2017/10/29
実りの秋ですね。
「今年の10月は、暑かったり急に肌寒くなったり。風邪を引く方も多いと思いますので、体調管理、しっかりなさってくださいね。秋は良い事もあります。食欲の秋。しかし、私も昔より食べられなくなりました。リスナーのみなさまも、食べられるうちに食べた方がいい。食は細っていくのです。私の場合“食が細った”と言うのは、それは普通になったという事?いや、普通よりちょっと多いかもしれません(笑)。美味しく食べられるのは、健康のうち。体調が悪いと、美味しく食べられないのです」という江原さん。
今日は『食語り』をお送りしました。

今夜お届けしたナンバー
◇Fly Me to the Moon / 宇多田ヒカル
◇楽園 / 江原啓之



「先日、実家の稲刈りの手伝いに行ってきました。実家では70代後半の両親が、田んぼを荒らすのが嫌で、お米を作っています。私の小さい頃は、一家総出で田んぼに出て、いなき(稲を干す為に木を組んで作ったもの)を作り、刈って束ねた稲を干したり、彼岸花の咲く畦道でおにぎりを食べたりしていましたが、今は、ほぼ機械です。でもうちは中途半端な広さなので、全部機械化する事もできず、袋をあげたり、おろしたり。かなりの力仕事でした。周りは、稲作をやめて草や木が生えて放置してある田んぼがあり、そこが猪や雀のお宿になっていて荒らされたり、雑草の種が飛んできたりと、以前よりもっと手がかかるようになったと言っていました、それでも、今年もなんとかお米ができました。みなさん、太るとか色々あるかもしれませんが、運動するなり何なりして、とにかく日本のお米をたくさん食べてください。お願いします。畦道に彼岸花が咲き、田んぼの稲穂が風に揺れる景色はとても綺麗でした」というメールをいただきました。

江原さん
「情景が浮かんできますね。今は、ローカーボなどと言われていますが、おっしゃる通りで運動不足なんですよね。昔の人は食べてもたくさん体を動かしていたから、そんなに太らないというのもあったんだと思います。私もお米、大好きです!」


「秋。行楽シーズンですね。そんな中、つい最近“おにぎりは、素手かラップか?”という議論がある事に驚きました。他人が握ったおにぎりに抵抗を示す人が多いとの事。確かに手に傷があったり、バンドエイドをしている場合などは素手はやめて欲しいと思いますが、それ以前に、料理をする時に手を洗わないのでしょうか?洗っていても信用できないという事なのでしょうか?どちらにしましても、最近“日本は大丈夫なのか?”と、不安に思う出来事が多いように感じます。また『おにぎり』で以前から違和感を覚える事があります。誰が訳したのか、外国の人が“おにぎり”を『ライスボール』と言っているのを聞くと、残念でなりません。“おにぎり”は“おむすび”とも言いますよね。“結ぶ”とは、生命の安全や多幸を祈る為だったり、離れているものを繋ぐという意味もあります。なので『ボール』だなんて、なんだか日本語、いや、日本の心の文化を壊された気分になります。そもそも丸くないし…。衛生的な問題はよく分かりますが、せめて、ご自分の家族に作る時には、素手で愛情をにぎって欲しいと思います」というメールをいただきました。

江原さん
「私は、素手がどうこうというわけではなく、ラップ派かな。炊き立てのご飯は熱い。ラップに包んでクルクルと回すと、最初に固まって冷めてくれるんです。それから握る。だから二刀流かな。そうすると、炊き立てのご飯でも大丈夫。これを聴いているお母さん方に“そんなの熱くない!”と、怒られてしまうかもしれませんね(笑)。衛生問題で何かあったら困るから、ラップや手袋という気持ちもよく分かる。そこでスピリチュアルな事を申し上げると、最近は、素手で握った物が食べられないという風潮がある。これは『人間不信』を表している。人に込められたオーラや、一種のエネルギーを受け入れられない。“無味乾燥な方が、受け入れられる。安心できる”という悲しい今の国の状況。そこだけは、何とかして欲しいと思います。また、確かに『ライスボール』はないだろうと思いますよね。『酒』も『SAKE』。日本語のままがいい。日本の『結ぶ』という言葉の変換・翻訳は難しい。英語はシンプルですからね。『MOTTAINAI』と同じで『OMUSUBI』という事で、日本の心をもう少し紹介できたらいいですね。そうすれば“日本って深いな”と思ってくれると思うのです」


「子どもの事で相談です。小学校2年の娘の食事を食べる速さが、遅過ぎて困っています。余裕で1時間を過ぎてしまう事が多々あります。本人も、家で食べる食事も給食も、もっと早く食べたいと悩んでいます。今まで褒めたり注意したり、色々な方法をとってみましたが、一向に速くなりません。残さず食べますが、遅過ぎも問題ですよね。どうしたら、人並みの速度で食べられるようになるのか、お知恵をお貸しください。どんな感じで遅いかというと、一口食べたらボーッとしています(泣)」というメールをいただきました。

江原さん
「想像すると可愛いですね(笑)。今は小学2年生。中学生くらいになると“自分の食べる速さよりも、人と一緒に食べるテンポ”という示し方がいいと思う。食事というのは速ければいいというものでもない。しかし、仕事をすると早食いになる。私は早食いの天才。ちょっとの間でもダダダダダッと食べて、いけないなとも思うのです。けれど、会食をする時には、相手のテンポが心のテンポにつながる。小学生のお子さんには、こんなアドバイスはいかがでしょうか。“食べ物と、ちゃんと会話をしていますか?”と。一口食べてボーッとしていたら“それって、お野菜さんやお米さんに失礼だよね”。お米を食べたら“お米、美味しいよ”と。すると人参さんが“私の事も見て。色んな人が手をかけ、太陽の日を浴びて、あなたにたくさん栄養を与えたいの。と、言っているよ”“みんなを愛してあげましょう”と。そうすればボーッとしなくなるのではないか。残さず食べるのだから、偉いですよね」


「子どものお食い初めについて質問です。江原さんの本で“神社の石や木の枝は、持ち帰ってはいけない”と書かれていたのですが、お食い初めで用意する歯固めの石は“お宮参りの神社の石が好ましい”と、育児書には書かれており、少し混乱しております。アドバイスくださると、とても助かります」というメールをいただきました。

江原さん
「私はやはり、好ましくないと思います。昔の作法としてはあると思う。昔は氏神様と氏子さん(そこに住んでいる人々)との間には、密接な関わりがあり、一体化していた。今は、あっちこっちに行く。そういう意味で、不義理になり易い。“地域で育むという”という地域であれば、まだいいと思うけれど、私は、今の時代では少し違うかなと思うし、無責任になってしまうのではないかなと心配します。何事も、食べるという事は色んな意味で、それだけ責任があるという事。“食べる事”これからも大切にしていきたいと思います」


●10月生まれの方 誕生日おめでとう!! ―――
10月生まれのみなさんは、人生の憂いを知る寄り添い人。
人々と癒し癒されの調和を楽しんで生きてください。

※たくさんのメールいただきました!すべての方の名前をご紹介できずに申し訳ありません。

●11月お誕生日の方、メールをお待ちしております!!
“おめでとう”の“ことたま”をプレゼントします。
こういう時代だからこそ生きていること、生まれてきたことに感謝したい。
11月お誕生日の方、番組に対してや、自分のお誕生に関するエピソードなど
ひとことメッセージを添えてお送りください。出来る限りご紹介させていただきます。

◇ Dr.Recella城嶋さんへのお便り募集しています!
スキンケアや化粧で気を付けている事や、
失敗談などみなさんの体験談をお待ちしております!
美容法、健康法だけでなく、素朴な疑問でも構いません。
城嶋さんに聞きたい事など、みなさんからのお便りをお待ちしております。

●江原啓之 今夜の格言

「医食同源、食べる意欲は健康を顕します」
「美味しく食べて、実りの人生を目指しましょう」

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2017/10/22
秋の夜長、いかがお過ごしですか?
「番組では“ダメな旦那”“困った旦那”について度々取り上げてきました。今までたくさんの人生相談を受けてきましたが“現実的な分析”と“それに対する対処”というのは絶対に必要。魔法はない。私は本でも“運命をひらく”と書く時に“開く”とは書かず、必ず“拓く”と書く。“運命を拓く”。やはり耕していかなくてはならないんです。“本当に改善したいんだ”というエナジーが集ってこないとダメ。分析して、諦めるべき事は諦める。その前にやるべき事はやる。そういう段階が必要で、感情論は一切無用なのです」という江原さん。
今日は『困った旦那』をテーマに番組をお届けしました。

今夜お届けしたナンバー
◇U can't touch this / MCハマー
◇誰かのために / 江原啓之



「主人は女性(おばさん)が嫌いで、女性を見下しています。もちろん、妻の私も見下しています。主人は母親も大嫌いです。でも、若い女の子は大好きです。テレビに出てくる女子大生はいち早くチェックしています。二人の娘は大学生。もう女子大生は娘の年代なのに“あの子は可愛い、ブス”をリビングで大きな声で言っています。娘たちは嫌な気持ちになっています。その気持ちを伝えても“本当の事を言って何が悪い!”“自分は悪くない、逆に本当の事を言える自分はすごい人。俺はすごい”って言います。何を言っても自分は正解で、私が言う事は間違っているになります。毎日、主人と一緒にいるのが苦痛です。なぜ主人はこんな考えになっているのですか?今後、穏やかに変われるのですか?老後が不安です。因みに主人は中学生の先生です。こんな考えで仕事も心配です」というメールをいただきました。

江原さん
「ちょっと心配。問題を起こさないといいけれど…。趣味が行き過ぎている事件が時々ある。旦那さんは、母親も大嫌いという事は、愛情ではなく“勉強しろ!勉強しろ!”と、相当厳しく育てられたのかもしれない。そうすると自立した時に“親が嫌い”“女が嫌い”となり、自分の力が及ぶ若い子ならOKとなったりする。支配されていた人は、人を支配したくなる。その闇に気付かなくてはいけない。このままだと子どもさんが巣立ったら、奥さんも“自分の道を考えたい”と、離婚してしまう事になりかねない。“あなたはどうしてそうなのか”と、きちんと向き合って話し合った方がいい。そこからだと思う。一応、学校の先生だから、そういった事は理性的にできるのではないか。まずは分析して話をしてみて、それでダメだったら、あなたにも自分の人生の残りがあるのだから、色々と考えてもよろしいのではないかと思います」


「私は2年ほど前に結婚し、今は1歳の子どもがおります。夫とはなんだかんだ仲が良く、結婚したのだからお互い信頼し合って、生涯を共に生きるものと思っておりました。ところが産後、少ししてから私に複数の性病が発覚。それはもちろん、夫からのものだと発覚しました。びっくりした私は子どもを連れ、今は別居をしております。その発覚からボロボロと、妊娠中から出会い系で何人もの女性と体の関係があった事、産後は風俗店に行っていた事、私に嘘をついてタバコを吸っていた事、浪費していた事などが分かりました。そうしているうちに夫から離婚調停を申し立てられ、とても困惑しております。息子もまだ小さく持病も持っている為、今後、どうしたらいいのかと悩んでおります」というメールをいただきました。

江原さん
「切実だけれど、あなた自身も自律できていない。“今後、どうしたらいいのかと悩んでおります”という事自体、ちょっとしっかりなさいと思う。あなたは、お母さん。夫は、自分の事を棚に上げて、離婚調停をしてきているんだからダメ。こんな事で悩む事がおかしい。悩む前に、まず弁護士さん。これまでの事も、ちゃんと証拠をとっていますか?性病発覚に関しては病院で分かるけれど、夫が“自分のじゃない”と言ってきたらそれまで。夫から自白している事などちゃんと記録しているか。風俗店に行っていたというエビデンス(証拠・根拠)、そういう事をしっかりととっておけば、慰謝料・養育費なども取れる。こんな男と長くいたところで、何の意味もない。こういった人は絶対に無理だという事は、はっきりしている。子どもさんも持病があるし、子どもさんの事も考えたら、早く道を切り替えるべき。その方が、あなたにも幸せはまだあると思うんです。強くならなくてはいけないのです」


「私は夫と子ども2人(6歳、2歳)を家族に持つ32歳の公務員です。主人との関係に悩みがあります。主人は子どもの面倒をよく見てくれて優しいのですが“気持ち悪い”“嫌い”“できる事なら離れたい”と思ってしまいます。主人は私を求めてきます。私はそれがとても苦痛で、逃げたくてどうしていいか分かりません。“私はそんな気分になれないから、外でやってきて”と言ってしまう程…。贅沢な悩みですが、どうしたらいいでしょうか」というメールをいただきました。

江原さん
「私もこれまで様々な相談を受ける中で、こういった相談ありました。男性もそうでしょうが、女性にはホルモンのバランスもある。妊娠中に食べられる物が変わるというのと一緒。理由もなく、突然、気持ち悪くなってしまったりもする。けれど、ホルモンのせいだけにできないのは、こういう風になる人は、そもそも“愛”がないという事。あなた自身、受ける事しか考えず、旦那さんに対する愛情をもともと持っていない。しかし、それでは愛情を持って子どもも育てられない。“気持ちが悪い”“嫌い”なら、気持ちが悪くないようにすればいい。嫌いなら、何が嫌いなのかを分析し、どうすれば好きになっていく事ができるのかを考える。旦那さんには非がないのに“できる事なら離れたい”というのも身勝手。まず、分析をする。ホルモン的な事なら病院に行き、ちゃんとカウンセリングを受けた方がいい。“主人は私を求めてきます”というのは、夫婦なのだから普通の事。“外でやってきて”と言葉はいかがなものか。私はあなたの人間性を疑います。人間は体の不調や様々な問題で好みが変わったりする事があったとしても、決して言ってはいけないセリフ。あなたの人間性を否定するわけではないけれど、やはり問題点がある。これで次に夫ではなく、子どもになっていったら大変。例えば離婚しました。シングルマザーになりました。子どもも可愛い時はいいけれど、そうでなければ…となった時に、また嫌いになってしまったりすると、自分の都合ばかりになる。ちょっと今、反省をして欲しい。しっかりと現実的に、理性的に対処をしてください」


「8月の“お誕生日おめでとう”のメッセージありがとうございました。同じ8月生まれの主人の分もお願いしまして、一緒に名前を言っていただけ、今年もきっと充実した年を過ごせると確信しております。何も知らずラジオを聴いていた主人は、自分の名前が呼ばれた事に“???”と思いつつ、同じ誕生月の同じ名前の人か…と思ったとの事。私の投稿と知り、それはそれは大喜びしまして…。私が驚きました。というのも、江原さんのファンでもなく、ましてや“死んだら終わり”という考えの持ち主なので。毎週、私が聴いている『おと語り』をきっと耳そばだてて聴いていたんだろうなぁと思いました。そういえば…いつだったか。“今日はラジオ聴かないの?”と聞いた事がありました。こっそり楽しみにしていたみたいです。他にもたくさん隠れファンがいそうですね。これからも楽しみにしています」というメールをいただきました。

江原さん
「良いご夫婦ですね。男の人は、そういうところは素直ではない。自分でラジオをつけるのは癪だから“時間じゃないのか?オマエが好きだからだろ?教えてやったんじゃないか”なんて言って、実は楽しみにしてくれていたりするのでしょう(笑)。隠れファンもそうだけれど、タクシーの運転手さんも聴いてくださっていたりして、タクシーに乗ると“ラジオ聴いていますよ”と言っていただいたりするんです」


●江原啓之 今夜の格言

「その思いは相手の為ですか?それとも自分の都合の為ですか?」
「出来事に振り回されるよりも、その意味を理解しましょう」

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2017/10/15
秋は恋愛の季節でもありますね。
「今までは近くに寄ると暑苦しかったのが、寒くなっていく毎に、寄り添う人が欲しくなるのでしょうね。私は、様々な方の恋愛相談にのってきたので、恋愛において“私はすごいな”と思っているのです(笑)。恋愛のテクニックどころではなく、哲学を持っている。恋愛でうまくいかないパターンは絶対にある。また、恋愛というのは、すべての人間関係の一番いい練習。恋愛はバカにしてはいけない。恋愛は素晴らしい事。人間関係の中で一番深いのは恋愛。恋愛というのは“利他愛”の練習。人を好きになると、相手が好きな髪型に変えたり、お弁当を作ったり、バレンタインデーにはチョコレートを作ったり。自分というものを変えていく。けれど、全許容もダメ。どこまでが本当の“大我の愛”なのかという事も学べるのです」という江原さん。
今日は『恋愛』をテーマに番組をお届けしました。

今夜お届けしたナンバー
◇Stay With Me / サム・スミス
◇愛の日 / 江原啓之



「終わった恋に喝を入れてください。最近知り合った押しの強い男性と、今まで一度もなかったのですが、体の関係から付き合いがスタートしました。年齢も結婚適齢期。友達も結婚していく中、恋人も3年居らず、次に付き合う人は結婚相手がいいと思っていた最中、まったく理想としない関係のスタートでした。最初に体の関係を持ってしまった時、やっちまった…と自己嫌悪で、二度と会う事もないと思っていましたが、家も近く、偶然会う事もあり、そのまま関係が続きました。しかし、会えるのは彼が会いたいときのみ。こちらからの連絡は一切無視。この関係は身を滅ぼすと思い“ちゃんと付き合いたい”と話しました。すると彼は“この付き合い方しかできない。一方的に好意を持たれるのは困る”とあっさりフラれ…。出会ってから一ヶ月ちょっとで関係終了なのですが、思っていた以上にダメージを受けました。ひと夏のアバンチュールのネタとして想い出にしたいのですが、家が近すぎるせいで偶然会ってしまいます。彼は、何事もなかったかのように、私に笑顔で手を振ってきますが…。連絡先も消し、今後、関係が発展する事はありませんが、こんなダメダメな私に喝をいただけないでしょうか。それをバネと勇気に、次こそ幸せな恋愛を掴みたいと思います。幸せの予感はもうすぐと信じて!」というメールをいただきました。

江原さん
「常々言っていますが“ファストフード女”になってはいけない。ファストフードは早くにオナカがいっぱいになってしまう。てっとり早く丼物を食べるのと同じ。ちゃんとしたコースは、先付や前菜から始まって、メインディッシュとなる。先にお腹いっぱいになってしまったら、飽きてしまう。本当にやっちまったなぁ。もう、こういう事はやめましょう。よっぽど潤いが欲しかったのと、焦ってノリでいっちゃったのでしょう。近所で会っても、相手もにっこり笑って手を振ってくるような仲なのだから、放っておけばいい。こっちも“イケてる女”を作りなさい。ビクビクしたり、嫌な顔をするよりも“こんにちわ〜”と言った方がいい。けれど、こういう出会いがあったという事は、段々幸せの波がやってきている。同じ轍は踏まないという事だけ考えましょう」


「恥ずかしながら、悩みがありましてメール致します。私、来年50歳になるのですが、今の今まで、女性として男性とお付き合いした事が一度もないのでございます。片想いは何度もしまして、告白も何回かしているのですが、その度“迷惑だ”“今年、結婚を決めているから付き合えない”とか。バレンタインでチョコレートを差し上げても“悪いけど受け取れない”とか言われてしまいます。本当にモテナイのでございます。実は今、片想いの男性がいまして、好きなのですが、またフラれてしまうのではないかと。色々あった両親を見ているので、結婚に夢は持っていません。でも、彼とでしたら結婚したい。女性としてお付き合いしたいと本当に思ってしまいます。私は女性として、一度も男性とお付き合いできずに一生終えてしまうのでしょうか」というメールをいただきました。

江原さん
「非常にご丁寧なメールを賜りました。けれど私、不謹慎にもちょっと面白くなってしまいました(笑)。きっとお堅いのでしょうね。相手にとって、真面目過ぎて、重くのしかかってしまうのかもしれない。普通、チョコレートを“受け取れない”とは言われないと思う。“どうもありがとう”と言われると思うし、“好きです”と言われたら“ごめん、それは無理なんだ”と言われるのはよくある事。“悪いけど受け取れない”と言われる程、重〜いチョコなのでしょう。片想いの男性がいても、告白すればいい。けれどダメだったら、お見合いをした方がいい。お見合いの方が、相手の素性もよく分かる。恋愛というのは、例えば自分が親の面倒を見たいと思っていても、相手が遠方の人だったら、好きになったら仕方がない。けれど、お見合いの場合は、条件を満たしているかどうかを選べる。近所だとか、長男じゃないとか。そういう意味で、私はお見合いを進めているんです。私は50歳を過ぎて初婚で、結婚している人を何人もみています。ただ、多くの方が後添えの場合が多いかな。けれど、子どもさんも巣立っていて、とっても幸せな最期まで迎えられているという方を何人もいる。希望を持っていかれたらいいと思います」


「最近、年齢・体力もあり、男性に以前ほど関心がなくなりました。以前の私は、本当に若かったと感じます。以前は“運命”を信じていたところがありますが、今は“運命”があると思うのは変わりありませんが“運命”の男性に対する感覚が変わりました。誰でも良いとは違いますが、どんな人でも“運命”と思うようになりました。縁とは、あっけないものに感じます。“まあ、そんなものだよね”と、失恋や別れをしたら思うようになりました。20代は、恋愛に一生懸命に一途に相手を想い、きちんとした別れができないと、納得できませんでした。それは、おとぎ話のような縁に、乙女心を抱いていたからだと気付きました。選択はたくさんある事。選ぶのではなく、目の前にあるもの。そこにおとぎ話でない現実があるのだと、30歳になり、感じています」というメールをいただきました。

江原さん
「なるほど。何も分かっていませんね。私の本を読んでくださっていない事がよく分かる。“運命”は自分で作るもの。“宿命”と“運命”は違うのです。“素材”と“料理”。出会いは“宿命”。それを育むかどうかが“運命”。その他は当っている。おとぎ話ではなく、目の前に来る人は全部“宿命”の方だから、それをどのように“運命”にするのかという事なのです。励んでくださいね」


「僕には1年間付き合っていた彼女がいました。今、別れて1年半になりますが、毎日、その彼女を思い出しては落ち込んだり、楽しかった日を思い出して泣いたり。忘れられない日々が続いています。江原さんがよくおっしゃっている“偶然はない。すべて必然”という言葉。だとしたら、僕が経験した“別れ”というものは、必然なのでしょうか。そして、未練というのは“小我”なるものなのでしょうか。女々しい僕に、どうかアドバイスをお願いします。P.S.食べ過ぎには注意してください」というメールをいただきました。

江原さん
「余計なお世話ですね!人の心配をする前に、まず自分の事ちゃんとしなさい(笑)!あなたはまだ20歳。1年前といったらまだ19歳。若い時というのは、そういうもの。未練というのは“小我”なもの。“大我”は、相手を想う事。別れをお互いに決めたならば“幸せになってね。次にいい恋愛してね”という気持ちを、相手にも自分にも向けるべき。これから経験と感動。たくさんそれを重ねる。19歳くらいの恋愛でずっと続くというのはなかなかない。今の人は、純粋なのでしょうね。頑張ってくださいね」


●あなたが感動した言葉―――

『人間は、一生のうちに逢うべき人には必ず逢える。しかも一瞬早すぎず、一瞬遅すぎない時に』
(花茂さんが日々感謝しながら生きていきたいと思った、教育者・哲学者の森信三さんの言葉)


●放送時間変更のお知らせ●
10月22日(日)のTOKYO FMでの放送は『衆議院議員総選挙特別番組』放送の為、放送時間が変更になります。ご注意ください。
・TOKYO FM 19:00−19:25に変更
・FM OH!・エフエム山陰 は、通常通りの放送です。
来週もどうぞお楽しみに!


●江原啓之 今夜の格言

「自己愛から利他愛への道。それが恋愛です」
「大切なことは、そこに大我があるか否かです」

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2017/10/8
衣替えの季節になりましたね。
「男女関係なく、誰でも、オギャーと生まれてからの最初の人間関係は“親”。しかも、父親ではなく母親。人間関係の中でも、実の母と娘という同性同士の関係は、非常に複雑。私は男だから分からないところもあるので、学ばせていただきたいと思います」という江原さん。
今日は『母と娘』をテーマに番組をお届けしました。

今夜お届けしたナンバー
◇Mama's Song / キャリー・アンダーウッド
◇北国行きで / 朱里エイコ



「家族の事で悩んでおります。私の母は、少し変わった人です。小さい頃から殴る蹴るは当たり前、一度キレると手が付けられません。学校へ電話して先生を困らせ、今、私は会社員をしておりますが、会社に“飲み会が多いふざけた会社だ”と、電話されました。そんな母に“お前みたいなバカに、ここまで金かけてやったのに、感謝もないのか”とも言われ…。正直、感謝はあまりしていません。大学まで出してもらった事には感謝はしています。でも、小さい頃から虐待まみれの家でしたし、誕生日も何かあげてもケチをつけられるのであげる気にはならなく、ケーキのみ。そんな親に感謝しろって言われてもな…と。何か反発すると言い負かされてしまいます。話し合っても平行線。いずれ結婚するとなると、相手にもケチをつけそうですし、母が原因で彼氏と別れた事もあります。こんな母とうまく付き合うにはどうしたら良いのでしょうか。正直、母が私の人生の重荷になっております。母に、早く子離れして欲しいです」というメールをいただきました。

江原さん
「この手のパターンで共通している事。“子離れ”より先に“親離れ”するべきではないか。映し鏡。親の事をすごく不満に思っている割に、同居している人が多いのが不思議。お金も大変だろうけれど、そんなに嫌なら自立するべき。そこに“愛・憎”という癒着があるのではないか。“出るとなるとモメるし…”“居てくれると助かるし…”と。“子どもとしては、親をみるのが当たり前”と言う人がいるが、あなたは儒教論者なのですか?と思うんです。そんなに憎み合うのであれば、離れてしまえばいい。朱里エイコの『北国行きで』を聴くべき。“にくみ合わないその前に 私は消えていくの”という素晴らしい歌詞がある。同じ土俵には乗らないという事。“愛に疲れた二人なら このままで身を引くの”ともある。お母さんも極端だけれど、自分が変わる。相手を変えようとする前に、まず自分が変わるのです」


「73歳の母との距離の取り方に悩んでいます。私は、以前は一人暮らしをしていましたが、母は数年前から年金収入だけの暮らしで、一人で暮らすには収入が足りなくなりました。私も給与は多くはないので同居しています。母とはよく一緒に出かけたり、仲は良いのですが、母も私も相手に依存しているところがあります。母は、お金の管理や掃除や部屋の片付けができません。その上、年々判断力が鈍り、されて嫌な事を繰り返され、その度、母を怒鳴ってしまいます。母が居なくなったらという事を考え、私も炊事、洗濯、掃除をこまめにしています。高齢の母相手に怒りを抑えられない自分が、本当に嫌になります。“こういう親でいて欲しい”という理想を、母に押し付けているかもしれませんが、同居人として、人として、相手が嫌がる事はしないというルールを守って欲しいのです。お金の問題がなければ別々に暮らすのが一番良いと思うのですが、母は、生活保護が必要になる可能性が高いので、適切ではないと思います。母の事を愛しています。働きまくって母一人で育ててくれた感謝もあります。年老いて、理解力や気力・体力が弱くなっていく母に、我慢するだけでなく、受け入れ、優しくなりたいです。私が激昂してしまった時、賢く対応する為のアドバイスをいただけないでしょうか」というメールをいただきました。

江原さん
「“賢く対応する為のアドバイス”と簡単に言うけれど、そんな対応はいくらでもできる。けれど、やらないでしょ?激昂する時に“水を一杯お飲みなさい”と対処法としてよく言われているが、みんなやらない。激昂した時に、実際に水を飲む人はいない。まずは、根本の理解が大切。あなたは“良い人仮面”。心の中では思っていないのに、形ばかり良い人でいようとしている。自分自身も給料が多くないから同居している。持ちつ持たれつの関係なのに“母の事を思っている”といったような事を書いている。73歳になって気力・体力が衰えると、片付けもできなくなるんです。身の回りに物を置いていくようになる。あなたが“愛している”とまで言っているのであれば、腹をくくって徹する事。もうひとつ言えるのは、小さい頃してもらってきた事を、お返しするだけの事なのです。私も体力がなくなってきて、昔できていた事ができなくなってきているから、お母さんの気持ちも分からなくもない。あなたが、腹をくくる事と“休みの日は、私は自由に出かける”など、気分転換する方法を見つける事。それも、お母さんが元気なうちしかできないんです。寝たきりになったら外出もできない。特別養護老人ホームなどに入っても大変。理性的に冷静に計画を立てる事が大切。本当の愛の人になって欲しいと思います」


「私と夫は、娘が進学して独立した後、二人で暮らしていました。4年前、母が病気で倒れました。自宅を片付け、母を介護する為に実家に帰りました。現在は、介護度4だったのが1になり、元気になりました。娘が介護するから、ここまで元気になって、母は幸せで、私は孝行娘です。世間様はそう見ます。しかし、私は葛藤の毎日です。皮肉に聞こえるかもしれませんが、母を看ているおかげで、色々な体験をします。オムツ替えに始まって、インスリン注射など、専業主婦だった私は、毎日が勉強になっています。時には、逃げ出したくなる時があります。でも…です。長寿とは何なのでしょうか。母は“あの時、死んでいれば良かった”と言います。そんな母を“もっとしっかりして”と。私は情けなくなります。時には大声で叱る時もあります。とても虚しく、先日は泣いてしまいました。里の行とはいえ、長寿とは何なのか。毎日、思います」というメールをいただきました。

江原さん
「世の中を見ていても、みんなそうですよね。“長寿”とは、何なのだろうか。けれど、人類が選んできた道。何となく“長寿”になったわけではない。私は9月に『厄祓いの極意』(中央公論新社)という本を出したのですが、その本を書くにあたり“厄年”の事など、色々と調べた。その時に分かったのが100年ちょっと前の日本は、平均寿命が50歳くらいだったという事。いない事が前提だから、私くらいの年齢になると“厄年”がないんです。だから新設厄年というものを作らなくてはならない(笑)。以前、テレビ番組で見たのですが『長寿の秘訣』は、お肉を食べ、40℃くらいのお風呂に10分毎日入るというのが平均で、長寿の人なんだとか。私たちは毎日、長寿に向けた事をしてしまっているんです。また、テレビの特集でも『若返り』をテーマにした番組も多い。その一方“早くお迎えが来てほしい”という話もある。人間というのは、基本、身勝手。時に、嫌になって逃げ出したいあなたの気持ちも分かる。けれど、すごく良い事をやっているんだから、胸を張って欲しい。“長寿とは何か”と思っても、世の中は矛盾だらけ。だから母の弱音を民謡の合いの手だと思い“あの時に死んでいれば良かった”と言われれば“ハイーハイッ!!あ、もうひとつ!”と、心の中で言って楽しむ事が大事。お年寄りに付き合おうというのは、大変。息抜きが大事。今の人は、ある意味で生真面目なのです」


「50代前半は、3年ほど母の介護をしていました。一人暮らしだった母が倒れた時に“このまま逝かなくて良かった…。感謝を伝えられる時間を与えられた”と思いました。その日から毎日、母の事も、家の事も、目の前の事をこなすのが精一杯という状況が続きました。母が亡くなった時には“もっと何かしてあげられたのでは?”と後悔する事もありましたが、今では“文句があったら出て来てね”と、思えるようになりました」というメールをいただきました。

江原さん
「優しいですね。“もっと何かしてあげられたのでは?”と、みんな言うけれど、これは“愛の証”。完璧にやって思うんです。今ある時間を不満に思うのもいいけれど、この話を聞いて“今の大切さ”を感じ、込めていただけたらいいなと思います」


●江原啓之 今夜の格言

「家族とは、自身の映し鏡の学びなのです」
「最後に学び、仲間と自覚できたら成就近しです」

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2017/10/1
秋を感じる気候になってきましたね。
「人生にはピンチになる時がある。乗り越える魔法は『理性の目』。感情になったところで無駄。理性的にどうするのかを考える事が大事。みなさん、私の事を“面白い時は面白いけれど、すごくバッサリと冷たいな”と思う時もあると思うんです。違うんです。『理性の目』なのです。感情的に“大丈夫?本当にみなさんの幸せだけ祈っています”と言ったところで、何か得があるのかという事。私にとっては、表面的に“良い人仮面”でいられて、得かもしれない。しかし、事実だけを見ていかないと。綺麗事で“みんな、気持ちを前向きにワクワクさせて”と言う方もいるが、現世的に本当に幸せな方というのは、今まで何も見て来ていないのでしょうね。たくさんの心の闇や、様々な人生の闇の部分を見てきた私は、辛酸舐男君(笑)。だからこそ、そこはきちんと本当の事を伝えるべきかなと思うのです。窮地に陥っても、それが学びだと思う。後々、良い事もある。それが人生、魂なのです」という江原さん。
今日は『人は不幸な出来事や窮地に直面したとき、どう対処したらいいのか』をテーマに番組をお届けしました。

今夜お届けしたナンバー
◇Private Eyes / ダリル・ホール&ジョン・オーツ
◇みちひらき / 江原啓之



「私は今、夫から訴えられています。結婚して4年。3歳の長男と8ヶ月の長女がいます。去年、家を建て、子どもも生まれ、幸せな事ばかりでしたが、夫から離婚を言われました。二人目を妊娠してから私のつわりのせいもあり、関係が少し悪くなりましたが、乗り越えていけると思っていました。ですが、妊娠中に夫から毎日のように“出て行け。荷物はまとめたのか”という言葉に耐え切れず、家出をしてしまいました。私が子どもを連れて家出をしたので、夫はすごい勢いで怒り、私の実家まで両親を連れてきました。“子どもを連れて出て行ったお前が全て悪い。もう結婚生活を続ける事ができない”と。今までの結婚生活もすべて私が悪かったと責められ、家事をしないとか、色々理由をつけられました。私にも至らない部分はあったと思いますが、それを助け合っていくのが夫婦だと思っていました。こうなるまでに何回も夫に“やり直そう”と説得したのですが、聞く耳も持たず、義母にも相談しましたがダメでした。私も気持ちは離婚の方に向いています。夫は離婚したいが養育費は払いたくない。上の子の親権は欲しいと言っています。逆に私に上の子の養育費、慰謝料まで言ってきました。このような状況になってしまったのも私が未熟であったからでしょう。こんな私にご教授お願いします」というメールをいただきました。

江原さん
「“ご教授お願いします”とあるが、何を教授するべき事なのか。そこが明確でない。その明確のなさが、あなたの問題なのかなとも思う。事実は事実。それで受け入れればいい。“こんな私にご教授お願いします”という裏に自己憐憫を感じ、事故に遭ったかのような思いがある気がする。ほとんどの事柄に言える事は、どちらか一方が悪いという事はない。確かに旦那さんは最低。明らかに結婚が面倒になったのでしょう。良い所取りだけをしていきたい。幼いのでしょうね。“義母にも相談”というけれど、義母と息子は結託している。文章の中で気になるのは“私にも至らない部分はあったと思いますが、それを助け合っていくのが夫婦だと思っていました”という部分。当然で悪い事ではないけれど、その奥に潜む依存心を感じてしまう。世の中の多くの人は、結婚イコールそういうものだと思っていないかな。甘い夢を見て結婚していないかな。結婚は、かなり大変な学び。修行。一番幸せなのは、経済と健康がちゃんとしていれば一人で生きていく事。自由。人と共に生きるというのは、そんなに甘いものではない。血の繋がった親子でさえ、一緒に暮らしていくのは大変。言える事としては、するべき事はして、済んだら過去を振り返らないという事。訴えられているし、養育費の問題もある。そしたらこちらも弁護士を立て、変な私情や感情は挟まず、理性的に解決する。あなたも感情的に飛び出たのが問題。この流れから言ったら、証拠を集めておけば、裁判でもあなたの方が“分”が良かったはず。行き当たりばったりはダメ。今回で、行き当たりばったりの人生はお辞めになって卒業をし、次こそ幸せな人生に出会っていただきたいと思います。頑張ってくださいね」


「私は一年前に離婚しており、母にも帰って来ないでと言われ、頼れる身内がおりません。離婚原因は、専業主婦になってもお金を貰えず、貯金を取り崩し、毎日が卵ご飯の生活。体重も35kgまで落ちました。働いたら、帰りが遅いと真冬の雪の日に、40度の熱があってもチェーンをかけられ、家に入れてもらえず。“このまま私はこの人に殺されるのかな?”って、ずっと悩みましたが、医師の助言、上司の助言で目が覚め、離婚致しました。今は会社員として働いており、資格の勉強もしておりますが、先月、大腸がんと診断されました。母からは離婚に対して許してもらえずにおります。姉夫婦からも“恥ずかしいから連絡してこないで”と言われております。父は学生の時に他界しております。私自身、母に病気の事を話す事はしないと決めております。後悔のない孤独死に向かう為の心構えを教えてください」というメールをいただきました。

江原さん
「“孤独死”という言葉が悪い。“孤独死”は失礼な言い方。自分で自律して亡くなる事は“孤高死”。あなたも色々な事があったから分かるのですが、悲観し過ぎ。感情があるうちは、ちゃんとした解決策は見えない。どちらの地域の方かは分かりませんが、今時“恥ずかしいから連絡してこないで”という家に生まれた事もまた学びなのでしょう。“人からどう見られるか”などと言う方たちも、そういう事で苦しんで生きていく。夫婦の問題なのに、母親も“許さない”というのもない。あなたにしか分からない、耐えてきた事もたくさんあるのでしょう。大腸がんに関しても、すぐに生死に関わるかどうかメールには書かれていないので分かりませんが、病にあるかないかに関わらず、自分の“死”について常に見つめておかないといけない。ある意味で病気の方は、時間を貰えて幸せだと思う。事故や心臓発作で亡くなったり、突然死で亡くなる方もいる。そういう人には猶予もない。私は猶予があった方がいいと思う。その方がお別れもできるし、整理もできる。突然死だと悔いは残る。私はいつも『エンディングノート』をきちんと書いてと言っている。“自分の最期がきてもいいように”と常に覚悟をしておかないと。私は家族に看取られて…などと想像した事がない。一人で死んでいくものだと思っているし、全然それは構わないとも思っている。しかし、医療機関だけは決めておこうと思っている。あなたも離婚をして整理し、お母さんやお姉さんとは距離を置き、大腸がんに関しては『エンディングノート』を書く。猶予があるならば、役所の事でも何でも現実的な準備をする事です。お身体、お大事になさってくださいね」


「現在、付き合って6ヶ月の彼氏がいます。彼はいつも優しく、一緒にいるととても安心でき、これからもずっと一緒にいたいと思っています。ところが最近、彼の仕事場の経営状態が悪くなり、会社は倒産。現在、大手企業の助けで、半年間はそのまま働けるらしいのですが、その間、ちゃんと御給料は出るのか?転職先を探すかどうかなど、精神的にもかなりまいっているようです。一緒にいても上の空だったり、現実逃避やネガティブな事もよく言うようになってきた気がします。私は特に急かす事もせず“まだ30代前半だし、大丈夫!”“焦らずに会社の状況をみて、転職の事はゆっくり考えればいいよ”などの言葉しか出てきません。男としてのプライドもあるだろうし、何より色々な予定が狂ってしまって、一番ショックを受けているのは本人なのだから、気持ちを逆なでするような事は言いたくありません。こんな時、なんて声をかければいいのでしょうか?ただいつも通り、側にいるだけでいいのでしょうか?どうやって支えてあげればいいのか、教えていただけると幸いです」というメールをいただきました。

江原さん
「あなたも彼氏の事を愛しているのだと思う。だから分かるのだけれど、過干渉。彼は30代前半。今のうちにこういう事が起こるのであれば、どっぷりと味あわさせて、彼がどういう道を選んでいくのか見なくちゃ。そういうのを見ないで、母性が湧いて誤魔化されてしまうと、今日の他のメールの人生の先輩たちのような事が後々、起きてくる。子育てと同じ。時に感情というのは甘いロマンスを作るんです。恋愛であろうが何だろうが、人として見なくちゃ。人生は色んな事がある。残酷なような事を言うけれど、突然の事故で足を失うという事だってある。それで腐っているようではダメ。女の人は“内助の功”で“この人の為に”という事もあるが、それをしたからといって得はない。大事なのは、這い上がる力。気持ちは分かるけれど、恋愛的な感情に酔いしれてしまうと、大事な事が見えなくなってしまいますよ。ここで、男の在り方、女の在り方を学ぶべきところなのです」


●江原啓之 今夜の格言

「どんなときも救ってくれる魔法。それは理性の目です」
「本当の反省とは、克服できたときです」

番組ではあなたからの感想・メッセージを募集しています
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◇ 若者からのお便り、みなさん、一緒に考えていきましょう!
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