2016/10/2
10月になりました。
「今年もあっという間に終わりますね。結婚の多い月は11月だそうですが、最多は10月10日なんだとか。結婚式や披露宴も感動的で、手紙を読んだり色んな事をしている割には、結婚すると不満がたくさん出てくる。愚痴を言ったり、ケンカをしたり。仲の良いケンカはいいが、それが罵倒に変わってきたりもする。その挙句、別れる人も多い。あの結婚式はなんだったのだろうと思う。人生誰にでも失敗はあるから、仕方ないですけどね」という江原さん。
今日は『結婚・離婚』をテーマに番組をお届けしました。

今夜お届けしたナンバー
◇The Whole Point Of No Return / スタイル・カウンシル
◇月の伝言 / 江原啓之



「9月で50歳になりました。半世紀生きてきたなと思い、最近自分の過去を振り返っています。その中で一番大きな失敗は“結婚”だったなと反省しています。大好きな人にフラれて先が見えなかった時、主人に求婚されました。昔付き合っていた事があった彼でしたが、その時点で付き合ってはいませんでしたし、まったく眼中にありませんでした。ボサッとしていたらどんどん話が進んで結婚が決まりました。他に好きな人がいるというのに。それでも縁かなと思い、好きでもないのに結婚してしまいました。けれど、今の今まで好きだと思った事がないんです。結婚当初、彼になぜ私に求婚したのかと聞いたら“条件がちょうど良かったから”と言われ、愕然としながらもホッとしました。いつもお互い様と冷めた気持ちで今まで来てしまいました。でも、子どもも大きくなったし、これではダメだと仲良くなろうと試みたものの、何度も失敗に終わって凹んでみたり。やはり、一生涯、主人とはこのまま冷めた付き合いをしながら生きていくのでしょうか。さすがに四半世紀経つのにこれでは無理ですよね」というメールをいただきました。

江原さん
「基本的に、波長の法則。類は友を呼ぶ。自分もそんなんだったから、相手も“条件がちょうど良かったから”となる。けれど、ここまでやってこれたという事は、縁がある。本当に嫌だったら25年頑張れない。やっぱり、どこか似た者同士で合うんです。子どもも大きくなって、と言うが、焼け木杭に火が付くという事もある。一度も焼けていないかもしれませんが、昔付き合っていた事があるのだから、馴染めたんですね。まったく拒絶反応もなかったのでしょう。けれど、そんな空気のような方が、うまくいくという事もある。子どもがもっと大きくなって自立して、夫婦だけになると、意外ともう一度見つめ合ったりする事もあるのです」


「私は21歳で結婚・出産し、23歳で離婚。その後10年、娘の為に彼氏は作らず、ひたすら育児と仕事、学校のボランティアに全力投球の日々を送っていました。しかし“どうしてもお父さんを作って欲しい”と娘に懇願され続け、最後の3年は女子力アップに励みながら恋愛にも力を入れ、直球でピキーンときた彼と今年6月に結婚しました。離婚してから彼と出会うまでの10年は、ひたすら苦しい日々でしたが、離婚後直に江原さんの本と出会い、そのおかげで“すべては自分次第”と分かり、希望を胸に努力を重ねて乗り越える事ができました。最高のパートナーと出会える自分に成長できたのも、江原さんのおかげです。しかし、結婚してから急に次から次へと様々な問題が起こり、新たな課題と向き合う時がきたのだと感じています。最高のパートナーと最高の絆が結べるよう、また娘が夢にまでみた家族3人での暮らしを心豊かなものにしていけるよう、問題としっかり向き合い、乗り越えていきたいと思っています」というメールをいただきました。

江原さん
「大丈夫、大丈夫。娘さんが“お父さんが欲しい”と言って、子どもさんの為にあなたも頑張って生きてきた。だから、その事が返ってきたのです。様々な問題は、うどんやお蕎麦のびっくり水と同じで、それでちゃんと絆が深まるのです。それが絆になるのか、崩壊するのかのポイントは何かというと“愛”。“誰かのために”。お互いが感謝していたら、どんな問題も乗り越えて行けます。頑張ってください。おめでとうございます!」


「私は、離婚が決まった時から自立する為、学校へ通い、資格を取り、私なりに必死にできる事をしてきました。家族の大きな協力もあり、子どもも元気に成長しています。江原さんへ質問です。離婚して、どん底から這い上がっても、敗者なんだなぁと痛感しています。仕事でもトラブルが多く、再婚したくても相手に出会わず、もう落ち着いた家庭を持つ事は不可能なのではないかと思うようになりました。私の周りのシングルマザーはどんどん再婚して幸せと言っています。私の力不足であると思いますが、人生には敗者復活できない人もいると諦めた方がいいのでしょうか」というメールをいただきました。

江原さん
「あなたの“勝者”とは、結婚なんですね。離婚して、資格を取って一生懸命働いていても、自分という主体がない。だから再婚ができなければ“敗者”。離婚して、資格を取って、働いてシングルで生き続ける事は、それはそれで“勝者”だと私は思います。みんな人生誰でも“勝者”。自分で“敗者”だと決めている。その“依存心”があるから、何もうまくいかないんです。最初の結婚も“依存心”で、結婚したのではないか。“幸せの数を数えなさい”と、誰かも言っていましたが(笑)、まさに、不幸の数ばかり数えている。敗者復活できるかできないかも、自分次第です」


「大変な安静生活をして、子ども2人目を出産。そこで気付いたのが、主人の自分中心な行動。大変な時ほど支え合うのが家族。でも、主人は違います。“家族で協力して頑張ろう”と言うが、子どもをお風呂に入れるのは絶対に食事前でないとダメとか“家計費が大変なので、勝手に買った豪華な車を手放して、安い中古車に変えよう”と提案したら却下。もう彼とは一緒にいられないと思い、離婚の準備を密かに始めようとしています。でも、早産で生まれた下の子どもがミルクを上手く飲めないなど、すぐには保育所に預けられない状況で、私は仕事ができません。仮面夫婦を続けながら、仕事は何をするか、どこに住むか、今の家に居て主人を追い出すかと、色々考えています。今いる場所は、近所との関係も良好で、本当は引越したくありません。でも、離婚を切り出したら、主人がどんな行動を取るか分からないので、遠くに引越しするしかないかもしれません。早く自分らしい人生を送りたいと思いつつも、子どもが大事なので耐えています。今のうちに荷物の整理と職探しです」というメールをいただきました。

江原さん
「文章の中だけだから、もっと色んな事があったのでしょう。けれど、男はみんな自己中心といえば自己中心だが、ここに“改善”という事が書かれていない。書いていないだけかもしれませんが“こうしないと、私たちダメになるよ”と言っているのであればいいけれど、極端に自分で決めてしまっているように見える。あなたは、離婚したいのでしょうね。けれど、もう少し冷静に考えた方がいい。お子さんが早産で、ミルクが上手く飲めないというのも、理性的に冷静になって考えなさいというメッセージではないか。こういう事ってあるんです。わざと足止めにする。そうでなければ勢いだけでいってしまう。この子はメッセンジャーなのかもしれない。本当にどうにもならない夫なのか。豪華な車も、確かに家計費が大変なのだから、夫のお小遣いを減らすとかすればいい。男はバカだから、ロマンにすがる。荷物の整理と職探しも、もう少し考えてみたらどうでしょう。本当にどうしようもない夫なのか。“仮面夫婦”とか、極端すぎる。私は何も“離婚推奨派”ではない。なるべくなら、夫婦をやっていけるなら、やっていった方がいいと思うのです。もうちょっとよく考えなさいという事ではないかと思います」


●江原啓之 今夜の格言

「人生を幸せにするには、根底に自律心が必要です」
「自律と自立のバランス力を持つ人は幸せになります」

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