2016/12/25
クリスマスの夜。みなさまいかがお過ごしでしょうか。
「『おと語り』の今年最後の放送がクリスマス。街はイルミネーションでいい雰囲気。クリスマスは楽しくていいですね。私はクリスマスも仕事ですが、目に映るものがキラキラしていると、仕事をしていても楽しいですね。
今年も本当にお世話になりました。数々の暴言、お許しくださいませ。みなさまの魂も磨かれれば嬉しいです。来年もどうぞよろしくお願いいたします」という江原さん。
今日は『スピリチュアル特集』をお送りいたしました。

今夜お届けしたナンバー
◇Happy Christmas(War is Over) / ジョン・レノン&ヨーコ・オノ
◇みちひらき / 江原啓之



「もう15年も前の話。高校時代の友人にAという女友達がいました。Aとは趣味が一緒で行動を共にする事もあったのですが、思った事をすぐ口に出すAと、気が弱く言い返す事が苦手な私とは性格が合わず、内心“人が傷つく言い方ばかりせず、もっと穏やかに接してくれたらいいのに”と、怒りや不満を抱いていました。でも趣味の話をしている時は楽しく居られるので、友達付き合いを続けていました。そんな日々がしばらく続いた頃、夢を見ました。私がAを思い切り殴りつける夢。“夢とはいえ、暴力を振るうなんて最低だなぁ…”と落ち込みながら学校に行き、廊下を歩いていると後ろから“おはよう”とAの声。私は“気まずいなぁ…”と思いながらおそるおそる振り返ると、片方の頬を真っ赤に腫らしたAがいました。驚いた私が“その顔、どうしたの!?”と聞くと“わからない!寝ている時に突然誰かに殴られたような痛みに襲われたの!!”と。驚いている私に“あなたでしょ!私の事、殴ったの!!”と言ってきました。Aは本気で言ったわけでなく、八つ当たりで言ってきたのだと思いますが、私はびっくりしてしまい、うまく言葉が出ませんでした。こんなダイレクトに痛みとして現れる場合もあるのでしょうか」というメールをいただきました。

江原さん
「あります。夢の中で人を殴った事、みなさん、ありませんか?私も過去あります(笑)。思いっきり殴るのだけれど、寝ている時の体はなかなか動かないから思うようにいかない。それでも、体だけは妙に疲れていた。“そんな心はいけない”と思う気持ちもよく分かるけれど、よっぽど念がいってしまったのでしょうね。けれど、言い返せない自分も悪い。過去の事ですが、反省ですね」


「先日、失恋しました。それというのも相手の男性と一切の連絡がとれなくなり、フェードアウトという形での恋愛の終わりでした。はかどらない仕事も終わり、夕食をとろうと買い物に街へふらふらと出かけたところ、偶然、親友と親友の子(2歳)に会いました。するとどうでしょう。親友の子が、何もない場所、私の両隣、頭上を見て、笑顔を浮かべているのです。私にも笑顔を見せるのですが“もしかしたらこれは、傷心しきった私をエンジェルさんが支えてくださっているのか”と思い、胸が熱くなりました。こんな事ってあるのでしょうか。その後お蕎麦屋さんに入り、泣きながらお蕎麦をすすり、演歌を身に染みて聴いておりました。その時を境に、ちゃんと失恋を受け入れた涙が流せたような気がして、友人と友人の子と、エンジェルさんたちに感謝の気持ちでいっぱいです。私の様にきっとフェードアウトで失恋する方々もたくさんいらっしゃると思います。そんな方々と私に何かお言葉を頂けないでしょうか」というメールをいただきました。

江原さん
「聖なる夜の今夜、おひとりで過ごされている方もいると思う。大丈夫。みなさん誰もが、エンジェルさんが満面の笑みで微笑んでいるので、安心してください。フェードアウトする縁という人間関係は、今、問題になっている。けれど、そういった人と一緒にならず、早くに分かって良かったなという感謝を持った方がいい。最近は、言いにくい事や、けじめをつけられない人が多いですね。一回でもデートをした相手ならば、きちんとけじめをつけないといけませんね」


「私にはずっと気がかりな事があります。それは、母の嫁入り道具だった三面鏡の事。私が小学1、2年の頃、深夜2時頃に急に起き出して三面鏡のある部屋へ行き、鏡を開いてじっと見つめ、声を上げず静かに激しく泣き続けるという事があったそうです。最初に見つけた姉は、悪夢でも見たのだろうと呼びかけたのですが反応がなく、鏡の前から動かない。それが数日続き、これはおかしいと両親に相談。鏡のせいかもと三面鏡を開かないようにしてみたところ、家を歩き回り洗面台を見つけ、そこでまた鏡を見つめ泣く。困った家族はお祓いの仕方を教わり、それを行ったらピタッとおさまったそうです。お祓いの内容は聞いた話では、近くの大きな神社へ家族全員で行き、それぞれの干支の方角へ、夜明け頃に一斉に同時刻に私が戻るよう祈り、お金を置いてくるといった内容。この時の事が原因か、大人になった今でも鏡があると伏せるか布をかけるなどして鏡が見えない様にしないと気になって眠れません。また、記憶力はいい方なのに、朝からお祈りなんて衝撃的な事を覚えていないのが不思議です。あれは何か憑いていたのでしょうか。もしくは何かのメッセージだったのでしょうか。またその三面鏡を処分するにはどうすればいいのでしょうか。古いからと主人に処分されそうなのです」というメールをいただきました。

江原さん
「ちょっと怖いですね。けれど、いくつか言える事がある。まず、鏡に問題はないでしょう。三面鏡だけでなく、洗面台でもそうだったし、お母さんの嫁入り道具でもあった。鏡に罪はありませんから大丈夫。また、このお祓い方法は何の意味もありません。迷信。ご家族の心配と、祈りの力が通じたのでしょう。ただ、鏡というのは元々、神秘な霊的世界の入口。鏡張りの部屋はあり得ない。昔は、三面鏡でも閉めるか、布をかけたりしていた。そういう事をきっかけとして、ご自身に関わる霊が憑依したか、前世で悲しい出来事があったのかもしれない。その事を魂が思い出している可能性もある。けれど、憑依の可能性が大だと思う。家系の中で、もしかしたら女としてすごく辛い思いをした人がいたのかもしれませんね」


●12月生まれの方 誕生日おめでとう!! ―――
12月生まれのみなさんは、慈愛に満ちたたましいを目指す人。
心の温もりを伝えてください。
※たくさんのメールいただきました!すべての方の名前をご紹介できずに申し訳ありません。

●1月お誕生日の方、メールをお待ちしております!!
“おめでとう”の“ことたま”をプレゼントします。
こういう時代だからこそ生きていること、生まれてきたことに感謝したい。
1月お誕生日の方、番組に対してや、自分のお誕生に関するエピソードなど
ひとことメッセージを添えてお送りください。出来る限りご紹介させていただきます。

●2016年年末から2017年新春にかけてのイベントスケジュールはこちら

「12月28日、29日、30日、31日、カウントダウンと、4日間で5公演。日毎に話すテーマも歌も違うんです」という江原さん。
若干枚数かもしれませんが、当日券もある場合もあるので、ぜひみなさまチェックしてくださいね!


◇ Dr.Recella城嶋さんへのお便り募集しています!
スキンケアや化粧で気を付けている事や、
失敗談などみなさんの体験談をお待ちしております!
美容法、健康法だけでなく、素朴な疑問でも構いません。
城嶋さんに聞きたい事など、みなさんからのお便りをお待ちしております。

●江原啓之 今夜の格言

「感謝と反省は背中合わせです」
「私たちは、慈悲と慈愛により生かされているのです」

番組ではあなたからの感想・メッセージを募集しています
◇ あなたが感動した言葉
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◇ 1月お誕生日の方
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2016/12/18
今年もあと2週間を切りましたね。
「寒いですね。寒いと多くなるのが、ネガティブメール。人は寒くなるとネガティブになるのでしょうか。私は逆に寒い方が好きですから、ルンルンになります(笑)。風が吹いたら銀杏の葉が舞う。それを見るとサッパリした気分になるのです」という江原さん。
今日は『ネガティブ特集』をお送りしました。

今夜お届けしたナンバー
◇Take It Easy / イーグルス
◇誰かのために / 江原啓之



「私は、自分の人生をどう生きていけばいいか分かりません。やりたい事も、趣味もない。今までの人生で楽しかった事も殆どない。友達もいない。人間関係もうまくいかない。お金もない。なんてつまらない人生なんだろうと思います。そんな私がもうすぐ一児の母になります。できちゃった結婚で、好きかどうかも分からない人と結婚しましたが、毎日“どうせいつか浮気されて私は1人になる日が来る”そんな事ばかり考えてしまいます。生まれてくる子どもには、こんな人生を送って欲しくない。幸せにしたいと思っていますが、友達もいない。人の愛し方も分からない。自分の生き方すら見出せない私に、子どもを幸せに育てる事ができるのでしょうか。自分ひとりだけだったら、このまま死んでも努力してこなかった自業自得の人生だったと思えますが、こんな私のせいで、子どもを不幸にさせたくないです。こんな生き方をしたいという具体的な夢がない私は、どう生きたら、何をしたら、後悔のない人生だったと思えるのでしょうか」というメールをいただきました。

江原さん
「暗いですね。“やりたい事も、趣味もない”という方、結構います。けれど、そういう趣味なのです。みんな表裏一体な事に気付いていない。何か見つけ出せばいい事だけれど、その見つけ出す事もしたくない趣味。“友達もいない”と言うが、作ればいいだけ。“人間関係がうまくいかない”とも言うけれど、みんなそう。努力をしているんです。“お金もない”とも言うが、働けばいい。何でもすべてが受け身。“何てつまらない人生なのだろう”と思えば、逆をすればいいだけ。“そんな私がもうすぐ一児の母”というところで笑ってしまう。子宝に恵まれている。お母さんになりたいような人からしたら“何をふざけた事を言っているんだ”と絶対に今、念が飛んでいます。“できちゃった婚で、好きかどうかも分からない”と言っても、付き合っている人がいる幸せ。一応ラブラブできた訳でしょう。だから、結婚もして子どももできたのでしょう。“どうせいつか浮気されて”というのは、ネガティブ保険。要は『怠け者』なのです。ネガティブ保険をかけていたら、楽。何に対しても、前向きになると裏切られるという思いがあるんじゃないかな。人生なんて、裏切られ続ける事に快楽を得る『人生SM』。“友達もいない。人の愛し方も分からない”と言っても、心のままに愛し方を分かるようになればいいだけ。けれど“神なんだな”と思うのは“自分ひとりだけだったら”という事。“こんな私のせいで、子どもを不幸にさせたくない”というところに『愛』がある。神様がいる。だからあなたは何も楽しくなくても、子どもをただ淡々と育てていくという事が大事なのです。子どもを育てる。それだけでも立派な事。子どもをちゃんと育てる。束縛しない。そして社会に出す。それが大事なのです」


「私は顔にコンプレックスがあります。先日、親族で集まった際、その部分について、義理の弟に茶化され、笑われました。言われた時はびっくりして何も言えず、後からとても辛く、涙してしまいました。最近は、若い頃よりその事に対して気にならなくなったと思っていたので、そのコンプレックスを指摘され、泣いてしまった事にもびっくりしました。まだこのコンプレックスが、自分の中で聞き流す事ができないくらい、受け入れきれていない事に、今回気付かされました。そこで、コンプレックスの受け入れ方について、お話を伺えたらと思います」というメールをいただきました。

江原さん
「コンプレックスが問題なのかな。“義理の弟”という事は、結婚している妹の旦那なのでしょうか。“私はまだ結婚していない”とか“妹よりも…”と、いつも比較している自分。そこで、妹の亭主に茶化された事に、女としてプライドがズタボロになったのではないでしょうか。ちょっとのコンプレックスなんて、誰にでもある。そんなのは、アバタもエクボで、好きな相手がいればそれでいい事。何か違うところに原因があるんじゃないかな。自分の人生の幸せを、もっと目指した方がいいのではないかと思います」


「私は小さい頃、わがままで自己中心的な人間でした。そのせいで人間関係はうまくいかず、小さい頃から悩んできました。けれど大人になるにつれ、色んな経験をしたり、自分自身を反省する事で、少しずつ改善してきた結果、今では人との関わりが上手くなったと思います。周りに人にも気配りが凄い、気遣いが出来ると言われていたので、私も思いやりのある人になれたのだと思っていました。しかし、対人スキルテストのようなものでは、思いやりの部分が低い結果。そして最近、友人と人間関係が上手くいかず、辛い状況になってしまいました。今の私は、昔と変わらず“いい人”という仮面を被った思いやりのない人間なのかと思ってしまいます。また時々自分の過去を振り返り、人を傷つけてしまった事を考え、自分が嫌になり吐き気がします。反省しても、やはり何かしらの人間関係で悩んでしまうのは、私の過去の罪滅ぼしなのでしょうか。私はこれからもずっと思いやりのある人にはなれないのでしょうか。どうすれば過去の自分から抜け出せるのでしょうか。過去の自己中心的だった自分、未だに人間関係に悩む自分、これからも人間関係で悩みが変わらないのだろうかと様々な事を考えて苦しいです」というメールをいただきました。

江原さん
「あなたの問題は、自分がまったく悪いと思っていない事。言っているだけ。“私は小さい頃、わがままで…”と、理由が分かっているのに、あとの事を受け入れられていない。人からすごく良く思われたい。ちょっとの事を努力したんだけれど、それが報われない。そう思うのは、わがまま。人に気遣いをしている時も、自分がそうしている事に悦に入ってしまっている部分があるから、長続きしないのではないでしょうか」


「私は今大学2年生。来年成人式という節目を迎えます。私の姉は社会人1年目です。大学を卒業後、結婚していない叔母の家に養子に行く話があります。叔母をとは買い物に行ったり旅行したりと仲も良く、行く事に文句もありませんし、環境が変わるという点で良い事でもあると思っています。それを私の母に伝えたところ“今まで育ててあげたのに、私の事捨てるんだ”とか“老後は二人で協力して面倒見てね。私が育ててあげだんだから当たり前だ”とか、衝撃的な事を言われました。確かに育てて貰った恩はあります。また“ほんとに馬鹿、(離婚した父)あの人にそっくり。あなたには保険かけなくていいよね”とか“ほんと可愛くないわ”とか、外面だけはいい癖に、嫌味や僻みが多くなりました。毎回泣くのを耐えながら感情的になってはいけないと思い、客観的に正論を言う様に気を付けています。叔母の家に行くと今の家との関係がギスギスしてしまうし、行かないとなると親に罵倒され続ける事になります。母子家庭の為、一人暮らしをするお金もまだありません。私はどうしたらいいのでしょうか」というメールをいただきました。

江原さん
「生活の事もあるわけだし、感情的に聞かないだけ。愚痴などすべて『民謡』だと思えばいい。“私の事を〜捨てるんだぁ〜 ハイ〜ハイ”などと、全部やっていけばいい(笑)。嫌味などは、聞く事ないのです」


「悪い事は重なると時々聞きますが、何かそういった年回りってあるのでしょうか。今年の7月に父が圧迫骨折で入院。10月に母が脳出血で入院中。そして、私がヘルニアで現在入院中です。唯一、姉が元気でいてくれるのですが、こんな状況なので、とっても忙しくしていて、姉までも良くない事があったらと心配でなりません。良い方向になる為には、どうしたらいいでしょうか」というメールをいただきました。

江原さん
「厄落としというものもある。前払い。節目にはこういう事はある。ネガティブになってはダメ。パワーバランス。負をそこで支払っておいて、これからいっぱい良くなっていこうという事。絶対に人生に無駄はないから勇気を持ってください。そこでめげたらおしまいですよ」


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●江原啓之 今夜の格言

「気づきがあってこそ、人は成長できます」
「不幸と思うのは、自分の成長を理解しないから」

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2016/12/11
寒い日が続きますね。
インフルエンザも流行っているので、みなさん、健康には気を付けてくださいね。
「今年は“夫婦”の問題をたくさん取り上げてきました。“ダメ亭主”特集などもしましたね。けれど“ダメ女房”というメールはあまりこない。怖いのでしょうか(笑)。ラジオネームや、ちょっと内容をぼやかしたら、奥さんも分からないと思うので、男性の方からのメールもぜひお待ちしております(笑)。けれど、まったく名前を変えて送ってみても、聴いている奥さんは“こんな奥さんいるのねぇ”なんて言って“オマエだよ”と思うかもしれない。これも楽しい(笑)!大体、自分の事は自覚がないもの。ぜひスカッとしていただきたいと思います」という江原さん。
今日は『夫婦のお悩み』をテーマに番組をお届けしました。

今夜お届けしたナンバー
◇Starman / デヴィット・ボウイ
◇幸せのみつけかた / 江原啓之



「結婚する相手は、何かを学ぶ為に一緒になったと考えています。が!結婚って実際は本当に大変ですね。1年前に結婚しました。彼は50代でお互い初婚。なかなかうまくいかずに困っていることは、お互いの流れている時間の違いです。彼は極端に遅いのです。会社勤めを殆どした事がないので、社会の暗黙のルールや、時間の調整などが分からないようなのです。休みの日に出かける準備も、私が家事を一通りして、洋服を選んで化粧をして…。それでもまだ彼の方が遅いです。その後、しばらくテレビを見たりして時間を潰しますが、いつも目的地には遅刻です。私は遅刻が大嫌いで、いつもこれで怒り爆発してしまいます。待つ事も勉強なのでしょうか。これが結婚なのでしょうか」というメールをいただきました。

江原さん
「これが結婚なのです。全く境遇の違う人と一緒になるのですから。これくらい、何という事はない。一番良い策は、あなたが物凄く早く支度をしてしまう事。もしかしたら旦那さんは、あなたを時間にしているのかもしれない。テレビを観ているという事は“彼女はせっかちだから、彼女の支度が終わってから、ヨッコラショとやってもいいかな”と思っているのかも。早々に完全に準備を終わらせ、テレビも電気も消していくなどしてみてもいい。相手を変えようと思ってはいけません。自分が変わるのです」


「主人の事で相談です。私と主人は結婚して6年目。出会った当初は面白く、いつも笑わせてくれる人柄でした。初対面の人にはあまり自分から話しませんが、朗らかな存在でした。結婚後、主人は転職し、すごく陰険で威圧的な先輩とペアで仕事をしております。毎日、何かしらの暴言を吐かれ、どんどん無口でマイナス思考で覇気のない性格になっています。息子も1歳になりますが、昔の様に面白いパパに戻って、これから楽しく過ごしていきたいです。本人も転職を希望していますが、私が後押ししても踏む切れない状態です。今、私が夫に出来る事はどんな事でしょうか。転職を強く勧めるのは、間違えていますか?やはり本人が決める事なので、本人の行動を見守るのが一番なのでしょうか」というメールをいただきました。

江原さん
「“陰険で威圧的な先輩と組んで”などと、その度に辞めていたら、転職人生になってしまう。それ以外の色んな総合的な問題で転職したいというならばいいけれど、こんなくらいの為に転職をしていたら、キリがなくなってしまう。それで食べていけなくなってしまったら、本当の『笑い』もなくなってしまう。奥さんも子どももいるんだし、楽しくすればいい事。“笑わしてくれる人柄でした”と言うよりも、あなたが笑わせる存在になる方がいいのです」


「私は昨年、長年連れ添った夫と離婚しました、理由は細かい事の積み重ね。最終的なきっかけはカードの使い込みです。金額はそんなに大きいわけではありません。でも、これ以上この人と一緒に生活できないと思ったのです。子どもが大学に入るところで仕事を勝手に辞め、新しい職もなかなか探さない。やっと見つけても、疲れるからと楽な仕事にまたうつり、収入は半分に。私も仕事や子どもの習い事で忙しいのに、休みでも家の事は何ひとつやらず。ご飯が遅れるとキレる。そうなると、何十年も前の浮気や借金、私の親の悪口など、すべて我慢できなくなりました。今の家は私の母が建ててくれた家なので、主人に出て行ってもらいました。今は、たまにみんなで食事をしたりはしています。今の関係が一番私は楽なのですが“熟年離婚だけはやめてくれよ”と言っていた主人に申し訳ない気持ちもあります。私が自分勝手過ぎるのでしょうか。我慢してでも、もう一度一緒に生活した方がいいのでしょうか。本当に気楽で最高の生活をしているのに、どこかモヤモヤしたものがあって、そのモヤモヤをはらせたらなんて思ってしまうのです」というメールをいただきました。

江原さん
「そう思って離婚したのだから、それでいい。腹括りが足りない。“申し訳ない”と思うのであれば、よりを戻せばいい。けれど、このまま付き合いがあって、たまにご飯を食べているというのもいいのではないか。夫婦なんて、依存したって始まらないのです」


「私は主人に対し、自分の意見を言うとケンカになるのが怖くて、ずっと本心は言わずに、おかしい、理不尽だと思う事も“わかった”と言って、心では違うんじゃない?と思っていました。でも、それでは考えが行動に現れてしまい、ケンカになる事も度々。このままではいけないと、少しずつ自分の考えを言う様にしてきました。ですが、自分の意見を言うと反発と取られてしまい、聞き入れてもらえず、怒鳴られます。前の様になんでもハイハイと聞き入れていればいいのでしょうが、おかしい事をおかしいと言える様になってからは、ケンカになると分かっていても言ってしまいます。私の考えも聞いて欲しい。ただそれだけなのですが、主人も言う事を聞いてくれと言うので、平行線のままです。普通に会話していても、私はそんなつもりはなくても、何故そんなに卑屈な捉え方なのだと怒られます。変わったのは私なので、聞いて欲しいなら聞くしかないかとも思うのですが、今はどうしてもそれができません。どうしたら主人と普通に会話ができるのでしょうか」というメールをいただきました。

江原さん
「これを繰り返していってください。そうすれば、どんどん強くなっていけますよ」


「夫は家族以外の人にきつく当たります。気に入らない態度のレストランの店員さんや、仕事関係の人。突然来た営業マンにも酷い言い方をしたり、車の運転中はすぐにイライラし、高齢の方のノロノロ運転にクラクションを鳴らしまくり、あおります。お互いに譲るべき時も絶対に譲らず、クラクションを鳴らして威嚇します。“そんなにクラクションを鳴らさないで!”と注意しますが“危ない運転の奴には教えてやらないといけないんだ!”と、怒って聞きません。時々、相手の運転手の方から物凄い目で睨まれる事もあり、肩身が狭く申し訳なく、心が痛みます。夫はもうすぐ50歳ですが子どもの様です。私は夫の事業を支えてきました。お互いに支え合ってきたつもりでしたが、最近、私の人生はこれでいいんだろうかと考える様になりました。離婚するべきか、この先も支えるべきか。仕事でも地元でも評判は悪く、相手によって態度を変える夫。仕事もそのせいで発展しません。怒ると関係を断ち切るので、共通の友人は減りました。夫には友人はいません。私の友人にも何を言うかわからないので、会わせないようにしています。注意してもうまくいきません。孤独で淋しい人です。江原さんが私の立場ならどう対処されますか?」というメールをいただきました。

江原さん
「私なら、突き放して離婚します(笑)。それくらいの事をしないと気付かない。自分の家族にはしないという事は、家族は大事なのです。自分で事業をやっていると、理不尽な事がたくさんある。だから、いつもイライラしていて、それにキレてしまうのでしょう。それはよく分かりますが、行き過ぎてしまっている。“離婚したいくらい、今の状況が嫌だ”と、奥さんが言えばいい。そうすれば、彼の中でケンカもあるかもしれないが、少しずつ変わっていくと思う。そうなれば、このままでいいのではないでしょうか」


「私は30年続いた夫婦生活にピリオドを打ちました。理由はお金のなかった時代に、元旦那に男になってもらいたくて、共稼ぎと毎日のお弁当と、少しのお小遣いでやりくりの日々をやり遂げ、見事15年目で独立。お金に困らない生活になりました。最初は嬉しかったのですが、下の子が障がいを抱え、私がその子にかかりきりになると、疲れた私に慰労の言葉もなく“オマエにはそれなりに金やってるやろ!”と。お金だけを与える事が慰めの如く、言葉のムチを打ちつけられ、最初、泣いていました。けれど私も2年、3年と経つ毎に抑えきれない感情をぶつけ、毎日の様に夫婦ゲンカをしていました。子どももよく泣いた事もあり、それに耐えきれず、昨年離婚しました。今は質素な生活ですが、本来の私に戻って、今の私が大好きです」というメールをいただきました。

江原さん
「本当に良かったですね。けれど、今日の放送だけを聴くと、みんなひとりがいいなと思ってしまうかもしれない。それは、いけませんね」


●2016年年末から2017年新春にかけてのイベントスケジュールはこちら



●江原啓之 今夜の格言

「夫婦とは、共に学ぶ間柄。依存する意味ではありません」
「不幸よりも幸せの数を数える視点がある人が、幸福なのです」

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◇ ネガティブなお便り
◇ HAPPYメール
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2016/12/4
今年も残り一ヶ月となりましたね。
「みなさん、浮遊霊ってご存知でしょうか。浮遊と書きますが、何も空を飛ぶわけではありません。何が不満なのか分からない。信念のない。そういう霊の事を浮遊霊と言います。何が嫌なのか、何が嬉しいのか。暑いんだか寒いんだかさっぱり分からない。その反対で、しがみついて固守し過ぎる事を地縛霊と言います。浮遊している人は、浮遊しちゃう余裕がある人。切羽詰っていたり、生きる事に真剣で、意欲的に生きていたら、そんな余裕はない。中華屋さんに食べに行って“麻婆豆腐丼…中華丼…ラーメン…”と決められない浮遊霊は結構いる。食べたかったら食べて、失敗したらリベンジすればいい。瞬時の判断力なのです。常に人生勝負をかけていないから。私はメニューで迷う事はない。明日こっちにしようと思えば、明日が楽しみになる。そういった楽しみ方というのも大事。でも、明日行ったら迷っていた物がなかったり(笑)。そうすると地縛霊になっちゃいますね(笑)。どの道人生は自分の物。楽しむのが一番。おと語りをお聴きのみなさんも、そういう人生になっていただけたらなと思います」という江原さん。
今日は『浮遊霊』をテーマに番組をお届けしました。

今夜お届けしたナンバー
◇We Are Never Ever Getting Back Together / テイラー・スイフト
◇みちひらき / 江原啓之



「今年母が亡くなり、父と私(独身)2人で生活しております。元々両親は離婚、経済的な理由で家庭内別居。父が出て行ってくれていない状況でした。父は散々母に借金と暴力で苦労をさせてきた人です。母の調子が悪くても“おい!飯”とか“誰のおかげで飯が食えてるんだ”とか、優しい言葉もなく、小さいながらに嫌な思いもしました。現在父は無収入、年金なし。私が生活を支えています。この先、苦手な思いやりのない父と同居をするのは辛いです。会話もなくて、私が部屋にいる時は自分の部屋にこもって、私が出かけると私の部屋でテレビをみています。ボランティアの家政婦状態です。冷たいようですが、父の人生をこれからは見守る形で、私は私の人生をと思い、今更ですが独立したいのです。けれど正直、経済的な事を考えると迷っています。背中をドンッと押してください。あまり厳しくしないでくださいね」というメールをいただきました。

江原さん
「どちらなのでしょう。押して欲しいのか、優しくして欲しいのか。文章が浮遊しております(笑)。独立するかどうかの狭間でありながら、どちらの部屋でテレビを見ているかはどうでもいい話ではないでしょうか。“経済的な事を考えると迷っています”という事は、基本的に程々幸せなのでしょう。けれど、その為に努力するというのがない。怠惰な土地に花は咲きません。そうだと決めたら、自分で独立していくべきでしょう。このままにして生きてしまった。お母さんは苦労したかもしれないけれど、お母さんもそのまま放置したという事は、類は友を呼ぶ。波長の法則。因果の法則。自ら蒔いた種は、自らに返ってくる。常々、けじめというのは大事。お金を切り詰めてでもそうしたければ、切り詰めて頑張る。それだけ。浮遊してはいけないのです」


「数年前から子育てに行き詰まりを感じます。一人娘で“しっかり育てよう”と、私が空回りしたのが悪かったと思います。娘が高校の時、通う学校が目の前にあるので、携帯電話の所持を許しませんでした。携帯電話からのトラブルが心配でした。元々娘は小さい時から友達が少なく、娘が言うには携帯を持たせないせいで尚更友達ができず、独りぼっちだったと。今20歳になる娘は、大学を半年で成績不振で中退し、アルバイトも3、4回で遅刻、無断欠席、仕事がトロい等でクビになり、今はニートです。娘は“オマエ(=私)のせいで、抑えられた人生を過ごしてきた。後は死ぬまでオマエ達の金で遊んで暮らす”と言って、事ある毎にお金を無心してきます。私は学校に行かない、仕事もしたくないという者にお金を渡したくなく、その意志を言うと“死ね!”と必ず言われ、大声で泣きながら暴れます。厳しすぎた育児がこういう子にさせてしまったという懺悔の気持ちがある一方、こんなに人に対して慈愛のかけらもない我が娘に、心底人間的に嫌いになっている自分がいます。母親失格だと思います。どうすれば娘は人のせいにせず、前を向いて歩いていけるのでしょうか」というメールをいただきました。

江原さん
「考えが浮遊している。“厳しすぎた”と言うが、それは嘘だと思います。厳しいのではなく、ある種のネグレクトだと私は思います。携帯電話だけの事でしょうか。そんなのは関係がない。きちんと育てていないから。子どもも個性ですから、悪態なんていくらでもつく。“死ね”と言われ、愛情がなくなり母親失格だと自分で言ってしまうところに、今までもそうだったと思うが、厳しいというのも、自分の都合を押し付けてきただけで、元々愛情がないのだと思う。普通は、子どもが悪態をついても戦い続ける。子育ては毎日がエクソシスト。その子にある様々な悪心というものを一所懸命に常に払いのけていきながら、良い所をいっぱい伸ばしてあげるのが子育て。そういうところをもう一度よく考えた方がいい。ここで怯んだり、急に距離感を持って“こんな子は好きじゃない。厳しすぎたのがいけなかった”という客観性はどこからくるのだろうか。過保護にしてきたのではなく、自分がもっとお子さんと向き合わなくてはダメなのです」


「32歳の専業主婦です。先月までパート勤めをしておりました。そのパートを辞める最終日に、仲間の一人からの一言が気になって頭から離れません。何を言われたかというと“辞めたらこっちにイタ電してこないでね!”でした。残念ながら私とその人との人間関係は、あまり良いものではありませんでした。言われた直後ムッとして、とっさに返す言葉がなかったです。退職したらイタ電なんてする訳がありません。あんな非常識な発言をする人と、翌日から一緒に働かなくて良いと思うと安堵したのを覚えています。“気にせずに忘れたら良い”で片付けられたら簡単な話です。しかし、どうしても腹が立って、時々思い出してしまうのです。この元同僚は、どんな心境で私に言ったのでしょうか。今後はどんな心持で過ごせばよいでしょうか」というメールをいただきました。

江原さん
「嫌いだからそう言ったのでしょう。それをいちいち引きずるのは、同じ穴の狢。暇なのでしょう。忙しい毎日を過ごしていたら、そんな事構っていられない。とっさに返せなかった腹立たしさは、次の時にとっさに返せばいい。生きていればそんな事、いくらでもあるのです」


「私は22歳で社会人1年目です。ずっと共学の学校に通っていましたが、一度も付き合った事がありません。何度も人を好きになった事はあるのですが、付き合うまでに至りませんでした。中学生の頃から、付き合う人は結婚まで考えられる人と決めていました。先日、結婚を前提に付き合って欲しいと言われた男性がいて、前向きに考えていた人がいました。その後、次に会ったらその日に付き合って、その日のうちにラブラブしたい(おそらくホテル)とメールが来て、あまりにストレートな言葉と展開の早さに、衝撃を受けました。なぜか涙が出て、ズバッと断りました。最近は周りの女友達が恋愛経験を積んで綺麗に見えるのです。私も今年は彼氏を見つけるぞと意気込んでいます。にもかかわらず、相当好きな人でさえ、どうしても肉体関係を持つ想像ができません。世間知らずで子どもっぽいところがあります。このままで大丈夫なのかと本当に焦っています」というメールをいただきました。

江原さん
「ちょっと可哀想といえば可哀想ですね。すごく結婚や恋愛を大事にしている。“涙が出てズバッと断った”というけれど、それは正解。展開の早さよりも何よりも、この男が最低なんです。その涙は最低な男と出会っちゃった悲しみなんじゃないかな。自分で自分の事が悔しくなったのでしょう。その男に関してはいいの。それで良し。大事にしていってください。“肉体関係を持つ想像ができません”と言うけれど、肉体関係から考えていかない事。愛情や心の延長線で、自然体で考える事。頑なに考えちゃうと、苦しくなるだけ。心を大事にしていって、あなたの大事な真心の交流の延長として、愛の営みというのも考えていかれると良いのではないでしょうか」


●江原啓之 今夜の格言

「相手を嫌うほどに、あなたが求めていることは何ですか?」
「すべては、自分と内なる自分との間のことなのです。
 他の人との間であったことは、一度もなかったのです」

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