと思う。フランス人だって、毎日フルコースのフランス料理を食べている訳ではない。ちょっとセンスを良くしてみたりと、日常の楽しみ方が上手。そういうちょっとした事が大事だという事を理解した方がいいんじゃないかな。もう一度、よく考えてみましょうね」


「私は今ある人に無視をされています。相手は自分が気に入らないのだと思います。私は相手の方が嫌いになりました。嫌いは好きのうちなんですよね。自分は以前、その人の事が好きでした。最近は無視をされて傷ついて、本当は仲良くしたのに、意地を張ってしまってうまくいきません。私は、いつもコップの中の嵐です。大した事ない事を大袈裟に騒ぎ立てて嫌われています。ずっといじめにあっていましたが、身から出た錆でした。後ろ指を指されて辛かったですが、そのお陰で気付かない事には気付けたと思います。感謝ばかりです。今も色んな所で嫌われているし、陰口も言われます。自分の性格はだいぶ問題があるようです。しかし、頑固過ぎて何も変えられないです。欠点を指摘されても耳を傾けない所があります。屁理屈を思ってしまいます。自分が正しいわけではないです。人が嫌いです。欲を持たなければそれも楽かなと思います。人と仲良くしたいような、もう誰とも関わりたくないような気持ちが混ざり合っています。江原さんは人が好きですか?人に嫌われて傷ついて、嫌いになった事はありますか?どうしたらコップの中の嵐をやめられますか?」というメールをいただきました。

江原さん
「まったく整理されていないですね。矛盾だらけ。“好き、嫌い。好き、嫌い”と言っているのと一緒。“感謝ばかり”と言いながら“頑固過ぎて何も変えられない”。両方の気持ちがあるのは、中途半端だから。“私は相手の方が嫌いになりました。嫌いは好きのうちなんですよね”というのも、無視をされたから嫌いになっているだけ。ちょっと幼いかな。自分の意に沿わないだけで、相手が嫌っている訳ではないかもしれない。“コップの中の嵐”という事は、些細な事だと自分で分かっている。分かっているのであれば、自分で変えるしかないですよね」


「悩みです。私自身、江原さんの事は好きで、著書、テレビ、ラジオ拝見拝聴しております。ただ、彼の信仰っぷりについていけません。彼と知り合ったのは10数年前。親しくなったのはここ2、3年です。彼と私が関わらない期間に、江原さんに強く影響を受けたようです。私たちは去年付き合いだし、来年結婚する事が決まりました。両方の親にも挨拶が済んでいます。そこで前から気になっていた彼の江原さん信仰について、どうしても解決していただきたくメールしました。彼は、何よりも江原さんの言う事を信じています。私が何かに意見すると、必ず“俺は分かってた。江原さんから聞いていた”と言い“まだ終わらないんだよ”と、不安を煽ります。また、神の事や日本の成り立ち、前世の事などスピリチュアルな事を教えてくれます。それでたくさん学んだので感謝はしていますが、彼には霊感が一切ないのです。彼曰く“ないから江原さんから教えて貰ってるんだよ”と。悪い事ではないと思うのですが、私の意見より、常に江原さんの意見の方が重要みたいですので“江原さんと結婚すれば!”と、真面目に思っています。私はこれからどうしたら良いでしょうか。彼と一緒に、常に江原さんの言う通りに、考えや生活を送ればよいですか?」というメールをいただきました。

江原さん
「いい迷惑(笑)。奥さんが“江原さんがこう言ってたのよ!”という話はよくあるが、このパターンはなかなかないですね。旦那さんの肩を持つわけではないが、あなたも悪いかな。私の本を読んでいたら“信仰っぷり”とは言わないと思う。“彼には霊感が一切ない”というのも、私が言っている事と霊感は、まったく関係がない。霊的な哲学なのです。あなた自体が、そういうレッテルを貼っていて、深く学んでいない。どちらかというと彼の方が理解しているんだと思う。けれど、彼の“ないから江原さんから教えて貰っているんだよ”という意味が“霊感”というだけの事で言っているのであれば、彼も中途半端かもしれない。そうでないとしたら、彼自身、一生懸命理解しようとしている事に、あなたも変に嫉妬し過ぎるのではないか。よく二人で深く学んでみたらどうでしょう。深く学び、スピリチュアリズムを理解していたら、トラブルは絶対にあり得ないんです。そこにすべて道や法則があるから。一般的な信仰やオカルトとは、まるで違う。霊的哲学。よく話し合ってから結婚した方がいいのではないでしょうか。会話もないカップルもあるんだから、ディスカッションできる題材があるというのもいい事ですね。けれど、題材の理解度がお互い薄い。例えば私の哲学が日本語だとしましょう。そうすると、あなたは中国語、彼は英語。お互いの共通言語がたどたどしくてちゃんと翻訳できていないという事ではないでしょうか」


●江原啓之 今夜の格言

「秋は暮れて行く人生をみつめる季節です」
「人生の収穫を理解すれば、豊かな秋です」

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◇ 厄払いのお便り
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2016/10/2
10月になりました。
「今年もあっという間に終わりますね。結婚の多い月は11月だそうですが、最多は10月10日なんだとか。結婚式や披露宴も感動的で、手紙を読んだり色んな事をしている割には、結婚すると不満がたくさん出てくる。愚痴を言ったり、ケンカをしたり。仲の良いケンカはいいが、それが罵倒に変わってきたりもする。その挙句、別れる人も多い。あの結婚式はなんだったのだろうと思う。人生誰にでも失敗はあるから、仕方ないですけどね」という江原さん。
今日は『結婚・離婚』をテーマに番組をお届けしました。

今夜お届けしたナンバー
◇The Whole Point Of No Return / スタイル・カウンシル
◇月の伝言 / 江原啓之



「9月で50歳になりました。半世紀生きてきたなと思い、最近自分の過去を振り返っています。その中で一番大きな失敗は“結婚”だったなと反省しています。大好きな人にフラれて先が見えなかった時、主人に求婚されました。昔付き合っていた事があった彼でしたが、その時点で付き合ってはいませんでしたし、まったく眼中にありませんでした。ボサッとしていたらどんどん話が進んで結婚が決まりました。他に好きな人がいるというのに。それでも縁かなと思い、好きでもないのに結婚してしまいました。けれど、今の今まで好きだと思った事がないんです。結婚当初、彼になぜ私に求婚したのかと聞いたら“条件がちょうど良かったから”と言われ、愕然としながらもホッとしました。いつもお互い様と冷めた気持ちで今まで来てしまいました。でも、子どもも大きくなったし、これではダメだと仲良くなろうと試みたものの、何度も失敗に終わって凹んでみたり。やはり、一生涯、主人とはこのまま冷めた付き合いをしながら生きていくのでしょうか。さすがに四半世紀経つのにこれでは無理ですよね」というメールをいただきました。

江原さん
「基本的に、波長の法則。類は友を呼ぶ。自分もそんなんだったから、相手も“条件がちょうど良かったから”となる。けれど、ここまでやってこれたという事は、縁がある。本当に嫌だったら25年頑張れない。やっぱり、どこか似た者同士で合うんです。子どもも大きくなって、と言うが、焼け木杭に火が付くという事もある。一度も焼けていないかもしれませんが、昔付き合っていた事があるのだから、馴染めたんですね。まったく拒絶反応もなかったのでしょう。けれど、そんな空気のような方が、うまくいくという事もある。子どもがもっと大きくなって自立して、夫婦だけになると、意外ともう一度見つめ合ったりする事もあるのです」


「私は21歳で結婚・出産し、23歳で離婚。その後10年、娘の為に彼氏は作らず、ひたすら育児と仕事、学校のボランティアに全力投球の日々を送っていました。しかし“どうしてもお父さんを作って欲しい”と娘に懇願され続け、最後の3年は女子力アップに励みながら恋愛にも力を入れ、直球でピキーンときた彼と今年6月に結婚しました。離婚してから彼と出会うまでの10年は、ひたすら苦しい日々でしたが、離婚後直に江原さんの本と出会い、そのおかげで“すべては自分次第”と分かり、希望を胸に努力を重ねて乗り越える事ができました。最高のパートナーと出会える自分に成長できたのも、江原さんのおかげです。しかし、結婚してから急に次から次へと様々な問題が起こり、新たな課題と向き合う時がきたのだと感じています。最高のパートナーと最高の絆が結べるよう、また娘が夢にまでみた家族3人での暮らしを心豊かなものにしていけるよう、問題としっかり向き合い、乗り越えていきたいと思っています」というメールをいただきました。

江原さん
「大丈夫、大丈夫。娘さんが“お父さんが欲しい”と言って、子どもさんの為にあなたも頑張って生きてきた。だから、その事が返ってきたのです。様々な問題は、うどんやお蕎麦のびっくり水と同じで、それでちゃんと絆が深まるのです。それが絆になるのか、崩壊するのかのポイントは何かというと“愛”。“誰かのために”。お互いが感謝していたら、どんな問題も乗り越えて行けます。頑張ってください。おめでとうございます!」


「私は、離婚が決まった時から自立する為、学校へ通い、資格を取り、私なりに必死にできる事をしてきました。家族の大きな協力もあり、子どもも元気に成長しています。江原さんへ質問です。離婚して、どん底から這い上がっても、敗者なんだなぁと痛感しています。仕事でもトラブルが多く、再婚したくても相手に出会わず、もう落ち着いた家庭を持つ事は不可能なのではないかと思うようになりました。私の周りのシングルマザーはどんどん再婚して幸せと言っています。私の力不足であると思いますが、人生には敗者復活できない人もいると諦めた方がいいのでしょうか」というメールをいただきました。

江原さん
「あなたの“勝者”とは、結婚なんですね。離婚して、資格を取って一生懸命働いていても、自分という主体がない。だから再婚ができなければ“敗者”。離婚して、資格を取って、働いてシングルで生き続ける事は、それはそれで“勝者”だと私は思います。みんな人生誰でも“勝者”。自分で“敗者”だと決めている。その“依存心”があるから、何もうまくいかないんです。最初の結婚も“依存心”で、結婚したのではないか。“幸せの数を数えなさい”と、誰かも言っていましたが(笑)、まさに、不幸の数ばかり数えている。敗者復活できるかできないかも、自分次第です」


「大変な安静生活をして、子ども2人目を出産。そこで気付いたのが、主人の自分中心な行動。大変な時ほど支え合うのが家族。でも、主人は違います。“家族で協力して頑張ろう”と言うが、子どもをお風呂に入れるのは絶対に食事前でないとダメとか“家計費が大変なので、勝手に買った豪華な車を手放して、安い中古車に変えよう”と提案したら却下。もう彼とは一緒にいられないと思い、離婚の準備を密かに始めようとしています。でも、早産で生まれた下の子どもがミルクを上手く飲めないなど、すぐには保育所に預けられない状況で、私は仕事ができません。仮面夫婦を続けながら、仕事は何をするか、どこに住むか、今の家に居て主人を追い出すかと、色々考えています。今いる場所は、近所との関係も良好で、本当は引越したくありません。でも、離婚を切り出したら、主人がどんな行動を取るか分からないので、遠くに引越しするしかないかもしれません。早く自分らしい人生を送りたいと思いつつも、子どもが大事なので耐えています。今のうちに荷物の整理と職探しです」というメールをいただきました。

江原さん
「文章の中だけだから、もっと色んな事があったのでしょう。けれど、男はみんな自己中心といえば自己中心だが、ここに“改善”という事が書かれていない。書いていないだけかもしれませんが“こうしないと、私たちダメになるよ”と言っているのであればいいけれど、極端に自分で決めてしまっているように見える。あなたは、離婚したいのでしょうね。けれど、もう少し冷静に考えた方がいい。お子さんが早産で、ミルクが上手く飲めないというのも、理性的に冷静になって考えなさいというメッセージではないか。こういう事ってあるんです。わざと足止めにする。そうでなければ勢いだけでいってしまう。この子はメッセンジャーなのかもしれない。本当にどうにもならない夫なのか。豪華な車も、確かに家計費が大変なのだから、夫のお小遣いを減らすとかすればいい。男はバカだから、ロマンにすがる。荷物の整理と職探しも、もう少し考えてみたらどうでしょう。本当にどうしようもない夫なのか。“仮面夫婦”とか、極端すぎる。私は何も“離婚推奨派”ではない。なるべくなら、夫婦をやっていけるなら、やっていった方がいいと思うのです。もうちょっとよく考えなさいという事ではないかと思います」


●江原啓之 今夜の格言

「人生を幸せにするには、根底に自律心が必要です」
「自律と自立のバランス力を持つ人は幸せになります」

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